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日本食育大学未来学部

2007.05.26 18:22

食育の資格

 
松宮園生です。

このブログを始めてまもないころ、
「食育の資格講座って、似たような名前のものがいっぱいあります」
ということを書いたような気がしますが、また同じテーマで書きます。

資格の名前って、だいたいこんな構造になっています。

○○アドバイザー
○○インストラクター
○○エキスパート
○○カウンセラー
○○クリエイター
○○コーディネーター
○○コンサルタント
○○コンシェルジュ
○○指導士
○○スペシャリスト
○○ソムリエ
○○ティーチャー
○○デザイナー
○○パートナー
○○プロデューサー
○○マイスター
○○ザ・グレート

この ○○ のところに
「フード」とか
「食育」とか
「雑穀」とか
「コンフィクショナリー」 (←お菓子のことです) とか
「ロハス」とか
「健康」とか
「村おこし」とか
「宴会芸」とか
「核兵器」とか
「メキマン」とか
好きな言葉を入れると、資格名が「いっちょ上がり」(←死語)です。

「食育」の場合、どうかというと、

食育アドバイザー    (ありました)
食育インストラクター  (ありました)
食育エキスパート    (ありました)
食育カウンセラー    (ありました)
食育クリエイター    (空席です、たぶん)
食育コーディネーター  (ありました)
食育コンサルタント   (ありました)
食育コンシェルジュ   (あると聞いていますが、未確認)
食育指導士       (ありました)
食育スペシャリスト   (ありました)
食育ソムリエ      (空席です、たぶん)
食育ティーチャー    (空席です、たぶん)
食育デザイナー     (ありました)
食育パートナー     (あると聞いていますが、未確認)
食育プロデューサー   (空席です、たぶん)
食育マイスター     (空席です、たぶん)
食育ザ・グレート    (たぶん、ずっと空席でしょう)

こんな感じで、資格講座が存在しています。

なんというか、
「人口100人の村に、よく似たカフェが10店もある」
みたいな感じがしてます。

むむむむむ。

ま、べつにいんだけど。
僕が文句をいう理由はとくにないよな。

◆◆◆

でも、そういう資格を取ってみたい人にとっては少しお気の毒かもしれません。
いったい、どれを選んだらいいのでしょうか?

皆さんのなかにも、すでにそういう資格を取られた方、いらっしゃいませんか?
もしいらっしゃったら、
「なぜその資格を選んだのか」
「資格をとったあとの感想」
を教えていただけるとうれしいです。

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2007.05.25 22:00

キュウリ風味のペプシ登場


食育の世界で活躍してみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。

◆◆◆

シニア・野菜ソムリエの遠山由美です。

ご無沙汰しておりました。

相変わらず野菜消費は減少を続けておりますが、野菜・果物の話を聴きたい
とおっしゃってくださるかたは、嬉しいことに、少しづつ増えてきています。

で…この4月から、JA静岡中央会さまにスポンサーになっていただき
週1回のラジオ生番組を持たせていただいてます。
「JA 旬の食卓 メモいらず」がそれ。

まあ…9分間という短いコーナーではありますが、しっかり取材して
「今食べないと、損しちゃいますよ?」という逸品をご紹介しております。

♪ 西から、浜名湖見えたらSBS 東から、箱根を越えたらSBS ♪

というわけで、火曜日の昼下がり、静岡県内および
静岡よりの愛知県や、静岡よりの神奈川県をドライブなさる際には
(静岡県よりの山梨県…ってのは無理でしょうかね。南アルプスは標高高いから)
ぜひ、SBSラジオの「ラブラジ」(←Love Radioの略です)
にダイヤルをあわせて下さいませ。
ご興味を抱いてくださる奇特なかたはコチラでご確認を。
http://www.digisbs.com/love/tue/

ちなみに…
メモいらず、とはメモする必要もないほど簡単なオリジナルレシピのご紹介。
簡単なのって…案外難しい。
料理好きが高じて、なぜか野菜ソムリエになってしまった遠山は
ついつい、複雑なら複雑なほど、その料理に萌え?になる傾向がありますので
苦労しております。

