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      <title>日本食育大学未来学部 | 食育プロデュース委員会</title>
      <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/</link>
      <description>食育プロデュース委員会のチーフ松宮園生がお送りする、ちょっと可笑しな食育の世界。食育通ならわかるジョーク満載、あなたは笑えますか？</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
      <lastBuildDate>Thu, 18 Mar 2010 10:45:00 +0900</lastBuildDate>
      <docs>http://blogs.law.harvard.edu/tech/rss</docs> 

            <item>
         <title>株式会社　食育　（社宅編）</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/ichigo.jpg" alt="" title="ichigo" width="78" height="120" align="right" />
</p>
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</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
「株式会社　食育」に勤務する社員が1名、昨年末から行方不明になっています。<br />
その人の手記が発見されました。<br />
こんなことが書かれていました&hellip;。
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◆◆◆
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今年もあとわずかである。
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いろいろあった1年だったが、お腹まわりが増えたのは我ながら情けない。<br />
来年こそはダイエットしよう。<br />
たしか昨年の春から「特定検診・特定保健指導」が義務化されたと聞いている。<br />
保健指導の対象になったら、私生活にいろいろ干渉されて面倒らしい。<br />
だから次の健診までに、お腹まわりを縮めないといけない。<br />
&hellip;などと呑気なことを考えていたら、自宅に空き巣が入ってしまった。<br />
窓ガラスにきれいに穴があいている。<br />
犯人はそこから鍵をあけて侵入したらしい。<br />
セコムにしておけばよかったのだが、後の祭りである。<br />
とにかく警察を呼ぶ。<br />
ところが、待てど暮らせど警察はやってこない。<br />
1時間も待ったろうか、ようやく警官が自転車でやってきた。<br />
パトカーではなく、チャリンコでえっちらおっちらやってきたわけである。<br />
それも、キキキという甲高いブレーキ音のする自転車である。<br />
「いやー、季節がら空き巣が多くて、手が回らんのですよ。遅くなりました」と中年の警官は言った。「ではまず調書を作りたいのでご協力お願いします。何を盗られましたか？」<br />
「これです」わたしは待っているあいだに作成したメモを、警官に手渡した。<br />
「恐れ入ります」警官は言った。「書きうつしますので、ちょっと待ってください」<br />
「書きうつすの？　そんなことしなくても『別紙』ということで添付しとけばいいんじゃないの？」<br />
警官は目を丸くした。「いやあ、おっしゃる通りだ。お客さん、頭がいいですなあ。ひょっとして、東大出身ですか？」<br />
「いや、東大出身じゃなくてもそれくらいは&hellip;。ていうか、わたしはお客さんではありませんが&hellip;」<br />
「感銘しました」警官は言い、敬礼をした。「小官は市ノ瀬と申します。以後、お見知りおきを」<br />
「はあ。山本です」<br />
「では山本さん。盗られたものを順に教えてください」<br />
「は？　いま、メモを渡しましたが」<br />
「そ、そうでした。はははは。この紙でしたね。なるほど、どれどれ&hellip;。主に、携帯電話と現金20万円、ですな。あとは宝くじが20枚と、映画のDVDですか」<br />
「そうです。他にも大きいのがあるかもしれませんが、すぐに分かったのはこれだけです」<br />
「なるほど。で、その携帯電話と20万円と宝くじとDVDは、どこにありますか？」<br />
「は？　盗まれたわけですから、ここにはありませんが」<br />
「そうですか。ここにはない、と&hellip;」つぶやきながら、調書に書きこむ警官。「ではまず携帯電話ですが、どうして持ち歩かずにご自宅に置いてあったのですか？」<br />
「今日にかぎってたまたま置き忘れていました。悪用されるのが心配です」<br />
「それは心配ですな。どこの電話会社ですか？」<br />
「NTTドコモです」<br />
「なるほど」調書に書きこむ警官。<br />
「NTTコドモではありません」わたしは彼の書き間違いを指摘した。「そんな意味不明の子どもはいません。コドモではなくドコモですよ」<br />
「おっと失礼。コモドでした」<br />
「違いますってば。それでは大トカゲになってしまいます。ドコモですよ。ド・コ・モ」<br />
「おっと失敬。ド・コ・モ&hellip;と」<br />
「しっかりしてくださいよ、おまわりさん」<br />
「頑張ります」そう言って彼はまた敬礼した。「現金ですが、どこに置いてあったんですか？」<br />
「あれです。『20万円がたまる貯金箱』って書いてある大きなブリキ缶がありますよね。あれです」<br />
「ゴキブリ缶、ですか」<br />
「違います。ブリキ缶です」<br />
「20万円がたまるって、そんな貯金箱があるんですなあ」<br />
「見たことありませんか？　雑貨屋とかによく置いてありますけど。500円玉専用の貯金箱なんです。500円玉で満杯になったら、総額が20万円になるんです」<br />
「ほお。で、缶切りで開いた形跡がありますな」<br />
「缶切りで開けて、中身だけを盗っていったみたいなんです」<br />
「中身は何だったのですか？」<br />
「は？　中身は500円玉ですよ。いま言ったでしょう」<br />
「あ、そうか。はははは。500円玉が、ジャラジャラと入っていたわけですな」<br />
「そうです」<br />
「ジャラジャラとね。&hellip;満杯だったのですか？」<br />
「満杯でした」<br />
「本当ですか？　そんなこと言って、じつは半分しかなかったとか」<br />
「し、失礼な。間違いなく満杯でしたよ。もう500円玉が入らなくなったので、2つ目の貯金箱に入れ始めたくらいなんですから」<br />
「2つ目の貯金箱があるんですか？」<br />
「ここにあります。犯人も2つ目があるとは気がつかなかったみたいで」わたしは冷蔵庫の奥に隠してあった2つ目の貯金箱を出してみせた。「こっちもすでに半分くらい入ってます。ほら、冷えてて重いでしょう」<br />
「確かに、冷えててずっしり重いですな。半分くらい入っているということは、10万円くらいですかな？」<br />
「そのくらいですね」<br />
「ふむふむ。で、最初の貯金箱のほうですが、缶切りで開けられていますな。缶のまま持っていけばいいのに、犯人のやつ、わざわざ時間をかけて開いた。なぜだか分かりますか？」<br />
「なぜなんですか？　教えてください」<br />
「東大出身なのに、分からないのですか？」<br />
「分かりません。ていうか、東大出身じゃないし」<br />
「そうですか。まあ無理もありませんな。小官にもよく分からんのです。あとで署のほうに聞いておきましょう」<br />
わたしは昭和っぽくずっこけた。<br />
「山本さん、とおっしゃいましたな？」警官は言った。「プライバシーをお聞きするのは心苦しいのですが、調書に書かんといけませんので、山本さんご自身についてお尋ねします」<br />
「はい。ていうか、わたしは山本ですけど」<br />
「はあ。分かっておりますが。それが何か？」<br />
「調書には山下って書いてありますよ」<br />
「ありゃりゃ、本当だ。小官としたことが」<br />
「しっかりしてくださいよ」<br />
「しっかりします」また敬礼をした。「えっと、では性別をお答えください」<br />
「は？　見てお分かりのとおり、男ですけど」<br />
「本当ですか。最近は、見た目だけで判断つかない人が増えたもんですから」<br />
「それはそうかもしれないけど」わたしはムッとした。「正真正銘の男ですよ」<br />
「男なら、自分が男かどうかなんてそんな細かいこと、気にせんでください」<br />
「は？　意味不明なんですけど」<br />
「はははは。まあとにかく。年齢とご職業を教えてもらえませんか」<br />
「41歳です。職業は、食育をしています」<br />
「ショクイク？　なんですかそれは」<br />
「食べるという字に、育てるという字で、食育といいます」<br />
「こうですか？」<br />
「逆です。それでは育食（イクショク）です。いくらなんでも、そんな間違え方はないでしょう。わざとですか」<br />
「いえいえとんでもない」敬礼。「で、その食育という仕事は、いったいぜんたい何ですか？」<br />
「食育の仕事というのはですね。<strong>（ここの部分が真っ黒に塗りつぶされています）</strong>」<br />
「へえ！　なるほど、よく分かりました。なんとまあ危険な仕事をなさっておりますなあ。いやあ、若いのに大したもんだ。体を大事にしてくださいよ」<br />
警官がまた敬礼をした。<br />
わたしは顔を赤らめた。「恐縮です」<br />
「では署のほうに電話してまいりますので、しばらくお待ちいただけますかな？」<br />
「分かりました」<br />
いやー、立派なお仕事をなさっておられる、儲かりもしないのに感心感心、とつぶやきながら、警官は出ていった。<br />
儲かりもしないのにというのは一言余計である。<br />
が、全体的におだてられていい気分になったわたし。<br />
だが、いつまで待っても警官は戻ってこない。<br />
おかしいな、と思って窓の外を見ると、ちょうどそこに小型のパトカーが止まった。<br />
現われたのは小柄だがちょいと色っぽい婦人警官である。<br />
キャメロン・ディアスによく似ている。<br />
わたしは興奮して玄関に飛びだした。<br />
「山本さん？」<br />
「ハイッ！　山本です」<br />
「&times;&times;署です。ごめんなさい、遅くなっちゃって」婦人警官が上目づかいで言った。「空き巣が続いちゃってたいへんだったんです。でも一生懸命お世話しますから、許してくださいね？」<br />
「ゆ、許します！」思わず気をつけの姿勢をとるわたし。「ていうか、お、お世話って何ですか？」<br />
ふくらむ期待。<br />
しかし突然、わたしは気がついた。<br />
「さっきの警官は誰だったんだ？」<br />
あわてて家の中を見回す。<br />
やられた！<br />
10万円入りの、2つ目の貯金箱が消えていたのであった。<br />
次の瞬間、すべての光が消えて真っ暗になった（&larr;小泉八雲か！）
</p>
<p>
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</p>
<p>
◆◆◆
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<p>
手記はここで終わっています。<br />
黒く塗りつぶされたところに何が書いてあったのか知りたいところなのですが、当の本人が行方不明になっているため、今もって謎のままです。
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<a href="http://mymanager.seesaa.net/category/7280512-1.html" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/book.jpg" alt="" width="250" height="245" />
</a><br />
</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/post_201.html</link>
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                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 18 Mar 2010 10:45:00 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ狩り　その7　策謀編</title>
         <description><![CDATA[<br />
<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/fvs.jpg" alt="" title="fvs" width="319" height="75" align="right" />
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</p>
<p>
松宮園生です。
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</p>
<p>
ある日のランチタイム。
</p>
<p>
仕事の手を休め、ひとりでファミレスで食事をしていると&hellip;。<br />
メタボ警察の回し者、食育ロボットのアンドリューがやってきて、僕の向かい側に座りました。
</p>
<p>
「なんだよ今度は。もうメタボじゃねーかんな。見ろよ」<br />
僕は自分の臍のあたりを指さします。<br />
「あなたの腹囲が縮んだのは認めます。メタボ刑務所に服役してたわけですから。服役中のヘルシーな生活で、腹囲が縮んだのです」<br />
アンドリューが涼しい顔でいいました。
</p>
<p>
涼しい顔？<br />
自分で書いといて何だけど、どんな顔だっけ。<br />
ていうか、アンドリューはロボットなんだから表情いつも一緒だし。
</p>
<p>
「メタボ狩りじゃないなら、何の用？」<br />
「あなたが食べているそれです」<br />
「これ？」<br />
「そうです。問題があります」<br />
「娑婆（しゃば）に出たら何を食べようと勝手だろ」<br />
「ふつうの人はそうです。しかしあなたには前科がありますから、出所後3年間、わたしの監視下に置かれます」<br />
「何だよそれ。聞いてねえぞ」<br />
「当然です。言ってません。紙に書いて渡しただけですから」<br />
「なんだそりゃ。一休さんのトンチかっつーの」
</p>
<p>
「さっそくですが」アンドリューはまたもや涼しい顔でいいました。「何を食べているのですか」<br />
「カレーライスだよ。見りゃ分かるだろ」<br />
「カロリーはチェックしましたか」<br />
「したよ。メニューに書いてあった」<br />
「何カロリーですか」<br />
「それはだな&hellip;。メニューを見たら分かる」<br />
テーブル上のメニューを開こうとした僕の手を、アンドリューが押しとどめます。<br />
「カンニングはいけません。言いなさい」僕の手を掴んだまま離さないアンドリュー。「何カロリーですか」
</p>
<p>
「カンニングって、あんた&hellip;。700ちょっととかだったかなあ。正確な数字なんて覚えてねえよ。いいじゃんか。高カロリーのものを選んだつもりはないしさ。仮にカロリー高くてもだよ、ランチだぜ。寝る前にドカ食いするわけじゃないんだから」<br />
「そんなことは問題ではありません、この前科者。あなたがカロリーの数値をちゃんと頭に入れていないことが問題なのです。では次の質問」<br />
「次の質問？」<br />
「塩分の量を確認しましたか？」<br />
「そんなこと、するわけないだろ」<br />
「ここのメニューには塩分量が書いてあります」アンドリューは僕の手を離し、自分でメニューを開きました。「ほら、見なさい、前科者」
</p>
<p>
塩分量が書いてありました。<br />
カレーライスは、2.5g となっています。
</p>
<p>
「もうひとつ質問です」<br />
「まだあるの？」<br />
「当然です。あなたは前科者なのですから。&hellip;トランス脂肪酸の量を確認しましたか？」<br />
「トランス脂肪酸？」<br />
「さてはこれもチェックしてませんね」<br />
「するわけないだろ。そんなもの、メニューに書いてないじゃん」<br />
「書かれていなかったら、お店に聞きなさい。答えられない店だったら、入ってはいけません。それにしてもダメですねあなたは。カロリーもうろ覚え、塩分量
も見ていない。トランス脂肪酸のことも頭から抜けている。とても刑期が終わった人とは思えません。罰として、このカレーライスは値上げします」<br />
「は？」
</p>
<p>
おもむろに店長を呼ぶアンドリュー。<br />
やってきた店長に向かってアンドリューは言いました。<br />
「わたしはメタボ警察のアンドリューです。このカレーライスはいくらですか」<br />
「しょしょ、消費税込で、は、880円になります」<br />
「では、『メタボ撲滅推進法』にもとづき、この人だけ今回、価格10倍の8,800円にしてください」<br />
「ちょっと待て。え？　8,800円？」僕は思わす立ちあがりました。「そんなムチャクチャな」
</p>
<p>
さすがにこれには店長も、<br />
「そ、そんなことしたら、こ、このお客様は、も、もうウチに来、来てくれなくなりなります」<br />
「そうだそうだ」僕も便乗しました。「そんな店、もう来ないぞ」<br />
アンドリューは首を横に振りました。「そうはいっても、『メタボ撲滅推進法』という法律で定められているのです。&hellip;店長さん、ちょっと2人でヒソヒソ話をしましょう。前科者のマツミヤさんはここにいなさい」<br />
「前科者、前科者って、言うな」
</p>
<p>
アンドリューと店長が、僕の聞こえないところで立ち話をしています。<br />
しばらくして、2人が握手をするのが見えます。<br />
アンドリューはそのまま、立ち去っていきました。
</p>
<p>
店長が僕のテーブルに戻ってきました。<br />
「お、お客様、お、恐れ入ります。や、やはり、こ、これは、ほ、法律だそうで、ここ、今回は、は、8,800円を、せ、請求させていただきます。ま、誠に恐れ入ります。ここ。これが8,800円の、で、伝票です」<br />
「おいおい、待ってよ。本気か？　だったらもうこんな店、2度と来ないぞ。つーか、その話し方、なんとかしてくれよ」
</p>
<p>
店長はニコニコして答えました。<br />
「だ、大丈夫です。や、やむを得ません。いい、いまアンドリューさんから、こ、こういう説明を受けたんです。
</p>
<p>
<strong>アンドリュー</strong>：　あの客、死ぬまでにこの店にあと何回来ると思いますか、店長さん？<br />
<strong>店長</strong>：　ど、どうでしょうか、じゅ、10回くらいでしょうか。<br />
<strong>アンドリュー</strong>：　じゃあその10回分のお金を今もらってしまえば、もう来なくても大丈夫ですよね。<br />
<strong>店長</strong>：　なな、なるほど、そ、それはそうです。<br />
