日本食育大学准教授の、松宮園生です。
泣く子も黙る日本食育大学。
この大学には付属小学校があります。
日本食育大学付属食育小学校。
漢字13文字。
学校名を書くだけでも大変です。
さて、この学校の児童の文集を読む機会があったのですが、こんな作文があったのでご紹介します。
◆◆◆
5年A組 篠塚千鶴
「運動会の思い出」
わたしは運動が得意じゃないので運動会はあまり好きじゃありません。
だけど今年の運動会はすこし面白かったです。
<クラス対抗メタボ体操>
いつも校長先生がおっしゃるように、メタボはだめです。
メタボにならないための専門体操が、世間にはたくさんあるのです。
午前中はクラス対抗メタボ体操でした。
A組の演目は:「ハラヘコムくんのウエストサイズ物語」。
B組の演目は:「ちかもんくんと一緒にメタボリック解消体操」。
C組の演目は:「きたろう体操」。
優勝はB組の「ちかもんくんと一緒にメタボリック解消体操」だったです。
恥ずかしい気持ちをかき捨てることができた点がよかったそうです。
わたしのA組は負けましたが、みんなでヘンな体操ができて面白かったです。
(松宮註)
これらの体操はすべて実在します。
詳しい解説は以下をクリックしてください。
「ハラヘコムくんのウエストサイズ物語」
「ちかもんくんと一緒にメタボリック解消体操」
「きたろう体操」
(註 終わり)
<お弁当>
午前の部が終わったら、お弁当の時間になりました。
食育小学校では、お弁当はすべてお母さんの手作りと決まっています。
コンビニ弁当はだめです。
コンビニ弁当の中身を違う弁当箱に移し変えてちょろまかしたものもだめです。
お母さんが作った弁当を、担任の先生が厳しくチェックします。
わたしのお母さんと、長谷川君のお母さんが先生に呼び出されて叱られていました。
わたしたちがお弁当を食べているあいだ、先生たちと父兄がパン食い競走をしました。
食育小学校では、パン食い競争のパンは米粉のパンを使うことに決まっています。
お米を食べて、地産地消をするのです。
<借りもの競走>
お弁当のあと、借りもの競走が始まりました。
あこがれの沢口哲也君が出場しました。
キャー沢口君、がんばれー。
沢口君は5年C組です。
走るのが早いのです。
きっと一等賞をとるでしょう。
用意ドン!で沢口君も走りだします。
「借りもの」が書かれているカードを手にした沢口君、なぜか首をかしげています。
他の子が「借りもの」を探して散り散りになっても、首をかしげています。
しばらくそのまま首をかしげていましたが、やがてまた走りはじめました。
キャー沢口君、がんばれー。
がんばる沢口君はどこかへ走り去っていきました。
そのまま、待てど暮らせど沢口君は戻りません。
運動会が終わり太陽が沈みかけても、沢口君は戻りませんでした。
みんな心配しました。
沢口君のお母さんが泣きました。
先生がたもあたふたと行ったり来たりしています。
警察が来ました。
わたしも沢口君のことが心配でしたが、先生が
「みんな帰りなさい」
といったので、しかたなく帰りました。
沢口君の行方は分からないまま、何日も何日も過ぎました。
数か月後、ボロボロな姿で沢口君が学校に帰ってきました。
「沢口君が帰ってきたぞー」
誰かが大声をあげ、学校のみんなが運動場に出てきました。
運動場にたたずむ沢口君。
知らないオカマの人と一緒にいます。
みんなのなかから担任の山村先生が進み出て言いました。
「沢口君。心配したよ。今までどこで何をしていたの? この人は誰?」
「だって先生」沢口君は答えました。「あのカードには『松宮准教授の女性ファン』って書いてあったから…」