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2008.02.29 21:35

SF食料自給率

松宮園生です。

昭和のころ、宇宙オタクでした。
今もわりとそうなんだけど。

昭和の宇宙オタクはたいがいSF小説
なんか読んでます。
それがなんとなく恥ずかしいので、
そのことは秘密にしたりしています。

そのころに読んだSF小説にこんなの
がありました。
時はいまから1万年後の未来。
「銀河帝国」
の時代です。
映画のスターウォーズと違い、
この「銀河帝国」は人間(地球人)だらけ。
宇宙人はいません。
人間だけがいます。

「銀河帝国」。
ここには人間の住む星が2500万あります。
人口は:
1000000000000000000000000人。
もはや何と読めばいいのか分からない数です。

銀河帝国の首都は1000億人の人口を抱える惑星で、惑星全体が「新宿だらけ」になってます。
皇帝の宮殿を除けば海もなく緑もなく、地表はビルディングに覆われています。

そんな「銀河帝国」を舞台にしたSFでした。

◆◆◆

「銀河帝国」の首都は金属で覆われた人口世界。
もちろん農地はありません。
じゃあ、1000億人分の食料はどうしているのか?

こうしています。
近く(つっても、「ワープ」とかしないと行けない距離ですけど)に
「農業専門惑星」
を抱えています。
そのSF小説のなかでは、19の「農業専門惑星」が、「銀河帝国」の首都のために食料を生産しています。

作家の方はこの状況をこんなふうに表現しています。
「19の農業惑星から食料を運んでくる輸送船団が、1000億の人口を抱える首都惑星のかぼそい頸動脈を支えていた…」

1万年後の未来といえども、農業がないと社会は成り立たないのですね。

◆◆◆

「19の農業惑星から食料を運んでくる輸送船団が、1000億の人口を抱える首都惑星のかぼそい頸動脈を支えていた…」

この状況は、シンガポールそっくりです。
(規模はだいぶ違うけど)

シンガポールは食料のほぼ全部を国外に依存しています。
食料自給率は 0パーセント です。
「国の方針」として、あえて食料を国外に依存する政策をとっています。
百も承知でやっています。
なんとなく自給率が下がってしまったどこかの国とは、大きく違います。

「シンガポールよ、そんなんで大丈夫か?」
そう思う人も多いことでしょう。
国外の「食料供給国」に嫌われたら、どうするのでしょう?

シンガポールはこうしています。
食料を海外に依存する代わりに、
「海外から嫌われない=国際的に好かれる」
ことに全力を傾けています。
また、
「シンガポールは、苛めるより大事にしたほうがトクだ」
と世界の人々に思ってもらうため、
「世界の金融センターになる」
という戦略を掲げています。

つまり、
* 食料は海外にお願いします。世界の皆さん、よろしく。
* 世界の皆さんに嫌われないように、シンガポールは一生懸命頑張ります!
というわけであります。

国としての戦略を明確にしているわけです。

さきほどのSF小説にもこんな意味のことが書いてありました。
「銀河帝国の首都惑星は、かぼそい頸動脈を切られないために、
『愛される首都惑星』
『役に立つ首都惑星』
『苛めるより大事にしたほうがトクだと思われる首都惑星』
でありつづけることに全力を尽くした…」

ひるがえって、日本はどうするのでしょうか?

シンガポールのように、食料は他国にお願いする代わりに、他国の役にたつような国際貢献の努力をしてゆくのか?
それとも、食料自給率を高めるほうに努力を払うのか?

これは政府が考えることではなく、われわれ国民が考えることですよね。
なんとなく自給率が下がってしまった、ということだけは避けたいものです。

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2008.02.28 19:32

保健指導2.0

松宮園生です。

日本食育大学のロバート・シトピッチャン教授。
食育ロボット「アンドリュー77型」生みの親です。

そのシトピッチャン教授が、保健指導の新システムを開発し、
評判になっています。

アンドリュー77型についてはこちら
「食育ロボ発進! 前編」
「食育ロボ発進! 後編」

保健指導についてはこちら
「ホケンシドー年代記 その1」

◆◆◆

「次のかた、どうぞ」
「あ、どーも」
「メタボ松宮さんですね」
「松宮ス」
「メタボ松宮さんの保健指導を担当します、管理栄養士の生田といいます」
「よかった。佐久間象子じゃなくて…」
「何かおっしゃいましたか」
「いえ、独り言です」
「保健指導を受けるのは初めてですか?」
「は、初めてス」
「よかった…」
「えっ?」
「いえ、独り言よ。じゃあ、さっそく。パソコンの画面を見てくださる? これはね、保健指導の最新のシステムなんです」
「これですね。あ、オレが映ってる」
「似てるでしょう。CGよ。自分の姿を見てどう思う?」
「なんかメタボでカッコ悪いス」
「でしょう?」
「生田さんみたいな美人に言われたらショック」
「まあ、美人だなんて」

