松宮園生です。
知り合いにケンジってのがいまして。
生まれたときからメタボなやつで、左門豊作みたいな
顔と腹をしています。
野球ができない左門豊作、って感じです。
つまり
左門豊作 引く 野球 = ケンジ
ていうわけで。
ところがこのケンジ、イケメンとは遠く百万光年離れた顔の持ち主のくせに、よくモテました。
年上の女性に、よくモテました。
なぜそんなにモテるのか、不思議に思ってケンジの行動を観察してみると…。
どうやらその秘訣は、彼女が作ってくれた料理を食べるときの、食べ方にあるようでした。
とにかく、うまそうに食べるのです。
こんな感じです。
↓↓↓
◆◆◆
(以下、食べているときのケンジのセリフ)
どひゃー。
ま、待ってください。
これ全部、佳奈さんが作ったんすか。
マジっすか。
どれもすげぇうまそうっすねぇ。
何から食べたらいいすか。
このきんぴらごぼうから攻めていいすか。
ニンジンとゴボウの色の組合せが、ゼツミョーっすねぇ。
いっただきまぁす。
う、うめーっ。
きんぴらごぼう、マジうまいっすねぇ。
たまらんす。
これ、佳奈さんが作ったんすか。
こんなうまいのを作れるなんて感動すよ。
次は唐揚げ、行っていいすか。
う、うめー。
揚げ加減が絶妙っす。
肉もやらかー。
味つけ、サイコー。
もう1個いきます。
やっぱしうめー。
超うめー。
何個でも食べれるっすよぉ。
佳奈さん、オレを太らせてどうするつもりなんすかぁ。
うわっち。
イテテテ。
佳奈さんの料理、うますぎて、オレ椅子から落ちちゃったす。
ほっぺたが落ちそうだったんで、拾おうとしたらコケちゃったす。
へへへへ。
それに、こんなうめーものが出されたら、動揺してしまうっす。
ドキドキするっす。
へへへへ。
うわっ、こ、これはひょっとしてキッシュというやつですか。
佳奈さん、こんなハイカラ(←死語)なものも作っちゃうんですねぇ。
へえー。
じゃあさっそく。
ううう、うめー。
うんめー。
う・ま・す・ぎ。
ちょっと勘弁してください、うますぎっす、佳奈さん。
オレ、幸せっす。
涙、でてきたっす。
◆◆◆
とまあ、こんな具合でして。
キッシュを見てキッシュだと分かるのは、なかなかであります。
つーか、きんぴらごぼうと唐揚げとキッシュが同じテーブルに並ぶっていうのは、ありなわけ?
とはいえ、羨ましさを隠せない若き日の松宮園生。
藁(わら)にもすがるモテたい一心で
「ケンジ式トーク術」
を身につけようと、練習をしたのですが…。
練習風景を目撃したある人に、こう言われました。
「そもそも、彼女に手料理を作ってもらうシチュエーションは、どうやって作んの?」
(目撃されんなよ)