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食育の仕事をしてみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。
◆◆◆
チーフの松宮園生です。
(前回のあらすじ)
流しの料理人ラザフォードが待つアラスカに飛ぼうとする僕。
しかし、中継地シアトルで、ちょっとした災難が待っていた…
◆◆◆
アラスカ航空の飛行機は、尾翼にインディアンの顔が書かれています。
有名な酋長だそうです。名前は忘れました。
この航空会社はアラスカだけ行くのかなと思ったら、意外なことにけっこうあちこち飛んでいて、メキシコ路線というのもあるそうです。
アラスカに住むメキシコ人は多いそうです。
アラスカ航空がメキシコとアラスカをつないでいるからアラスカに住むメキシコ人が多いのか、
アラスカに住むメキシコ人が多いからアラスカ空港がメキシコ路線を持っているのか、
卵が先か、ニワトリが先か。
ま、いっか。こんなこと悩んでどうすんねん。
でもアラスカにメキシコ人が多いおかげで、アラスカで食べるメキシコ料理はけっこう口に合いました。
生まれて初めてワカモレ(写真)を食べて感激しました。
エンチラダス・なんとかダスという料理もイケてたな(←名前、覚えろよ)。
酒もイケてた。
ジュノーという町があり、アラスカの州都なんですけど、ジュノー空港のそばのトラベロッジというホテルで飲んだカクテル「マルガリータ」は最高にうまかったな。
あれ以来、僕はマルガリータを飲み歩くようになりました。
話を戻します。
シアトルの空港でそのアラスカ航空のジェット機に乗り込んだのですが、じつは出発時間ぎりぎりでした。
もうちょっとで乗り遅れるところでした。
飛行機のなかは満席でした。
アラスカのくせに、満席なのです。
「どうせ便数が少ないから、満席になるんだろう」そう思うでしょ?
とんでもない。
便数、とても多いんです。
ウソと思うなら、アラスカ航空の時刻表を見てみてください。
↓
http://www.alaskatimetable.com/AS.pdf
こんなに便数あるのに、満席なんです。
さて、ぜーぜー言いながら満席の機内に飛びこみました。
僕の座席はいわゆる「ミドルシート」というやつで、通路側でもなく窓側でもない、その間の座席です。
つまり満席の場合、両側に乗客がいる窮屈な座席です。
座席に向かって数歩も歩かないうちに、ある光景が目に入りました。
異様にカラダの大きな人(女性)が、通路側の座席に座っているのです。
いやな予感がしました。
予感は的中しました。
その「カラダの大きな女性」の隣が僕の座席だったのです。
どのくらい大きかったって?
日本人にはありえない大きさです。
こまかく描写するのは控えます。想像してください。
「すみません。隣に座りたいんですが」
と、へたくそな英語で話しかけると、彼女は僕を見上げて言いました。
「ごめんね。あたし、自分の力では立てないのよ」
あ、やっぱり。
客室乗務員さんを呼んで事情を話すと、こう言われました。
「申訳ありませんが、後ろの座席からよじ登ってくれません?」
あ、やっぱり。
というわけで、後ろの座席の人たちに立ってもらい、よじ登り、自分の座席であるミドルシートに滑り込んだ僕でした。
途中、窓側の人の頭を蹴ってしまったので、そのあとの気まずさといったら…。
それにこの狭さ…
飛行機は離陸しました。
僕は2人の軍人に挟まれた小さな宇宙人みたいに(例の有名な写真ですね)、小さくなっていました。
頭の中は
(降りるときも、またよじ登るんだろうか?)
という不安でいっぱいでした。
これが、「アメリカン・メタボ」を目撃した最初でした。
イヤ待てよ。
そもそも、どうやって飛行機に乗ったんだろう、この人…?
(以下次号)
松宮園生です。
(前回の復習)
かたや農業人口を増やそうとあの手この手の日本政府。
かたや農業をやってみたいと考える人は意外と多い。
にも関わらず、農業人口は減る一方。
なんでこーなるの? (←これをコント55号風に言ってしまったあなた…。年、バレてます)
そこには見えない大きなダムがあるようです。
このダムを決壊させる方法の1つは、ダムに穴をあけることでした。
ではもう1つは何でしょう?