<strong>アンドリュー</strong>：　だから8,800円なんです。しかも追加のコストがかからない。トクでしょ。
</p>
<p>
でで、ですって。<br />
な、納得しちゃいま、ました。さ、さすがはロ、ロボット、たた、巧みな計算をするものですねえ。あ、あはははは」
</p>
<p>
あ、あはははは、じゃねえよ&hellip;。
</p>
<p>
「そそ、それから、あ、アンドリューさんから、で、伝言があります」店長は続けました。「『次がありますのでもう出ますが、夕食時に、また会いましょう』、とのこ、ことです」
</p>
<p>
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</p>
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<a href="http://mymanager.seesaa.net/category/7280512-1.html" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/book.jpg" alt="" width="250" height="245" />
</a><br />
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/7_7.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/7_7.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 13 Mar 2010 15:52:07 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ狩り　その6　飛翔編</title>
         <description><![CDATA[<p>
&nbsp;
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/rhubarb.jpg" alt="" title="rhubarb" width="100" height="150" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
メタボ警察の片棒をかつぎ、メタボな人を追いかけて捕まえては<br />
メタボ刑務所に送り込む、食育ロボットのアンドリュー。<br />
天才科学者ロバート・シトピッチャン教授が開発した人間型ロボットです。
</p>
<p>
その食育ロボットですが、それがアナタ、驚きましたよ。<br />
アンドリューのやつ、ブログを書いてやがったのです。<br />
こんなブログです。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
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&nbsp;
</p>
<p>
ブログの題名：　「愛ロボット」
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
＜アンドリューさんのプロフィール＞
</p>
<p>
わたしはアンドリュー。<br />
正式には「アンドリュー77型　製造番号14」であります。<br />
日本食育大学のロバート・シトピッチャン教授によって開発された食育ロボットです。
</p>
<p>
* 身長：　170センチ<br />
* 体重：　89チログラム。数字だけ見ると肥満でありますが、メタル製ですので身長のわりに重いのであります。<br />
* 職業：　食育<br />
* 好物：　交流電気（とくに50ヘルツ）<br />
* 趣味：　罰を与えること<br />
* 得意技：　徹夜<br />
* 苦手なこと：　暗算<br />
* 貯金：　883円<br />
* その他：　ロボットではありますが、合体とか巨大化とかはお断りいたします。
</p>
<p>
（チログラム？）
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
＜アンドリューさんの最新日記＞
</p>
<p>
「うららかな食育日和」（3月11日）
</p>
<p>
今日はいい天気。<br />
「こんな日は、お外で食育したい」と思い、<br />
わたしはアースカラーのダウンジャケットを羽織って太陽の下へ。<br />
わくわく気分で、縄張りを巡回しましたあ。
</p>
<p>
（服、着るのかよ）<br />
（縄張り？　巡回？　&larr;猫か）
</p>
<p>
むかうは近くの公園。<br />
いつのまにか桜が&hellip;。<br />
春色の空に、白紅色の花びらが顔をチラチラさせていて愛らしいのであります。
</p>
<p>
池のほとりでデジカメをバシャリ。<br />
最近、アンドリューの心に美意識が芽生え始めましたよ。
</p>
<p>
親子がお弁当を食べています。<br />
ちょっと拝見。<br />
おやおや、コンビニ弁当をお弁当箱に詰め替えただけじゃないですか。<br />
ダメダメ、そんなことじゃあ。
</p>
<p>
若い母親に愛のロケットパンチをお見舞いするアンドリューなのです。
</p>
<p>
でもロケットパンチをしたあとは、落ちた拳（こぶし）を拾いにいかなくちゃいけません。<br />
遠くに飛んでいった拳（こぶし）を探すのに30分もかかっちゃいました。<br />
やっと発見し、ついていた血のりをぬぐってから、装着。<br />
それから池のまわりを1周。<br />
遠くで救急車のサイレンの音。
</p>
<p>
池の散策を堪能したあと、看板に惹かれてオーガニック・コーヒー屋さんへ。<br />
「本当にオーガニックなの？」<br />
「有機JAS認証を見せてください」<br />
「トレーサビリティはしっかりしているの？」<br />
「フェアトレードって知ってますか？」<br />
さんざん追及するアンドリュー。<br />
バイトの店員が泣きだし、マスターが怒り出します。
</p>
<p>
ちょっとやりすぎちゃったかな。<br />
でも食育は大切なんです。<br />
くじけませんよ。
</p>
<p>
ところで、実を言うとわたしはコーヒーを飲むことができません。<br />
頼んだコーヒーはそのまま手をつけず、電源コンセントを借りて自分をチャージしながら、読書を楽しみました。
</p>
<p>
帰る途中で、デパチカ探訪です。<br />
電卓をたたきながら、並んでいる食品やお惣菜の自給率をチェック。<br />
わたしは、メニューを見ただけで食材の自給率がだいたい分かるんです。
</p>
<p>
このデパチカの平均自給率は22パーセントでした。<br />
ちょっと低すぎますね。<br />
隣のデパートは、28パーセントでしたよ。<br />
わたしは「責任者を呼べ」と大声をだし、あたりは騒然となります。<br />
やってきた責任者に、愛のスペシウム光線をお見舞いするアンドリューなのです。
</p>
<p>
スペシウム光線はロケットパンチと違い、出しっぱなしで済むので助かります。<br />
何かを拾わなくてもいいので&hellip;。
</p>
<p>
担架で運ばれる責任者。
</p>
<p>
その哀れな姿を尻目に、わたしは「完全地産地消！　あらゆる材料が国産でできた鍋焼きうどんセット」を購入。<br />
ルンルン気分（&larr;死語）でお家に帰りました。<br />
自分では食べないんですけど、こういう「食育商品」を見つけると仕事の励みになります。<br />
どうせ仕事をするなら、イヤイヤじゃなく、ハッピに。<br />
自分がハッピになる工夫をしていきたいのであります。
</p>
<p>
（ハッピじゃなくてハッピーだろ）
</p>
<p>
そんなこんなで、いい天気の中、ゴッキゲン（&larr;死語）な1日を過ごしました。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
こんなブログでした。<br />
よくある「わたしの生活ってステキでしょ」系の文体なのに、内容がコワイ&hellip;。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/category/7280512-1.html" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/book.jpg" alt="" width="250" height="245" />
</a><br />
<br />
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/5_16.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/5_16.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 11 Mar 2010 13:48:48 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ファッショナブルな食育</title>
         <description><![CDATA[<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
<strong>＜ファッショナブルな食育＞</strong>
</p>
<p>
ファッション誌には、よくこういうのが記載されていますね。<br />
&darr;
</p>
<p>
<img style="width: 138px; height: 219px" src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/vzone.jpg" alt="" title="vzone" width="138" height="219" align="middle" />
</p>
<p>
ジャケット（タケオ・キクチ） 72,000円<br />
シャツ（コム・デ・ギャルソン） 22,000円<br />
ネクタイ（ドルチェ &amp; ガッバーナ） 12,500円
</p>
<p>
<br />
さて。
</p>
<p>
ファッション系のブランド各社が、農作物を作り始めたとしましょう。<br />
料理雑誌の書き方がこんなふうに変わったりして。<br />
&darr;
</p>
<p>
「マッシュルームのリゾット　オレゴン風」
</p>
<p>
<img style="width: 196px; height: 161px" src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/risotto.jpg" alt="" title="risotto" width="196" height="161" align="middle" />
</p>
<p>
マッシュルーム（コムサ・デ・モード） 250円<br />
シイタケ（カルバン・クライン） 200円<br />
タマネギ（メンズ・ビギ） 120円<br />
長粒米（トゥモローランド） 120円<br />
参考商品：パルメザンチーズ（福助）
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
<strong>＜非ファッショナブルでキケンな食育＞</strong>
</p>
<p>
夜の繁華街の路上で、こんな会話が交わされたりして。
</p>
<p>
「そこのイケメンのお兄さん」<br />
「え？　おれのこと？」<br />
「そう、あ・ん・た。最近、メタボ対策してる？」
</p>
<p>
「メタボ対策？　そういえば、このところご無沙汰だなあ」<br />
「でしょー。だってお腹、出てるし」<br />
「そんなに出てるかなあ」<br />
「しっかり出てるよ。それ、ヤバい。彼女、逃げちゃうよ」<br />
「いやー、参ったなあ」
</p>
<p>
「いただきますって、ちゃんと言ってる？」<br />
「うーん、そういえば、このところ言ってないかなあ」<br />
「でしょー。だって顔色、よくないし」<br />
「いただきますを言わなかったら、顔色悪くなるわけ？」<br />
「決まってるじゃない。学校で教わったでしょ」<br />
「そっかー、言われてみればそんな気もする。参ったなあ」
</p>
<p>
「農作業してる？」<br />
「は？　おれ農家じゃないけど」<br />
「農家じゃなくたって、農作業はやんなきゃ。援農ボランティアとか、市民農園とか、あるでしょ」<br />
「うーん」<br />
「農作業しないと、自給率、下がっちゃう&hellip;」<br />
「それって、おれの問題というより、国の問題じゃね？」<br />
「なに言ってんの。そんなことじゃ、農業の活性化は進まないわよ」<br />
「そうかもねー」
</p>
<p>
「だからさ、たまには楽しく食育でも、どう？」<br />
「食育ねえ&hellip;」<br />
「安くしとくわよ」<br />
「どうしようかなあ」<br />
「たまには、いいじゃない。思い切り弾（はじ）けちゃいなよ」<br />
「食育って、弾（はじ）けるものなの？」<br />
「そうよ。ね？　だから一緒に食育しましょうよ」
</p>
<p>
「そっかー。そうだなあ。たまには、食育もいいかなあ」<br />
「そうこなくっちゃ。ではご案内します。&hellip;お一人様、ご案内でえす」
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/category/7280512-1.html" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/book.jpg" alt="" width="250" height="245" />
</a><br />
<br />
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/post_200.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/post_200.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 06 Mar 2010 20:06:07 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ナチュロパシック・ドクター　その2</title>
         <description><![CDATA[<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/blackeyedpea.jpg" alt="" title="blackeyedpea" width="200" height="146" align="right" />
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
アメリカに<br />
「ナチュロパシー」<br />
と呼ばれる分野があります。<br />
世界各地に伝わっている健康法や治療法、食事療法なんかを総合的に研究しています。
</p>
<p>
ナチュロパシー専門の大学もいくつかあります。<br />
こうした大学で6年間かけてしっかり学び、州政府が実施する試験に合格すると<br />
「ナチュロパシック・ドクター」<br />
として認定され、開業することができます。<br />
いわゆる医者（メディカル・ドクター）とは違うのですが、治療みたいなことをすることが許されています。
</p>
<p>
メディカル・ドクターで食の世界に詳しい人は少ないです。<br />
しかしナチュロパシック・ドクターは大学で食の勉強もしっかりやりますので、<br />
「食にやたら詳しい医療技術者」<br />
というイメージがあるようです。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
友人のヨロオネ先生はナチュロパシック・ドクターです。<br />
シアトルにある「バスティーア大学」を卒業し、試験にうかって開業しました。<br />
（バスティーア大学は全米でも有数のナチュロパシー大学です）
</p>
<p>
ヨロオネ先生はケイン・コスギにちょっと似ててまあまあの男前です。<br />
さすがに身体能力はケインほど高くはないと思うけど。<br />
マジメ系で、礼儀正しいイメージもなんとなく似てます。
</p>
<p>
彼は人気のあるナチュロパシック・ドクターです。<br />
人気の秘密は何だと思うかと聞いたところ、<br />
「ナチュロパシック・ドクターといえども、大事なのは知識やスキルじゃなくて、人間。人間を理解する力ですよ」<br />
というのがヨロオネ先生の答でした。
</p>
<p>
人間を理解？
</p>
<p>
たとえばこんなことがあったそうです&hellip;。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
春もうららなある日。<br />
若いきれいな女性がヨロオネ・クリニックにやってきました。<br />
「サンドラ・ジョーンズといいます」診察室で、彼女は上目づかいにモジモジしながら言いました。「先生あのね、太ももの内側が赤く腫れて痛いんです」
</p>
<p>
「そうですか」<br />
ヨロオネ先生は警戒しながら応えました。<br />
ここで気軽に「どれどれ拝見」というわけにはいかないのです。<br />
セクハラと思われないような対応をしなければなりません。
</p>
<p>
ヨロオネ先生は落ち着いて言いました。<br />
「患部を私に見せて治療を受けますか？　それとも見せずに治療を受けますか？」
</p>
<p>
「見せるのはとっても恥ずかしいんですけど」とサンドラ。「先生にだったらいいわ、あたし&hellip;」<br />
スカートに手をかけたサンドラを、ヨロオネ先生はあわてて押し止めました。<br />
「ちょっと待ってください」<br />
先生はアシスタントの女性を呼び、立ち会うよう指示しました。
</p>
<p>
女性アシスタント同席のもと、ヨロオネ先生はサンドラの内股を診察しました。
</p>
<p>
サンドラの腿（もも）の内側にたしかに腫れ＝炎症箇所があります。<br />
きわどい位置に、全部で2箇所。<br />
左右の腿にひとつずつです。
</p>
<p>
ヨロオネ先生は5秒で診察を終え、サンドラにスカートをはくように言いました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
「さて松宮さん。ここでクエスチョンです」<br />
と、ヨロオネ先生。
</p>
<p>
ここでクエスチョンです、って、「世界・ふしぎ発見」かよ！
</p>
<p>
中途半端なツッコミには耳もかさず、ヨロオネ先生は続けました。「あなただったら、サンドラにどんなアドバイスをしますか？」<br />
僕は首をかしげました。「いやさっぱり分かりません。ていうか僕はドクターじゃないし」<br />
「ドクターかどうかは実は関係ないんです」と、ヨロオネ先生。「ここで人間を理解する力がものを言うんです」
</p>
<p>
どゆこと？
</p>
<p>
続きを読んでみましょう。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
ヨロオネ先生が処方箋を書いているあいだ、サンドラは口をとがらせて文句をたれます。<br />
「先生。たった5秒しか診てくださらないなんて、ひどいわ。5秒で何が分かるんですか。あたしが嫌いなの？」<br />
その質問は黙殺されました。<br />
「もう、先生ったら」
</p>
<p>
ほどなく、患部に塗るための混合ハーブの処方箋を、ヨロオネ先生はサンドラに渡しました。<br />
