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2008.04.01 18:46

食の世界のスーパーパワー その6

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松宮園生です。

この「食の世界のスーパーパワー」
シリーズは
「世界の食を牛耳る巨大企業」
を怪しく紹介するのが目的です、いちおう。

◆◆◆

中国の農産物に対する信頼が大きく
揺らいでいる昨今。
でも、中国の人々はそれを食べなければなりません。

彼らはどうしているかというと、
* 金持ちは日本から農産物を取り寄せたり、畑を買って従業員に耕作してもらったりしているようです。
* 金持ちではないけどナーバスな人は、専用の洗剤を買って野菜を洗っているみたいです。
* 金持ちでもなくナーバスでもない人は、特に何もしないわけですが、おそらく大部分の中国人はこの部類に入るんじゃないかなあ。

とはいえ、安全な農産物がほしいという人は中国国内でも増えてきています。
そういう需要を背景に、農業(農産物の栽培)で大成功をおさめている会社が中国にあります。
その会社は、野菜や米、お茶などを栽培しています。
その会社の年商は日本円で数百億円になります。
香港の株式市場に上場しています(日本人の投資家のあいだでもナカナカ人気のようです)。


* 年商、数百億円?
* 上場?
これってどのくらいスゴイのでしょうか?
このくらいスゴイです。
1)農産物を栽培して年商数百億円の会社なんて日本には存在しません。
2)農産物を栽培して株式市場に上場している会社も日本にはありません(種苗会社は除きます)。

この会社が栽培した野菜のうち、2割か3割くらいは日本に輸出されているようです。
世界最大の企業、ウォルマートもこの会社の野菜を買っているらしい(※)。

さて、気になるのはその会社の名前です。

「超大現代農業有限公司」
ていうのダ。

なかなか挑戦的な名前です。

「超大」
ですからね。

どんだけデカイんかい。

(※)ウォルマートについては、
「食の世界のスーパーパワー その4」を参照ください。
http://www.shokuiku-pro.com/production/2007/05/4_6.html

◆◆◆

余談ですが、中国といえば10年ほど前に北京のお役人と一緒に雲南省の奥地に行ったことがあります。
ミャンマーの反政府ゲリラと商売をするために行きました。
われながら怪しいです。

雲南省の山奥にはどうやって行ったかというと。
まず北京から飛行機に乗り、6時間かけて昆明(クンミン)に到着。
昆明は雲南省の中心都市です。
今は人口が300万人くらいいるそうですが、当時は150万人くらいでした(←じゅうぶん大都市です)。

昆明で1泊。
キレイなホテルだけどトイレが壊れてた。
翌日は早朝から役人専用のクルマに乗り、高速道路で山奥に向かいます。
役人のクルマですので、高速道路のゲートなんかもフリーパス。
スピード違反も関係ありません。

昼ごろになると、田んぼを水牛が歩いているような風景があらわれ、なんだかタイムマシンで時間を逆行している感覚に襲われます。
この辺にくると中国語(マンダリン)も上海語も通じなくなるらしく、通訳が必要になります。

この怪しい雲南ツアーには2人の通訳が同行していました。
この辺のよく分からない言葉を中国語にする通訳。
中国語を日本語にする通訳。

目的地らしいところにクルマをとめ、なんとか族という地元の人たちと会議をしました。
会議の内容は本題に関係ないので省きます。
会議が終わって食事をしようという話になり、地元の飲食店に向かいました。
ここからが本題です。

その飲食店、どうみても動物園なのです。
動物園のなかに小さな建物があり、そこに案内されました。
店の主人が、カーテンを閉めはじめます。

「どうしてカーテンを閉めるんですか?」
通訳を通じで質問すると、店主は答えました。
「法律で禁止されているものを食べていただくので、役人に見られないようにカーテンを閉めるのです」

役人、ここにいるじゃんよ。

でもその役人、ニコニコ笑っているだけです。

でてきた料理は、なにかの珍しい鳥と、それからアルマジロの姿煮でした。
さっきまで動物園のなかにいたのを、どうやら料理したらしいのです。

鳥のほうはともかく、アルマジロの姿煮のほうはどうしても食べる気がせず、食べたフリをしてその場をごまかしました。

それから、得体のしれない酒もすすめられました。
緑色をした液体で、白いものがいくつか、浮かんでいます。
なにかの血液を、地酒と混ぜたものだという説明を受けました。

不気味な食事が終わり、店主がやってきてこんな挨拶をしました。
「わたしは禁止されているものを料理しました。みなさんは禁止されているものを食べました。禁止されているものも飲みましたね。これで全員、同罪です。決して口外しないようにお願いいたします」

「ば、バレないんですか? つ、捕まったらどうなるんですか?」
僕が思わず質問をすると、北京の役人が僕の肩をポンと叩いていいました。
「痛くないような方法をとるように、根回ししといてあげるヨ。100万円ほどかかるけどね」

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