(中略)

「それではまず、なりたいご自分の体型を選んでください」
「マッチョかスリムか選ぶわけですね。マッチョはどうせムリだから、スリムを選びます」
「じゃあ『スリム』をクリックして頂戴」
「クリックしました。なにかメッセージが出ました。なになに、『好きな数字は何ですか?』 ここに数字を入れればいいんですか」
「そうよ」
「どうしようかな。生田さん、決めてくれませんか」
「そうねえ。メタボ松宮さんの好きな食べものは何?」
「それはやはり男ならラーメンでしょう」
「醤油」
「ビンゴ。ラーメンは醤油に限る」
「じゃあ、2にしましょう」
「ラーメンだと2になるんですか」
「特に決まりはありません」

(松宮、こける)

「2でいっか。『2』と。あ、またメッセージが出ました。『スポーツは好きですか』 …つってもオレはインドア派だしなあ。『いいえ』にしとこう」
「メタボ松宮さんあなた、スポーツ嫌いなの。それじゃあモテないわねえ」
「大きなお世話っス。…またメッセージ出ました。『睡眠はよく取れてますか』…正直、あんまり寝てないス。また『いいえ』になっちゃった」
「働く日本人は忙しいものね」
「さすが生田さん。サラリーマンのこと、よく分かってる。美人は違いますね」
「まあ、美人だなんて」

(中略)

「またメッセージ出ました。『好きな食べものは何ですか』…『ラーメン』と。あれ、またメッセージだ。『醤油ですか』だって。…ははは、さっきの会話といっしょじゃん。『ビンゴ』と。あっ、紙が出てきました」
「読んでみて」
「えっと、『スポーツ嫌いで醤油ラーメン好きのメタボ松宮さんを2週間でスリムにするプログラムが完成しました。この紙を持ち帰り、自宅で待機してください。インストラクターが松宮さんを訪問します』。…ええっ、誰か今晩ウチに来るわけ?」
「そうよ」
「ひょ、ひょっとして生田さんが…?」
「さあ、誰かしら」
「ま、マジ? 美人の生田さんが今晩ウチに来てくれるの? やったー! じゃあさっそく、部屋を掃除して待ってますね」
「まあ、美人だなんて」

(中略)

◆◆◆

「い、生田さん…。こないだ保健指導してもらった松宮です」
「おやまあ、どうしたの」
「どうしたもこうしたもありません。生田さんが来てくれると思って楽しみに待っていたのに、来なかったじゃないですか」
「ごめんなさいね」
「せっかくウチに美人が来るって思ってたのにさあ」
「まあ、美人だなんて」

(中略)

「生田さんの代わりに、ロボットが来やがったんです」
「そうでしょ。始めからそういうシステムなの。言わなかったかしら?」
「最新のシステムだという話は聞いたけど」
「パソコンで入力すると、健康プログラムが自動でできあがるの。そのプログラムをインストールされたロボットが、松宮さんのところにお邪魔するんです」
「それはいいけど、あのロボットはひどいスよ。オレの首根っこをつかまえて強制的にマラソンさせるわ、ラーメン食べようと思ったら首根っこをつかまえて妨害するわ、夜9時になったら無理やり消灯して、朝5時に人をたたき起こすわ、、逃げようと思ったら地の果てまで追ってくるわ、壊そうと思ったら電気ショックで対抗してくるわ、この2週間、大変だったんですよ」
「いいじゃないの。それのどこがいけないの」
「いや、だって、ちょっと過激じゃないスか。死ぬかと思いましたよ」
「そりゃそうよ。だって松宮さん、あなたは2週間でスリムになるプログラムを選んだんだから。死ぬくらい過激じゃないと、2週間でスリムになるなんて無理でしょ」
「でもそれ、好きな数字を入力しろと言われたから入れたわけだし、2に決めたのはオレじゃなくて生田さんじゃないスか」
「男のくせに細かいことを言うのね。スリムになれてよかったじゃないの。それをくどくど…」
「あっ、ス、スミマセン…。でも美人は怒っても美人ですね」
「まあ、美人だなんて」