「ミス・ジョーンズ」先生はようやく口を開きました。「私の推理ですが、ひょっとして、あなたの彼氏はハーレー・ダビッドソンに乗って、皮ジャンを愛用するタイプじゃありませんか？」
</p>
<p>
サンドラの目は驚きで丸くなりました。<br />
「そ、その通りです。どうして分かったの&hellip;？」
</p>
<p>
「やはりそうでしたか&hellip;」<br />
ため息をつくヨロオネ先生。<br />
「では、その彼氏に私からの伝言を届けてもらえませんか？」<br />
「伝言？」<br />
「はい。伝言の内容はこうです。『おたくのピアスは本物のゴールドじゃないぜ』」
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
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<p>
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<br />
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★★★
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</a>
</p>
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</a>&nbsp;
</p>
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<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
</p>
<p>
★★★
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</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/03/2_41.html</link>
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                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 01 Mar 2010 01:46:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ナチュロパシック・ドクター　その1</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/5apples.jpg" alt="" title="5apples" width="136" height="182" align="right" />
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
アメリカにはナチュロパシック・ドクターという専門家がいます。<br />
食育と東洋医学を足したような領域のお医者さんです。
</p>
<p>
シアトルにバスティーア大学という有名な大学があります。<br />
ナチュロパシック・ドクターになりたい人が通う大学です。<br />
日本人留学生もちらほらいます。
</p>
<p>
友人の1人、ドクター・ヨロオネが2年前、念願のナチュロパシック・ドクターの<br />
ライセンス試験に合格し、昨年クリニックを開業しました。
</p>
<p>
ナチュロパシック・ドクターのところに来るのは、<br />
「病気を治したいが、西洋医学には頼りたくない人」<br />
「病気ではないが、専門家の力を借りて病気予防をしたい人」<br />
こんな人たちです。
</p>
◆◆◆
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
ある日。<br />
ヨロオネ先生の診察室に、派手な格好の年配の女性がやってきました。
</p>
<p>
「今日はどうしましたか、ミセス・メープル？」患者に安心してもらうため、優しく話すヨロオネ先生。<br />
「オナラがでるのよ、先生」と、ミセス・メープル。「オナラが出るんです」<br />
「人間なら誰でもオナラくらいしますよ」<br />
「わたしの場合は、1分に1度、オナラがでるのよ。1分に1度ですよ。昨日の朝からずっとこんな感じで」<br />
「そうでしたか。それはお困りでしょう」<br />
「ホントですよ。理由は分からないんですが、音も匂いもしないのがせめてもの救いですわ。これで音や匂いがしようものなら、恥ずかしくて外出できませんもの」<br />
「はあ」<br />
「なんとかしてください先生。オナラが出続けるなんて情けなくて、情けなくて」<br />
「分かりました」ヨロオネ先生は何種類かの薬草を混ぜ合わせる処方箋を書き、ミセス・メープルに渡しました。「バスティーア大学の付属薬局にこれを渡してください。ハーブのサプリメントを処方しておきました。3日たったらまた来てください」<br />
ヨロオネ先生は、ハーブを使って治療をするのが得意なのでした。
</p>
<p>
3日後、ミセス・メープルが眉をつりあげて診察室に入ってきました。<br />
「先生。先生の処方したハーブのサプリメントを飲みましたよ。そしたら症状が悪化したじゃないですか」<br />
「悪化しましたか？」<br />
「そうですよ。オナラは相変わらず続いてます。1分に1度、出てます」ミセス・メープルはメガネの奥からヨロオネ先生をにらみつけました。「悪化したように見えるのは好転反応です、なんて怪しいことを言うんじゃないでしょうね」<br />
「どう悪化したんですか？」<br />
「音が出るようになったんですよ、今朝から。昨日まで音がしなかったのに。音が出るんですよ。どうしてくれるんですか。医療ミスですか」<br />
「そうですか。それは良かった」<br />
「なんですって？」<br />
「ミセス・メープル。これであなたの耳は治りました」ヨロオネ先生は言いました。「次はあなたの鼻を治すハーブを処方しておきましょう」
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<br />
<br />
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
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</a>
</p>
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</a>&nbsp;
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
</p>
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/1_36.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/1_36.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 25 Feb 2010 00:10:25 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>質問の多い料理店</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/sushiserve.jpg" alt="" title="sushiserve" width="220" height="220" align="right" />
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
数年前のこと。
</p>
<p>
カリフォルニアのド田舎を鼻歌運転中、ドライブスルーの<br />
サンドイッチ・ショップを発見し、急に食欲が湧いて車を<br />
寄せました。<br />
「ハーイ。お元気？」<br />
「オレ元気。あんたは」<br />
「元気よ。ご注文をお伺いします」<br />
「（メニューを見ながら）シーフード・サンドイッチとコーヒーをお願いします」<br />
「まず魚を選んでください」<br />
「魚を選ぶの？」<br />
「そうです。どの魚にしますか」<br />
「どの魚って&hellip;。選択肢は？」<br />
「ツナまたはハリバットです」<br />
「じゃあツナ」<br />
「すみません、ツナは品切れで」<br />
「なんだよ。だったら初めから選ぶ必要ねえじゃん」<br />
「ほんとにハリバットでいいのですか」<br />
「だってツナはねーんだろ！」
</p>
<p>
（ハリバット：　白身魚の一種。デカイ。無理やり日本語でいうと、「オヒョウ」だそうです）
</p>
<p>
「ハリバットには天然ものと養殖ものがありますが」<br />
「えっ、そうなの？」<br />
「価格は同じです」<br />
「じゃあ、天然もの」<br />
「太平洋ものと、大西洋ものと、カリブ海ものがありますが」<br />
「どう違うの？」<br />
「産地が違います」<br />
「そりゃそーだろ！　産地なんてオレ的にはどうでもいいんだけど。適当に決めて」<br />
「そうはいきません。お客様に決めていただかないと」<br />
「じゃあ、太平洋もの」<br />
「すみません、太平洋ものは品切れで」<br />
「じゃあ大西洋もの」<br />
「それも品切れです」<br />
「カリブ海ものしかねえじゃんか！」<br />
「それも品切れです」<br />
「ねーのかよ！」
</p>
<p>
「1マス戻りましょう。養殖ものならあります」<br />
「1マス戻るって、あんた双六（すごろく）じゃねえんだから」<br />
「養殖ものでよろしいですか？」<br />
「それしかねーんだろ。で、養殖ものもまた細かい選択肢があったりすんの？」<br />
「養殖ものは1種類しかありません」<br />
「ほっ、よかった。じゃ、それで頼みます」<br />
「味つけはどうしますか」<br />
「味つけ？」<br />
「タイ風味と、ケイジャン風味と、テリヤキ風味がありますが」<br />
「ケイジャン風味がいいなあ」<br />
「辛さを指定してください」<br />
「辛さを指定？」<br />
「1ヒー、2ヒー、3ヒーと3段階あります」<br />
「そんな単位があるんかい！　しかもそれ、なんか日本語っぽくねえか？」
</p>
<p>
（ケイジャン：　アメリカ南部の料理の一種。スパイシーなのが特徴）
</p>
<p>
「辛さはどうしますか」<br />
「じゃあ、2ヒーで」<br />
「分かりました。ハリバットのケイジャン風味、辛さは2ヒーですね。野菜はどうしますか。レタスとタマネギとトマトがありますが」<br />
「全部入れてください」<br />
「地産地消ものと遠方もの、どうしますか」<br />
「地産地消もので」<br />
「レタスは遺伝子組換えです。プラス25セントで、遺伝子組換えでないものにできますが」<br />
「遺伝子組換えでいいです。個人的にはこだわらないので」<br />
「いいんですか？　遺伝子組換えですよ。不安じゃありませんか」<br />
「そう言われたら怖くなるだろ！」<br />
「不安に打ち勝って、遺伝子組換えのレタスを選択されるわけですね」<br />
「だかろその言い方、やめろって」
</p>
<p>
「タマネギは、プラス25セントで、ワラワラ・オニオンに替えることができますけど？」<br />
「あ、ワラワラは好きだな。ワラワラがいいです」<br />
「ワラワラだと、地産地消じゃなくなりますけど？」<br />
「（うるせーと思いながら）ワラワラにします」<br />
「ワラワラ・オニオンは生のものと、焼いたものがありますが」<br />
「へえ、焼いたものもあるんだ。じゃあ焼いてください」<br />
「焼き方はどうしますか？　レア、ミディアム、ウェルダン&hellip;」<br />
「肉かい！」
</p>
<p>
（ワラワラ・オニオン：　ワシントン州ワラワラで生産されるタマネギ。甘く、生でも食べやすい）
</p>
<p>
「で、焼き方はどうすんのよ」<br />
「あんたがイライラすんなよ。&hellip;じゃ、レアにしてください」<br />
「トマトは、プラス25セントでオーガニックにすることができますが」<br />
「オーガニックで」<br />
「皮は剥きますか。それとも皮つきにしますか」<br />
「そんな細かいことまで聞くの？　じゃあ皮つきで」<br />
「了解しました」<br />
「ねえ、お姉さん。こんな細かい質問いつまで続くの」<br />
「サンドイッチに関しては終わりました」お姉さんは明るく答えます。「はい、ではここまでのご注文を整理させていただきます。シーフード・サンドイッチ。
魚はツナがなかったのでしかたなくハリバット。天然ものがなかったので養殖もの。ケイジャン風味の2ヒー。レタスは不安だけど遺伝子組換え。タマネギは地
産地消じゃないにも関わらずワラワラ・オニオンをレア焼きで。トマトはオーガニックの皮つき。これで間違いありませんか？」<br />
「間違いないと思うよ。なんか余計な修飾語がいろいろついてるけど」
</p>
<p>
「ではコーヒーに移ります。すごく熱いのと、ほどよく熱いのと、ぬるいのがあります」<br />
「熱さも指定するわけ？」<br />
「指定してください」<br />
「じゃあ、すごく熱いのをお願いします」<br />
「すごく熱いのをご指定の場合は、『こぼれて火傷をしても訴えない』という書面にサインをいただくことになっています」<br />
「ええ？　そういう事件が昔あったのは知ってるけどさ、書面にサインなんてメンドクサイのはやめよーよ！」
</p>
<p>
「書面は規則ですから」<br />
「じゃあ、すごく熱いのは撤回！　ほどよく熱いのにする」<br />
「分かりました。ほどよく熱いのですね。その場合、書面にサインはいりません。&hellip;次は豆を選んでいただきます。ナイジェリアの豆とジャマイカの豆がありますけど」<br />
「どう違うの」<br />
「ナイジェリアのほうが人気がありますけど、ジャマイカのほうがフードマイレージは小さく済みます」<br />
「そう言われたら環境に配慮せざるを得ないよね。フードマイレージの小さいジャマイカものにします」<br />
「環境に配慮？　さっきは地産地消じゃないのにワラワラ・オニオンを選びましたね。なのに今回はジャマイカを選ぶのですか」<br />
「いいじゃんよ。放っといてくれ」
</p>
<p>
「分かりました。ジャマイカの豆ですが、航空便で運ばれてきたものと、船便で運ばれてきたものとがありますが」<br />
「それって違うの？」<br />
「お客様の好みですね」<br />
「好みって言われても。じゃあ、なんとなくだけど、航空便」<br />
「アメリカ航空と、ノースウェスト航空と、ユナイテッド航空がありますが」<br />
「その違い、意味あるんかい！」
</p>
<p>
長時間に渡るやりとりでヘトヘトになった僕。<br />
サンドイッチとコーヒーを受け取ったときは食欲もだいぶ失せていました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
こういう例は極端だとしても、アメリカの飲食店で注文するときに、いろいろ細かく尋ねられて<br />
「いいからそっちで決めてくれよ！」<br />
と叫びたくなった経験のある方、多いんじゃないかなと思います。<br />
「適当にみつくろって」<br />
という発想がアメリカ人にはないので、こういう状態になるわけです。
</p>
<p>
ところが、日本食がアメリカ人のあいだで市民権を得るようになった昨今、少しばかり様子が変わってきました。<br />
寿司バーなどのメニューに普通に載っている<br />
* OMAKASE　（おまかせ）<br />
という言葉が、英語として普及しつつあるようなのです。
</p>
<p>
* TSUNAMI　（津波）<br />
* TERIYAKI　（照り焼き）<br />
が英語化したのと同様です。
</p>
<p>
ウィキペディアの英語版で、OMAKASE と入れてみたら、ちゃんと説明が出てきました。<br />
アメリカ人も、いちいち細かく自分で指定しなくちゃいけない注文の仕方に、ウンザリしているのかもしれませんね。
</p>
<p>
ちなみに、KAROSHI （過労死）も、日本語発ですが、英語になりつつある言葉のようです。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
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</a>
</p>
<p>
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</a>&nbsp;
</p>
<p>
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</a>
</p>
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/post_104.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/post_104.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 19 Feb 2010 13:14:31 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ狩り　その5　異形編</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/metabomeasure.jpg" alt="" title="measure" width="235" height="165" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
<a href="/production/2010/02/2_22.html">食育ロボコップのアンドリュー</a>が持っていた<br />
「メタボメジャー」<br />
ですが、これ、ホントにあります。<br />
売ってます。
</p>
<p>
ただの巻尺ではありません。<br />
短いのです。<br />
メタボかどうかを判定するためだけに作られています。<br />
* 男性の腹回りが85センチあるかどうか<br />
* 女性の腹回り90センチあるかどうか<br />
を測るためだけに存在しています。<br />
ですので、この巻尺、90センチより長いものを測る必要がありません。<br />
だから短い。
</p>
<p>
フツーに考えると、<br />
「短い巻尺より、長い巻尺のほうがいろいろ測れて便利だよなあ」<br />
ですよね？<br />
わざわざ短い巻尺を商品化して、どうすんの？
</p>
<p>
&hellip;と、僕もかつては思っていたのですが、このメタボメジャー、案外売れています。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
さて、21世紀をわがもの顔でのっしのっしと歩き回る、おなじみ怒り肩の管理栄養士、佐久間象子。<br />
足のサイズが38センチと言われています。<br />
すっかりこのブログの主要キャラになってしまいました。<br />
その佐久間象子が乗っていた新幹線が、名古屋駅に停止したまま、いつまでたっても動きませんでした。
</p>
<p>
車内放送がありました。<br />
「車掌室からお知らせいたします。乗客の皆様。先ほど、メタボが車内に紛れこんでいるとの通報がありました。現在、運行を停止し、メタボ警察による捜索が行われております。いましばらくお待ちくださいませ。お急ぎのところ、まことに申訳ございません」
