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武士は食わねど高楊枝、松宮園生です。
♪
眠らない21世紀人の皆さん、今晩は。
日本食育大学准教授、松宮園生がお送りするラジオ番組、
「真夜中の食育」
の時間がやってまいりました。
今夜もキレずにおつきあいください。
「真夜中の食育(第1回)」はこちら。
http://www.shokuiku-pro.com/production/2008/04/post_135.html
…では、番組にいただいたメールを順に読ませていただきます。
◆◆◆
「松宮先生こんばんは。チャコといいますのよ」
こんばんは、チャコさん。
「ふだんは主人に内緒でフードマイレージの練習をしていますわ」
フードマイレージの練習って、何?
しかもなぜ内緒で?
「日本って、フードマイレージが世界一大きいんですわね。それもダントツに大きいって知りました。ショックですわ」
そのようですね。
「でもね、不思議なことに気がつきましたのよ。2000年の日本のフードマイレージは5000億トン・キロメートルという数字だそうなのですけれども、2001年になるとこれが9000億トン・キロメートルになっているみたいですの。ほぼ倍ですわよね。どうしてたった1年のあいだに倍になったのかしらん。先生はご存じじゃありません?」
おや、そうですか。
調べてみましょう。
…あ、ほんとにそうだ。
2000年の日本のフードマイレージは5000億トン・キロメートル。
2001年の日本のフードマイレージは9000億トン・キロメートル。
倍近くになってる。
ななな、なんでだろう(←死語)。
「それにね、もう1つ不可思議なことがありますのよ。食べもののフードマイレージが大きいと文句を言われますけれども、人間が飛行機に乗ったマーレージは大きいほうが優遇されますわね。どうしてなんでしょう?」
それは航空会社に聞いてください。
では次のメール。
◆◆◆
「松宮先生、いつも楽しく番組を聞いちょります。ムラちゃんと呼んでもらいたい。職業は、観光バスの運転手しちょります」
ムラちゃん?
村井さんかな、村田さんかな、村野さんかな。
「滝田ムラグジリンという名前なので、ムラちゃんと呼ばれちょります」
ファーストネームかい!
てか、なに人のハーフなんですか、ムラちゃんは?
「噂によると、松宮先生は日本の食料自給率が低くてもいっこうに構わんちゅう意見の持ち主のようですが、そうなのでござりますか」
ちょ、ちょっと。
そんな噂、どこから出たんですか?
いつそんなことを言った?
その話にはトラウマがあるんだから(※)、やめてくださいよー。
(※)食料自給率トラウマについては→ 「自給率ラプソディ」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2008/03/post_128.html
さ、さっさと次のメール行きましょう。
◆◆◆
「残暑お見舞い申し上げます。元ミス・マッコウクジラ、米光(よねみつ)です。びみょーな名前ですけれど、石油会社の回し者ではありませんからねっ」
それを言うなら出光(いでみつ)だろ!
…失礼、つい習性でツッコンでしまいました。
(マッコウクジラのところはツッコまなくていいんかい)
「松宮先生は食育をテーマにした人ですよね。そのくせ自分では食育の現場にあんまり立たないそうですね。食育は現場で起きているのに、ご自分は会議室にいるとか。…それってありなんですか? 何かおかしいと思います。そんなことで良いのでしょうか?」
あー。
うー。
そんなことで良いと思っているわけではないんですが、人には向き不向きというのがありまして。
僕は料理がまったく出来ませんので、食育料理教室みたいなのは無理なんです。
誰かのアシスタントをするにも、役に立ちません。
子どもの前で「食べものの大切さ」とか「(命を)いただきます」について分かりやすく楽しく話すのも不得手。
食育カルタとか食育紙芝居とかを活用した教室をするのも苦手です。
「健康のためにはどんな食事をしたらよいか」という話を大人の前でするというのも、僕なんかよりずっと立派に話す人が大勢います。
そういう人たちにお任せしています。
農場体験は嫌いじゃないのでたまには参加しますけど、自分が人に教えられるようなものではありません。
こないだコンニャク畑の草むしりをしたら、やり方がガサツだというので叱られてしまいました。
おまけに次の日はモモの筋肉が張っちゃうし。
孤食がどうとか家族団欒(だんらん)がどうとか、そういう話も僕なんかよりずっと立派に話す人が大勢います。
てか、僕は嫌われ者ですので、自分が孤食やっちゃってますし…。
「食の安全」とか「食料自給率」について話すのは好きなんですが、そういうのってなんか政治批判みたいになりがちだし、自分で街頭演説するのもちょっとね。
佐久間象子じゃないんで(※※)。
アメリカの食育はどうなっているかという話をするのも大好きで、話したくてウズウズしているんですが、そんなの聞きたい人、少なそうだし…。
(※※)佐久間象子の街頭演説については→ 「食育至上主義人民共和国 その3」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2007/11/3_18.html
なので、現場のほうはご容赦いただいております。
ていうか、現場のほうが僕を必要としていないみたいで(苦笑)。
トホホではございますが、しょうがないので、会議室のほうで開業しているしだいでございます。
会議室で何を開業しているかって?
いや、自分でもよく分からないんですけど、現場で活躍されている方々がときどき、茶飲みにやってきます。
うだうだ僕と喋っているうちに、疲れがとれて帰っていくみたいです。
御隠居か。
最後のメール、いきましょっか。
◆◆◆
「松宮さん、こんばんは。ボクは食育怪獣ギロンガ。おもに知多半島付近で暴れてるヨ」
そ、そうですか…。
いや、なんというか、勇ましいことですね。
「ちなみにボクの本名は西垣恭子。恭子は今年26歳ネ!」
女性かい。
しかも大人かい!
「最近さー、浮気農家のソイビーンさんとか、流しの料理人ラザフォードさんはどうしてんのー。ていうか松宮さんのブログにめっきり出なくなったじゃん。喧嘩でもしたの? 心配なのよネ」
心配していただいてありがとうございます。
せっかくの質問コーナーですのに、そんな質問でよいのですか?
まあ、お答えしますと、僕はもう日本に帰ってきておりますので、ソイビーンやラザフォードと遊ぶことは少なくなりました。
たまにメール交換はしてますけどね。
アイダホにいるソイビーンは、作っているトウモロコシの値段が上がって大喜び。
もっと儲けたいのか、けしからんことに周囲の農地を買占めしようとしています。
さらにけしからんことに、農地を広げても自分で働こうとしない。
移民したてのメキシコ人を雇ったりして、テメーは奥座敷でネット株式投資をやったりしてます。
若いころのジョージ・ルーカス監督に少し似ているラザフォードは、相変わらずアラスカの奥地にいます。
インディアンが経営する会社から給料をたんまりもらい、季節労働者のための食育をしています。
女性リスナーの皆さん、ラザフォードは独身でたくさん貯金もしているようですよ。
ただ、未確認ですがゲイかもしれませんので、事前によく確認されることをお勧めします。
なお、確認作業を僕にやれと言われても、それはお断り申し上げます。
◆◆◆
♪
エキサイティングな時間はあっという間でしたね。
これでギャラがもっと良ければ、言うことなしなんだけどな。
ギャラはともかく、
「真夜中の食育」
今夜はここまで。
日本食育大学准教授(自称)、松宮園生がお送りしました。
ではまた来週のこの時間に、お会いしましょう。
バイナラ (←死語)。
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