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松宮園生です。
「クッキング自給率(料理自給率計算ソフト)」
なるソフトウェアがあります。
農林水産省のウェブサイトからダウンロードできます。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/zikyu03.html
こういう説明が書いてあります。
「料理に使用されている食材とその量から容易にその料理の国産使用率(入力によっては地元産使用率)を計算することができ、食材に国産(地元産)のものを使用した場合に、その分国産(地元産)使用率が高く表示されるなど、国産(地元産)食材へのこだわりを数値として表すことができるものです」
解説しましょう。
「いま食べてるこのカレーライス、どのくらい国産の食材を使ってるのかしらん」
とあなたが思ったとします。
そんなとき、パソコンを広げて、このソフトで調べるのです。
ああ、しかし、カレーを食べてるときにそんなこと調べたりするのもちょっと。
レストランでそんなことしたら、なんだか変な人になってしまいますね。
ちなみにカレーの食材の国産率は50パーセントくらいのようです。
「オリジナルの料理の場合は、どうやって調べるのか?」
と疑問が浮かんだアナタ。
説明を読んでみると、こう書いてありました。
「オリジナルメニューについて調べたいとき(中略)調べたいメニューに一番近いお料理を(選択肢の中から)選択します」
だそうです。
似ている料理を探さなくてはならないのか。
なんだか拍子抜けですね。
ミシュランで三ツ星をとった「ジョエル・ロブション」あたりで出てくる、
「オマール海老のケサディーヤ ?ワカモレとトマトサルサで?」
みたいなメニューだと、どうやって似ている料理を探せばいいんだよ?
このソフト、うーん、ダウンロードしようか…。やめておこうか…。
うなうな迷っていると、こんなものを発見しました。
料理別の自給率がすぐに分かる一覧表です。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/0320.html
◆◆◆
この一覧表を見ながら考えました。
食料自給率を上げるということは、輸入率を下げるということですね。
輸入率を下げるには、
* 輸入率の高い料理は食べない。
* 輸入率の低い料理を食べる。
これだ。
これです。
「輸入率の高い料理」を食べるやつは、悪の帝王だ。
正義の味方は、「輸入率の低い料理」を食べるのだ。
では何を食べればいいのでしょうか。
何を食べたら、日本の食料自給率アップに貢献できるのでしょうか。
その答えが、この一覧表で分かるわけです。
「あなたにもできる、食料自給率をあげる正義の料理選び。これを食べて悪の帝王を打倒せよ」
というわけです。
この一覧表によると、「正義の味方料理」には例えばこんなものがあります。
完全100パーセントの自給率ではないが、自給率の高いものだそうです。
* 漬物
* 大根
* ご飯
* ぶりの照り焼き
* ちらし寿司
* 煎茶
* カツオのたたき
* アジの塩焼き
* ホウレンソウのおひたし
* マグロのやまかけ
「悪の帝国料理」には例えばこんなものがあります。
* ラーメン
* ビール
* 焼きそば
* 豚の生姜焼き
* ピザ
* ハンバーグ
* 餃子
* 鶏のから揚げ
* すき焼き
* 焼き鳥
ふふん。いかにもメタボ男性の好みそうな料理ではありませんか。
世の男性よ、こういうものを我慢すれば、メタボから脱却し、かつ国にも貢献できるのですぞ。
しかし問題が2つあります。
ひとつは「肉じゃが」です。
肉じゃがは世の男性が彼女に作ってほしい料理ナンバーワンだそうですが、じつは「悪の帝国料理」の一員です。
ふたつめですが、「悪の帝国料理」のなかにこういうビミョーなものがありました。
* 納豆
* 野菜炒め
* ロールキャベツ
* 冷奴
です。
この面々、栄養士さんオススメ、ヘルシー系の料理ですよね。
「納豆はカラダにいいよ」
「豆腐はヘルシーよ」
等々、よく聞く言葉です。
それなのに、自給率という意味では悪の帝国なのでした。
納豆よ、お前もか。
<参考書籍>