</p>
<p>
ざわつく車内。<br />
「メタボ狩りだ&hellip;」<br />
「メタボ狩りが始まった&hellip;」<br />
乗客のあいだに、怯えたささやきが伝播します。
</p>
<p>
しばらくして、佐久間象子のいる6号車にメタボ警察が入ってきました。<br />
警官の手には「メタボメジャー」が握られています。<br />
腹回りが85センチ以上の男性、90センチ以上の女性を取り締まる、巻尺です。
</p>
<p>
警官は乗客をひととおり見回すと、目標を佐久間象子に定め、彼女の席に近づいてきました。
</p>
<p>
「な、なんですか」佐久間象子は不快感を隠さずに言いました。「わたしは管理栄養士であり、栄養教諭、フードコーディネーターでもあります」<br />
「&hellip;」<br />
「それだけではありません。食育必死講座1級、食育プリーチャーの資格も持っています」<br />
「&hellip;」<br />
「それだけではありません。食育推進士はムラサキ合格しています。加えて、炭水化物のソムリエでもあり、日本カルパッチョ協会認定カルパッチョ講師でもあります」<br />
「&hellip;」<br />
「そんなわたしを、メタボだと言うのですか？」
</p>
<p>
「どんな資格をいくつお持ちでも、メタボな人はいるものです」警官は落ち着き払って答えました。「念のためメタボメジャーで測定させてもらいたいのです」<br />
「し、失礼な！　わたしは管理栄養士なんですよ。人々がメタボにならないように食事指導をする立場にあるんですよ。聖なる職業を侮辱するにもほどがあります」<br />
「疑わしい人を測定して疑いを晴らすのも我々の責務です」警官は引きませんでした。「測定を拒否されるなら、公務執行妨害になりますが」
</p>
<p>
佐久間象子はしぶしぶ、測定に合意しました。
</p>
<p>
「では失礼」<br />
そう言って警官は、メタボメジャーを延ばしました。
</p>
<p>
「あのう」<br />
「何でしょう」<br />
「質問があるのですが」と、佐久間象子。<br />
「何でしょうか」
</p>
<p>
佐久間象子は言いました。<br />
「どうしてそのメジャーを、わたしの顔に巻いているのですか？」
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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</p>
<p>
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</p>
<p>
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<p>
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<p>
★★★
</p>
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<a href="http://www.oliveoil.or.jp/" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/banner3.jpg" alt="" title="olive" width="306" height="102" />
</a>
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/banner5.jpg" alt="" width="307" height="94" />
</a>&nbsp;
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
</p>
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/5_4.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/5_4.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 15 Feb 2010 23:30:32 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ狩り　その4　回天編</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/dandelions.jpg" alt="" title="dandeloin" width="200" height="138" align="right" />
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
（<a href="/production/2010/02/3_21.html"><u>前回</u></a>までのあらすじ）<br />
食育ロボット、アンドリューがメタボセンサー（メタボ発見器）<br />
を内蔵し、改造ロボットとなって登場、メタポリスの新兵器<br />
としてメタボ狩りを始めます。<br />
迫害を恐れた市民はアンドリュー・レーダー（アンドリュー探知機）を開発し、食育ロボットの魔の手を逃れようとしました。<br />
追うアンドリュー、逃げる市民。<br />
アンドリューの魔の手が、僕にも及んできました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
白昼の赤坂見附。<br />
迫りくるアンドリュー。<br />
その機械の手に握られた、メタボメジャー。
</p>
<p>
周囲の人々が、どうなることかと我々を見守っています。
</p>
<p>
アンドリューとの距離が5メートルに縮みます。<br />
ど、どうする松宮？<br />
野生の本能とでもいうのでしょうか、僕は無意識に、力を入れて腹を引っ込めました。
</p>
<p>
ペコ。
</p>
<p>
するとどうでしょう。<br />
アンドリューが妙な動きをしはじめました。<br />
どうやらその、目標を見失ったようなのです。<br />
まるで僕が見えないかのように、キョロキョロしたりうろうろしたり。<br />
独楽（コマ）のようにくるくる回ったりします。
</p>
<p>
なんだかよく分からないけど、今だ。<br />
僕はスタスタと、迷走するアンドリューから遠ざかりました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
ふたたび、アンドリューとの距離が50メートルくらいになりました。<br />
ふう。<br />
アンドリューから目を離さないようにしながら、一息ついて思わず腹の力を緩める僕。
</p>
<p>
ポコ。
</p>
<p>
ところがです。<br />
腹の力を緩めたとたん、アンドリューが　ギン！　といった感じで僕のほうを向きました。<br />
気がついたようです。<br />
小走りに、こっちに近づいてきます。
</p>
<p>
再び力をこめて腹を引っ込める。<br />
ペコ。<br />
アンドリューが突然、ターゲットを失っておろおろし始めます。
</p>
<p>
力を入れて腹を引っ込める。<br />
ペコ。<br />
&rarr;アンドリュー、迷う。
</p>
<p>
力を緩める。<br />
ポコ。<br />
&rarr;アンドリュー、追いかけてくる。
</p>
<p>
腹を引き締める。<br />
ペコ。<br />
&rarr;アンドリュー、迷う。
</p>
<p>
腹を緩める。<br />
ポコ。<br />
&rarr;アンドリュー、追いかけてくる。
</p>
<p>
ペコ。&rarr;アンドリュー、迷う。<br />
ポコ。&rarr;アンドリュー、追いかけてくる。
</p>
<p>
ペコ。ポコ。<br />
ペコポコ。
</p>
<p>
そういうことか。<br />
要は、筋肉を緊張させて腹をしっかり引っ込めていれば、アンドリューは来ない。
</p>
<p>
僕は腹に力を入れたまま、何分も我慢しました。<br />
そうしているうちに、アンドリューは他の獲物を見つけ、そっちへ走って行きました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
助かった&hellip;。
</p>
<p>
ところで、もともと僕は何をしようとしていたかというと。<br />
地下鉄銀座線のなかで財布を掏（す）られました。<br />
その被害届を出しに、交番に行くところだったのです。
</p>
<p>
アンドリューを完全に撒（ま）いたのを確認すると、ようやく僕は交番に向かいました。<br />
しかし油断大敵です。<br />
交番の巡査も、メタポリスかもしれません。
</p>
<p>
巡査はキャメロン・ディアス似の若い女性でしたが、案の定、メタポリスのコスチュームを着ていました。<br />
彼女にバレないよう、僕は慌てて腹部に力を入れました。
</p>
<p>
ペコ。<br />
小さな音がしました。<br />
それが聞こえたのか、女性巡査は疑いの目で僕の腹をジロジロと見ています。
</p>
<p>
「地下鉄のなかでスリにやられたわけですね」<br />
僕の説明が終わると、巡査は言いました。<br />
彼女のもの欲しげな（？）視線は、僕のへそのあたりを這っています。<br />
思わず赤面する松宮。
</p>
<p>
「地下鉄のなかでスリにやられたわけですね」<br />
彼女は繰り返しました。<br />
「は、はい」<br />
「財布を盗られたんですね」<br />
「はい」<br />
「財布には、いくら入っていたのですか？」<br />
「5,000円くらいかな」<br />
さっきからずっと腹に力を入れっぱなしなので、筋肉が笑い始めています。
</p>
<p>
「盗まれたのは財布だけ？」<br />
「だと思うけど&hellip;。あっ。あれがない」
</p>
<p>
不意に気がつきました。<br />
さっきアンドリューとあれほど鬼ごっこを繰り返したというのに、レーダーが反応しなかったですよね。<br />
「ぶるぶるぶるぶる」が起こりませんでした。<br />
おかしいな。<br />
ポケットを探ると、買ったばかりのアレも、なくなっていました。
</p>
<p>
「新品のアンドリュー・レーダーも取られちゃいました」僕は早口で言いました。「くそー。消費税込で42,000円もしたのに」<br />
「アンドリュー・レーダー？」
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
女性巡査の表情が変わるのを見て、僕はしまった！　と思いました。<br />
「いやあの、そうじゃなくて、それがその」<br />
「いま、アンドリュー・レーダーって言ったわね？」<br />
「いやあの、そうじゃなくて、それがその」<br />
「あなたアンドリュー・レーダーが必要な人なのね？」<br />
「いやあの、つまりその」
</p>
<p>
キャメロン・ディアス似の女性巡査は、ゆっくりと立ちあがりました。<br />
「あなたの腹回りを測らせてもらうわ」<br />
まつ毛がキレイに整えられたその両眼が、僕の下腹部に吸いついています。
</p>
<p>
その下腹部ですが。<br />
さっきから力を入れて腹を引っ込ませていました。<br />
しかしそれも、そろそろ筋肉の頑張りが限界に近づいています。<br />
冷汗がたれてきました。
</p>
<p>
ここで腹の力を緩めるわけにはいきません。<br />
戦え松宮。<br />
しかし、その応援もむなしく消え去ろうとしていました。
</p>
<p>
ゆっくりながらも慣れた手さばきでメタボメジャーを取り出す彼女。<br />
その美しい顔が、冷酷な喜びに輝きはじめます。
</p>
<p>
そのとき。<br />
ついに腹筋が力尽きてしまいました。
</p>
<p>
ポコ！
</p>
<p>
隣の駅まで聞こえるような「ありえへん」大きな音がして、僕の腹がもとに戻りました。
</p>
<br />
&nbsp;
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<br />
<br />
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
<a href="http://www.oliveoil.or.jp/" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/banner3.jpg" alt="" title="olive" width="306" height="102" />
</a>
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/banner5.jpg" alt="" width="307" height="94" />
</a>&nbsp;
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
</p>
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/4_15.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/4_15.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 11 Feb 2010 22:12:24 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ狩り　その3　風雲編</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/collard.jpg" alt="" title="collard" width="200" height="127" align="right" />
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
（<a href="/production/2010/02/2_22.html">前回</a>のあらすじ）<br />
食育ロボット、アンドリューがメタボセンサー（メタボ発見器）<br />
を内蔵し、改造ロボットとなって登場。<br />
メタポリスの新兵器としてメタボ狩りを始めます。<br />
迫害を恐れた市民はアンドリュー・レーダー（アンドリュー探知機）<br />
を開発し、食育ロボットの魔の手を逃れようとしました&hellip;。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
秋葉原でアンドリュー・レーダーを手に入れた僕。<br />
メタルボディの、洒落たデザインです（メタボだけに&hellip;）。<br />
レーダーにはバイブレーション機能が備わっており、アンドリューが近づくと、ぶるぶる震えて教えてくれます。<br />
値段は大奮発の、42,000円。<br />
消費税込みです。<br />
高かったけど、これでひと安心。
</p>
<p>
すっかり図にのった僕は、青山通りを闊歩していました。<br />
カナダ大使館の近くで打合せがあったのですが、天気がよいのと、時間に余裕があったので、地下鉄に乗らずに青山通りを歩いていたわけです。<br />
そのとき。
</p>
<p>
ぶるぶるぶるぶる。<br />
ぶるぶるぶるぶる。
</p>
<p>
反応するアンドリュー・レーダー。<br />
さっそく警戒態勢です。
</p>
<p>
あわてて見回すと、表参道の交差点付近をアンドリューが疾走しているのが目に入りました。<br />
誰かを追いかけているようですが、僕ではないようです。
</p>
<p>
視線をずらすと、新橋系サラリーマンが人混みをかきわけながら必死の形相で逃げているのが分かりました。<br />
カツラなのでしょうか、風に当たった髪の毛が不自然な方向に流れています。
</p>
<p>
なんだ、自分じゃなかった。<br />
ほっとする松宮。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
ほっとしたものの、じつは改造アンドリューは1体だけではないのです。<br />
他にもいるかもしれません。<br />
気を休める余裕はないのです。<br />
アンドリュー・レーダーは、アンドリューの存在を知らせてくれるだけで、撃退してくれるわけじゃないし。<br />
くわばらくわばら（&larr;死語）。
</p>
<p>
危険だから、外を歩くのはやめよう。<br />
目の前に地下鉄銀座線の入口があったのをよいことに、僕は急いで階段を下りました。
</p>
<p>
目印となるカナダ大使館は、地下鉄銀座線でいうと、赤坂見附駅と青山一丁目駅のあいだにあります。<br />
どちらで降りてもよかったのですが、なんとなく赤坂見附で下車。<br />
行き交う人の群れに押し流されるように、改札を出ます。
</p>
<p>
そこで異変に気がつきました。<br />
ジャケットの胸のあたりがやけに軽いのです。<br />
内ポケットに手をつっこんだ僕は、<br />
「しまった」<br />
と思わず口走りました。<br />
財布がありません。
</p>
<p>
落としたのか。<br />
スリにやられてしまったのか。
</p>
<p>
とほほ（&larr;死語）。<br />
ついてねえ&hellip;。
</p>
<p>
いつまでも嘆いてはいられません。<br />
たしか地上に交番があったはずです。<br />
僕は階段を駆け上りました。
</p>
<p>
すると、地上にアンドリューがいました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
正確にいうと、アンドリューは50メートル先にいました。<br />
50メートルというのは、彼のセンサーの「射程距離内」です。<br />
もっと深刻な問題は、アンドリューがこっちをじっと見ていることでした。<br />
目が合ってしまっています。
</p>
<p>
アンドリューがおもむろに歩き始めました。<br />
まっすぐ、僕に向っています。<br />
間違いありません、僕を狙っています。<br />
目は点滅し、耳からは蒸気が噴出していました。
</p>
<p>
どんどん接近するアンドリュー。<br />
いまさら逃げられない。<br />
全身に冷気が走ります。
</p>
<p>
ど、どうしよう。
</p>
<p>
パニックになるまいと必死で自分に言い聞かせながら、アンドリューをかわす方法を考える僕。<br />
しかし何の有効な知恵もわかないまま、時間が秒単位で消えていきます。
</p>
<p>
もはやアンドリューとの距離は10メートル。<br />
その手に握られているメタボメジャーに、太陽光が鋭く反射して、本物の剣のように見えました。
</p>
<p>
（以下次号）
</p>
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
<a href="http://www.oliveoil.or.jp/" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/banner3.jpg" alt="" title="olive" width="306" height="102" />
</a>
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank">
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/banner5.jpg" alt="" width="307" height="94" />
</a>&nbsp;
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
