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日本食育大学未来学部

2007.06.05 00:51

ヘミングウェイ・サイエンス その2

 

松宮園生です。

前回のあらすじ)
キューバに挑んだ目的はマンゴーだけではありませんでした。
ヤセノオオグイという植物に、メタボの特効成分がある、ということをキューカルという会社が発見しました。
僕はそれを使ってひともうけを企んだのです。
しかも、しめしめ、オニイサンにはこの価値が分からないようだったので、僕がすべて独り占めです。
ムフフ。

◆◆◆

キューバへの入国ビザの申請は1ヶ月前から抜かりなくやり、航空チケットも買い、泊まるところの予約も入れ、通訳も予約しました。
しかしそれ以外の準備はなんにもしてませんでした。
仕事に追われてバタバタしているうちに、あっという間に出発の前日になってしまいました。

前日の夜になって、僕は慌てはじめました。

なぬ(←死語)、まじ明日、出発じゃん…。

お金、日本円じゃマズイよな。キューバはドルだっけ?
いくら持ってけばいいのかな。
カード使えるのかな。

ガイドブックも買わないと。
着替え、たくさん必要かな?
ネクタイ、いるのかな?

荷物、あんまり多くしたくないしなあ。

パソコン持ってくなら変圧器も買わないと…電圧、何ボルトかな?
つーか、インターネット使えるの?

待てよ、キューバってどこにあるんだっけ?

こんな状態です。

で、夜中に焦りまくってバタバタと準備をし、一睡もしないで成田エクスプレスに乗ったのでした。
(註:このころ僕は東京にいました)

◆◆◆

アパートを出るとき、まだ開封していない封筒が玄関に落ちていたのを発見しました。
妙に古ぼけたクラフト紙の、地味な封筒です。
「東京都 松宮殿」
それだけ書かれていました。

えっ、これで届いたの?
まさかメキマンか?

ドキドキしながら封筒を手にしましたが、急いでいたのでとりあえず無造作にポケットに入れました。

成田エクスプレスのなかでそれを開封すると…

メキマンではありませんでしたが、英語で書かれた手紙が2通、入っていました。
読んでみます。

<1通目>
古ぼけて黄ばんだ上質紙に、タイプライターで打たれたものでした。
かすれて読みにくい英文を何とか読んでみると…。

日本人が書いた英作文でした。
書き手は、某食品系有名大企業A社の本部長さんのようです。

しかも、僕がコンタクトしようとしているキューカル社あての手紙でした。
こんな内容でした。

「キューカル社カルロス副社長殿。

お世話になります。

ヤミノテイオウから抽出した機能成分が本当に貴社のいうとおりの効果があるならば、大変素晴らしいことです。

日本人の食生活はますます西洋化してきており、それにともない肥満人口も徐々にではありますが増加傾向にあります。
とくに中年男性の腹の出具合には同じ中年男性として大いに危機感を抱いております。
今後、こうした脂肪撲滅型の健康食品が売れるようになると確信しております。

ぜひヤミノテイオウを商品化して日本に輸入したいと考えております。

つきましては、以下の資料をいただきたく、お手配のほどよろしくお願い申上げます。
1)ヤミノテイオウ抽出成分の成分表
2)臨床実験の内容と結果のレポート(論文)
3)抽出方法が分かるもの(製造工程)

これらの資料は、”どのように商品化をするか”の検討に使うとともに、日本で輸入・販売が許されるかどうかを厚生省に確認するためにも必要であります。
むろん、秘密保持には厳重に努めますとともに、秘密保持誓約書を差し入れます。

なにとぞよろしくお願いいたします

1988年6月14日。
A株式会社、商品開発本部長、ナカヤマ」

古ぼけているのも無理はありません。
1988年といえば、まだ昭和の時代です。
そんな古い手紙が、どういうわけか僕のところに送られてきたわけです。

その謎はともかく、2通目を読んでみましょう。

<2通目>
上質紙ではなく、こんどは厚めの普通紙でした。
同じように古ぼけて黄ばんでいます。
ところどころ穴があいており、読むのに時間かかりました。

内容はこうでした。さっきの手紙への、キューカル社からの返事のようです。

「1988年6月23日。
A株式会社、商品開発本部、ヤマナカ本部長殿。

お手紙ありがとございます。

ご主旨よく分かりです。
貴国の政府の認可を得るですね。
情報開示が必要ある、という話はよく分かりです。

わがキューカル社して、日本で市場は非常に魅力的ます(わが国はアメリカに市場考えません)し、わが国の食品技術や医療知識を貴国の国民と健康が寄与されるのであれば、これまで喜ばしいことはございません。