「国産美人」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/439644009X
松宮園生です。
メタボ指導が厳しくなったとしたら…。
数年後、こんな世の中になってたりして。
↓
オペレーター「お電話ありがとうございます。ジャックポット・ピザでございます。まずお電話番号からいただけますか?」
松宮「電話番号ですか。えっと、03-XXXX-XXX です」
オペレーター「松宮様ですね。住所は目黒区で間違いありませんか?」
松宮「はい、そうです」
オペレーター「ご本人確認をさせていただきます。正確な BMI を小数点以下6桁までおっしゃってください」
松宮「は?」
オペレーター「BMI でございます。特定保健指導ノートはお持ちですよね」
松宮「あ、あるけど…」
オペレーター「松宮様の身長と体重が載っているはずです。そこから BMI を算出していただき、その数字を教えてください」
松宮「そんなこと言われても…」
オペレーター「電卓はお持ちですよね? BMI の計算のしかたはお持ちの特定保健指導ノートに書いてあります」
松宮「やだなあ、そんな面倒なの」
オペレーター「BMI 確認は法律で定められております。ご理解ください」
松宮「しかたねえなあ…えっと、ピ・ポ・パ(←死語)…。23.908121。これでいいわけ?」
オペレーター「ありがとうございます。ご本人確認ができました。ではご注文をどうぞ」
松宮「43番の、チーズカルテットの B サイズをお願いします」
オペレーター「松宮様。そのご注文はお勧めできません」
松宮「は?」
オペレーター「松宮様の特定保健指導の詳細は、私どものシステムとつながっているのです。チーズカルテットを入力しましたら、画面に警告が出ました」
松宮「なんだよそれ。どうでもいいじゃん。僕はチーズカルテットを食いたいんだ」
オペレーター「警告が出た場合、その注文をあきらめてもらうよう説得するよう、販売する私どもに義務づけられているのです」
松宮「何を食べようと、勝手だろ」
オペレーター「おっしゃる通りです。しかし法律では、最低1分18秒以上、私は松宮様の説得に努めなければなりません。チーズカルテットは松宮様の食生活を改善するメニューには該当していないのです」
松宮「じゃあ、僕は1分18秒以上、粘ればいいわけだよね。でも何だよ、その18秒なんて中途半端な数字は?」
オペレーター「松宮様。お体のことを考えて、ご注文を変えていただくわけにはいきませんか?」
松宮「分かったよ。しかたねえな、じゃあ10番の大豆ピザにするよ。サイズは B で」
オペレーター「賢明な選択です。すばらしい。日常のちょっとした選択で、松宮様の未来が変わるのです」
松宮「は?」
オペレーター「説得に成功したら、お客様をほめちぎるよう、法律で定められていますので」
松宮「はいはい。お好きなようにやってください。飲みものも注文したいんだけど」
オペレーター「ご注文をどうぞ」
松宮「コーラを」
オペレーター「松宮様。画面にまた警告が出ました。音楽が鳴っているのは聞こえますか? これは警告ミュージックです」
松宮「警告ミュージックって…。ダース・ベイダーのテーマソングじゃん、これ」
オペレーター「松宮様。飲みものもヘルシーなものに変えることをお勧めします」
松宮「コーラはやめとくよ。コーヒーならいいわけ?」
オペレーター「ホットコーヒーですね? 砂糖とミルクはおつけしますか?」
松宮「砂糖をください」
オペレーター「松宮様。申しわけありません。砂糖を入力しましたら警告が出ました。この音楽、聞こえますか? 蒲田行進曲です」
松宮「…砂糖はあきらめるよ」
オペレーター「賢明な選択です。すばらしい。松宮様のランチメニューはとてもヘルシーになりました。では出来上がりまで45分ほどお時間をください。お越しをお待ちしております」
松宮「えっ、行くの? 宅配じゃないの?」
オペレーター「松宮様には、宅配ではなく来店していただくよう、画面に指示が出ております。法律により、松宮様に来店していただくよう説得することが、私どもに義務づけられています」
松宮「それもまた1分18秒なの?」
オペレーター「おっしゃる通りです」
松宮「要するに、歩けということだろ」
