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松宮園生です。
★「食育の講師」をしたい
★「食育の専門家」と言われたい
そうした希望をお持ちの方、けっこういらっしゃるかと思います。
しかし、「食育の講師」「食育の専門家」といっても
漠然としていますね。
どうなったら、「食育の講師」「食育の専門家」になれるのでしょうか。
そのヒントとして、学校教育について考えてみましょう。
小学校の先生というのは、1人の先生がオールマイティに国語も算数も理科も社会も全部やっていることが多いですね。
でも中学や高校になると、科目別に先生が分かれます。
ひと言で「教育者」と言ってもいろいろあるわけで。
似たようなことが食育にも言えそうです。
「食育」もこれまでは小学校スタイルで、1人の講師がオールマイティに食育を教えようとしていました。
でも実は「食育」の中にもいろんな科目があって、中学生以上のレベルに対しては科目別にアプローチするほうがいいのかもしれません。
科目別か…。
じゃあ、「食育」を分解したらどんな科目があるのかというと。
だいたい8科目あるんじゃないかと僕は思ってます。
僕はこれを、「エイト・シスターズ」と呼んでいます。
(呼んでません)
その8科目とは、
「食と健康増進」
「食の安心・安全」
「日本の食文化」
「食の乱れを社会問題として考え、対策を研究する」
「食とエコ」
「農業体験・地産地消」
「食べ方のマナーやしつけ」
「料理」
(詳しくは 「あなたに合った食育:http://www.shokuiku-pro.com/modules/tinyd1/index.php?id=3を参照してください)
こう考えてみると、
「オールマイティーに全部教える人」
になるより、
「得意分野がありその専門家になる」
ほうがトクなような気がします。
さらにその先を考えてみましょう。
学校教育の例に戻ります。
中学では国語・数学・理科・社会・英語というふうに科目が分かれており、それぞれ担当(=専門)の教師がいます。
高校になると、それが細分化されます。
国語→ 現代国語・古文・漢文
理科→ 物理・化学・生物・地学
社会→ 日本史・世界史・倫理社会・政治経済
というように。
これがさらに大学になると、ものすごく細分化しますね。
しかも大学の場合、それまでの国語・数学・理科・社会・英語という枠からはみ出ることが多くなります。
同様に、「食育」をする人には、
* 小学校の先生のように、広く浅くすべて1人でこなすタイプ
* 専門を持ち、その分野を中心に活動するタイプ
がいるわけです。
世の中には食育の講座がいくつもありますが、だいたいは前者をターゲットにしているみたいです。
◆◆◆
というわけで、これから差をつけようとすれば
「専門分野を作ってそこを中心に活動する」
のがいいんじゃないかと思います。
専門分野を作るにはどうしたらいいか?
食育の専門分野の作り方には
「高校型」
「大学型」
の、2種類あります。
<高校型 専門分野の作り方>
さきほど書いた8科目のなかから選び、得意分野とするために勉強する。
8科目のうち、比較的カンタンに学べそうだけど、ライバルの多そうな分野は、以下です。
「日本の食文化」
「食とエコ」
「食べ方のマナーやしつけ」
「料理」
ライバルは少ないが、学ぶのが大変そうな分野は、以下です。
「食と健康増進」
「食の安心・安全」
「食の乱れを社会問題として考え、対策を研究する」
「農業体験・地産地消」
補足しますと、
★「食と健康増進」は栄養士さんの世界だから、自分なんかはお呼びじゃないんじゃないか?
そうでもありません。
栄養士さんは病院食や介護食のプロですが、必ずしもふだんの食事のプロではありません。
医師は治療のプロですが、必ずしもふだんの健康維持のプロではありません。
彼らが「ふだんの食事」のプロになるためには、われわれ同様、勉強しなくてはならないのです。
★「農業体験・地産地消」って、別に難しいことではないんじゃないの?
いえいえ、とんでもない。
ちゃんとやるには、努力が必要です。
子どもたちを連れてそのへんの市民農園に行ったり、地元のお祭りに行って地元の食べ物を食べたりするのは、まあ、どんどんやっていただければいいですが。
「本物の農家さんのところに行って、農業の将来を考えながら活動する」ためには農業のことを知らなければならないし、農家の人脈も作らなければなりません。
そういう意味で、この分野も勉強が必要です。
<大学型 専門分野の作り方>
枠にあてはまらない分野で、ライバルの少なそうな領域をみつけ、そこを徹底的に研究し、「オタク」「通(つう)」になる。
(例)
* 菜食主義オタク
* 受験勉強に役立つ食べもの・食べ方オタク
* 産地直売所オタク
* 海外旅行先でヘルシーな食生活をするための知識オタク
* ペットの食育オタク(最近、そういう協会ができたようですね)
↑
テキトーに考えましたが、こんな感じで「ライバルが少なそうな分野」を考えてみる。
その分野に思い切り詳しくなって、自分を売り出すというのもテです。