松宮園生です。
アメリカのベジタリアン文化をときどき
観察するのが趣味です。
たとえば…。
* ベジタリアンの合コンには2度、
行きました。
1回目→ 「ベジタリアン・ババア」
(2007年5月2日)
2回目→ 「萌えトマト」
(2007年11月15日)
* ベジタリアン専門雑誌を発見。→ 「ベジコン」 (2007年12月2日)
* ベジタリアンが恋人や配偶者を探すサイトをつきとめました。
→ 「ニューイヤー・ベジ」 (2008年1月1日)
今回はもう少しディープな世界を見てみましょう。
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サッカー観戦後に大暴れする人のことを「フーリガン」と言いますね。
ベジタリアンの世界には「フリーガン(Freegan)」がいます。
音を伸ばすところが違っています。
フーリガン
と
フリーガン
です。
フリーガンは、
「無料」を意味する「フリー(Free)」
「厳格なベジタリアン」を意味する「ビーガン(Vegan)」
この2つが合わさってできた造語です。
「食べものにお金を払わないベジタリアン」
という雰囲気の言葉です。
1960年代のアメリカで「ヒッピー文化」というのが一世を風靡しました。
サンフランシスコで始まり、あちこちに広がりました。
当時の若者は長髪のインディアンみたいな格好をし、「自然」「愛」「平和」「芸術」「自由」を唱えまくりました。
(長髪だったころのジョン・レノンなんかがそうです)
フリーガンはそのピッピー文化から派生したライフスタイルのようです。
ただし、ヒッピー文化は1960年代でしたが、フリーガンが本格化したのは1990年代です。
フリーガンは
「食べものにお金を払わないベジタリアン」
なわけですけど、具体的にとはどういうことかというと…
「ゴミをあさって食べものを手に入れるベジタリアン」
という意味です。
◆◆◆
「ゴミをあさって食べものを手に入れるベジタリアン」
なのですが、ホームレスではありません。
自宅があり職業もあり、平均以上の収入のある人が、わざわざゴミをあさって食べものを入手する。
なのですが、超ドケチなおばさん、ちゃいまっせ。
「大量生産・大量消費・大量廃棄型の現代資本主義社会を批判する」
という強い意志を持って、ゴミをあさるわけです。
食べものを無駄にしない、というポリシーでゴミをあさるわけです。
したがって、食料品店で食べものを買うことはしない。
そんなライフスタイルを
「カッコイイやんけ」
と思う人たちが増えているそうです。
こういう人たちは、ゴミをあさることを
「サルベージ」
なんてカッコよく表現したりします。
アメリカの街なかにはダンプスターと呼ばれる大きなゴミ箱があちこちにあります。
(「ダンプ」は「捨てる」という意味です)
フリーガンの人たちはこのなかに飛び込み、食べものを獲得します。
ダンプスターに飛び込むことを、
「ダンプスター・ダイビング」
と言ったりします。
ものは言いようだな。
フリーガンの人々は、ダンプスター・ダイビングを繰り返し、まだ食べられるのに捨てられているものを、次々と見つけ出します。
その場で食べてしまう場合もあれば、持って帰って自宅の冷蔵庫に保管する場合もあります。
みんなで集まってゴミ箱を次々とあさることを、
「ダンプスター・ツアー」
と言ったりします。
JTBがそういうツアーを企画しています(←してません)。
◆◆◆
ダンプスター・ダイビングを繰り返すと目が肥えてきて、ゴミ箱の優劣が分かるようになります。
「優秀なダンプスター」
「そうでないダンプスター」
が見えてくるわけです。
高級グルメスーパーや高級レストランのダンプスターは「優秀」です。
ダンプスター・ツアーをする人々は、そういうところを優先に回ります。
それって、ゴミ箱の権利をめぐってホームレスとのバトルが起きるんじゃないかと思いますよね。
そのへんの事情はよく分かりません。