松宮園生です。
東京のサラリーマン、佐藤塩太(30代、独身)は、あるときこんな
夢をみました。
↓↓↓
残業を終えた塩太が家路を急いでいると…。
人気のない道端で、食育ロボットのアンドリューが
待ち構えていました。
「うわっ、びっくりした。なんだよ?」
腰をぬかす塩太。
無理もありません、暗い夜道でいきなり知らないロボットから声をかけられたのです。
知ってるロボットならともかく(←そこかい)。
ベタな日常生活に、とつぜんSFみたいな出来事が混じる。
ふつうこんな場面は、懐かしの「ウルトラQ」くらいにしか出てきません。
(ウルトラQって、こんな番組です→ http://jp.youtube.com/watch?v=2cbU9bfDpcw
昔の撮影ですから今みるとツッコミどころ満載ですが、よいこは大人しく見ましょう)
「佐藤塩太さんですね」アンドリューは言いました。「わたしはアンドリュー。食育ロボットです。あなたを探しにきました」
「おれを?」
「あなたには強力な地産地消の血が流れています。それはそれは強力な地産地消の血です。その素晴らしい潜在パワーを引き出すのがわたしの務めです」
「は? なんだよその、チサンチ・ショーとかいうのは。なにかのショー? それとも売れない映画俳優の名前?」
アンドリューは落ち着いて答えます。
「わたしにはそんな低いボケは通用しません。まあいいでしょう。欠点のない人間はいませんから。地産地消の説明は後回しにします。時間がありません。さっそく第1段階の訓練を始めましょう」
「訓練? 第1段階? 時間がない?」
「まずはこれです」
手渡されたのは1枚のチラシでした。
こう書いてあります。
↓↓↓
★★食育ロボット、アンドリューのフードマイレージ講座、生徒募集!★★
どんな食品でも、そのフードマイレージをズバリ当てられるよ!
いわば『利き酒』ならぬ『利きマイレージ』。
そんな『フードマイレージのソムリエ』を目指しませんか?
受講料、特別優待価格で10万円(消費税込)。
お申込は日本食育大学まで。
そんなチラシでした。
食育とかにまったく縁のない塩太には、ちんぷんかんぷんです。
「わたしは、食品をみただけでフードマイレージが判るのです」アンドリューが言いました。「この秘術をあなたに授けます」
「は?」
(見ただけでフードマイレージが判るというアンドリューの特技については…
「アンドリューの食育レストランガイド」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2008/03/post_125.html)
「ではまず受講手続きから」と、アンドリュー。「この申込用紙に書いてください。それと、受講料10万円です。領収書は用意してありますから」
「いやだよ。そんな得体のしれない講座を受ける金なんて持ってないし」
「受けない、と言うつもりですか?」
アンドリューの両眼が激しく点滅しはじめました。
両耳から、蒸気が勢いよく噴き出します。
出ました。
あの、ハイホーネン現象です。
ハイホーネン現象とは…。
アンドリューが人間を懲らしめる際に、見せる予兆です。
この予兆が起きたら、やばいです。
あなたに逃げ場はありません。
バコ、ボコ、グキ。
「ぎゃー」
闇をつんざく塩太の悲鳴。
「そ、それってロボット3原則違反じゃねぇか…」
そんなマニアックな反論を、弱々しい声でしている場合か?
…いろいろありましたが、最終的に塩太は泣くほど喜んでフードマイレージ講座を受講することが決まりました。
現金10万円の持ちあわせがなかったので、支払はカードで。
さすが独身貴族、太っ腹の一括払いです。
こうして、アンドリュー先生による長く苦しい訓練が始まったのでした。
(次号につづく)
-----東京オフ会のお知らせ-----
* 今週の土曜(14日):11日までに申込んでください
* 来週の日曜(22日):19日までに申込んでください
テーマは「食の資格について語ろう」。
詳細はコチラ。
↓
http://www.shokuiku-pro.com/modules/tinyd0/index.php?id=15