</p>
<p>
★★★
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<br />
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/3_21.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/3_21.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 09 Feb 2010 20:32:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ狩り　その2　怒涛編</title>
         <description><![CDATA[<p>
&nbsp;
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/celery.jpg" alt="" title="celery" width="200" height="121" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
（前回のあらすじ）<br />
2XXX年。<br />
「メタボ警察」<br />
が、メタボな人をつかまえ、裁判にかけ、<br />
「メタボ刑務所」<br />
に送り込むというキツーイ時代が始まりました&hellip;。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
メタボ警察。<br />
またの名を「メタポリス」。<br />
腹回り85センチを超えた男性が捕らえられるわけです。<br />
むろん女性も取り締まりの対象ですが、女性の場合は腹回り90センチが基準なので、検挙者の数は男性ほどではありませんでした。
</p>
<p>
メタポリスの警官はピーポくんブランドのメタボメジャー（腹回りを測定する専用巻尺）を所持しています。<br />
目を爛々と光らせた警官が、音をたててメタボメジャーを引き延ばしたり縮めたりしながら、獲物を探し求める姿に、人々は怯え、逃げまどいました。
</p>
<p>
しかし何といっても飽食の現代日本。<br />
メタボの数が多すぎます。<br />
メタポリスの警官の数も限られています。<br />
このままでは十分な取り締まりができないと考えたメタポリスは、日本食育大学のロバート・シトピッチャン教授が開発した食育ロボット、「アンドリュー77型」に目をつけました。<br />
アンドリューを改造して使うことにしたのです。<br />
どのように改造したかというと、電子頭脳のなかに「メタボセンサー」を組み込んだのです。
</p>
<p>
腹回りの大きな人がアンドリューの100メートル以内に近づくと、メタボセンサーが反応。<br />
ただちに追跡を始める、という仕組みです。<br />
これも天才ロバート・シトピッチャン教授の発明であることは言うまでもありません。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
繁華街をパトロールするアンドリュー。<br />
おおぜいの老若男女が、往来していきます。
</p>
<p>
プシュー！<br />
そんなアンドリューの耳から突如、蒸気が噴き出しました。<br />
両眼が交互に点滅しはじめました。<br />
メタボセンサーが反応したのです。<br />
近くに、メタボがいる。
</p>
<p>
「あ、あたしじゃないわよね」<br />
「お、オレじゃねーよな」<br />
「わ、わしじゃないとよいがのう」<br />
通行人が、不安な表情でアンドリューの動作を見つめます。
</p>
<p>
ゆっくりと周囲を見回すアンドリュー。<br />
その眼が、歩きながら携帯電話で談笑している中年の容疑者をとらえました。<br />
アンドリューの存在に気がついていないようです。
</p>
<p>
アンドリューは腹部にある格納ボックスからメタボメジャーを引き出すと、それを片手に100メートル13秒くらいの実力で走りはじめます。<br />
蜘蛛の子を散らすように逃げ去る通行人。<br />
容疑者は何が起こったのか分からないうちに、アンドリューのメタボメジャーを巻かれてしまいます。
</p>
<p>
「89センチ。大問題です。あなたを逮捕します」<br />
言うが早いか、アンドリューは容疑者の上着の襟をつかみ、どこかへ引きずっていきました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
市民側も負けてはいられません。<br />
メタポリスに対抗し、「アンドリュー・レーダー」が開発され、飛ぶように売れました。<br />
アンドリューがあなたの100メートル以内に近づくと、レーダーが反応。<br />
ブルブルと震えて（＝バイブレーションで）、あなたに合図を送ります。<br />
メタボ気味なあなたは、ただちに逃げの態勢に入るというわけです。
</p>
<p>
アンドリューが早いか、人間が早いか。<br />
日本列島のあちこちで、ロボットと人間の追いかけっこが展開されました。
</p>
<p>
かくいう僕も秋葉原でアンドリュー・レーダーを買いました。<br />
赤・黒・メタルの3種類あったのですが、メタルにしました。<br />
消費税込みで42,000円でした。<br />
安くはありませんが、仕方がありません。
</p>
<p>
「ついでに佐久間象子レーダーも欲しいんだけど」<br />
冗談で店員さんにそう言ったら、何を思ったか、店員さんは奥の倉庫から地震計を出してきました。
</p>
<p>
さて、買ったばかりのアンドリュー・レーダーを内ポケットにおさめた僕。<br />
これでひと安心だと思っていたのですが&hellip;。
</p>
<p>
その後に、予想外の災難が待ち受けていたのでした。
</p>
<p>
（以下次号）
</p>
<p>
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★★★
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</a>
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<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
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</p>
<p>
★★★
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                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 06 Feb 2010 19:38:23 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>メタボ狩り　その1　黎明編</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/bean.jpg" alt="" width="152" height="120" align="right" />
</p>
<p>
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&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
2XXX年。<br />
国会で、<br />
「メタボ基本法」<br />
がついに可決されました。<br />
メタボを取り締まる法律です。<br />
「メタボ警察」<br />
が、メタボな人をつかまえ、裁判にかけ、<br />
「メタボ刑務所」<br />
に送り込むというキツーイ法律です。<br />
メタボ刑務所では厳しい保健指導が行われ、メタボから脱却するまで出所できません。
</p>
<p>
そんなわけで、全国各地でメタボ裁判が始まりました。<br />
メタボ警察はメタボな人をどしどし検挙します。<br />
世間の人はそれを<br />
「メタボ狩り」<br />
と呼び、恐れました。
</p>
<p>
検挙された被告人は弁護士を雇って裁判にのぞむのですが、メタボ狩り専門の弁護士は<br />
「メタ専」<br />
と呼ばれました。
</p>
◆◆◆
<p>
裁判で有罪となったら、「メタボ刑務所」行きです。<br />
メタボ刑務所に服役中の囚人は、刑務官（管理栄養士）の保健指導を受けます。<br />
コミュニケーション上手な管理栄養士が刑務官に選ばれていますので、保健指導自体には人気がありました。
</p>
<p>
しかし毎朝6時に朝礼があり、<br />
「脱メタ宣言」<br />
を大声で合唱させられるのには囚人たちも閉口しました。<br />
こんな内容です。<br />
&darr;
</p>
<p>
＜脱メタ宣言（食事・食育編）＞<br />
作詞・作曲：　管理栄養士　佐久間象子
</p>
<p>
♪<br />
早寝早起き朝ごはん<br />
神に誓ったその日から<br />
あなたとわたしの本能寺<br />
忘れ敵（かな）わぬジャンクの味を<br />
忘れてみるのもテクニック<br />
食で養生、大往生<br />
ピンピンコロリと来たもんだ<br />
オーガニックに全粒粉<br />
カルタ覚えて紙芝居<br />
家族団らん地産地消<br />
レッツビギン、ラララ<br />
レッツビギン、ラララ<br />
♪<br />
</p>
<p>
歌詞はまだまだ続くのですが、書いてて恥ずかしくなったのでここで止めます。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
「メタボ刑務所」での刑期（保健指導）を終えて出所するときは、こんなベタな場面が繰り広げられます。<br />
&darr;
</p>
<p>
服役囚　「お世話になりました。おかげさまですっかり痩せました」<br />
刑務官（＝管理栄養士）　「もう2度と、こんなとこ来ちゃだめよ」<br />
服役囚　「へえ。これからは心を入れ替えて真面目な食生活に励みます」<br />
刑務官　「リバウンドしないでね」<br />
服役囚　「決していたしません」<br />
&darr;
</p>
<p>
服役囚は塀の外に出て、ベタにこう言います。<br />
「ああ、シャバの空気はうめえなあ&hellip;」<br />
「あなた」<br />
振り向くと、妻が小さな女の子の手を引いてて立っています。<br />
妻の目には涙が。<br />
「お帰りなさい&hellip;」<br />
「ただいま&hellip;」<br />
見つめあう2人。<br />
妻が娘に向かって言いました。<br />
「あなたのお父さんよ。こんにちはって言いなさい」<br />
しかし女の子は恥ずかしがって母親の陰に隠れてしまいました。
</p>
<p>
なんつて。<br />
こんなん書いてて恥ずかしいのは、こっちだよ。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
メタボとの戦いはこれからも続くのです。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
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<p>
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<p>
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★★★
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         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/1_35.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/02/1_35.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 03 Feb 2010 00:36:50 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>スローライフ・ラプソディ</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/purple.jpg" alt="" title="purple" width="167" height="136" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
「スローフード」とか「スローライフ」という言葉が人々に<br />
支持されるようになってだいぶ年数がたったように思います。<br />
それっぽい飲食店もいろいろ誕生していますね。<br />
しかし、その一方で「ファーストフード」のお店は根強く残っているし、<br />
「我が社はスピード経営じゃ。スローライフなんて言う社員はいらん」<br />
と息巻く会社もたくさんあります。<br />
つまり、日本の大都市あたりはスローなものとファーストなものが混在している感じです。
</p>
<p>
そんな傾向が激しくなった未来の日本を想像してみました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
20XX年のある日。<br />
長いことオーストラリアに住んでいた柴山純夫さんでしたが、日本に帰国することになりました。<br />
本人はもっとオーストラリアにいたかったのですが、いろいろ事情があったようです。<br />
そのへんの事情に深入りするのはやめておきましょう。
</p>
<p>
数年ぶりに成田空港に到着した柴山さん。<br />
入国審査で役人からこんなことを言われました。<br />
「ファーストライフとスローライフ、どっちに入国しますか？」<br />
「は？」<br />
「いや、ですから、ファーストライフとスローライフ、どちらかを選んでください」<br />
「選ぶんですか？　意味が分からないのですが」<br />
「飛行機の機内で説明があったはずですがね。今の日本は、ファーストライフ地域とスローライフ地域に分かれているのです。両者のあいだを行き来するときは、パスポートが必要です」<br />
「し、知らなかった&hellip;」<br />
「柴山さんは、今晩はどこにお泊りですか？」<br />
「はあ。これから住むためのアパートを探すんですけど、探しているあいだは池袋の西急ホテルに泊まる予定です」<br />
「それでしたら、ファーストライフ地域になりますね」<br />
言いながら、入国審査官は柴田さんのパスポートに「FAST」というハンコを押しました。
</p>
<p>
入国審査と税関をパスして先に進むと、大きな電光掲示板に<br />
「ファーストライフの方はこちら」<br />
「スローライフの方はこちら」<br />
と表示されているのが目につきました。<br />
その指示に従ってファーストライフのほうに進むと、東京の都心にむかう電車が待っていました。
</p>
<p>
いきなりこんなアナウンスが流れました。<br />
「東京行き特急ウサインボルト2号は間もなく発車です早く乗ってください間に合いませんよ切符がまだの方は急いで買ってください切符売り場は改札の隣りにありますあと30秒で出発しますカウントダウンを始めます30、29、28&hellip;」<br />
ものすごい早口のアナウンスでした。<br />
その場にいた人々が津波のように切符売り場に押し寄せます。<br />
SUICAやPASMOを持っている人々は全力疾走で改札を抜けてゆきます。<br />
柴山さんはわけもわからずに切符を買い、周りの人々の真似をして電車に向かってダッシュしました。<br />
「7、6、5&hellip;」カウントダウンが続きます。「3、2、1、ドアが閉まります危ないからもう乗らないでください乗り遅れた人は3分後に次の便が出ますからそれに乗ってください」
</p>
<p>
さりげなく4が飛ばされています。
</p>
<p>
バシュ！<br />
自動ドアがものすごいスピードで閉まりました。<br />
なんとか間に合った柴山さん、吊革にぶら下がってぜーぜー息をしています。<br />
「次の便が3分後に出るんだったら、こんなに慌てなくていいじゃん」<br />
息が荒いにも関わらず、そんなツッコミを思わず口にしてしまうところが、さすが柴山さん、余裕です。
</p>
<p>
なんて余裕をかましている場合ではありませんでした。<br />
電車が、5Gくらいの加速で走り始めたのです。<br />
柴山さんの体は、持ってきたカバンもろとも、後方に転がっていきました。<br />
同じように転がっている乗客が、ほかにも大勢いました。
</p>
<p>
柴山さんが入った「ファーストライフ地域」では、何もかもがこんな具合でした。<br />
お腹が空いたので池袋駅前の回転寿司店に入ると、なんとテーブルがF1レースのようなスピードで回っています。<br />
柴山さんの好物のイクラの軍艦巻きが見えたので手を出したのに、出したときには皿は遥か彼方に走り去っていきました。<br />
他のお客さんはどうしているかというと、ものすごいスピードで皿をつかんでいます。<br />
まるで、カメレオンが素早く舌を出して昆虫を捕まえるような、そんなスピードです。<br />
「これは練習をしないと、食事もできないぞ&hellip;」<br />
焦る柴山さん。<br />
さらに恐ろしかったのは、ほとんどのお客さんが入店してから1分くらいで満腹になって出て行ってしまうことでした。
</p>
<p>
缶コーヒーを買おうと自動販売機の前に立つと&hellip;。<br />
ガチャン！<br />
お金も入れていないのに、コーヒーが出てきました。<br />
柴山さんが茫然とその場に立っていると、自動販売機から自動音声で<br />
「早くお金を入れてください入れてくれないと警察を呼びますよあと10秒で警察を呼びます10、9、6、5&hellip;」<br />
「また数字を飛ばしてる！」と文句をいいながら、柴山さんは慌ててお金を入れました。
</p>
<p>
西急ホテルのフロントでは、ホテルマンがこんなことを言いました。<br />
「いらっしゃいませお客様チェックアウトでしょうか？」
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
「だめだ。こんなところにいたら死んでしまう」<br />
柴山さんは西急ホテルに泊まるのをやめ、その場でまわれ右をしました。<br />
「スローライフ地域に移動しよう」<br />
そう思ったのです。
</p>
<p>
ホテルの外に出ると、偶然、「スローライフ地域行き」のバスがありました。<br />
「乗るの載らないの？乗るなら急いで乗ってお客さんぐずぐずしてると出ちゃうよ」<br />
と、運転手が柴山さんに声をかけました。<br />
柴山さんは大急ぎでバスに乗り込み、言いました。「スローライフ地域行きのバスなのに、運転手さん、あんたはずいぶん性急なんじゃない？」<br />
「ここはファーストライフ地域ですからこちらの法律にしたがっていなくちゃいけないんですところでパスポートはお持ちですか」<br />
運転手は昔のカセットテープを早回ししたような声で答えました。
</p>
<p>
柴山さんがパスポートを見せると、運転手は今度は「SLOW」というハンコを押しました。
</p>
<p>
バスはまたもや5Gで加速し、高速道路でもないのに時速110キロで都心を爆走しました。<br />
それでも後続のクルマにどんどん追い抜かれています。<br />