(中略)

「あのー」
「なあに、松宮さん」
「美人ついでにと言ってはなんですが、これを縁に、オレとおつきあいなんて、やっぱ無理っすよね」
「無理です」

(うなだれる松宮)

「あのー」
「なあに、松宮さん」
「最新のシステムって、オレが自分でパソコンに入力したら、健康プログラムが出来て、ロボット先生が家に襲…やってくるわけっスよね」
「そうよ」
「生田さんは、何をするんですか?」

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2008.02.27 09:29

料理2.0

松宮園生です。

この業界(=食に関する業界)には
「内食」
「外食」
「中食」
という専門用語があります。

「内食」は、家庭で食事をすることです。
「外食」は、外(たいがい、飲食店)で
食事をすることです。

かつて、ほとんどの人は家庭内で食事をしていました。
つまり「内食」です。
食育に関わっていると、
「現代の食は乱れている。家庭で食事をしなくなったのが原因だ。だから家庭に回帰せよ」
という主張の強い人にときどき出会います。

社会が物質的に豊になると、人々はレストランで食事をすることが増えました。
つまり「外食」です。
外食産業は日本の経済が発展するのに歩調を合わせて発展しました。
働く女性が増え、「専業主婦」が減ってきたことにあわせ、外食産業が伸びたのです。

その後、たぶん人々はこう思ったんでしょうね。
「外食ばっかりじゃ疲れるなあ。お金もセーブしたいし。でも今さら家で毎日食事を作るっていうのも、ちょっとねえ…」
以前と違い女性が働くようになると、家庭で食事をするといっても大変です。
料理そのものを家庭ですべて行うのも大変ですが、献立を考えなくちゃいけないのも大変ですね。
そんなことはやってられません。
だから「外食」に走ったわけですが、「外食」ばかりというわけにもいかなくなった。
そこで、「中食」が発展しました。

「中食」は、お惣菜を買い、家で食べることです。
「内食」と「外食」の中間です。

この流れは日本もアメリカも同じです。
アメリカでは「中食」のことを
home meal replacement (ホーム・ミール・リプレイスメント)
assembly cooking (アセンブリー・クッキング)
などと言ったりします。
仕事・家事・育児すべてを抱え、分刻みで奔走する現代アメリカ人が、お惣菜を手早く買い、帰宅後に家族の夕飯を整える。
そんな感じです。

さて、「中食」は「内食」と「外食」の中間なわけですが、アメリカでさらに「内食」と「中食」の中間みたいな業態が生まれているのでご紹介します。
meal preparation (ミール・プリパレーション)
meal assembly kitchen (ミール・アセンブリー・キッチン)
などと呼ばれています。

◆◆◆

まず、その会社のウェブサイトにアクセスします。
「店舗を選んでくれ」
と言われるので、自分に都合のよい場所にある店を選び、クリックします。
「メニューを選んでくれ」
と言われるので、お好みのメニューを選びます。
「日時を選んでくれ」
と言われるので、都合のよい日時を選んでクリックします。
申込完了。
インターネットでの操作はここまで。

選んだ日時に合わせて選んだ店舗に出かけます。
そこはキッチンになっており、食材がきちんと並べられています。
インストラクターがあなたを待っています。
あなたはインストラクターの指導に従ってそこで料理を作ります。
ウェブサイトで選択したメニューを作るわけです。
「あとは家で焼くだけ」「温めるだけ」の状態まで作り、自宅に持ち帰ります。
「お客」はあなただけではなく複数いますので、みんなでワイワイ作ります。

* 食材を自分でそろえる手間が省けます。
* 料理したあとの片づけがいりません。
* インストラクターが指導してくれますので、けっこうハイレベルな料理が作れます。
* 大勢で和気あいあいと作る楽しさもあります。