そのほか…食育も微妙な盛り上がりを見せておりまして…
食育プロダクション、しばらくお休みをいただいておりました。
食育の微妙な盛り上がり方につきましては
どうぞこの「食育プロデュース委員会」でご確認下さい。

さて本題でございます。
「ペプシ・キュウリ風味」発売だそうです。
その名も「ペプシアイスキューカンバー」。
発売日は6月12日。6月いっぱいの期間限定ですから
とりあえず試してみたい人も多く、結構売れるかもしれません。

なんでも「ほのかに香るキュウリの風味と、コーラならではの炭酸の刺激が絶妙なバランスの爽やかな味わい」なんだそうで。

唐突な感のある「キュウリ」ですが、一昨年は「レッド」昨年は「ブルー」を出しているので今年は「グリーン」ということだそうです。
ホウレンソウやブロッコリーではなく、キュウリが選ばれたのですね…

キュウリ…野菜ソムリエ的にはひとまず納得の選択ではあります。
キュウリの販促に一役かおう!と思ってくださったのなら、なおさら歓迎です。
「キュウリの香り成分」に関心を持っていただき
キュウリの新しい魅力に気がついていただけるのなら、という思いもあります。

が「味覚教育」を掲げる方々のご意見はどんなもんでしょ。
「甘いキュウリは許せん!」でしょうか。

実は…四葉(“スーヨー”と読みます)という
お漬物に最適な独特のキュウリ品種を作り続ける地区の近くに住む遠山。
畑でとれたてのキュウリを、ポキリ→ガブリ、という仕事も多く
そのポキリの際に立ちのぼるあま?い香りはメロンそっくりだと感じております。
少し時間がたつと、スイカの香りにも感じられます。

そりゃ、そうですね。キュウリもメロンもスイカもウリ科ですから。
三者に共通な成分を含有しているのでしょう。

カボチャもウリ科で…これも丸ごと1個のものに包丁を入れると
かすかにスイカのような、メロンのような香りがします。
(切って売っているものからは香りません)

地場の特産品として、地元では「キュウリソフト(クリーム)」作成計画が密かに進行しておりますし、過去キュウリのジュースレシピをご提案した経緯もございます。
(キュウリ&キウイ、とかキュウリ&梨 など、意外なおいしさです。
 お試しあれ。)

そういえば、焼酎にキュウリ、ってありますよね。
カッパならずとも、コレを好きっていう人は案外多いもの。
「キュウリペプシ」の発想はこんなところからきているのかもしれません。

プリンにお醤油をかけるとウニの味…というのはよくききますが
ここ静岡では…キュウリにハチミツをかけるとメロンの味…といわれています…
(いえ…静岡とはいっても、中部のごく限られた地域限定の「いわれ」です。
 なんといっても、静岡は日本一の「高級マスクメロン」の産地でもありますから
 こんなことしてるのは、この地区だけかも…いえ、この地区どころかごく一部の
 キュウリ栽培農家さんと、JA静岡市と私だけかも。
 高級メロンの産地の皆様、ゴメンナサイ。)

そういえば少し前に「イチゴミルク味の魚肉ソーセージ」が売り出されたときにも
早速ためしてみましたが…飲み込むことすら困難でした…
「子供でも食べやすいように」とか「おやつ用に」とか
メーカーさんはおっしゃっていましたが
味覚教育の観点から大いに疑問ありだと感じました。

確かに味覚は個人の自由ですし
食に偏見を持っていては、新しいレシピも生まれないし
グローバルな世の中生きのびられないかもしれません。

が味覚は経験と学習により習得されるもの。
「おいしい」と感じるのは体が必要としている栄養素のサイン…
「マズイ」と感じるのは体が摂取を拒否している成分のサイン…
だと考えると、味覚は健康な体を作るうえで需要な役割を担っているのですね。
(ただ…おいしすぎて、食べすぎて、メタボ、となるとこれまた問題なわけで。
 おいしいと健康の間には「脳」だの「心理」だの難しい問題が横たわっているのです)