オペレーター「45分間しっかり歩いていただきたいので、ご来店の場所は品川とさせていただきます」
松宮「えっ品川? 目黒から品川まで歩くの? それって遠すぎるよ」
オペレーター「ちゃんと歩いてきていただいたことを確認するために、松宮様の万歩計をチェックさせていただきます。チェックが済みましたら、おほめいたします」
松宮「別にほめてほしくなんか、ねえよ」
オペレーター「お会計ですが、大豆ピザの B サイズにホットコーヒーを砂糖なし・ミルクなしでおつけして、全部で8,570円いだだきます」
松宮「えっ? 8,570円。それ、高すぎない?」
オペレーター「松宮様は私の保健指導を受けて注文が変わりましたね? 計算によると、松宮様の健康寿命はこれで2日、伸びました。この価格は保健指導料込みのお得な価格となっております」
<参考書籍>
「食べて痩せる100のコツ」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4838719566
松宮園生です。
料理の世界にも CIA があります。
Culinary Institute of America
(カリナリー・インスティテュート・オブ・アメリカ)
という名前の有名な料理学校です。
ニューヨーク(東海岸)とサンフランシスコ(西海岸)近辺に校舎があります。
略して CIA。
あのスパイの CIA と同じ略称になります。
何度か書いたように僕は料理まったく詳しくないので、この学校がどのくらいスゴいのかちゃんと説明できないんですけど、なんかかなりスゴいらしい。
ニューヨークのトップ10レストランのうち7軒のシェフは CIA 卒業だそうです。
ある食育講座の先生が言うには、
「料理の世界に東大があるとしたら、CIA がそうだ。でも東大に比べるのは、CIA に失礼だな」
だそうです。
日本の大学と比べるとアメリカの大学は勉強がえらく厳しいのですが、この CIA も同様、厳しいことでも有名です。
知り合いの食品メーカー社長がこのあいだCIA を見学し、帰国してこう言ってました。
「わて、あんなレベル高い料理学校、見たことあらへん。生徒やのうても分かる。せやから来年、息子を留学させよ思てましてな。うちの息子、CIA に留学してまんねん、て言うたら、みなさんビックリしはるやろなあ」
と感激してました。
「松宮はんも、CIA で根性叩きなおしてもろたらどないですやん」
大きなお世話です。
◆◆◆
さて、こっちはスパイのほうの CIA の話。
「ジェームズ・ボンドに負けたらあかん」
そんなキャッチフレーズで以前 CIA がスパイを1名募集したところ、なんと1000人を超える応募がありました。
(ジェームズ・ボンドはイギリスの諜報員ですからね、ボンドだけモテモテでは、アメリカとしても悔しいところでしょう)
しかし1000人もの応募にはCIA も戸惑いました。
「1000人も来てもうた。どないせーっちゅうねん」
ブツクサ(←死語)言ってもしかたがありません。
採用できるのは1名のみです。
そこで CIA 側はさまざまな適正試験を行い、候補者を最終的に3人に絞りました。
心技体、そろった3人です。
「最後の試験やで」
3人にピストルを手渡しながら CIA の教官は言いました。
「自分の名前が書かれたドアがありまっしゃろ。ドアを開けたらあんたらの配偶者が座っとる。配偶者を殺せまっか? それが最終試験ですがな」
じつはピストルには実弾がこめられていなかったのですが、それは内緒でした。
要は、本気で引き金を引くだけの非情さがあるかどうかの試験です。
最初の候補者(男性)がドアの向こうに消えました。
しばらくして彼は涙を流しながら戻ってきました。
「オレにはできない、妻を撃つなんて」
彼はピストルを投げ捨て、妻を連れて CIA のオフィスから走り去っていきました。
2番目の候補者(男性)がドアの向こうに消えました。
彼もほどなく戻ってきて、
「愛する妻を射殺なんて、できるわけがない。あんたは鬼だ」
そう言い残し、ピストルを放り出し、妻の手をとって CIA を去っていきました。
3人目は、キャサリン・ゼタ・ジョーンズによく似た女性でした。
彼女がドアをくぐってしばらくすると、
ガチャン!
ガチャン!
