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松宮園生です。
このあいだまで帰国してました。
久しぶりに帰国するといろんなものが新鮮に
見えます。
例えば
* 満員電車がミョーに面白かったり
* タクシーやレストランでチップを払わずに
済むのにホッとしたり
* かつて見慣れた道が分かんなくてそれが
楽しかったり
* 女性がみんなスリムに見えて
「よりどりみどりじゃん(何が?)」
と思ったりとか。
あと、全体的に日本はやかましいですね。
人口密度が高いからだと思いますが。
◆◆◆
ところで東京あたりではエスニックの店、とくにインド料理店がかなり増えた気がしますが、気のせいでしょうか?
かつては繁華街にしかなかったのが、そのへんの住宅街の一角にインド料理店がふつうに何気なくアタリマエにオープンしている気がします。
先日、
「今日は起きてから寝るまでに偶然目撃したインド料理店の数を、メモっておこう」
というのをやってみたら、11軒ありました。
全部、違う店です。
重複はありません。
この数字、どう思います?
インド料理店が増えているとしたら、その原因のひとつは地球温暖化なのかもしれません。
日本はもはや亜熱帯気候になっているように思いますが、九州あたりでは熱帯の果物であるマンゴーが栽培されるようになっていますね。
バナナなんかも、国産のものが出回ったりしてます。
ようするに日本は暑くなったわけで。
暑くなると、インド料理のようなものを食べたくなったりするそうです。
カレーは体温を下げる働きがあるそうなので、人は無意識にその効果を求めてインド料理を食べるのかも。
で、たとえば1億2千万人の日本人がインド料理を年間にどれくらい食べるかを考えてみましょう。
日本がこんなに暑くなる前は、
「ひとり平均、年に1回、インド料理を食べる」
だったとします。
これが、暑くなったせいで
「年に2回、平均で食べる」
ように変ったとします。
つまり、1回が2回に増えました。
平均値の1人の人間からすれば、年に1回が年に2回に増えただけですので大したことはありませんが、
日本人全体でみると、1億2千万回、インド料理を食べる回数が増えたことになります。
↓
年に1億2千万回増えた、ということは、
1億2千万回÷365日=33万
つまり、1日あたり約33万回、インド料理を食べる回数が増えたことになります。
33万食のインド料理が、毎日必要になります。
仮に、インド料理店は1店あたり60食を毎日提供できるとすると、
33万食÷60食=5500
つまり、新規に5500店のインド料理店が増えないと、
「年に1回、平均で食べる」から「年に2回、平均で食べる」
という変化(増加)に対応できないのです。
そんなわけで、日本が暑くなった結果、インド料理店は5500店も増えた。
5500店も増えれば、
「たしかに増えたなあ」
という気がするんじゃないかと思いますが…。
ちなみに、僕は年に24回くらいインド料理を食べます。
松宮園生です。
「農業やってみたい」
都会に住んでいる男性で、そう思っている人はけっこう多いようです。
むろん女性のなかにもそういう人はいますが、男性のほうが圧倒的に多い。
とくに20代と50代。
あるデータによると、
* 都会に住んでいる20代男性の85パーセントは農業に興味がある
* 都会に住んでいる50代男性の75パーセントは農業に興味がある
だそうです。
(30代・40代は仕事に精を出している人が多いため、農業に憧れる度合いは高くないようです)
もっとも、ここでいう
「農業に興味がある」
というのは漠然としています。
* 農業をしたいのか…
* 農業をしている人と友達になって、たまに遊びにいきたいのか…
* なんとなくエコとかロハスとかに惹かれ、田園ライフに憧れている程度なのか…
* 農業戦隊アグレンジャー(実在します)の一員となって正義のために悪と戦いたいのか…
バラバラだと思います。
(実在する農業戦隊アグレンジャーについて詳しく知りたい人はここをクリック)
まあそれでも、かなりたくさんの男性が農業っぽい世界に共感を持っていることは、間違いなさそうです。
さて、男性のうち20代と50代が特に農業に関心があると書きましたが、20代と50代とでは関心のタイプがちょっと異なっています。
まず50代からいうと、
「農業で生計をたてよう」
てな人は少数派です。
趣味農業とか、週末農業とか、園芸とか、そんなノリです。
趣味ですから、贅沢です。
費用なんかもあまり気にしません。
当然、有機農業を目指します。
有機農業はある意味、贅沢です。
「有機農業って、農薬も使わないし、化学肥料も使わないんだから、安く作れるんじゃないの?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大間違いです。
有機農業は農薬を使わないので、害虫のリスクにさらされます。
有機農業は化学肥料を使わないので、作物の成長がゆっくりになります。
有機農業はたいへんメンドーですので、作業量が増えます。
つまり、収穫量が減ります。
収穫量が減れば、費用は割高になりますよね?