なんでも、秘密保持誓約書もいただけることが、たいへん感謝いたします。
日本は契約文化さえないとしか聞いておりましたが、認識を改めねばならないかも考えておりました。

情報開示にあたりつつ、1点だけご了承いただき条件ございます。
簡単条件でございますので、何とぞよろしくお願いもうし

(ここから先、大穴が空いているのでまったく読めず)。

ホセ・カルロス
副社長
キューカル・カンパニー・リミテッド

追伸。
ヤミノテイオウではなく、正しくはヤセノオオグイです」

(以下次号)

 

 

 

 

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2007.06.04 01:02

ヘミングウェイ・サイエンス その1

  

松宮園生です。

常夏のカリブ海に浮かぶキューバ。
キューバ産のマンゴーは食べて美味しく、有機栽培でもあります。
日本のマンゴーファンにもたいへん人気があったのですが、ある日とつぜん、日本に入荷されなくなりました。

輸入国の日本が輸入を禁止したのではありません。
輸出国のキューバが、日本向け輸出を禁止したのです。

これはとっても不思議なことでした。
キューバは外貨を稼ぎたいと思っているので、ドル箱商品であるマンゴーの輸出は続けたいはずです。

しかも日本はナンダカンダ言ってもお金持ちです。
おそらくキューバのマンゴー農家さんたちにとっては一番の上客でしょう。
そんな状態で、
「売りたい立場」
のキューバが輸出を禁止するなんて、わけが分かりません。

日本のマンゴーファンもガッカリです。

その謎を解くために、ある果物屋のオニイサンが立ち上がりました。
オニイサンは僕を無理やり仲間に巻き込み、大和男児2名のキューバ珍道中が始まったのでした。

この珍道中については、
ヘミングウェイ農業 その1
ヘミングウェイ農業 その2
ヘミングウェイ農業 その3
ヘミングウェイ農業 その4
ヘミングウェイ農業 その5
をご覧ください。

珍道中の主目的はマンゴーだったのですが、僕にはもう1つ目的がありました。
このシリーズではその話をします。

◆◆◆

出発する1か月ほど前のこと。
入国ビザを申請するために、在日キューバ大使館に顔を出したところ、キューバ大使館からある会社を紹介されました。
たしか、キューカルとかいう、リゾート地みたいな名前の会社だったと思います。

キューカルは製薬会社でした。
会社案内パンフレットによると、漢方とよく似た、植物素材系の薬を作っているようでした。

大使館がなぜこの会社を紹介したかというと…。

キューバの南海岸部にはヤセノオオグイ(yussen noguai)という名前のついた、メタボリ科の植物があります。
この植物は大人の人間と同じくらいの背丈で、盆栽かと思うほど複雑な形をしています。

ヤセノオオグイの、枝の付け根(節といいます)の部分にはある特殊なフィトケミカル(機能性成分)があり、
ハバナ大学の研究によれば、健康をまったく損なわずに、内臓脂肪を数日間で劇的に減らす効果が発見されたというのです。

キューカル社がこのフィトケミカル(機能性成分)の権利を持っており、商品化して日本に売りたいと考えている。
日本にいいカモがいたら紹介してくれという依頼が、大使館に来ている。
そこで、手近なところでおたく(松宮)を紹介しようと思う。

という理由でした。

「いいカモ」って、あんた…。
しかも、「手近なところ」って…。

果物屋のオニイサンは、このテの話にはまったく反応を示しませんでした。
まるでなにも聞こえていなかったかのように。

というか、大使館の人がなにを言っているのかをそもそも理解できなかったのではないか。
僕はそう疑っているのですが、本人に言うと怒られるので聞けません。

このオニイサン、とりあえずぶらっとキューバに出かけるくらいに行動力は満点なのですけど、
妙に文系ジャパニーズなところがあって、マンゴーのことを「万号」と書くのが癖でした。