と何かの壊れる激しい音がします。
やがてそれがおさまり、静かになりました。
ドアが開き、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが汗を拭きながら出てきました。
はぁはぁ言ってます。
彼女は真っ赤な顔をして教官に食ってかかりました。
「ピストルの点検はちゃんとしていただけないと困りますわ」彼女は言いました。「引き金を引いたのに、弾(たま)が出なかったんですのよ。しょうがないから花瓶やら椅子やらを使ってやっと任務完了したんですから」
<参考書籍>
「少年料理博士テンサイクロペディア」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4093107556
松宮園生です。
(前回までのあらすじ)
さっぱり意味の分からない日本語を、たくみに操る、
中国人の崔(さい)さん。
安徽省というところで、農業でひと儲けしているようです。
数か月前、その崔さんが、
「中国のアヒル農法が日本のアイガモ農法より優れて
いるから、日本の農家は中国のアヒルを買え」
みたいなことを言いたくて僕に電話をしてきました。
(だから題名も、「鳥獣ギガ」にしたんだけど)
しかし、それきりぷっつり、崔さんからの音沙汰はありませんでした。
前回 「鳥獣ギガ その2」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/07/2_39.html
◆◆◆
暖かい春の日差し。
ノックの音がしました。
ドアを開けると、そこに小柄で、しかめっ面の、頬のこけた青年が、僕を見上げていました。
「ニーハオ」
青年は、しかめっ面のまま笑顔をみせるという離れ業をやってのけました。
「こんにちは」と応える松宮。
「わたしサイですか?」
「は? サイじゃなくて人間に見えるけど…」
「それは異常です」青年は言いました。「わたしサイですか?」
「だからあんたはサイじゃなくて人間…」そこではっと気がつきました。「ひょっとして、崔さん?」
「理解千万ですね」
そう言って、青年はしかめっ面のまま声をたてて笑いました。
崔さん、日本まで、わざわざやって来るとは…。
青年はうなずきました。「わたし崔さん。松宮は不渡り長くて珍しいから」
「は? 不渡りなんか出してないよ、オレ」
「不渡り不渡りでないです。長いですが、意味の考えするときです」
「全然わかんねえ…。崔さん頼むから通訳つれてきてくれよ」
「ふふふん」眉をひそめて怒ったように笑う崔さん。「通訳無駄です」
ふふふん、通訳無駄です。
↑
偶然なんだろうけど、初めて日本語として意味の通じる内容でした。
しかしそれが
「通訳無駄です」
だなんて…。
つーか、崔さん、そこ、笑うとこじゃないから。
◆◆◆
崔さんをソファに座らせ、僕は言いました。
「日本にようこそ。あまり嬉しくないけど…。で、用事は何なの」
「よくぞお出ましください」と、崔さん。「今日こそはネタ狙いなのである」
「ネタ狙い?」
「ネタ狙いには大物小物ですか? 大物小物がモンさん幅世界なのである」
「モンさん?」
「農薬モンさんなのですが、しかし遺伝子モンさんかもしれない」
「ち、ちょっと待て」
僕は薬箱を探しました。
頭痛薬が欲しかったのです。
しかし頭痛薬見つからず。
ていうか、薬箱自体がそう言えばなかったんだけど。
買った覚えないし。
苦労するそんな松宮を知ってか知らずか、崔さんは続けます。
「ネタ狙い松宮コーチ、絶対日本宝物なのです。なので分からない。コーチ絶対松宮いませんから」
「コーチ? それって、何かを教えろという意味?」
「まいった、まいった! 今さら的中率、思ったとおりまいった!」
会心のしかめっ面で、しきりにうなずく崔さん。
意思疎通したのが、よほど嬉しかったらしい。
「で、何を教えろと?」
「絶対日本ネタ狙い当選確実です。お金ばらまく大変」
また理解不能になってきた…。
ですが、僕の脳裏に突然、ひらめくものがありました。
ひょっとして彼が言いたいのは、「ネタ」じゃなくて「種(タネ)」なんじゃないか…?
「モンさん」というのは、「門さん」とか「文さん」とかいう人の呼び方じゃなくて、「モンサント」という会社のことなんじゃないか…?
(モンサントについては→ 「食の世界のスーパーパワー その2」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2007/04/2_5.html)
◆◆◆
崔さんは「種(タネ)」の話をしたいんじゃないか?
つまり、農業の言葉でいういと、「種苗」というやつ。
そういう仮定で話してみると、なんだか少し、見えてくる感じがしました。
ほとんど暗号解読のような、崔さんとの会話。
エニグマか?