また、「中食」と違い、「子どもに家庭料理を食べさせてあげてる感」をアメリカ人は感じるようです。

このタイプの店、日本にすでにあるのかどうかよく分かりません。
ご存じの方がいたら教えてください。

アメリカではそこらじゅうに出来ております。
需要も大きいがライバルも多く、まるで戦国時代です。

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2008.02.26 10:01

食育は英語で何というの? その14

松宮園生です。

アメリカ人のメタボ人口は日々刻々と増えて
いるようです。
ざっくりどんな感じかというと…。

アメリカ人は日本人よりメタボに対して「甘い」。
* 日本人:「日本人の中肉中背ってオレみたい
な感じだよ」 →アメリカ人:「お前は痩せすぎだ。そんなんじゃモテねえぞ」
* 日本人:「あの人、ちょっと小太りじゃね?」
 →アメリカ人:「あれは普通だよ」
* 日本人:「あの人、メタボだね」 →アメリカ人:「あれは小太りかな」
* 日本人:「あの人、あのままじゃ恋人できないよ」 →アメリカ人:「メタボだね」
* 日本人:「あの人、病院いかないとヤバイんじゃね?」 →アメリカ人:「あれだと恋人できないね」
* 日本人:「あの人、テレビで見たことあるよ」 →アメリカ人:「そろそろ病院にいったほうがいい」
というように、だいたい「ワンステップ」ずれています。

ここから先は、アメリカ人の感覚で書きます。

アメリカ人の人口: 3億人
アメリカ人の「小太り」の数: 1億3千万人
アメリカ人の「メタボ以上」の数: 7千万人

30年前の「小太り」人口: 全人口の45パーセント
現在: 全人口の3分の2

30年前の「メタボ以上」人口: 全人口の15パーセント
現在: 全人口の30パーセント

◆◆◆

「これ以上メタボになったら恋人ができにくくなるレベル」
も日米ではだいぶ感覚に差があります。

アメリカのある「超」田舎町。
失礼ながら女性のメタボ度の激しいところでした。
だいたい、僕の倍くらい大きいのです。
僕より小さいのは、子どもしかいませんでした。

不思議と男性はそうでもなくて、「普通」の体型をしていました。

その町のある男性(仮にアーノルドとしましょう)と縁があって商売をしていたのですが、ある日、別の男が僕に電話をかけてきました。
「あんた」電話の相手は言いました。「アーノルドと商売すんの、やめてくんねえか」
「なんで?」
「気に入らねえんだよ、アーノルドの野郎が。あいつ、そのうちあんたも裏切るぜ」
「すいぶんアーノルドを嫌ってるね」
「オレだけじゃねえ。みんな嫌ってるさ。あいつには節操がねえ。あいつはな、町じゅうの女に色目を使ってんだ。スキがあったら全員と寝ようとしやがる。ちょっと商売上手で金があるからって、人の女にまで手を出しちゃいけねえよ。あんた、そう思わんか?」
「町じゅうの女って、この町の人たちのことだよね?」
「たりめーだろ。他にどの町があるって言うんだ」

◆◆◆

話は変わります。

あるメタボなアメリカ人が心臓発作で倒れ、救急車で運ばれました。
彼女はそこで臨死体験をしました。
気がついたら、神様の前に立っていたのです。

「神様」彼女は言いました。「あたしはもう死ぬの?」
「いや、汝は助かる。あと30年は生きるであろう」

神様のお言葉どおり、彼女は息を吹き返しました。

あと30年もあるのか。
充実した人生を送ろう!
そう決心した彼女は、その日からダイエットにはげみました。
ダイエットは成功し、彼女の体重は半分になりました。

ところが、スリムになったとたん、交通事故に遭って亡くなってしまいました。

天国の入口で彼女は神様に再会しました。
「神様、あと30年あるって言ってたじゃない。なぜこんなに早くあたしはここに来たの?」
神様はすまなそうに答えました。「誰だか分からなかった」

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2008.02.24 22:52

健康トロピカ

松宮園生です。

沖縄もハワイも行ったことがない。
そんな「非さわやか系」日本人、
何人くらいいるのでしょうか。

 

僕もその1人です。

実は行きたい。
でも躊躇する。
相反する感情です。

なぜ躊躇するかというと、「眩しいから」。
僕みたいな「基本インドア派」に、沖縄やハワイのドピーカンな明るさは眩しすぎます。
ちょっとこの辺は、屈折したドラキュラ伯爵の気持ちだったりして。
でも行きたい。
行くのが怖い。

この妙な心理、分かります?