農業代・化学肥料代はたしかに浮きますが、作業量が増え収穫量が減る影響のほうが大きいので、割高になるのです。
つまり、有機農業は贅沢なわけです。
有機農業は贅沢ですが、50代男性は平気の平左(←死語)です。
だって、趣味だもん。
ふだん料理をしない男性が、たまに作るカレーがやたら贅沢な食材を使ったりするのと同じです。
で、作った農作物は自分で食べる以外には友人に配ったり、産地直売所で販売したりします。
彼らが作る有機作物は「生計をたてる手段」ではありませんので、産地直売所での販売価格は善意で安かったりします。
問題はココ。
彼らが善意で安くしたために、近所で商売している「本気の農家さん」の作物が売れなくなり、値下げを余議なくされたりするそうです。
皮肉なことですが、善意の隣でなんというか、ちょっとした悲劇が生まれたりするわけです。
一方、20代で農業を始める気持ちのある人は、
「農業という人生を選ぶ」
という意識になります。
要するに、「本気の農家さん」になるわけです。
彼らの多くも有機農業をやりたいと思っていますが、本気ですので、
* いかにコストを下げて有機農業を実施するか
* いかに付加価値をつけて高く買ってもらうか
ということを、農業を始めたあとは必死で考えるわけです。
善意で値下げするようなことはしないんじゃないかな。
なお、20代の場合、IT業界の人がもっとも農業に強い興味を持つ傾向があるようです。
おそらく普段の仕事が「人工づくし」であるために、その対極にある1次産業、とくに農業に対するあこがれを強くするのでしょう。
2年ほど前のことですが、あるIT企業から若手社員の研修を頼まれて講師をしたことがあります。
出席者の数は50人でした。
みな、20代でした。
そこで僕はこういうことを言いました。
「おうてめえら。おうおうおう。将来のいつか、農業をやってみてえと思ってるふてえ野郎はいるか? ああん?」
するとどうでしょう。
50人の出席者のうち、48人が手を挙げたのです。
挙げなかった2人は、女性でした。
「やるじゃねえか、おめえら」
そういう僕の声は、涙でふるえていました(←んなわけ、あるかい)。
ま、IT業界の若者が農業に憧れるのは、単に疲れてストレスがたまっているだけなのかもしれないけど。
というわけで結論です。
バウムクーヘン野郎である僕は、日本のホンキ農業マンを増やすために、IT業界の若者を次々と誘惑しようと思います。
ホモとは違う意味で(笑)。
松宮園生です。
テケテケ村でイチゴ農家をしている小判大介君は、
僕の舎弟でもあります。
このあいだ、久しぶりに小判君とビールを
飲みながら昔話をする機会がありました。
こんな昔話を思い出しました。
◆◆◆
彼がまだ学校で農業の勉強をしていたころ。
小判君と僕はテケテケ村のはずれを歩いていて、大きな穴を発見しました。
直径が2メートル近くある穴で、恐る恐るのぞきこみましたが深くて底が見えません。
小判君がそのへんの石ころを投げ入れてみました。
穴の底に落ちるまで何秒かかるか測ろうとしたのです。
しかし、何の音もしません。
「ものすごく深い穴のようですね」小判君は言いました。「もっと大きい石を放ってみましょうか」
「そうしよう」
僕も賛成し、大きな石を見つけて2人で持ち上げました。
「これは石というより、ちょっとした岩ですね」
せーの、でその「岩」を穴に投げ込みました。
耳をすまして「岩」が底を打つ音を聞こうとしました。
小判君は腕時計を見ながら時間を測っています。
ところが、待てど暮らせど音がしませんでした。
「信じられない」小判君があえぐように言いました。「もっと大きいのを探しましょう」
もっと大きいの、といっても、なかなかそれらしいのは見当たりませんでした。
そのかわり、古くなってもう使われていない電柱が何本か、斜めになっていたのを発見。
