松宮園生です。
沖縄もハワイも行ったことがない。
そんな「非さわやか系」日本人、
何人くらいいるのでしょうか。
僕もその1人です。
実は行きたい。
でも躊躇する。
相反する感情です。
なぜ躊躇するかというと、「眩しいから」。
僕みたいな「基本インドア派」に、沖縄やハワイのドピーカンな明るさは眩しすぎます。
ちょっとこの辺は、屈折したドラキュラ伯爵の気持ちだったりして。
でも行きたい。
行くのが怖い。
この妙な心理、分かります?
でも、沖縄の「ゴーヤ」と「海ブドウ」は大好物なんだよね。
つーわけで沖縄に行ったことがない沖縄チェリーな僕ですが、健康に関する沖縄の話にはわりと興味がありまして。
ネットでいろいろ情報を仕入れていたのを整理してみました。
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ご存じかと思いますが、沖縄は「長寿の県」として有名でした。
ヘルスケアの業界では、わりと世界的に知られています。
県別の長寿ランキングで女性はずっと1位。
男性は4位。
単純に長寿だから良いかというとそうでもなく、ディテールはいろいろです。
たとえば
「元気よく長生き」
なのと
「病床に臥せりながら長生き」
とは違いますね。
とはいえ、長生きは長生き。
文句あるか。
「長寿ナンバーワン県」
は長らく沖縄県民の誇りでした。
◆◆◆
その誇りが無残に打ち砕かれた事件がありました。
2000年の調査だったと聞いていますが、沖縄男性の長寿ランキングが上位から滑り落ちました。
トップクラスではなくなったのです。
しかも、いきなり26位にまで落ちてしまいました。
全国平均も下回りました。
(沖縄女性は1位をキープしました)
男性の部で上位から26位へ、平均以下に転落したことは沖縄県民に大きな衝撃を与えました。
長寿県という誇り、プライドが崩れ去ったわけです。
沖縄県民はこれを
「26ショック」
と呼び、たいへん悔しがっています。
その日から
「上位奪回」
が沖縄県民の悲願になりました。
追いうちをかけるように、2004年でしたか、社会保険庁が県別の肥満度を調査し、
「男女ともに沖縄が肥満率ワースト1位」
という恐るべき結果を発表しました。
◆◆◆
沖縄県民は負けていません。
こう考えています。
「沖縄がかつて長寿を誇ったのは沖縄の伝統食の力によるところが大きい」
「沖縄の伝統食を今までどおり食べていれば、上位奪回はできるはずだ」
じっさい「26ショック」といっても、「65歳以上の男性」に限っていえば平均寿命は全国1位でした。
この「65歳以上の男性」の多くは、沖縄の伝統料理に慣れ親しんだ生活を送っていました。
一方「35歳から44歳の男性」の死亡率はサイアクだったようです。
彼らの生活習慣はアメリカの影響を受けて変わってきています。
この年齢層が沖縄男性全体の平均寿命を押し下げていました。
というわけで、
「35歳から44歳の困った男性諸氏」
をなんとかすれば、
「長寿ナンバーワン県」
の復活も夢ではない。
そう考えた沖縄県は、復活にむけての長く苦しい戦いを始めています。
頑張れ沖縄!
◆◆◆
ところがです。
そんな沖縄県民の努力に水を差すような事件が起きました。
名づけて、「食育推進計画遅延事件」。
沖縄県が沖縄伝統食の地位復活に燃えるかたわら、日本政府は
「食育基本法」
を制定し、各都道府県にこういう命令を出しました。
「都道府県ごとに独自の食育計画を立てなさい」
市町村にも命令を出しました。
「市町村ごとに独自の食育計画を立てなさい」
都道府県や市町村は、好む好まざるに関わらず、食育計画を立てることになったわけです。
みな慌てて食育計画をドヤドヤ作りはじめました。
こうした命令が出たのは2005年のことです。
ところが沖縄の市町村はなんだかノンビリしていたのか、
「そろそろ取りかかるか」
なんて「おっとり刀」状態だったみたいで、2年以上たった2007年の秋になってもあまり進展がありませんでした。
それがこういう記事になりました。
(以下、琉球新報 2007年11月27日の記事から引用)
国の食育推進基本計画に基づき都道府県と市町村に策定が求められる食育推進計画が、県内の市町村では一つも策定されていないことが26日、分かった。
(中略)
県民や行政の「健康長寿県」復活への取り組みに課題や遅れがあることがあらためて浮き彫りになった。
(中略)
報告した沖縄総合事務局農林水産部消費・安全課の担当者は
「(市町村に)もっと頑張ってほしい」
と計画策定の遅れを指摘した。
(引用、終わり)
◆◆◆
前途多難な感じです。
それでもがんばれ沖縄!
やっぱり行きたいぞ!