しかし人間、頑張れば何とかなるもの。
僕は何日も何日も何日もかけ、憑かれたように崔さんの言っていることを理解しようとしました。
風呂も入らずヒゲは伸び放題でしたが、ようやく崔さんが何を望んでいるのかがひも解けてきました…。
解説します。
崔さんはこう見えても商売には長けているようです。
彼の会社が作る農作物は、何割かがヨーロッパに輸出されています。
昨年のある日。
安徽省にやってきた、ヨーロッパの農産物商社(すなわち崔さんにとってはお客さん)の人たちが、会食の席でこんなことを言いました。
「爆発する人口を支えるための大規模農業もいいけど、なんかちょっとね」
「生産効率を追求するあまり、同じ遺伝子の農産物ばかり作ってしまうのが欠点よね」
「一般人はそれでもいいのよ(笑)、でもあたしたち金持ちは、大量生産の同じ農作物ばかり食べたくないわよねえ」
「それに、同じ遺伝子の農作物ばかりつくると、作物が病気になったらいっぺんに全滅よ」
「土地だって、連作続きで枯れてしまうし」
「いろんな遺伝子の農作物があったほうが、いいって言うじゃん」
「農作物の、多様性というやつよね。よく国際会議とかで出てくる言葉」
「でもどうすればいいの。アメリカも中国も、同じ農作物ばかり作って輸出するようになってるわよ。そのほうが儲かるから」
「儲かっているのは今のうちよ。そのうち社会は、多様性のある農作物を求めるようになるんじゃないかな」
「じゃあどうするの」
「日本ね」
「日本?」
「日本よ。あそこの農作物は、まだ多様性を保っている。固定種も多いって聞くわよ」
「なるほど。あの国は大規模農業してないしね」
「つっても、あの国だってご多聞にもれず、F1種が増えてるっていうじゃん?」
(F1種については→ 「食の世界のスーパーパワー その7」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2008/04/7_3.html)
「増えてるったって、他の国に比べたらたかが知れてる」
「そうよね」
「ということは…。日本の種苗会社を買収したら、あたしたち金持ちはもっと金持ちになるわね。キャー」
「そうよ。そういうことよ。日本の種苗会社を買収しましょうよ」
「あの国、小さい種苗会社がいっぱいあるようだし」
「じゃあ、買いやすいわね。ラッキー」
その会話を黙って聞いていた崔さん。
しかめっ面をしたその心のなかで、パチパチと算盤(そろばん)を弾いていたのでした。
でどうやら、自分自身で日本の種苗会社を物色するために、日本に来たらしい。
つーか、崔さんの破壊的な日本語から、これだけ複雑な内容を聞きだしたオレって、凄くね?
ま、かかった時間も凄いけど。
◆◆◆
「あんたのしたいことは分かった」松宮は言いました。「で、オレに何をしろと?」
「困難ネタ狙い、場所上々攻撃なかなか調べがよくありません」答える崔さん。
僕は数秒考えて、言いました。
「日本の種苗会社がどこにあるのか、調査に協力しろって意味?」
「まいった、まいった! 今さら的中率、思ったとおりまいった!」
「調査してやってもいいけど、オレ、けっこう忙しいんだけど」
「なにひとつ明快なまま、稼ぐ安徽省でしばらくお金ばらまく誕生使命、持つ者です」
僕は数秒考えて、言いました。
「報酬、出るって意味だね?」
「まいった、まいった! 今さら的中率、思ったとおりまいった!」
機嫌よくしかめっ面をする崔さん。
すこし、「崔語」を理解するコツが分かってきました。
よし、仕事をゲットしたぞ。
問題は、僕自身が種苗会社にあんまり詳しくないということです。
ちゃんと調べなければなりません。
どうやって調べようか…。
そうだ、まずは葉竹乃木夫先生に相談しよう。
葉竹乃木夫先生は、僕の農業の師匠です。
(葉竹乃木夫先生については→ 「バウムクーヘン宣言 その2」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2007/05/2_10.html)
葉竹先生に会おう。
僕はヒゲ放題を剃り、風呂を爆裂して、久しぶりに外出しました。
雪が降っています。
葉竹乃木夫先生の到着ノックのオフィス、コンコン叩くと…。
顔が開き、懐かしい葉竹ドアが見えました。
「おう、松宮か。帰国したって聞いてたが、挨拶もなく失礼なやつだな。まあ、寒いから中に入れや」
「こんにちは。葉竹は不渡り長くて珍しいから先生ですね」
「は? 不渡りなんか出してないぞワシは」
「いや、す、すいません。不渡り不渡りでないです。長いですが、考えするときです。日本語かけて時間不愉快なものですから」
「は? 何をいっとるんだお前? 意味が分からんぞ」
あわわわ。
僕の壊れ語の日本がヤバかけてる!
考えた訂正をつつきながら日本語は、必ず不可解な落とし方の結果でした。
不渡り葉竹なのに、焦燥。
怒りが先生、松宮絶縁体バラナラなのでした…。
(以下次号?)