こう考えると、味覚は個人の勝手ばかりとはいっていられません。
「正しい味覚」というものが存在することになります。
幼少期に「健康な体と味覚を結びつける訓練」をする必要が生じ
「味覚教育」が食育のひとつの分野となるわけです。

そういえば以前アメリカに行ったとき
「ダイエット・コーク・プラス」なるものをみつけました。
(おもしろかったので、カラのボトル、持って帰ってきて、手元にあります。)
のんでみたところ、普通のコークと変わらない…
栄養成分表示をみたところ
ビタミンB6、B12、ナイアシンといったビタミンB群とマグネシウム、亜鉛が強化されていました。

この秋にはアメリカでペプシコさんもビタミンB群とクロム入りの果実飲料を投入するとか。

確かに食育先進国のアメリカでは
学校付近の自動販売機には低脂肪ミルクと100%天然果汁のジュースと水しか入れてはならない、という法律のある州があるくらいですから
「不健康イメージ」の清涼飲料水メーカーさんは必死なのでしょう。

たかが清涼飲料水、されど清涼飲料水。

「味覚教育」「健康教育」。
この二つの観点から、これは十分食育の教材になるニュースなのでした…

なぜか、発売元のサントリーさんのサイトにはまだアップされていませんので
参照できるHPはありません。ごめんなさい。

(ところで…ニュース記事によって
 「キュウリ味」のペプシ、としているところと
 「キュウリ風味」のペプシ、としているところとがあります。
 「味」と「風味」はちがうでしょ、と思う私は
  …小姑っぽいでしょうか…キヲツケマス)

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2007.05.24 22:08

バウムクーヘン宣言 その3


食育の世界で活躍してみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。

◆◆◆

チーフの松宮園生です。

前回のあらすじ)
アグリドラゴンという勇ましい名前の会社に部長として就職したガングロ葉竹氏。
就任した初日、葉竹氏の歓迎会が催されました。
ほろ酔い加減でそろそろ誰かが裸踊りでもしそうな頃合いに(←昭和か)、突然トラブルが飛び込んできました。
売上の半分を占めるいちばんのお得意先から電話がかかってきて、
「おたくの商品は全部国産のはずだよな。それがなんだ、中国産のものが混じっているじゃないか。
どうなっているんだ。ただちに責任者が説明に来い。今すぐ来い。2時間以内に来い」
というものだったのです。

◆◆◆

就任初日とはいえ、責任者といえば葉竹氏しかいません。
葉竹氏は、ひとりでお得意先の事務所に向かいました。
呼びつけられたところは横浜の大黒埠頭にある物流倉庫です。

大黒埠頭というのは横浜港の一角にある埋立地で、貨物船がばんばん横づけするところです。
そのために物流倉庫も密集しています。
酔いもさめた葉竹氏がタクシーを降りてふと目をやると、夜であるにもかかわらず近くで大きなコンテナ船がバナナの荷降ろしをしているところでした。

暗がりに明かりをつけて荷降ろしをするコンテナ船は、まるでチョウチンアンコウのようです。

「横浜といえば、メキマンが上陸したって、いってたな…」
つぶやく葉竹氏。
ふいに甘酸っぱい気持ちがこみあげてきました。
「いやいや、自分には関係のないことだ」首を強く横に振り、甘酸っぱい感情をかき消すように、葉竹氏は早足で歩き始めます。

お得意先の事務所で、葉竹氏は飛んで火に入る夏の虫。
さんざんに絞られました。

「見ろよアンタ、これを」
広い倉庫の中。
先方の部長さん(わりと日焼け)が指さす先には段ボール箱が山積み。
ホウレンソウだのネギだのが入っています。
問題はその箱でした。
書かれている文字が、漢字だらけなのです。
みるからに、中国語です。