10分後に、バスはスローライフ地域に入りました。
</p>
<p>
とつぜん、バスが停止しました。<br />
運転手が、今度は妙に間延びした声で<br />
「スローライフ地域に到着しましたよー。ここから先は徒歩になりまーす。気が向いたら降りてくださいねー。中にいたければ明日の朝までだったらいてもいいですよー」<br />
運転手自身が今度は大あくびをし、帽子を顔に載せて居眠りを始めました。<br />
柴山さんはあきれましたが、西急ホテルをキャンセルしたせいで今晩泊まるホテルがないことを思うと、朝までバスにいられるのは大助かりです。<br />
風呂には入れませんが、贅沢は言えません。<br />
柴山さんもひと眠りすることにしました。<br />
オーストラリアからの長旅の疲れが、どっと出てきました。
</p>
<p>
ぐっすり眠った翌朝、さわやかな気分でバスを降りた柴山さん。<br />
とりあえず何か食べようと周囲を見回すと、意外なことにハンバーガーショップが停留所の近くにありました。<br />
「おやおや、スローライフ地域なのにハンバーガー売ってんだ」<br />
他に選択肢もなかったため、とりあえず入ってみると&hellip;。<br />
「いらっしゃいませ、こんにちはー」可愛らしい女性の店員が、笑顔で柴山さんを迎えました。「何になさいますかー？」<br />
ちょっと赤くなった柴山さんでしたが、「じ、じゃあ、この100％オーガニック・ダブルサイズ・バーガーをください」<br />
肉も、バンズ（ハンバーガーのパンのこと）も、レタスも、調味料も、すべて厳選された材料で、かつオーガニックにこだわったものだと、メニューには書いてありました。<br />
店員はふたたびにっこりし、<br />
「はーい。ありがとうございまーす。ではお会計、920円になりまーす」
</p>
<p>
ダブルサイズで、すべてオーガニックだと思えば、920円もまあ、なんとか納得感があります。<br />
柴山さんが920円を支払うと、店員が番号札を渡してくれました。<br />
「この番号札をお持ちになって、お待ちくださーい。お呼びいたしますからー」
</p>
<p>
「さすがはスローフードだな。ハンバーガーも、ちゃんとオーガニックになってるし」<br />
スローライフ地域がすっかり気に入った柴山さん。<br />
受取った番号札を握りしめ、近くのテーブルに向かいました。<br />
透明な窓から柔らかな朝日が、腰かけた柴山さんの背中に降り注いでいます。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
番号が呼ばれたのは、2日後のことでした。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
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★★★
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</a>
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<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
</p>
<p>
★★★
</p>
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         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/post_97.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/post_97.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 25 Jan 2010 20:32:37 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>21世紀神様の悩み　その2</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/1701862459_almonds.jpg" alt="" title="almonds" width="150" height="120" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
繁栄にあぐらをかき、飽食をむさぼる先進国。<br />
彼らに鉄槌を下すことにした全能の神様は、<br />
「ウエルネス天国」<br />
「メタボ地獄」<br />
を作りました。<br />
ストイックに生涯を全うしたらウエルネス天国行き。<br />
飽食におぼれメタボのまま死んだらメタボ地獄行き。
</p>
<p>
そんな世界観で展開される人間ドアラマ、第2回です。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
「最後の審判の日」時計（Doomsday Clock）<br />
というのが本当にあるのをご存じでしょうか？<br />
宇宙戦艦ヤマトじゃないけど、<br />
「人類滅亡まで、あと&times;&times;分」<br />
というのを示す時計です。
</p>
<p>
シカゴ大学にあります。<br />
「原子力科学者ブレティン」<br />
という名前の科学雑誌がその時計を管理しています。
</p>
<p>
時計の針は進んだり後退したりします。<br />
核戦争の可能性とか、地球温暖化などの環境問題とかを考慮して、<br />
「人類滅亡まで、あと&times;&times;分」<br />
が決められています。<br />
ちなみに、今日現在は<br />
「人類滅亡まで、あと6分」<br />
となっています。
</p>
<p>
本当に6分後に滅びるという意味ではありませんが、<br />
「あと6分しかない、くらいに人類や地球のことを真剣に考えなさい」<br />
ということを警告しているわけです。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
死んだばかりのある男が「メタボ地獄行き」を天使から宣告され、空港に到着しました。<br />
これからメタボ地獄行きニュートリ航空459便に乗るのです。<br />
指定された搭乗口にむかって、男はしょんぼりと歩いています。<br />
「そんなに落ち込まないでよ、おじさん」見送りの天使が男の肩を軽くたたきました。「模範囚として認められたら、メタボ天国に行けるからさ」<br />
「そんなこと言うたかて、わて、情けないわ」
</p>
<p>
男がなにげなく顔をあげると、コンコースの壁に無数の時計がかかっているのが目に入りました。<br />
「時計がぎょうさんありまんなあ」男は言いました。「なんの時計でっしゃろか？」<br />
「ああ、それはね」天使が答えました。「食育時計っていうんだ」
</p>
<p>
「食育時計？」<br />
「神様が眉をひそめるような食事をしたら、時計の針が進むんだよ。暴飲暴食したりとか、ジャンクフードを食べたりとか、野菜を食べなかったりとか、寝る前に甘いものを食べたりとかすると、針が進む」<br />
「そりゃまた、ごっつい時計でんなあ」
</p>
<p>
「あそこにロココ風のデザインの時計があるでしょ？」<br />
「あれでっか」<br />
「そう。あれはマザー・テレサの時計だよ」<br />
「マザー・テレサでっか」<br />
「マザー・テレサの時計はまったく針が動かなかった。彼女の食生活は完璧だったんだ」<br />
「はあ&hellip;」
</p>
<p>
「それから、向こうに大きな振子時計があるの、分かる？」<br />
「向こうの、あれでっか」<br />
「あれはアンドリュー・ワイルという人の時計だよ」<br />
「はあ」<br />
「食育の世界では世界的に有名なお医者さんだよ」<br />
「はあ」<br />
「ワイル先生の時計はね、まだ2分しか針が動いていない」<br />
「2分」<br />
「要するに、今まで2回だけ、メタボな食事をしたことがあるってこと。あとは全部、立派な食事をしている」<br />
「わてには真似できまへんわ」<br />
「大丈夫。メタボ地獄に行ったらできるようになるから」<br />
「ひー」
</p>
<p>
しばらくして、男が言いました。<br />
「そや。わての時計は、どれでっか？」<br />
「うん、それがね」天使は言いました。「おじさんのは、ここには、ないんだ」<br />
「どこにありまんねん？」<br />
「おじさんが生きてるあいだ、時計は神様のオフィスに置いてあったよ。まだ置きっぱなしだと思うけど」<br />
「神様のオフィスでっか」<br />
「うん。近ごろは天国も温暖化しててね。神様のオフィスで、扇風機がわりになってた」
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
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<p>
★★★
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</a>
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</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
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<p>
★★★
</p>
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         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/212_1.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/212_1.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 21 Jan 2010 18:40:36 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>21世紀神様の悩み　その1</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/redonion.jpg" alt="" title="redonion" width="110" height="150" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
地球の人口は20世紀以降、大幅に増えました。<br />
人口が増えると、当然、死亡する人数も増えます。<br />
これは神様にとって頭の痛い問題でした。
</p>
<p>
まず、天国に行くのか地獄に行くのかを「審判」しなくてはいけませんが、<br />
人口が増えちゃったせいで、その審判が長蛇の列になります。<br />
神様は忙しくてしかたがありません。<br />
次に、天国の人口も増えますし、地獄の人口も増えます。
</p>
<p>
人口増加に悩む神様に対し、先日、アメリカ人のマクガバンという人が、自分が生前にものした5000ページもの分厚い報告書を献上しました。<br />
人間世界では「マクガバン・レポート」と呼ばれているものです。<br />
1977年に、マクガバン上院議員がアメリカ議会で発表した、アメリカ人の生活習慣病について調べた報告書のことです。
</p>
<p>
神様はこのレポートを読んでびっくり仰天。<br />
というのは、人間世界がいかにおかしなことになっているかがその報告書に書いてあったからです。
</p>
<p>
かたや、毎日の食料にも事欠く国で苦しんでいる人々がいるかと思えば、<br />
かたや、アメリカや日本のような国では、飽食のあまり人々がメタボになっている。
</p>
<p>
けしからん。
</p>
<p>
神様は急遽、地獄をもうひとつ増やすことにしました。<br />
名づけて「メタボ地獄」。<br />
親からもらった大事な体なのに、運動不足と飽食にまみれてダメにした罪。<br />
そんな罪人が行くところです。
</p>
<p>
そこはメタボなまま亡くなった人の集まりでした。<br />
メタボでひしめきあっているので、不快指数がたいへん高い状態になっています。<br />
メタボ地獄には人語を話すカエルがたくさんいて、毎晩、<br />
「お前の母ちゃん出不精」<br />
「お前の父ちゃんメタボ」<br />
と鳴き続けます。<br />
それに呼応して別の種類のカエルが子どもの泣き声で、<br />
「うちの母ちゃんは出不精なんかじゃないもん」<br />
「うちの父ちゃんはメタボなんかじゃないもん」<br />
と鳴き続けます。<br />
自分のせいで子どもが苛められるのを聞き、罪人たちは涙を流すのです。
</p>
<p>
しかし地獄を増やすことだけが神様の意図ではありません。<br />
よいことをした人には、よい報いがあるべきです。
</p>
<p>
人間世界も、メタボが増えるのを黙認していたわけではありません。<br />
アメリカではフード・ピラミッドというものができ、日本では食事バランスガイドというものができました。<br />
アメリカでは「ヘルシーピープル」という総合健康政策が打ちたてられ、日本でも「健康日本21」という総合健康政策が計画されました。<br />
「食育基本法」という法律が日本で誕生しました。<br />
その後すぐに、「食育白書」という本がこれも日本で発行されました。<br />
日本ではさらに、特定保健指導という仕組みが始まりました。
</p>
<p>
人間がこうした努力をしていることを知った神様は、多少感心しまして、人間にご褒美を与えることにしました。<br />
すなわち、メタボ罪人に新しい地獄を用意した代わりに、親からもらった体を大事にして健康に天寿をまっとうした人間には新しい天国を用意することとしました。
</p>
<p>
名づけて、「ヘルス天国」。
</p>
<p>
「お、お待ちください」天使があわてて言いました。「その名前では誤解を招いてしまします」<br />
<br />
「おおそうか。それもそうだな」<br />
そう考えなおした神様は、「ヘルス天国」という名前をやっぱり却下し、「ウエルネス天国」という名前に変えました。<br />
（神様のネーミングセンスを問うのはやめましょう）
</p>
<p>
そこはウエルネスな人の集まりでした。<br />
たとえば、雑誌「ターザン」や「ソトコト」を読む人だけが集まった世界を想像してみてください。<br />
なんか、そういう雰囲気のところです。<br />
よく分かんないけど。
</p>
<p>
で、「メタボ地獄」「ウエルネス天国」が開店し、徐々に賑わっていったのでした。
</p>
<p>
（以下次号）
</p>
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</a>
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<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
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★★★
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         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/211_1.html</link>
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                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 17 Jan 2010 23:12:22 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>トレサビ探偵</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/bsidebar.jpg" alt="" title="bside" width="154" height="356" align="right" />
</p>
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</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
あなたが食べたものは、いつ、どこで、誰が作ったものでしょうか。<br />
分かって食べていますか。<br />
あなたが食べたものは、どこからどうやって運ばれ、<br />
途中でどんなふうに加工されたのでしょうか。<br />
分かって食べていますか。
</p>
<p>
そんな疑問をもったあなたのための<br />
「トレーサビリティ調査局」<br />
ひとよんで<br />
「トレサビ探偵」。<br />
食べものをトレース（追跡）し、あなたの口に入るまでの経路を<br />
調査いたします。<br />
費用は無料です。<br />
ぜひご用命ください。
</p>
<p>
&hellip;そういうメールが送られてきました。<br />
仕事柄、ちょっと興味があったので連絡してみることにしました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
やって来たトレサビ探偵は、どっかの町役場で長年事務員をやってそうな、枯れ系おねえさんでした。<br />
「すみません遅くなりまして」探偵は言いました。「今年に入ってから調査の依頼が殺到しまして。探偵の数が10人に満たないものですから、対応に追われてるんです」<br />
「商売繁盛、いいじゃないですか」<br />
「でも、お金をいただくわけじゃないですから」<br />
「ああそうか。ねえ、どうして無料なの」<br />
「このサービスは税金でまかなわれてるんです。トレサビ探偵は公務員なんです」<br />
「なるほど、そっか。まあ考えてみれば、有料だったら利用者いなさそうだもんね。無料の公共サービスじゃないと、成り立たないよね」<br />
「さっそくですが、何をトレースしますか。ご依頼をお聞かせください」
</p>
<p>
「そうだなあ」よく考えずに面白半分で連絡しただけだったので、何を調べてもらうか決めてませんでした。「じゃあ、これ。さっき買ってきた惣菜のサラダなんだけど、産地とか加工業者とか、調べてくれない？　食材が複数混ざってるけど、大丈夫？」<br />
「大丈夫です」<br />
「ていうか、全部食べちゃったから現物がないんだけど&hellip;」<br />
「容器とラベルとがあれば調査できます。念のため、買ったときのレシートありません？」<br />
「ちょっと待って」僕は財布をまさぐりました。「あった。これです」<br />
「お預かりします」探偵は椅子から立ち上がりました。「調査結果が出ましたら、お知らせしますね。では失礼します」
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
「もしもし、松宮さんですか。トレサビ探偵の沢野井です。何度かお電話したのですが、やっとつながりました」<br />
「ああどうも。ごめんね、バタバタしてて電話なかなか出られなくてさー。で、何かわかりましたか」<br />
「はい。詳しいことは書面でレポートをお送りします。ただ、どうしてもお伝えしておきたいことがありまして、電話を差し上げたんです」<br />
「何かあったんですか」<br />
