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松宮園生です。
ラザフォードというアメリカ人がいまして。
長年の悪友です。
流しの料理人をしています。
そのラザフォードから聞いたホットドッグの話を思い出したので紹介します。
◆◆◆
ラザフォード自身はアメリカ生まれですが、彼の母方の祖母はちょっと気取った感じのイギリス人でした。
祖母と孫の交流は年に2回くらいありました。
夏は祖母がアメリカを訪れてきましたし、冬はラザフォードがイギリスを訪問していました。
ラザフォードが10歳のころの夏。
事情は忘れましたが、祖母と2人でホットドッグを食べることになったそうです。
イギリス人である祖母は、ホットドッグを食べたことがありませんでした。
しかも彼女は、ホットドッグという名前から何やら勘違いをしていたらしく、
「犬を食べるなんて、野蛮な話だこと」
と眉をしかめて言っていたそうです。
それでも、アメリカ人の「伝統食」といわれているホットドッグを、いちどは経験しておこうと思ったのでしょう。
あまり浮かない顔をしながらも、ホットドッグを2つ買いました。
1つは孫のラザフォードの分、もう1つは自分の分です。
2人は公園のベンチに腰かけました。
自分のホットドッグの袋を開けたとたん、祖母の顔が赤くなりました。
彼女はラザフォードに言ったそうです。
「おまえのホットドッグは、どこの肉だったの?」
<参考図書>
「イギリスはおいしい」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4167570025