小判君と力をあわせてそのうち1本を引き抜き、重たいのをずるずると穴のふちまで引きずりました。
「落とすぞ。自分が落ちないように気をつけろ」
「気をつけます。先輩も気をつけて」
やっとの思いで電柱を穴に投げ入れました。
しかしそれでもなお、音はしませんでした。
小判君と僕は顔を見あわせました。
そのときです。
突然、どこからか山羊が現れました。
ものすごい勢いで走ってきたのです。
その勢いのまま、山羊はわれわれの傍を通りすぎ、なんの躊躇もなく穴に飛び込んでしまいました。
唖然としました。
小判君も、目をまるくしています。
するとそこにミスミのジイサンが現れました。
(ミスミのジイサンについてはここをクリック)
「あんたら、わしの山羊を見なかったか? 白兵衛というんだが」
僕は、いま目撃した出来事を話しました。
山羊がすごい勢いで駆けてきて、穴に飛び込みましたと。
「うーん。それはウチの山羊じゃねえと思うな」ミスミのジイサンは言いました。「白兵衛の縄はそこの電信柱にしっかりくくりつけておいたからな、走って逃げるなんて、できねえはずだ…」
松宮園生です。
みなさん。
「健康音頭」って、歌いたい? 踊りたい?
◆◆◆
先日、ある病院が健康音頭を作ったそうです。
題して、
「おヘそのまわりは何センチ メタボリック症候群ラプソディ」。
歌詞はこんな感じだそうで。
↓
♪ あっああダメダメ ダメよ メタボリック症候群
♪ あ? ヘイ!飲みすぎ食べすぎ ご用心?。
♪ 予防に勝る医療なし イエーイ!
(感想)
イエーイと言われても困るのですが。
「あっああダメダメ ダメよ」のところは違うことを想像してしまいました。
そのとき、僕の脳裏に衝撃的な考えが浮かびました。
も、もしかしたら「健康音頭」はこれだけじゃなかったりして…。
ほ、他にも「健康音頭」が作られてたりして…。
まさかとは思うが、怖いものみたさで調べてみました。
◆◆◆
ある自治体の保健所が「健康音頭」を作っていました。
こんな歌詞です。
↓
♪ いくつになっても気は若く
♪ 19・20歳を忘れない
♪ 適度な運動 筋力アップ
♪ 元気な体を作ります
♪ 健康作りは 健康作りは 幸せ作り
(感想)
昭和の香りがいたします。
◆◆◆
「山田健康音頭」というものも発見。
どこかの市町村の法律文に載っていました(←ホント)。
歌詞はこんなです。
↓
♪ ハアー
♪ みんな仲良く 智恵だし合って
♪ 砂糖ひかえめ 塩うすめ
♪ 辛(から)味(み)おさえて 味を出す
♪ 汗をながして 健康音頭
♪ 歌う門(かど)には 福がくる 福がくる
(感想)
ハアー、そうですか…。
楽譜を見たいという酔狂な方は、ここをクリック。
◆◆◆
「泉州健康音頭」っつーのもあったぞ。
歌詞は琵琶法師の平家物語か! と高度なツッコミをしたくなるほどの長文でありまして、ここに書ききれません。
歌詞を読みたいというむこうみずな方はここをクリック。
振付を見たいという勇敢な方はここをクリック。
◆◆◆
ついでに「野菜音頭」を発見しました。
「♪ 野菜音頭で サーイサイ(菜々)」
というのが決め台詞のようです。
歌ってみたいガッツな方はここをクリック。
◆◆◆
<調査を終えての感想>
いやー、なかなかその、名作・大作ぞろいでございまして、微妙にトホホな気持ちにさせていただきました。
早いとこ21世紀に戻りたいと思います。
(以下次号、なんてありえません)
松宮園生です。
(前回までのあらすじ)
駄目ビジネスマンをカモに日々の糧を稼いでいる
アゴヒゲ。
清水の次郎長風にいうと「ケチな野郎でござんす」。
そんなアゴヒゲにつきまとわれて困った
「新世紀エバンゲリ食品研究会」
は、松宮園生にアゴヒゲ退治を依頼した。
しかしその松宮園生もアゴヒゲにカモられた情けない過去を持つ。
果たして対決の行方はいかに?