「松宮さんが召し上がったサラダには、ほんの少しですが、珍しいハーブが混入していたことが分かりました」<br />
「珍しいハーブ」<br />
「はい。ズズといいまして。アフリカで呪術に使われる植物です」<br />
「は？　意味が分からないんだけど」
</p>
<p>
「事実です。言葉どおり受け取ってください。松宮さんが召し上がったサラダには、ズズが含まれていました。呪術師が人を殺すために用いたズズが、誤って日
本向けの輸出品に混入したようなのです。どうしてそんなことになったかも調べていますので、レポートに書いておきます。決して松宮さんを狙って混入された
ものではありませんが、とにかく混入されていました」<br />
「なんか面白そうだね」<br />
「面白いかどうかは私の話が終わってから判断してください。ズズは毒草です。呪術師が人を呪い殺すのに使うくらいですから」<br />
「ど、毒草&hellip;」<br />
「強力な毒を持っています。解毒剤は存在していません」<br />
「ま、まじ？　でも僕があのサラダを食べたのは先週だよ。今だに何ともなくて、ピンピンしてんだけど」<br />
「ズズの毒には潜伏期間があるんです」<br />
「潜伏期間&hellip;」<br />
「呪術師がズズに呪いをかけて潜伏期間を決めています。数時間という短い潜伏期間にするか、数年という長い潜伏期間にするか、呪術師が決めるんです」<br />
「&hellip;」
</p>
<p>
「で、続きがあるんですけど、松宮さん」<br />
「はあ」<br />
「悪いニュースと、最悪のニュースがあるんですけど、どっちから聞きますか」<br />
「えーっ、どっちも悪いんだ&hellip;。まいったな。じゃあ悪いニュースから頼みます」<br />
「悪いニュースというのは、松宮さんが食べたズズの潜伏期間が判明したんです。アフリカの呪術師協会に確認しました。呪術師協会のスポークスマンから、松宮さんの食べたズズの潜伏期間はあと3日だと言われました」<br />
「あと3日！」さーっと血の気が失せました。「で、最悪のニュースって何なの」<br />
「はい。私はそのことを早くお伝えしなきゃと、3日前から松宮さんを探しておりました」
</p>
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<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
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★★★
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         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/post_92.html</link>
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                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 10 Jan 2010 13:38:48 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>プリズンブレイク</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/romainelettuce.jpg" alt="" title="romeinelettuce" width="110" height="150" align="right" />
</p>
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</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
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</p>
<p>
アメリカのベジタリアンの話をします。
</p>
<p>
僕の印象ではベジタリアンは（なんとなく枯れているので）犯罪をしないと<br />
思っていましたが、犯罪をするベジタリアンもたまいにはいるそうです。<br />
リチャード・キンブル先生を見習って地の果てまで逃げ回る、というようなこともあまりしなさそうなので、犯罪をおかしたベジタリアンはたいがいあっさり捕まるか、自首するのではないでしょうか。<br />
あくまでイメージですけど。
</p>
<p>
ちなみに、有罪になって服役したら、日本風にいうと<br />
「塀の中のベジタリアン」<br />
って呼ばれるのかな。
</p>
<p>
さて。<br />
ベジタリアン囚人は服役中でもベジタリアンを貫きたい人が多く、<br />
「刑務所の食事をベジタリアン・メニューにしろ！」<br />
とだいぶウルサイとのこと。
</p>
<p>
じっさい、服役中のベジタリアンが食事の変更を求めて訴訟を起こしたという噂も聞きました。<br />
（服役中に訴訟できるのかどうかは知らないけど）
</p>
<p>
それまで肉食だったのに、服役中にベジタリアンに変わる囚人も増えているらしい。<br />
（1）「自分を抑えられなかった」ために犯罪を犯した人は、本心では「自分を抑えたい」と思っている<br />
（2）ベジタリアン・メニューに変えてみたら、「自分をコントロールしやすくなった」<br />
（3）だから、これからは食事で自分をコントロールしたい<br />
専門家の話ではそういう理屈だそうです。
</p>
<p>
刑務所からすると、<br />
「なになに？　ベジタリアン・メニューに変えたら、囚人が自分をコントロールできるようになってくれんの？　要はおとなしくなってくれるわけだな。そりゃあ、ありがてえ」<br />
というわけで、喜んでベジタリアン・メニューに変える。<br />
そんな傾向が出ています。
</p>
<p>
というわけで、<br />
* 一般アメリカ市民があいかわらずジャンクフードにはまっている一方で<br />
* 刑務所メニューはどんどんヘルシー化している<br />
という不思議な現象が進んでおります。
</p>
<p>
刑務所のヘルシーメニューのランキングも公表されていました。
</p>
<p>
第1位：アイダホ州<br />
（メニュー例）<br />
* レンティル豆のメキシコ風パイに豆腐のパテを載せたもの<br />
* 大豆ソーセージ入り野菜ラザニア<br />
* 野菜のホットケーキ<br />
* 野菜のビスケット<br />
* 野菜のプディング
</p>
<p>
第2位：マサチューセッツ州
</p>
<p>
第3位：ペンシルバニア州
</p>
<p>
そんなランキングまで公表されている米国のベジタリアン文化。<br />
なんだか奥が深そうです。
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
<br />
<br />
★★★
</p>
<p>
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</p>
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<a href="http://www.oliveoil.or.jp/" target="_blank">
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</a>
</p>
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</a>&nbsp;
</p>
<p>
<a href="http://mymanager.seesaa.net/" target="_blank"><br />
</a>
</p>
<p>
★★★
</p>
]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/post_90.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2010/01/post_90.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 05 Jan 2010 21:44:16 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>食育ロボ発進！　後編</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/handmixer.jpg" alt="" title="handmixer" width="141" height="177" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
（前回のあらすじ）<br />
日本食育大学が開発した食育ロボット「アンドリュー77」。<br />
その「使い心地レポート」のようなものを、川口恵太という人が僕に<br />
メールしてくれました。<br />
この物語は、川口恵太氏とアンドリューの、心暖まる交流を描く<br />
叙情詩であります。
</p>
<p>
前回&rarr;<a href="/production/2009/12/post_21.html">http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/12/post_21.html&nbsp;</a>
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
（もらったメールの続きです。「わたし」というのは川口恵太氏のことです）
</p>
<p>
「川口、早起きの時間です。目覚めに取り組んでください」<br />
耳もとでアンドリューが大声を出し、わたしは飛び起きました。<br />
「早寝早起き朝ごはん」アンドリューが言いました。「早寝早起き朝ごはんは日本の政府の重点目標です。早寝早起き朝ごはん専門の、全国組織もできているのです。ですから、早起きの次は朝ごはんに取り組みましょう」
</p>
<p>
わたしは大あくびをしながら「いま何時だよ」<br />
「5時です」<br />
「5時？」耳を疑いました。「なんでそんなに早いの」<br />
「川口は朝ごはんを作る宿命です」<br />
「作る？」<br />
「自分で作ることに取り組んでください」<br />
「アンドリュー、お前が作るんじゃないのかよ」<br />
「川口が作るのです」<br />
「だって昨日はお前が作ったじゃんよ」<br />
「今日からは川口が作る宿命です。自分で作り、食べものの有り難さを感じながら食べましょう」<br />
「アホクサ。だったらメシなんかいらねえよ。寝る」<br />
「許されません。早寝早起き朝ごはん。早寝早起き朝ごはん。全身全霊、日本の未来のために取り組むことが宿命です」<br />
「やだね。おやすみ。ギリギリまで寝るから、時間がきたら起こせよ」<br />
ベッドに戻るわたし。
</p>
<p>
プシュー！<br />
水蒸気を激しく噴き出すアンドリューの両耳。<br />
狂ったように点滅するアンドリューの両眼。<br />
「呪います。ちちんぷいぷい。川口は眠れない。川口は眠れない。ちちんぷいぷい。呪いました。呪い、セット終了」<br />
「ふざけろよ」今風に（？）つぶやいてわたしは布団にもぐりこみます。「ばーか」
</p>
<p>
ん？<br />
左手がビミョーに冷たくぬるぬるしたものに触れました。<br />
あわてて布団をはがしてみると、いつのまに仕掛けたのか、そこには潰れたトマトがいくつも&hellip;。<br />
「なんじゃこりゃあ」<br />
使い古しのセリフを思わず叫んでしまいました。<br />
手の先もトマト果汁まみれになっています。
</p>
<p>
「てめえ、アンドリュー！」わたしは毒づきました。「食育ロボットのくせに、食べものをこんなに粗末にしていいのかよ」<br />
アンドリューは黙ったまま、椅子に座って新聞を読んでいます。<br />
わたしはアンドリューの椅子に蹴りを入れてから、洗面所に行きました。<br />
ハンドソープで手を洗いながら「てめえがやったんだからな。てめえがベッドを掃除しろよ」<br />
それからついでに軽くうがいをするために、置いてあったマウスウォッシュを口に含みました。
</p>
<p>
うぎゃあ！<br />
口の中で爆弾が破裂したようでした。<br />
反射的にマウスウォッシュを吐き出し、咳こむわたし。
</p>
<p>
「呪い、完了です」背後でアンドリューの淡々とした声が響きます。「川口は眠れない。それはマウスウォッシュではなく、ハラペーニョと胡椒のたっぷり入ったラー油です」
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
何度もうがいをして疲れ果て、ぜーぜー肩で息をしているわたしに、アンドリューが言いました。<br />
「どうですか川口。朝ごはん、取り組む気になりましたか」<br />
「このくそったれ。いやだと言ったらまた何かするんだろう&hellip;げほげほげほ」<br />
「そうですか、取り組む気になりましたか。素晴らしい。称賛します。正しい行いは、すがすがしいものです」<br />
水蒸気がやみ、点滅がおさまりました。
</p>
<p>
アンドリューは胸にあるポケットから1冊の本を取りだしました。<br />
『日本食育大学監修　それゆけ朝ごはん　けだるいレシピ全集』<br />
という本です。<br />
「川口はどうせ料理したことありませんね？　大問題です。その解決の第1歩として、まずはレシピを見ながら作ることに取り組みましょう。さあ、どのレシピに取り組みますか？」<br />
「何だっていいよ」投げやりなわたし。<br />
「では『超オーガニック・トムヤム定食』にしますか」アンドリューはレシピ本をぱらぱらくりながら言いました。「凝り性の趣味男性向けレシピと書いてあります。レシピの説明だけで20ページあります。今から取り組めば、明後日の夕方にはできあがるでしょう」<br />
「明後日の夕方？　何だそりゃ。そんなムチャクチャなもの、作れるわけねえだろ。つーか夕方にできたら朝ごはんじゃねえじゃねえか」<br />
「確かにそうですねえ。材料を買うために山梨県と長野県と鹿児島県に行かなくてはなりませんし」<br />
「極端なことをさりげなく言うなよ」わたしは言いました。「もっとマシなのはねえのか」<br />
「それでは『スペイン風オムレツ』にしましょう。野菜もあるし、タマゴもあるし、川口でも作れる簡単さです」<br />
「じゃあ。それ」
</p>
<p>
しかし実際には、調理は悪戦苦闘で、朝ごはんを食べることができたのは出発時刻も迫る、8時頃でした。<br />
アンドリューは手伝いもしません。<br />
しかもオムレツは形が崩れまくり、「正体不明の黄色く温かい何か」としか形容できない状態になっています。<br />
「できましたか。では食べることに取り組んでください」アンドリューは言いました。「いただきますを忘れないように。いただきますごちそうさまは愛言葉。この標語を知っ
ていますか。いただきますごちそうさまは愛言葉。これは、平成19年の食育推進の標語として日本政府から選ばれたものの1つです」
</p>
<p>
アンドリューは新聞を読みはじめました。<br />
わたしは黙々とオムレツを食べました。<br />
明日もまた5時にたたき起されて、朝食を作らなければならないのでしょうか。<br />
やってられません。<br />
わたしは決心しました。<br />
父親に言って、アンドリューを返品するのだ。<br />
そう考えると、少し元気が出てきました。
</p>
<p>
「ごちそうさま」わたしは言いました。「じゃあ出かけてくる」<br />
「待ちなさい」新聞をおろしてアンドリューが言いました。「ごちそうさまと言ったことは評価します。しかし後片づけには取り組まないのですか？」<br />
「は？」<br />
「川口は次は食器を洗うことと、テーブルの上をきれいにすることに取り組んでください。東京の世田谷区の公式食育かるたのなかに『ごちそうさま　すすんでやろう　あとかたづけ』という句があります。そのくらい、後片づけは重要なのですよ」<br />
「なに言ってんだよ。そんなことしてたら遅刻するじゃねえか」<br />
「後片づけは重要です」<br />
「遅刻しないことも重要なんだよ」わたしはアンドリューをにらみつけました。「てめえが、やればいいじゃん。ベッドもきれいにしとけよ」
</p>
<p>
プシュー！<br />
アンドリューの両耳から勢いよく噴き出す水蒸気。<br />
両眼がまるでウルトラマンのカラータイマーのように点滅しはじめます。<br />
「呪います。ちちんぷいぷい。川口は出かけない。川口は出かけない。ちちんぷいぷい。呪いました。呪い、セット終了」
</p>
<p>
「いい加減にしろ！」わたしは喧嘩腰に「てめえのくだらない意地悪に関わってる時間はないんだよ。遅刻したくねえんだよ」<br />
吐き捨てるように言い、ランドセルを背負って玄関から飛び出しました。<br />
父親に言おう。<br />
アンドリューを返品するのだ。<br />
「返品だ」<br />
「返品だ」<br />
独り言をいいながら、わたしは学校に向って歩きはじめていました。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
「えっ、ランドセル？　学校？」<br />
メールを読んでいた僕（松宮）は思わずつぶやきました。<br />
この人、こんな文章書いていながら、小学生だったんだ&hellip;。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
（メールに戻ります）
</p>
<p>
松宮さん。<br />
書き忘れていましたが、わたしの両親は離婚しています。<br />
わたしは平日は父親と、週末は母親と過ごしています。<br />
父親は出張の多い仕事をしているので、わたしは1人で過ごすことが少なくありません。<br />
そんなわけで、父親は食育ロボットを買ってくれたのでした。
</p>
<p>
とはいえ、父親の善意は分かるのですが、あのロボットはもうまっぴらです。<br />
返品だ。返品だ。
</p>
<p>
家を飛び出して数分後、無意識にポケットに手を入れると、何かがありました。<br />
昨日コンビニで買ったチョコレートの食べ残しでした。<br />
わたしの体温で、少しやわらかくなっています。
</p>
<p>
食べちゃお。<br />
とくに疑いもせずそれを口に放り込みました。<br />
すぐには何も起きませんでした。<br />
すこしたったところで&hellip;。<br />
うぎゃあ！
</p>
<p>
お分かりですね。<br />
ご想像のとおり、それはアンドリューが仕掛けた激辛チョコレートでした。<br />
ご丁寧にも表面は甘いままで、中心にハラペーニョの種が大量に仕込まれているという芸の細かさでした。<br />
わたしは火のついた口から大量のよだれを垂らしながら、悲鳴をあげて家に駆け戻りました。
</p>
<p>
アンドリューが待ち構えていました。「テーブルの上にお茶を用意してあります。体温と同じ温度です。辛さを和らげるのに効果的な温度だと言われているんですよ」<br />
しかし、わたしにはお茶の匂いをかぐだけの余裕が、まだありました。<br />
匂いをかいでみると、思ったとおり、それはお茶というよりマスタード・ドリンクでした。<br />
「こんなの飲めるか」わたしは悪態をつき、冷蔵庫を空けました。<br />
あいかわらず新聞を読んでいるアンドリュー。<br />
冷蔵庫にはミネラルウォーターがありました。<br />
ですが、油断はできません。<br />
昨夜、ミネラルウォーターでひどい目に遭っているのです。
</p>
