ホーム > 日本食育大学未来学部 >

2010.09.02 11:55

21世紀神様の悩み 第10話 食育ロボコップ(中編)

スポンサードリンク
このシリーズの目次はこちら

前回までのあらすじ)
「メタボ警察」またの名を「メタポリス」。
メタボな人を追いかけまわし、投獄してしまうという恐ろしい組織です。
しかも食育ロボット、アンドリューがメタボセンサー(メタボ発見器)を内蔵し、改造ロボットとなって登場。
メタポリスの新兵器としてメタボ狩りを始めます。
迫害を恐れた市民はアンドリュー・レーダー(アンドリュー探知機)を開発し、食育ロボットの魔の手を逃れようとしました…。

◆◆◆

秋葉原でアンドリュー・レーダーを手に入れた筆者。
メタルボディの、洒落たデザインです(メタボだけに…)。
レーダーにはバイブレーション機能が備わっており、アンドリューが近づくと、ぶるぶる震えて教えてくれます。
値段は大奮発の、42,000円。
消費税込みです。
高かったけど、これでひと安心。

すっかり図にのった筆者は、青山通りを闊歩していました。
そのとき。

ぶるぶるぶるぶる。
ぶるぶるぶるぶる。

反応するアンドリュー・レーダー。
さっそく警戒態勢です。

あわてて見回すと、表参道の交差点付近をアンドリューが疾走しているのが目に入りました。
誰かを追いかけているようですが、筆者ではないようです。

視線をずらすと、新橋系サラリーマンが人混みをかきわけながら必死の形相で逃げているのが分かりました。
カツラなのでしょうか、風に当たった髪の毛が不自然な方向に流れています。

なんだ、自分じゃなかった。
ほっとする筆者。

◆◆◆

ほっとしたものの、じつは改造アンドリューは1体だけではないのです。
他にもいるかもしれません。
気を休める余裕はないのです。
アンドリュー・レーダーは、アンドリューの存在を知らせてくれるだけで、撃退してくれるわけじゃない。
だから、アンドリュー・レーダーがあるからといって油断はできないのです。

危険だから、外を歩くのはやめよう。
目の前に地下鉄銀座線の入口があったのをよいことに、筆者は急いで階段を下りました。

どこで降りてもよかったのですが、なんとなく赤坂見附で下車。
行き交う人の群れに押し流されるように、改札を出ます。

そこで異変に気がつきました。
ジャケットの胸のあたりがやけに軽いのです。
内ポケットに手をつっこんだ筆者は、
「しまった」
と思わず口走りました。
財布がありません。

落としたのか。
スリにやられてしまったのか。

とほほ。
ついてねえ…。

いつまでも嘆いてはいられません。
たしか地上に交番があったはずです。
筆者は階段を駆け上りました。

すると、地上にアンドリューがいました。

◆◆◆

正確にいうと、アンドリューは50メートル先にいました。
50メートルというのは、彼のセンサーの「射程距離内」です。
もっと深刻な問題は、アンドリューがこっちをじっと見ていることでした。
目が合ってしまっています。

アンドリューがおもむろに歩き始めました。
まっすぐ、筆者に向っています。
間違いありません、筆者を狙っています。
目は点滅し、耳からは蒸気が噴出していました。

どんどん接近するアンドリュー。
いまさら逃げられない。
全身に冷気が走ります。

ど、どうしよう。

パニックになるまいと必死で自分に言い聞かせながら、アンドリューをかわす方法を考える筆者。
しかし何の有効な知恵もわかないまま、時間が秒単位で消えていきます。

もはやアンドリューとの距離は10メートル。
その手に握られているメタボメジャーに、太陽光が鋭く反射して、本物の剣のように見えました。


(以下次号)


 

 

   

食育の講師になりたい人、食育の教室を開きたい人にお勧めです。
(セミナー受講券つき)

 

人気ブログランキング ← 応援クリックおねがいします。

  • ブックマーク:
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をChoix!
スポンサードリンク

コメントを投稿