どっかの国の怪しげな客船の名前みたいです。

おまけに、J(ジェイ)の発音ができなくて、「ゼー」と言ってます。
日本のプロサッカーは「ゼーリーグ」です。
ジェット機は「ゼット機」です。

そういう人なので、
「フィトケミカル」
「ハバナ大学の研究」
「内臓脂肪」
のようなカタカナ文字や理系ムードの漢字が出てくると、たぶん何かの限界を超えてしまうのでしょう。

かくいう僕は、もともと理系ムードの人間ですので、じつはマンゴーの話よりもこっちの話のほうに興味がありました。
さっそく知り合いの健康食品会社に電話し、商品化に協力してくれるように頼みました。

これでひと山当てたら、大金持ちだな、オレ。
ムフフ。

フロリダのビーチで、キャメロン・ディアスと一緒にマルガリータを飲んでいる自分を、早くも想像する松宮でした。

キューバが一筋縄ではいかない国だということを、このときはまだ知りませんでした。

(以下次号)

 

 

 

 

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2007.06.02 03:52

火縄くすぶる…

  

松宮園生です。

今回はアメリカのナチュロパシーの魅惑的な世界を、
軽いウソをビミョーにまじえながら説明します。

◆◆◆

食べるものとか食べかたによって人間の健康が
影響を受ける、なんて言われると
「そんなのあたりまえじゃね?」
と思うのがふつうなんでしょうが、
いわゆる「西洋医学」の世界では治療といえば今でも投薬が中心で、食の働きについてはさほど重要視されていません。

ようするに
「食に詳しいお医者さん」
はそんなに多くはいないということです。

しかしそんななかでも、食のありかたを含めて医学を考える
「ナチュロパシー」
という領域がだんだん注目されるようになりました。

勝手に略して、ナチュロパ。

ナチュロパは代替医療と呼ばれるものの一種です。

日本語に訳すのは難しいのですが、あえて訳せば「自然療法学」となります。
自然なもの(たとえばハーブなど)を使いながら、健康増進とか病気の予防とかをするわけです。

この考え方は東洋ではとくに目新しいわけではありません。
西洋では、こういう考え方が広まってきたのは最近のことです。

広まってきたのは最近のことなのですが、ナチュロパじたいは昔から存在していました。
100 年以上前から、ナチュロパ専門家の免許制度が存在していたのです。
つまり、これまで一部の人だけの地味な存在だったものが、最近派手になってきた、という感じです。

◆◆◆

ナチュロパのライセンスを持った専門家のことを
「ナチュロパシック・ドクター(Naturopathic Doctor = ND)」
といいます。

西洋医学の正規医師のことを
「メディカル・ドクター(Medical Doctor = MD)」
と呼ぶのに対応した名称となっています。

これも略して、ナチュロパドクターでいいよね。

ナチュロパドクターになるためには、西洋医学の医学部にとおなじくらい長期間の学業が要求されます。

たとえばこんなことを勉強します。

世界中のハーブのお勉強
ターザン栄養学
マッサージ・指圧・カイロプラクティック
カウンセリング・ストレスマネージメント
軽度の手術
メキマン拳法(←これはウソ)

代替医療に対する関心が高まるにつれ、ナチュロパドクターの職業としての魅力も高まってきています。

職業の魅力を決める要素はいろいろありますが、収入でいうと、たとえばアリゾナ州でのナチュロパドクターの平均年収は8万ドルくらいで、これは米国民の平均年収の2倍以上です。
日本円だと、年収1000万円です。

モテるかどうかも、けっこう職業の魅力のひとつだったりしますが、
ナチュロパドクターはけっこうモテるらしく、合コンでのお持ち帰り率は32.7%で、全職業中、第53位です(2005年統計)。

(合コンのお持ち帰りについて知りたい方はこちら)