「これ全部、オタクから届いたんだよ」
「秋葉原からですか?」
「そのオタクじゃねえよ。アンタの会社から届いたっていってんだよ」
「はあ」

「ウチは日本の農家としかつきあっておりません、って言ってたよな、あんたのとこの若いの」
「はあ」

過去の事情を知らない葉竹氏には、「はあ」という以外に言葉がありませんでした。

「こういうのをね、羊頭狗肉(ようとうくにく)っていうんだよ」先方の部長さんは嫌味たっぷりに続けます。「またの名を、詐欺という」
「ヨートークニクって、なんですか? 学校、行ってないんで…」
「羊頭狗肉も知らねえのかよ。あきれた人だねあんた。それじゃ大学、受からんぞ」
「いや、ですから学校、行ってないんで…」

「羊頭狗肉ってのはな」その部長さんは言いました。「ヒツジ頭にイヌの体をしていることをいうんだ」
「はあ」
「またの名を、嘘つきという」

これ、口グセのようでした。
つーか部長さん、羊頭狗肉の説明、わけわかりません。

「とにかくだな」長々と説教をしたあと、その部長さんは言いました。「オタクの責任で、つっても秋葉原って意味じゃねえぞ。アンタの会社の責任で、これ全部回収すること。代わりの国産野菜をすぐに集めてくること」
そういうことになりました。

◆◆◆

翌朝、葉竹氏がこの取引を担当していた若手社員(色白)に事情を聞いてみると…
「なーんだ、そんなことだったんですかあ」
あっけらかんと、その社員は言いました。
「産地なんて、ぜんぜんチェックしてませんでしたあ。どこから中国産が混じったんでしょうかねえ? ま、たまには中国だっていいぢゃないですかあ。中華料理うまいし。バレなきゃ」

ひぇー!
葉竹氏はこころのなかで叫びました。
こころのなかでバンザイの姿勢もしました。
あまりのことに、怒りさえわいてきません。

この会社、アグリドラゴンは、モラルもなければ、責任者も不明な会社だったのでした。

(けっこう深刻な状態で、次号につづく)

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2007.05.24 10:56

食育は英語で何というの? その8


食育の世界で活躍してみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。

◆◆◆

チーフの松宮園生です。

このテーマを書くのは久しぶりです。
前回(その7)をご覧になりたい方はここをクリックしてください。

◆◆◆

食育の仕事に関連して、
日本にもあるようでないような、アメリカの職業の話です。

Health Educator (ヘルス・エデュケーター)
という職業があります。
就職活動中の学生さんにも人気の職種です。
その証拠に、
「ヘルス・エデュケーターになりたい人のための就職マニュアル本」
というのが本屋さんに置いてあります。
雑誌なんかで
「将来有望な職種トップ100」
という特集があると、たいがい上のほうにランキングされます。

米国労働省の試算では、ヘルス・エデュケーターの求人は毎年増加すると見られています。
現在、年間8千人くらいの求人があります。
つまり、毎年8千人の新規採用があるということです。
2010年にはこれが年間1万人を超えると言われています。

就職先はこんなところです(=こういうところが求人広告を出してます)。
* 自治体
* コミュニティ
* 「健康プログラム」を商品にしている企業(ベンダーと呼ばれます)

◆◆◆

ヘルス・エデュケーター。
無理やり日本語に直すと、
Health (ヘルス)= 健康
Educator (エデュケーター)= 教育者
ということで、
ひとよんで「健康教育者」。

なんかしっくりこない訳語だな…。
昭和の香りのするネーミングっつーか…。
しかしほかにグッとくる訳語、思いつかないし。

「健康指導士」という訳しかたもありますが、日本にはたしか「健康運動指導士」というホンチャンの資格があるので、この訳語ではごっちゃになってしまいますね。

ということで、仕方ねえ、翻訳はあきらめましょう。
カタカナのままで我慢しておくんなせえ。

◆◆◆

ヘルス・エデュケーターは、資格名ではありません。
仕事の名前です。

資格ではないので、知識とスキルさえあれば誰でもできる仕事です。
(ただし、CHS という名前の検定試験があり、この試験をパスすると就職に有利)

資格名ではないので、企業の求人広告のセリフは
「ヘルス・エデュケーターを募集します!」
ではありません。

仕事名ですので、
「ヘルス・エデュケーターのポスト空いてます。誰かやらない?」
という言いかたになります。

(この違い、なんとなくお分かりでしょうか?)