でも、沖縄の「ゴーヤ」と「海ブドウ」は大好物なんだよね。

つーわけで沖縄に行ったことがない沖縄チェリーな僕ですが、健康に関する沖縄の話にはわりと興味がありまして。
ネットでいろいろ情報を仕入れていたのを整理してみました。

◆◆◆

ご存じかと思いますが、沖縄は「長寿の県」として有名でした。
ヘルスケアの業界では、わりと世界的に知られています。
県別の長寿ランキングで女性はずっと1位。
男性は4位。

単純に長寿だから良いかというとそうでもなく、ディテールはいろいろです。
たとえば
「元気よく長生き」
なのと
「病床に臥せりながら長生き」
とは違いますね。

とはいえ、長生きは長生き。
文句あるか。
「長寿ナンバーワン県」
は長らく沖縄県民の誇りでした。

◆◆◆

その誇りが無残に打ち砕かれた事件がありました。

2000年の調査だったと聞いていますが、沖縄男性の長寿ランキングが上位から滑り落ちました。
トップクラスではなくなったのです。
しかも、いきなり26位にまで落ちてしまいました。
全国平均も下回りました。
(沖縄女性は1位をキープしました)

男性の部で上位から26位へ、平均以下に転落したことは沖縄県民に大きな衝撃を与えました。
長寿県という誇り、プライドが崩れ去ったわけです。
沖縄県民はこれを
「26ショック」
と呼び、たいへん悔しがっています。

その日から
「上位奪回」
が沖縄県民の悲願になりました。

追いうちをかけるように、2004年でしたか、社会保険庁が県別の肥満度を調査し、
「男女ともに沖縄が肥満率ワースト1位」
という恐るべき結果を発表しました。

◆◆◆

沖縄県民は負けていません。
こう考えています。
「沖縄がかつて長寿を誇ったのは沖縄の伝統食の力によるところが大きい」
「沖縄の伝統食を今までどおり食べていれば、上位奪回はできるはずだ」

じっさい「26ショック」といっても、「65歳以上の男性」に限っていえば平均寿命は全国1位でした。
この「65歳以上の男性」の多くは、沖縄の伝統料理に慣れ親しんだ生活を送っていました。

一方「35歳から44歳の男性」の死亡率はサイアクだったようです。
彼らの生活習慣はアメリカの影響を受けて変わってきています。
この年齢層が沖縄男性全体の平均寿命を押し下げていました。

というわけで、
「35歳から44歳の困った男性諸氏」
をなんとかすれば、
「長寿ナンバーワン県」
の復活も夢ではない。
そう考えた沖縄県は、復活にむけての長く苦しい戦いを始めています。

頑張れ沖縄!

◆◆◆

ところがです。
そんな沖縄県民の努力に水を差すような事件が起きました。

名づけて、「食育推進計画遅延事件」。

沖縄県が沖縄伝統食の地位復活に燃えるかたわら、日本政府は
「食育基本法」
を制定し、各都道府県にこういう命令を出しました。
「都道府県ごとに独自の食育計画を立てなさい」
市町村にも命令を出しました。
「市町村ごとに独自の食育計画を立てなさい」

都道府県や市町村は、好む好まざるに関わらず、食育計画を立てることになったわけです。
みな慌てて食育計画をドヤドヤ作りはじめました。

こうした命令が出たのは2005年のことです。
ところが沖縄の市町村はなんだかノンビリしていたのか、
「そろそろ取りかかるか」
なんて「おっとり刀」状態だったみたいで、2年以上たった2007年の秋になってもあまり進展がありませんでした。

それがこういう記事になりました。

(以下、琉球新報 2007年11月27日の記事から引用)

国の食育推進基本計画に基づき都道府県と市町村に策定が求められる食育推進計画が、県内の市町村では一つも策定されていないことが26日、分かった。
(中略)
県民や行政の「健康長寿県」復活への取り組みに課題や遅れがあることがあらためて浮き彫りになった。
(中略)
報告した沖縄総合事務局農林水産部消費・安全課の担当者は
「(市町村に)もっと頑張ってほしい」
と計画策定の遅れを指摘した。

(引用、終わり)

◆◆◆

前途多難な感じです。

それでもがんばれ沖縄!

やっぱり行きたいぞ!