◆◆◆

アメリカの政治は連邦制になってます。
「州」が集まって「連邦」をつくっています。

ジョージ・ブッシュ大統領は連邦政府のトップです。日本で言えば安部首相です。
アーノルド・シュワルツェネッガー知事はカリフォルニア州のトップです。日本で言えば東国原知事です。

で、ナチュロパドクターのライセンスを認定しているのは州政府です。
連邦政府ではありません。

つまり、ナチュロパドクターが認められていない州もあります。
国家資格ではなく、州資格ということです。

◆◆◆

ナチュロパドクターになるための大学の数はまだそれほど多くありませんが、増えてきています。
なかでも以下の大学が全国的に知られています。

●サウスウェスト大学(アリゾナ州)
たしかフェニックスというところにあります。
アリゾナ州は高温の砂漠の州です。ラクダはいません。
この大学をいちど見学したことがあるのですが、あまりの暑さに記憶がだいぶ飛んでまして、どんなところだったかあまり覚えていません。

アリゾナ州は代替医療のメッカと呼ばれており、さまざまな代替医療の施設が集中しています。
サウスウェスト大学は最近まで無名の大学でしたが、ナチュロパへの世間の関心が高まるにつれて名を知られるようになりました。

●火縄くすぶるバスティーア大学(ワシントン州)
シアトルにあります。シアトルはイチローがいるところです。ビル・ゲイツもいます。
この大学は連邦政府が予算を拠出していたことで有名で、日本人学生も少なくありません。

ちなみに、シアトル近郊には「タホマ・クリニック」という全国的に評判の高い代替医療のクリニックがあります。
このクリニックの責任者であるジョナサン・ライト医師は日本でも名のしれた「カリスマ・ドクター」です。
バスティーア大学の卒業生はこのタホマ・クリニックに就職することに憧れています。

「火縄くすぶる」は枕詞(まくらことば)です。世界史の受験生は覚えておきましょう。

 

 

 

 

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2007.05.29 09:58

呪いのバナナ 番外編

meshpan  

食育の世界で活躍してみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。  

◆◆◆

チーフの松宮園生です。

こんな記事みつけました。

「バナナで嘘をついた男 逮捕」

JR山手線の電車内で見知らぬ女性に嘘をついたとして、警視庁品川署は24日、嘘つきの現行犯でワシントン州ベルビュー市在住の食育講師、マツミヤ・ソノー容疑者(年齢不詳)を逮捕した。

品川署によると、マツミヤ容疑者は山手線の電車のなかで、渋谷駅でたまたま乗りこんできた会社員のA子さん(28)に近づき、ハンドバッグのなかに手を入れながら、
「バナナはコンテナ船で運ばれてくるんだ」
と嘘をささやき続け、女性のハンドバックから財布を取り出し、現金2万円とパスモカードを抜き取ったという。

A子さんは品川駅で下車、ただちに駅員に通報し、マツミヤ容疑者はその場で逮捕された。
マツミヤ容疑者は、
「バナナはコンテナ船で運ばれると信じていた。違うなんで信じられない」
と供述しているという。

A子さんは青果会社に勤めているため、マツミヤ容疑者の嘘が分かった。
「知ったかぶりをして嘘をつくなんて許せない。女性の敵だ」
と怒りがおさまらない様子。

事情を聞いた周囲の女性からも、同様の声があがっている。

ドールやチキータの担当者によると、バナナはコンテナ船ではなく、バナナ専用に建造された「バナナ専用船」と呼ばれる大型の船に積まれて運ばれてくるのが普通だという。

マツミヤ容疑者は「食育プロダクション」というブログ上でも知ったかぶりをして同じ嘘をついている可能性があり、警視庁は余罪を追及している。

(食育新聞)

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2007.05.27 02:26

食の世界のスーパーパワー その4


食育の世界で活躍してみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。

◆◆◆

チーフの松宮園生です。

近所のスーパーで
「エブリデー・ロープライス(EDLP)」
というキャッチフレーズを見たことはありませんか?