ヘルス・エデュケーターの仕事は、収入、悪くないです。
平均年収で4万2千ドルくらいだそうですので、日本円に換算すると500万円くらい。
アメリカの生活物価の水準を考えると、実際には日本で600 - 700万円くらいもらっている感覚に近いです。

◆◆◆

具体的になにをする仕事かというと…。

この国には「健康プログラム」を商品にしている企業がたくさんありまして、
会社や、自治体や、コミュニティなどに「健康プログラム」を売っています。

「健康プログラム」という商品は、多くの場合、
「仕組み」
「人材」
がセットになっています。

「仕組み」というのは、たとえば
* ヘルシーメニューを社員食堂で手軽に食べられる仕組み
* 自分の健康に社員がもっと関心を持つような仕組み
* 健康をテーマにしたいろんな社内イベント

「人材」というのは、たとえば
* ヘルシーメニューについての社員の質問に答える人材
* 自分の健康に社員が関心を持つような企画を実行する人材
* 社内イベントを実行する人材
です。

この「人材」の部分を担う人を
ヘルス・エデュケーター、ひとよんで健康教育者
というわけです。

したがってこんな仕事をします。
* 社員食堂のシェフを口説いてヘルシーメニューを作ってもらう
* 社内誌に記事を書く
* 社内で健康セミナーを開き、自分も講師をする
* 健康ポスターを作り、社内のあちこちに貼る
* 健康イベントの指揮監督をする

ここまでは、日本でいう「食育の仕事」のイメージに近いですね。
子供の食育ではなく、大人の食育ですけど。

こういう仕事がちゃんと
「求人広告に出る」
ように、日本もならないかなあ…。

ヘルス・エデュケーターの仕事には、さらにこういうのも含まれます。
* 会社が「健康プログラム」に来年もお金を出してくれるように、日頃から社長さんや重役をヨイショする
* 「健康プログラム」を支援する補助金を自治体が出す場合があり、その補助金を獲得するための申請書を書いたり、審査員の前でプレゼンテーションをしたりする

このへんは、ヘルスケアというよりもビジネスマンの仕事に近いですね。
ま、ここまでやるんだったら、たしかに給料もよくないとね。

日本で言うと、
* 栄養士さんの仕事
* ライターの仕事
* 講師の仕事
* ポスターなどのツール制作の仕事(広告代理店や企画会社のような仕事)
* イベントの仕事
* ビジネスマンの仕事
を全部足して因数分解して微分して割って、よく練ってコショウをふって電子レンジで10分チンしたような感じでしょうか?

個人的には、
「プロフェッショナルな食育の仕事」
って、ひとつにはヘルス・エデュケーターみたいな形もありなんじゃないかなあ、と思います。
仕事の内容も面白そうだし。
年収だって悪くないし。
将来有望だっていうし。

今回はここまでとさせていただきます。松宮

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2007.05.24 04:48

魔法使いステマグさん その4


食育の世界で活躍してみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。

◆◆◆

チーフの松宮園生です。

前回までのあらすじ)
21世紀の世界にありながら、あまりにイナカであるために今も「江戸か」とツッコミたくなるような生活をしているテケテケ村。
忍者もいたりします。
それなのになぜか村ではサプリメントを作っています。
マツオ少年は携帯電話を持っています。
そのマツオ少年ですが、長老に言われてある日ふらりとアメリカに旅に出ました。

◆◆◆

ロサンゼルス空港に到着したマツオ少年。
とりあえずさっさと入国手続きを済ませ、ハーツレンタカーでフォードのエクスプローラというわりと大型のクルマを借りました。
(ハーツは米国最大手のレンタカー会社です)

「さてどこに行こうか」
路肩にクルマをとめてマツオ少年は考えました。
そりゃそうですね。ノーヒントでカリフォルニアに来たわけですから。
持参した「地球の歩き方」を読んでも、さっぱり何も出てきません。

そのとき、あるニオイがただよってきました。
サプリメントのニオイです!
鼻のきく野性児マツオ少年は、ニオイがどこから来ているのか、だいたいの方向と距離がわかりました。
で、さっそくそこに GO!