<p>
ミネラルウォーターの隣に、オレンジジュースがありました。<br />
さっき朝食を食べたときに飲んだオレンジジュースです。<br />
これなら大丈夫か。<br />
待てよ。<br />
アンドリューのことだ、あれからオレンジジュースになにか仕込んだかもしれない。<br />
やめだ、やめだ。<br />
ミネラルウォーターも、オレンジジュースも、信用できねえ。<br />
「だまされねえぞ」苦痛と戦いながら、わたしは何も取り出さずに冷蔵庫を閉めました。「水道水を飲んでやる。これなら大丈夫だ。ざまあみろ」
</p>
<p>
水道水の蛇口をひねり、水をゴクゴク飲みました。
</p>
<p>
うぎゃあ！<br />
ガホゲホガホゲホ！
</p>
<p>
アンドリューは新聞を置き、穏やかな声で言いました。<br />
「呪い、完了しました。そのコップの内側には、ハバネロとワサビを混ぜたものをたっぷり、塗ってあったのですよ&hellip;」
</p>
<p>
（完）
</p>
<p>
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★★★
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]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/12/post_81.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/12/post_81.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 29 Dec 2009 23:51:29 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>食育ロボ発進！　前編</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img style="width: 238px; height: 227px" src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/mex.jpg" alt="" title="mex" width="238" height="227" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
食育専門の大学、日本食育大学。<br />
工学部のロバート・シトピッチャン教授は、天才科学者<br />
として有名です。<br />
そのシトピッチャン教授が、食育ロボットを開発しました
</p>
<p>
先日、食育ロボットを購入した家庭から、こんな体験談<br />
が送られて来たので紹介します。<br />
<br />
◆◆◆
</p>
<p>
松宮先生はじめまして。<br />
川口恵太といいます。<br />
先生の大学で開発された食育ロボットですが、トイザらスで売られていたのを離婚した父親がみつけまして、買ってきました。
</p>
<p>
「アンドリュー77型」というタイプでしたので、アンドリューと呼ぶことにしています。<br />
アンドリューは人間と同じ大きさ・形をしていますが、短い尻尾がついているのが特徴です。
</p>
<p>
最初の日、アンドリューは私の日常生活を黙って観察していましたが、次の日から態度が変わりました。<br />
どうなふうになったかといいますと&hellip;。
</p>
<p>
「いつまで寝ていますか。川口、さっさと起きてください」<br />
朝6時。<br />
アンドリューにたたき起されました。
</p>
<p>
びっくりしている私に、アンドリューは言いました。<br />
「今日ただいまから早寝早起き朝ごはん開始です」<br />
「はあ？」<br />
「川口は早寝早起き朝ごはんです。朝ごはんの用意ができています。食べることに取り組んでください」<br />
見ると、テーブルの上にごはん、味噌汁、納豆、海苔、刻んだネギの載った豆腐、野菜の煮物が並んでいました。
</p>
<p>
「取り組みましょう」と、アンドリュー。
</p>
<p>
「ありがたいんだけどさ」私はあくびをしながら言いました。「眠いんだよな。ギリギリまで寝かせてくれよ」<br />
「その考えは好ましくありません。早寝早起き朝ごはんは日本の政府の重点目標です。早寝早起き朝ごはん専門の、全国組織もできているのです（※）」<br />
「&hellip;分かったよ。せっかく作ってくれたんだったら、今日は食べるよ」
</p>
<p>
（※）「早寝早起き朝ごはん」全国協議会<br />
<a href="http://www.hayanehayaoki.jp/modules/content3/kyougikai/kyougikai1.html"><u><span style="color: #800080">http://www.hayanehayaoki.jp/modules/content3/kyougikai/kyougikai1.html</span></u></a>
</p>
<p>
椅子に座ってさっそく食べようとすると、アンドリューの耳から突如、蒸気が噴き出ました。<br />
プシュー！<br />
次に、両眼が交互に点滅しはじめました。
</p>
<p>
「な、なんだ？」<br />
「川口、大問題です。いただきますを言ってください」<br />
「は？」<br />
「繰り返します。いただきますを言ってください。いただきますごちそうさまは愛言葉。この標語を知っていますか。いただきますごちそうさまは愛言葉。これは、平成19年の食育推進の標語として日本政府から選ばれたものの1つです（※※）」
</p>
<p>
（※※）<a href="http://www8.cao.go.jp/syokuiku/data/slogan/slogan-h19.html"><u><span style="color: #800080">http://www8.cao.go.jp/syokuiku/data/slogan/slogan-h19.html</span></u></a>&nbsp;
</p>
<p>
「そんなこと知るかよ」豆腐と納豆に醤油をかけながら私は言いました。「食わせろよ」<br />
「いただきますを言わないのですね」プシュー。「言わないのであればあなたを呪います」<br />
「なにくだらねえこと言ってんだ。勝手に呪えば」<br />
「呪います。ちちんぷいぷい（&larr;死語）。川口のごはんは食べられない。川口のごはんは食べられない。ちちんぷいぷい。呪いました。呪い、セット終了」
</p>
<p>
「ばーか」私はかきまぜた納豆を口に入れました。「わけわかんねえよ」<br />
それからごはんを口に入れました。
</p>
<p>
うぎゃあ！<br />
私は叫んでいました。<br />
口の中が火事になったようでした。
</p>
<p>
「なんじゃこりゃあ」（&larr;死語）<br />
食べたものを吐き出し、さらに咳込む私。
</p>
<p>
「呪い、完了です」アンドリューが落ち着いた声で言いました。「川口のごはんは食べられない。ハラペーニョの種を大量にまぶしてあります」<br />
「てめえ。始めからこうなることを予測してたんだろ」私は涙をボロボロ流しました。「し、仕組んでやがったな」<br />
「いただきますごちそうさまは愛言葉」アンドリューは淡々と言いました。「今晩からは、言い忘れないことです」
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
その夜。<br />
テレビで映画をやるので楽しみに待っていると、アンドリューが言いました。<br />
「川口。さっきの夕食で川口はいただきますとごちそうさまを言えましたね。称賛します。正しい行いは、すがすがしいものです」<br />
私は顔を赤くしました。「お前を怖がってるわけじゃねえからな」<br />
「怖がること不必要です。ところで、大問題です。早寝早起き朝ごはんのことですが、もうすぐ9時です。9時になったら早寝に取り組んでください」
</p>
<p>
「もう寝ろっての？　こんな時間に？　放っといてくれ」<br />
「その考えは好ましくありません。早寝早起き朝ごはんは日本の政府の重点目標です。早寝早起き朝ごはん専門の、全国組織もできているのです」<br />
「そのセリフは朝、聞いたよ」<br />
「朝聞いて、夜聞く。すばらしいことです。ベッドを整えてありますから、早寝に取り組んでください」<br />
「あのな、見たい映画があんの。見てから寝るから、すこし黙ってろ」
</p>
<p>
プシュー！<br />
テレビをつけようと、リモコンを手にしたとたん、アンドリューが両耳から蒸気を噴きました。<br />
安物キャンディーのような形の両眼の点滅も、始まっています。<br />
「呪います。ちちんぷいぷい。川口はテレビを見れない。川口はテレビを見れない。ちちんぷいぷい。呪いました。呪い、セット終了」
</p>
<p>
私は警戒しました。<br />
また何か企んでるぞ、こいつは。<br />
リモコンのスイッチを入れたら何か起こるのか？
</p>
<p>
何も起きませんでした。<br />
というか、何も起きなさすぎて、テレビもつかなかったのです。<br />
みると、リモコンの電池が抜かれていました。<br />
「くっだらねえ。この程度か」私は呟きました。「電池を入れればいいだけじゃん」<br />
買い置きしていた単3電池を入れ、再びスイッチを押します。<br />
何も起きませんでした。<br />
それもそのはずです。<br />
よく見ると、テレビの電源が抜かれていました。
</p>
<p>
電源プラグを差し、リモコンのスイッチを入れると、今度はテレビがつきました。<br />
ちょうど9時でした。<br />
映画の紹介が始まったところです。<br />
「これが呪いかよ。レベル低（ひく）。今回はこっちの勝ちだな」私はアンドリューに言いました。「映画は見させてもらう。おまえには何もできねえよ」
</p>
<p>
アンドリューが肩を落としました。<br />
仕掛けが失敗し、うなだれているようです。<br />
私は鼻でフンと笑いました。<br />
それからソファに腰掛け、用意したポテトチップスに手を伸ばしました。
</p>
<p>
うぎゃあ！
</p>
<p>
あわてて冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターのボトルを取り出しました。
</p>
<p>
うぎゃあ！<br />
ゲホゲホ！
</p>
<p>
遠ざかる意識のなかで、アンドリューの淡々とした声が響きました。<br />
「呪い、完了しました。ポテトチップスには激辛ハバネロのペーストが塗られています。さらに、川口が飲んだのは水ではなく&hellip;」
</p>
<p>
（以下次号）
</p>
<p>
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</p>
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</a>
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★★★
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         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/12/post_21.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/12/post_21.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 25 Dec 2009 09:55:34 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>食育至上主義人民共和国　その2</title>
         <description><![CDATA[<p>
<img src="http://www.shokuiku-pro.com/mt/mt-static/FileUpload/pics/epron.jpg" alt="" title="epron" width="200" height="250" align="right" />
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
&nbsp;
</p>
<p>
松宮園生です。
</p>
<p>
ザイオン共和国のモーフィアス大統領は、<br />
食育至上主義にもとづく圧政を敷いています。
</p>
<p>
そのモーフィアス大統領から、<br />
「ぜひ我が国の食育ぶりを見にきてほしい」<br />
と招待を受けました。<br />
最初は断るつもりでいました。<br />
だって、独裁者だからいつ機嫌を悪くするか予想できないし、<br />
機嫌が悪くなって<br />
「ビタミン責め」<br />
「マクロビ責め」<br />
とか<br />
「家族団らんの刑」<br />
とかに処せられたらどうしよう&hellip;。<br />
（ん？　それって怖いの？）
</p>
<p>
しかし断ったら、やつは僕を暗殺しようとするかもしれません。<br />
マツミヤを滅ぼすのに、プロの暗殺者なんかいりません。<br />
たとえば普段から僕は食育カルタみたいな昭和グッズを茶化して笑っていますので、真面目な食育おばちゃんや食育ママゴンの反感を買っているに違いありません。<br />
そんなとき、<br />
「マツミヤを始末した者には100万ショクイク」<br />
なんて、賞金首にされちゃったら、食育おばちゃんや食育ママゴンがこぞって僕を狙いはじめるでしょう。<br />
巨大な食育カルタでざっくりと切られたらもう&hellip;。
</p>
<p>
行くべきか断るべきか。<br />
悩んだ末、じっと死を待つより敵地に行って散ろう。<br />
そう決心したのでした。
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
なんだけど。<br />
モーフィアスのやつ（ちなみに彼は日本食育大学に留学してて、僕の教え子です）、招待すると言っときながら、飛行機はエコノミークラスのチケットしかくれませんでした。<br />
ケチです。<br />
しかたなく乗りこんだニュートリ・エアライン（栄養航空）22便が成田空港を飛び立って10時間後、機内アナウンスがありました。<br />
「皆様、お早うございます。よくお休みになられたでしょうか？　当機はあと1時間でザイオン共和国のエプロンシアター空港に到着いたします。ただいまの現
地時間は午前8時17分、天候は晴れ、気温は摂氏20度でございます。入国書類をまだお書きになっていない方は、乗務員にお申し出ください」
</p>
<p>
そっか。<br />
入国書類を書くのか。<br />
そりゃそうだよな。
</p>
<p>
機内で配られた入国書類は、こんな書類でした。<br />
&darr;
</p>
<p>
＜進め食育はばたけ食育　ザイオン共和国へようこそ！＞<br />
あなたの入国を歓迎します。<br />
以下の質問に正確にお答えください。<br />
この書類は入国審査官にお渡しください。
</p>
<p>
名前：<br />
国籍：<br />
居住国：<br />
あなたの居住国の食料自給率：
</p>
<p>
航空機の便名：
</p>
<p>
機内食でいただきます・ごちそうさまを完璧に言いましたか？<br />
*はい<br />
*いいえ
</p>
<p>
機内食は残しましたか？<br />
*はい<br />
*いいえ
</p>
<p>
サイオン共和国での希望抑留期間：（　　　）年
</p>
<p>
あなたのセンス<br />
*昭和<br />
*平成
</p>
<p>
ザイオン共和国への入国目的（以下のうち、当てはまるものを○で囲んでください）：<br />
*メタボ撲滅<br />
*援農<br />
*レシピ提案<br />
*食育教室<br />
*三角食べ<br />
*食育正教会への入信<br />
*その他（　　　　　　　　　　　　　）
</p>
<p>
ザイオン共和国に持ちこむ予定の物品で、以下に当てはまるものがあれば申告してください。<br />
*箸<br />
*食育カルタ<br />
*食育紙芝居<br />
*食育イベント企画書<br />
*食育教本（食育白書、オールジャパン食育大辞典を含む）<br />
*「メタ坊」のマスコット人形
</p>
<p>
過去3か月以内に以下の国に居住または滞在していた場合は、申告してください。<br />
*肥満大国アメリカ<br />
*パラドックス国フランス<br />
*スローフード国家イタリア<br />
*フードマイレージ国家ジャパン<br />
*食品安全疑問国チャイナ<br />
*大東亜食育帝国
</p>
<p>
以下の食習慣に当てはまる場合は、申告してください。<br />
*箸の使い方が下手だ<br />
*嫌いな野菜がある<br />
*ラーメンの汁は最後まで飲む<br />
*週に1度以上、ハンバーガーを食べる<br />
*週に1度以上、牛丼を食べる<br />
*個食である
</p>
<p>
私は、「進め食育はばたけ食育」の精神にのっとり、虚偽の申告をせず、正直に申告したことを誓います。<br />
名前：<br />
日付：<br />
署名：
</p>
<p>
ご協力ありがとうございました。<br />
ザイオン共和国　食育法務省　入国管理局
</p>
<p>
◆◆◆
</p>
<p>
入国書類を書きながら、招待を受けたことをひどく後悔して涙ぐむ僕なのでありました。
</p>
<p>
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</p>
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＜おすすめ　ガイドブック＞
</p>
<p>
<strong>「講師になりたい人　教室を開きたい人　のための簡単！　開講マニュアル」</strong><br />
<a href="/production/2009/04/post_169.html">http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/04/post_169.html</a>
</p>
<p>
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<br />
<a href="/production/2009/04/post_169.html">
<img src="http://mymanager.up.seesaa.net/image/manual-thumbnail2.jpg" alt="" />
</a>
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]]></description>
         <link>http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/12/2_33.html</link>
         <guid>http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/12/2_33.html</guid>
                  <category>松宮園生</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 20 Dec 2009 16:20:55 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
</rss>