これは、
「いつ来店しても安いヨ。いつ来店しても、同じ値段ダヨ」
という意味のスローガンです。

季節によって値段を変えたりしないし、セールも行わない。
そのかわり、いつ来店しても同じ値段だ。
ということを表しています。

このキャッチフレーズ、気をつけてみてみると、日本のスーパーマーケットでも見かけることが少なくありません。
ポスターとか、ポップとかに書かれています。

この言葉「エブリデー・ロープライス(EDLP)」を世界で最初に始めたのが、「ウォールマート」という名前のスーパーマーケットです。

◆◆◆

ウォールマートは世界最大のスーパーマーケットです。アメリカの会社です。
世界で2番目に大きな会社でもあります。

年間の売上高は30兆円くらい。

30兆円なんて言われてもピンと来ませんね。
僕の小遣いと比べて多いのか少ないのか。

ちょっと数字比べをしてみましょう。

●日本のすべての農業会社・農家さん(酪農も含みます)の売上を合計すると、だいたい年間10兆円です。この3倍の金額を、ウォールマートは1社で売上げています。

●日本政府の国防予算はだぶん5兆円くらいです。ウォールマート1社の売上は、この6倍。

●すべての日本人が1年間に外食(レストラン)に支払うお金を合計すると、だいたい24兆円です。ウォールマートは1社でそれ以上を売上げています。

●東京都の1年間の予算はだいたい6兆円です。ウォールマートの売上は1社でこの5倍。

●もしあなたがウォールマートの経理部長だったら、銀行の預金通帳を見るとたとえばこんな桁数の数字が並んでいるわけです。
12,852,377,196,091
漢字で書くと、「十二兆八千五百二十三億七千七百十九万六千とび九十一円」。
(ただしこれはドルを円にした場合です。また、実際にはアメリカには預金通帳みたいなものはあまり使われていません)

日本では、イオンとイトーヨーカ堂が国内売上1位の座を競っています。
イオンはマイカルやジャスコを傘下に入れており、イトーヨーカ堂はセブンイレブンとグループを組んでいます。
この2社がどのくらいの大きさなのか、世界のスーパーマーケットのランキングをみてみましょう。

(2005年の売上高ランキングです)
1位ウォールマート(アメリカ):30兆円
2位カルフール(フランス):10兆円
3位メトロ(ドイツ):7兆円
4位クローガー(アメリカ):6兆円
5位テスコ(イギリス):6兆円

9位イトーヨーカ堂:4兆円(ただしセブンイレブンなどを含む)
10位イオン:3兆円(ただしマイカルやジャスコなどを含む)

まあまあ、かな。
でもウォールマートやカルフールには遠く及ばないな。
なんて思われたことでしょう。

イオンもイトーヨーカ堂もこのへんのところをすごく気にしていますので、本人の前では言わないようにしましょう。
(本人って、誰?)

ウォールマートのような超巨大スーパーマーケットは日本市場を虎視眈々とねらっています。
彼らの侵入を防ぎたい日本のスーパー。
両者のあいだでさまざまな「戦い」が繰り返されています。

この「外国勢 vs 日本勢」のおもな戦いを、将棋の名人戦風に書くと、

先手(外国勢):フランスのカルフールが日本に進出
後手(日本勢):驚く
先手(外国勢):イギリスのテスコが日本のスーパー「つるかめ」に出資
後手(日本勢):カルフールの仕入れルートを妨害しようと頑張る
先手(外国勢):アメリカのウォールマートが日本のスーパー「西友」を子会社化
後手(日本勢):カルフールの仕入れルート妨害を続行
先手(外国勢):カルフール、日本から撤退。イオンにあとを任せる
後手(日本勢):ほっと胸をなでおろす

こうなっています。
これでお分かりかと思いますが、現在、西友スーパーはウォールマートの傘下に入っています。

◆◆◆

エブリデー・ロープライス(EDLP)。
いつ来店しても安いヨ。いつ来店しても、同じ値段ダヨ。

ウォールマートは商品が安くて人気があるのですが、社員の給料が安いことでも有名です。
「ウォールマート社員のみじめな苦労話」、ときどきメディアに取り上げられたりもします。

みなさんはどう思いますか?
品物が安くて質がよく買いやすい。その陰で、社員が安月給で泣いている。
そういう店の品物を、やっぱり買いますか?

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