着いたところは、世界最大の自然食品店、ホールフーズ・マーケットです。
マツオ少年もテケテケ村でサプリ修行をしていただけのことはあり、この店の名前だけは聞いたことがありました。
なかに入ると、少年は野菜売場も無視、寿司コーナーにも目をむけずに、サプリメント売場に直行しました。
ニオイの元が、ここにありました。

◆◆◆

ホールフーズマーケットは自然食品店ですが、程度のよいサプリメントも多数取り揃え、皆様をお待ちしております。
(セールスマンか)

マツオは適当に10品ほど買いました。
自分でも飲むつもりですが、どんなメーカーが作っているのかとか、どんな作り方をしているのかとか、いろいろ調べてみたかったからです。

選んでいるときに少し驚いたことがありました。
サプリメントの種類が、細かいのです。

日本で聞いたこともないサプリメントももちろんありました。
でもそれはまあ、国が違えば品物が違うのは想像がつくので、驚くにはあたりません。

そうではなくて、マツオが驚いたのは、
たとえばマグネシウム。
ミネラルの一種です。おそらくカルシウムの次にメジャーなミネラルでしょう。
そのマグネシウムですが、日本ではたいてい「マグネシウム」として売っています。
原料のマグネシウムにはいろいろありますが、商品としては「マグネシウム」一本です。
ここでは違いました。
「酸化マグネシウム」
「硫酸マグネシウム」
「アスパラギン酸マグネシウム」
などの区別がありました。
それぞれ別々の品物として売っているのです。

つまり、マグネシウムを買いにきたお客さんは、
酸化マグネシウムを選ぶのか
硫酸マグネシウムを選ぶのか
アスパラギン酸マグネシウムを選ぶのか
を自分で決めなければならないのでした。

逆にいうと、アメリカ人でサプリメントを買う人は、そういうことを
「自分で決めている」
わけですね。

「なんだ、そんなの店員に聞いて決めればいいじゃん」
と思うかたもいらっしゃるでしょう。
「すみませーん。ボク、胃腸が弱いので下痢しにくいマグネシウムを選びたいんだけど、どの品物がいいですかあ?」
(註。マグネシウムは重要なサプリメントですが、人によっては量が多いと下痢をします)

聞くほうは気軽に質問するんですけど、店員がどう答えるかはビミョーです。
というのは、答え方を間違えると法律違反になるからです。
このへんの詳しい話は後日、します。

◆◆◆

ホールフーズで購入した品物を、マツオはしげしげと眺めました。
とくにラベルを。
ラベルの書き方は細かい法律が複雑にからんでいるので、カンペキなラベルを書くのはけっこう大変なのです。
ラベルを読んで、アラさがしをするのがマツオを含むテケテケ村民の趣味でした。

しかし敵もさるもの、なかなか尻尾を出しません。

感心したマツオは、サプリメントの製造元を訪問しようと思いました。
ラベルの下のほうに、問合わせの電話番号が載っています。

初めての英語の電話です。
ドキドキしながらマツオが携帯電話を開こうとしたとき…

電話が鳴りました。
「ハロー」江戸譲二の声でした。「アナタ、そんなところに電話してもダメネ」
「えっ、なんで行動がわかったの?」
「アナタの行動、読めるネ。ラベルに載ってる製造元は、ホントの製造元じゃないヨ」
「えっ、そうなの?」
「ホントの製造元を知りたかったら…」

(以下次号)

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