◆◆◆
もう1つの方法というのは、
「ダムがあふれるほど、水を増やす」
ことじゃないかと思っています。
水、つまり「農業をやってみたいと考える人」をガバチョ(←死語)と増やすわけです。
かくれ農業ファン、というか、僕みたいな「バウムクーヘン野郎」を大量生産するのです。
「農業っていいよね。なんとなくやってみたいよね。苦労するのはヤだけど」
と都合のいいことを夢想するバウムクーヘン野郎が100人いたとします。
このうち1年後に
「いろいろ考えたけどやっぱり農業やりたくなった。苦労してもいいから真剣に頑張りたい」
と決心する人が3人あらわれるとします。
100人のなかから3人、つまり
「歩留まり3パーセント」
というわけです。
「歩留まり3パーセント」という数字が変わらないとします。
母集団が100人しかいなければ、就農を決意する人は3人しか生まれません。
でも母集団が100万人になったらどうでしょうか。
100万人の3パーセントで、3万人。
3万人の「就農決心者」が生まれます。
「就農を決心すること」と「ホントに就農する」との距離はまだあります。
「就農決心者」が「就農者」になる過程でギブアップする人も少なくないでしょう。
でもまあ、まあまあの人数が、就農にたどりつくはずです。
徹底的に母集団を増やす。
「ダムがあふれるほど、水を増やす」というのは、このことを指します。
じゃあどうやってバウムクーヘン野郎の母集団を増やすのか?
母集団を増やす試みを始めた企業や団体がいくつかでてきました。
僕も、こんなことをやりたいな、というプランがあります。
それらを総称して、
「イケてる就農センター大作戦」
と呼ぶことにしましょう。
今回はここまで。
次回は
「イケてる就農センター大作戦」
について少し詳しく書きます。
農業や田舎暮らしに興味のある方は是非のぞいてみてください。
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チーフの松宮園生です。
あなたの食育に対する「萌え」具合をチェックします。
(第1弾を見たいかたはコチラ)
「はい」「いいえ」でお答えください。
1) アマランサス、アラマンサス。正しいのはどっちかすぐ分かる。
2) パクチーが嫌いな人は敵だ。
3) 携帯メールを打つときや自宅のパソコンを使うときに「しょくいく」と入れて変換するとまっ先に「食育」と出る。
4) 服部幸○さん←○の中に入る漢字を知っている。
5) 「スーパーサイズ・ミー」という映画を知っている。
6) 食育の教材はすべて手作りが理想だと思う。
7) 「アボガド」という人を見ると説教したくなる。
8) 「メタ坊」というキャラクターを考えたことがある。
9) トランス○○○ に入る漢字3文字を言える。
10) 「こだわり野菜」という言葉を多用する農家と知り合いだ。
11) ロハスのスが何の略かを知っている。
12) ショウサンタイチッソ、目を閉じて暗唱できる。
13) 自分のBMIを知っている。
14) 合鴨農法の合鴨の、その後の運命は考えないことにしている。
15) 「○育」・「☆育」・「□育」そして「食育」。 ←○☆□を埋めることができる。
16) 歯を数えれば正しい食べかたが分かる、という話をぜひ広めたい。
17) 何を言ってるんだ。歯を数えれば正しい食べかたが分かる、というのは根拠がないと思う。
18) 去年の12月12日、新宿の東口。酔った口調で「オレはアメリカ人だ」と叫びながらナンパしている男を見かけたが、言動がなんだか松宮園生に似ていた気がする。ちなみにその男、誰ひとりゲットできていなかった。
<判定>
「はい」の数で判定します。
0個: 屈託のないサワヤカなあなた。「萌え」とは関係のない人生を送ってください。でもサワヤカすぎて、友達多いけど恋人いないのでは?
1個?2個: サワヤカな中にも微妙な陰り。かなり異性にモテるのではないでしょうか。あなたも「萌え」には無縁です。
3個?4個: あなたは萌えたり萌えなかったりする、複雑な心理をもつ現代人です。
5個?10個: 微妙に危険です。最近、友達が減ってませんか?
