ホーム > 日本食育大学未来学部 >

2009.03.13 01:17

食育は英語で何というの? その22

スポンサードリンク

 

松宮園生です。

イギリスの食事には魅力がない、というのはけっこう定説
になっていますね。
イギリス家庭にホームステイしたら、年がら年中、食事の
メニューが同じだったとか。
ロンドンのパブで出てくるフィッシュ&チップスがなんとも
いえず酷いとか。

ところが、今から15年ほど前、
「イギリスはおいしい」
というエッセイが売れました。

  「イギリスはおいしい」
  http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4167570025

   イギリスはおいしい (文春文庫)

それ以来、
* イギリスはおいしいわーと思う派
* やっぱり不味いわよと言い切る派
が、なんとなく拮抗(きっこう)している感じがします。

同様に、アメリカには伝統的な食文化なるものは存在しない、というのもわりと定説になっていますね。
しかし実際には、
* アメリカに伝統的な食文化なんてのはあらへんと主張する人
* いやいやアメリカの食はなかなかイケてまんがなと考える人
が、なんとなく半々くらいに思います。

「ヨコメシ(※)はまずい」
といいながら、毎年せっせと喜び勇んでアメリカに出かけ、業界視察と称して飲食店で食べまくっている人を、僕は何人も知っています。

  (※)ヨコメシの意味を知りたい人は→ 「タテメシ」
  http://www.shokuiku-pro.com/production/2009/02/post_100.html

とはいえ、正直に言うと、
「アメリカの伝統食文化というものはないんじゃね?」
とじつは僕も思っています。
ただし、これは
「統一感のある食文化はなさそうだ」
という意味。
正確には、
「アメリカは広いので統一感のある食文化はなさそうだが、地域や民族で区切ると、なかなか奥の深いものが存在する」
のではないかと思います。

たとえば。

■アメリカに移民してきたメキシコ人たちは、
「アッパーなアメリカ人に好まれるメキシコ料理」
というのを工夫し、発達させました。
洗練されアメリカ化したメキシコ料理は、歴代大統領の好物になっています。

  (参考)「大統領の食卓」
  http://www.myfood.jp/w_myfood/us_foodnews/2009/01/post.html

■南部ルイジアナ州あたりでは、香辛料をきかせた
「ケイジャン料理」
が有名です。
フランス系移民の食文化に端を発しているようです。
僕も、ハリバットのような白身魚をケイジャン風に焼いたものが大好きです。
あれは旨い。

■アメリカには多くのユダヤ人がいますが、彼らが食べているのはコーシャ・フード。
ユダヤ教の聖典「タルムード」などに書かれた決まりを厳しく守っている食事法です。
ニューヨークあたりでは、このコーシャ・フードが
「健康によい」
ということで大人気。
その勢いで日本にも進出を考えています。
コーシャ・フードの普及のために来日するラビ(ユダヤ教のお坊さん)が増えてるらしい。
僕も去年、東京でラビに会いました。

■アーミッシュと呼ばれる人たちがアメリカにいます。
電気を使用せず、現代の一般的な通信機器(電話等)使わず、自動車には乗らず、馬車を利用し、近代以前と同様の生活様式を基本に自給自足の生活を営んでいる人たちのことです。
この伝統的で素朴なアーミッシュの食事が、やはり
「健康によい」
ということで人気が出ていて、
「アーミッシュ食品」
を販売する会社なんかもあって、その会社は日本進出を計画しています。
(このあいだのフーデックスに出展しています)

  (参考)FOODEX JAPAN 2009
  http://www.shokuiku-pro.com/modules/newbb/viewtopic.php?topic_id=2062&forum=5&post_id=2700#forumpost2700

■しかし何より忘れてはならないのは
「インディアン食」
ですね!
長い歴史を持つアメリカ先住民のインディアンが、食文化を持たないはずはありません。
ただし、ひとくちにインディアンといっても部族が多く、それぞれの部族がさまざまな食文化を持っています。
* 狩猟を中心とする部族は、肉食の文化
* 農耕を中心とする部族は、菜食の文化
* 漁業を中心とする部族は、魚食の文化
といったふうに分かれているようです。
じつは、インディアン食も日本進出計画があるらしく、「アメリカ・インディアン食協会」というところがせっせと日本語のパンフレットを作っています。

僕自身は「キノルト族」「イーヤック族」という部族と交流がありました。
ともに魚食の文化で、スモークサーモンによく似た食材とかが、やたらとビールに合っていたのを覚えています。

というわけで、
「アメリカは広いので統一感のある食文化はなさそうだが、地域や民族で区切ると、なかなか奥の深いものが存在する」
というのが僕の意見です。

松宮園生のアメリカ・ヨイショ話、今回はここまで(笑)。

 

 

 

食育というテーマでセレクトしています。
「食育的な心を満たすオンラインストア」
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22

食育プロデュース委員会

 

人気ブログランキング ← 応援クリックおねがいします。

  • ブックマーク:
  • このエントリーを含むはてなブックマーク
  • BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク
  • この記事をクリップ!
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • この記事をChoix!
スポンサードリンク

コメントを投稿