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松宮園生です。
僕がサラリーマンだったころの上司に、こういう人がいました。
ラーメン好きで、コショウ好きでした。
「へい、お待ちど!」
てな感じで運ばれてきたラーメン。
彼はまずコショウをかけます。
喋りながらかけます。
延々とかけつづけます。
そのうちラーメンの表面が濃いチャコールグレーに染まるわけですが、そうなって初めて、食べはじめます。
コショウじゃないけど、こんどは醤油の話。
アメリカにも吉野家がありまして。
学生なんかにわりと人気です。
ここでよく見かけるのが、ライスに醤油をかける人です。
それもちょこっとかけるのは分かります。
そうぢゃないんです。
ドボドボとかけます。
喋りながらかけます。
醤油が波打つくらいにかけます。
「イクラの醤油漬け」ならぬ「ごはんの醤油漬け」が出来上がります。
これをうまそうに食べるわけです。
アメリカの寿司屋にもそーゆーのがいます。
上等のスーツを着たエグゼクティブ風の中年男性。
しかし彼の醤油皿にはキ★コ★マンがなみなみと…。
指で弾いたらこぼれそうなくらい、なみなみです。
横から水平に観察すると、表面張力でまん中が盛り上がっています(※)。
(※) この状態にはなぜか名前がついてまして、
「クラウントップ」
というそうです。
この人は握り寿司をこの醤油皿にたっぷり浸します。
醤油は少しこぼれますが、お構いなしです。
で、たっぷり醤油をすった握り寿司を、うまそうに食べるわけです。
書き忘れました。
この人の醤油皿はもうひとつあり、そこにはワサビが盛られています。
クラウントップどころの騒ぎではありません。
山盛りです。
そんなに使うんかい、と思うのですが、使うらしい。
握り寿司にそのワサビをどっさり載せます。
大丈夫かな。
ま、ワサビの品質にもよりますが…。
で、ワサビどっさりの握り寿司を、たっぷり醤油に浸してうまそうにかぶりつく。
「どっさり野菜のたっぷりスープごはん」
は食べたいけど、
「どっさりワサビのたっぷり醤油寿司」
はちょっとなあ。
みんながみんな、こういう食べ方をするわけではありませんが、よく目撃されている食べ方です。
醤油メーカーさんも痛し痒しだろうなあ。
そんな醤油の使い方はしてほしくないだろうし、でもそのおかげで醤油の売上はアップするだろうし…。
<参考図書>
「スシエコノミー」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4532353017