<参考図書>
「食料の世界地図」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4621076426
松宮園生です。
(前回のあらすじ)
中国は安徽省の崔石という人からメールが送られてきたり
電話がかかってきたりしたのですが、何を言いたいのか
さっぱり分かりません。
脳みそが溶ける思いの松宮なのでした。
前回 「鳥獣ギガ その1」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/07/1_24.html
◆◆◆
偶然ですが、その崔石さんが大学時代に書いたらしい卒業論文(日本語)がネットで公開されていた
のを発見して仰天。
紹介します。
文章はたいへん読みにくいけど、
内容はちょっとだけ勉強になるかも。
◆◆◆(論文はここから)◆◆◆
論文題名:食べる中国物
書人:日本語学閥 崔石集団(3者)
<起立>
私達は、しっかり学ぶ日本語の状態で満足した。
それが理由ですが、食べる中国具合を読むべき日本人と思います。
これは、日本人むかえて読むための食べる中国物です。
これから始まります。
<はじめ文>
中国は世界にいけば「料理王国」「グルメの国」と称えられた中国人いるところで中国料理店である。
中国には食べるが、それは人間が生存するナンバーワンだと見る。
中国主人は生産と生活の実践、天災と人災の飢きん。
それが理由です。
食べる中国の開発もっと多いのですよ!
中国主人は食べる楽しみナンバーワンで、しかし同時に飲食は人生の一番大きな楽しみです。
ほかでもない。
中国は土地が広く気候は変化する。
動物と植物多人数が、飲食調理素晴らしく自然条件でした。
孫文お分かる?
それはこう言います。
「中国飲食は文明が及ばない。食べる中国の開発は欧米もっと多いが、同時に調理する中国の精密さは匹敵しない」
意味はまさにぴったりの要約です。
数千年のすごい歴史はすごく長い。
<主食とは?>
食べる中国主食が小麦粉北なのが一方、食べる中国主食が米南だよ!
餃子の同時にビーフンである。
<料理の4大中国>
上海料理:魚料理の濃い味が味です。海は近い。
四川料理:リリ辛のリリ辛味が味です、香辛料多人数。
広東料理:薄味の薄味が味です。バライテー多人数。
北京料理:スガー酢味のスガー酢味が味です。油多人数。
<餃子>
食べる中国餃子が中国縁起で多人数嬉しい。
昔々お金餃子が形を作ります。理由がそうです。
波がゆれるみたいの餃子の辺境に輝く宝石は、中国縁起で多人数嬉しいよね!
餃子あたらしい中国縁起は魚です。
豊かさは魚表現です。
お分かる?
<デザート>
食べる中国餃子が甘くないので現実はシェン点心、食べる中国お菓子とデザートが甘いので実際はテェン点心と、呼びかた正しいのです。
食べる西洋お菓子が比較できないなじみの日本ですが…。
食べる中国テェン点心は健康だがしかしなかなかヘルシーです。
たっぷり大規模のナッツ、フルーツの理由がそうです。
進みましょう!
<お茶>
同じ食べる中国ウーロン茶が日本のお茶色と比べます。
食べる中国ウーロン茶の香りの香りが香りです。好き多人数。
食べる日本お茶の薄い薄さが香りなのが一方、薄い薄さが色である。
ゆえに中国主人は濃い濃さが香りなのが一方、濃い濃さが色だと判明した!
<言葉>
チーファンラマ語る挨拶、意味は「食べる人間ごはんですか?」が意味正しい。
戦争多人数が中国主人に食事の提供充実です。
それが違う。
ゆえにまず「食べる人間ごはんですか?」質問として挨拶です。
<行事>
お正月:同じお年玉日本と比べます。関わらず爆竹中国お正月バンバンです。爆竹中国は悪魔の愉快な音楽反対の理由がそうです。
ひなまつり:同じひなまつり中国昔はじめてです。ひなまつり女の子、日本初めてではそれが違います。
お月見:食べる中国お団子の一方、月餅メロン、もも、りんご、ざくろが円形まんまるです。
<感想>
私達は、食べる中国食べること、驚くべき調べるお茶が100種類でした。
食べる中国食べるもの大変にリリ辛の一方、感心する味だけは多人数です。
私達は、ひなまつり非常に驚くべき中国昔はじめては本当でした。日本初めてでは多人数がそれが違うのです。
これからも中日みんながお願いです。
◆◆◆(論文はここまで)◆◆◆
これって本当に論文なのかな?
ま、いいけど。
「これからも中日みんながお願いです」
↑
崔石さんて、ドラゴンズファンだったんだ。
(違うか)
<参考図書>
「中華料理四千年」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4166603965