最後に笑うのは誰か…?
◆◆◆
「新世紀エバンゲリ食品研究会」は、21世紀の新しい科学知識を総動員して新型食品を開発しようとする食品メーカーの集まりでした。
アゴヒゲはその会合にずうずうしく顔を出しています。
理系でもなく食品科学に詳しいわけでもなく、そもそも食の世界にもたいして通じていないアゴヒゲは、この会合のコーディネーターとしてメンバーから何か仕事をもらうことをネラっています。
しかし「新世紀エバンゲリ食品研究会」からみると、本来関係のない人がいつのまにか会議の常連になっている。
何ともいいようない違和感です。
かといって排斥するわけにも生きません。
なぜならこの研究会は
「興味のある人なら誰でもどうぞ」
という原則だったからです。
だったら始めから「限られた人だけの会合」にすればいいじゃん。
と普通は思うんですけど、まあそこは一筋縄でいかない本音と建前の「昭和のオトナ」が見え隠れしています。
「松宮どん。おぬしアゴヒゲに詳しいんだろ。なんとかしてくんろ」
研究会のあるメンバーが僕にコンタクトしてきました。
要は、アゴヒゲの気をそらして退会させたい、というものです。
「ただでとは言わん」依頼者の人は言いました。「無記名のオーストラリア国債で200万ドル、用意したぞい」
アタッシュケースがおもむろに開かれました。
↑
嘘ですね。
ゴルゴ13じゃあるまいし、こんなカッコイイ場面などあるはずがありません。
実際の報酬は、
「アゴヒゲを追い払うことができたら、松宮を新世紀エバンゲリ食品研究会の名誉会員にしてやる」
という何だかよく分からないものでした。
それでも松宮は、
「いつもアゴヒゲにナメられているのを仕返ししたい」
という動機で、この依頼を受けることにしました。
◆◆◆
僕の考えた作戦はこうです。
新世紀エバンゲリ食品研究会のメンバーはいろんな食品会社の社員です。
しかし、純粋な学者先生はいません。
学者先生がメンバーに入ってくれたら会に箔(はく)がつきます。
よし、学者先生を入れよう。
その学者先生を勧誘する役目を、アゴヒゲにやってもらおう。
「仕事ができた。おれの素晴らしさを見せつけるチャンスだ」
と、アゴヒゲは喜び勇むにちがいない。
そこにつけこむのだ。
ひひひひひ。
学者先生だが、誰にしようか?
そこでサマンサタバサ所長が登場します。
茨城県の人里離れたところに、「食品魔術研究所」という有名な研究所があります。
何がどう有名かというと。
そこの所長さん、人呼んで(←死語)サマンサタバサ氏、はクイズ魔でした。
クイズに答えられないと所員はクビ、来客はお茶も出さず追い出す、という人物だったのです。
さっそく僕は「食品魔術研究所」にお試し電話を入れました。
「食品魔術研究所です」
「食育プロダクションの松宮園生と申します。サマンサタバサ先生はいらっしゃいますか」
「おります。いまからクイズを出しますので、見事正解していただいたらおつなぎいたします。昔の日本人が食べていた『山鯨』とはなんでしょう」
「や、山鯨? クマのことか?」
「残念、不正解です。ではごきげんよう。正解は自分で調べてください」
ガチャリ。
すげー。
噂どおりだ。
クイズに答えられなかったのは悔しいが、まあよい。
電話をとりついでもらうのさえこんなに難しいのだから、ましてや入会の説得など至難の技に違いない。
サマンサタバサにアゴヒゲをけしかける。
まず間違いなくアゴヒゲは玉砕するだろう。
で、屈辱のあまりアゴヒゲは、「新世紀エバンゲリ食品研究会」を脱会するのだ。
ひひひひひ。
残忍な笑い声の松宮。
アゴヒゲ危機一髪!
がんばれアゴヒゲ。
卑怯な松宮の野望を打ち砕け!
ん? なんでアゴヒゲを応援してんだっけ?
(以下次号)