11個?17個: 危険です。最近、事故に遭いませんでしたか?
18個: まじめにやりましょう。嘘つきなところなど、あなたは僕にそっくりです。
(次回は解説編です)
松宮園生です。
アメリカの農家さんのさわやかな日常の1コマをご紹介します。
◆◆◆
ボブが午前中の草刈を終え、バドワイザーを片手に一息ついていると、幼ななじみのジョンがそこを通りかかった。
ボブはぎょっとした。
というのは、ジョンが左の耳に大きなイヤリングをしていたからだ。
ジョンは古風な男だった。
イヤリングをするようなタイプの男ではなかった。
それがいまはイヤリングをしている。
しかも片方の耳だけ。
ファッションセンスでも変わっただろうか?
と、ボブは不思議がった。
なにより、似合っていなかった。
ボブはジョンに歩み寄り、こう言った。
「おい、なんだよその耳はよ。心境の変化でもあったか?」
「ほっといてくれ。たかがイヤリングくらいで騒がないでくれよ」
と、ジョンは恥ずかしさに赤面して答えた。
ボブはしばらく黙っていたが、好奇心にたえきれずにまた口を開いた。
「で、いつからイヤリングをしているんだ?」
「おれのトラックの中に、こいつが落ちててな」ジョンは答えた。「女房が見つけた。それ以来さ」
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松宮園生です。
(前回の復習)
ザガット・サーベイという本は、地元のグルメ・ガイドブックです。
このうちロサンゼルスとニューヨークには、グルメガイドのほかに、「マーケットプレイスガイド」というのがあり、そこにファーマーズ・マーケットの案内が載っています。
ファーマーズ・マーケットとは、日本でいう産直売場のことです。
アメリカのファーマーズ・マーケットは都会の真ん中で開かれたりします。
ザガット・サーベイの「マーケットプレイスガイド」には、自然食品専門店も掲載されています。
今回は自然食品店の話です。
◆◆◆
全米でいちばん有名な自然食品専門店は、
「ホールフーズ・マーケット」
と呼ばれるところです。
http://www.wholefoodsmarket.com/
全米に200店舗、展開しています。
イギリスにも1店舗あるそうです。
ナスダックに上場しています。年商6500億円。
(東海岸のことはあまり詳しくないのですが)
西海岸では、このホールフーズ・マーケットのほかに
「トレーダー・ジョー」http://www.traderjoes.com/
が有名です。
年商5000億円。
「ワイルド・オーツ」http://www.wildoats.com/
「ブリストル・ファームズ」 http://www.bristolfarms.com/
もまあまあ有名です(*)。
食に興味のある人にとって、この4つの店は、どれも見にいく価値があります。
しかしダントツに目立つのは
「ホールフーズ・マーケット」
です。
チェーン店の規模も大きいし(自然食品店のチェーンとしては、世界最大です)、店ひとつひとつの広さもなかなかです。
(本来ホールフーズ・マーケットとトレーダー・ジョーはビジネス上のカテゴリーが微妙に違うので、単純に比べてはいけないのですが、ここでは一緒くたにしておきます)
大きければいいってものではないのですが、ホールフーズ・マーケットは僕の好みでいうと、世界で一番たのしい自然食品店です。
入店した瞬間の、あのワクワク感。
洗練された店舗デザイン。
商品の楽しさ。
いちど入ったら、2時間楽しめます。
ああいう店は、日本にはナカナカありません。
かつてアメリカにはローカルサイズの小規模な自然食品店チェーンがたくさんありました(今でもありますが)。
ホールフーズ・マーケットはテキサス州で誕生し、全米の自然食品店チェーンを次々買収して大きくなりました。
ホールフーズ・マーケットはなぜこんなに大きくなれたのか?
あっと驚くそのヒミツが、次回「風雲編」でついに明かされます!
(*)ワイルド・オーツはこの4月からホールフーズ・マーケットの傘下になる予定です。