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2008.02.23 09:47

21世紀神様の悩み その8

松宮園生です。

(このシリーズの説明)
繁栄にあぐらをかき、飽食をむさぼる先進国。
彼らに鉄槌を下すことにした全能の神様は、
「ウエルネス天国」
「メタボ地獄」
を作りました。
* ストイックに生涯を全うしたらウエルネス天国行き。
* 飽食におぼれメタボのまま死んだらメタボ地獄行き。

現世でもメタボを迫害する動きが現れてきました。
(例)
* 「メタボ撲滅同盟ニキータ」という秘密結社が、メタボの暗殺を始めました。
* 「メタボ警察」がメタボを捕えて「メタボ裁判」にかけ、有罪になると「メタボ刑務所へ」…。
* 萌え系管理栄養士の阿部マリエは大勢のメタボ男性を救いましたが、暗殺されてしまいます。
* 阿部マリエ亡きあと、彼女を敵視していた昭和型管理栄養士、佐久間象子が闊歩しています。

このシリーズ(21世紀神様の悩み)は、そうしたちょっとすごく怖い時代を懸命に生きる人々を描く、壮大なヒューマン・ドラマです。
(そうだっけ?)

◆◆◆

「メタボメジャー」
という種類の巻尺があります。
ホントにあります。
売ってます。

ただの巻尺ではありません。
短いのです。
メタボかどうかを判定するためだけに作られています。
* 男性の腹回りが85センチあるかどうか
* 女性の腹回りが90センチあるかどうか
を測るためだけに存在しています。
ですので、この巻尺、90センチより長いものを測る必要がありません。
だから短い。

フツーに考えると、
「短い巻尺より、長い巻尺のほうがいろいろ測れて便利だよなあ」
ですよね?
わざわざ短い巻尺を商品化して、どうすんの?

…と、僕もかつては思っていたのですが、このメタボメジャー、1部のマニアの間で売れています。
何のマニア?

◆◆◆

さて、阿部マリエ亡きあと、我が物顔で世間をのっしのっし(←死語)と歩き回る、おなじみ怒り肩の管理栄養士、佐久間象子。
すっかりこのブログの主要キャラになってしまいました。
その佐久間象子が乗っていた新幹線が、名古屋駅に停止したまま、いつまでたっても動きませんでした。

車内放送がありました。
「車掌室からお知らせいたします。乗客の皆様。先ほど、メタボが車内に紛れこんでいるとの通報がありました。現在、メタボ警察による捜索が行われております。いましばらくお待ちくださいませ。お急ぎのところ、まことに申訳ございません」

ざわつく車内。
「メタボ狩りだ…」
「メタボ狩りが始まった…」
乗客のあいだに、怯えたささやきが伝播します。

しばらくして、佐久間象子のいる6号車にメタボ警察が入ってきました。
警官の手には「メタボメジャー」が握られています。

警官は乗客をひととおり見回すと、目標を佐久間象子に定め、彼女の席に近づいてきました。

「な、なんですか」佐久間象子は不快感を隠さずに言いました。「わたしはメタボではありません。管理栄養士であり、栄養教諭、フードコーディネーターでもあります」
「…」
「それだけではありません。食育必死講座1級、食育プリーチャーの資格も持っています」
「…」
「それだけではありません。食育推進士はムラサキ合格しています。加えて、炭水化物のソムリエでもあり、日本カルパッチョ協会認定カルパッチョ講師でもあります」
「…」
「そんなわたしを、メタボだと言うのですか?」

「おそらくメタボではあるまいと思いますが」警官は落ち着き払って答えました。「念のためメタボメジャーで測定させてもらいたいのです」
「し、失礼な! わたしは管理栄養士なんですよ。人々がメタボにならないように食事指導をする立場にあるんですよ。聖なる職業を侮辱するにもほどがあります」
「疑わしい人を測定して疑いを晴らすのも我々の責務です」警官は引きませんでした。「測定を拒否されるなら、公務執行妨害になりますが」

佐久間象子はしぶしぶ、測定に合意しました。

「では失礼」
そう言って警官は、メタボメジャーを延ばしました。

「あのう」
「何でしょう」
「質問があるのですが」と、佐久間象子。
「何でしょうか」
「どうしてそのメジャーを、わたしの顔に巻いているのですか」

◆◆◆

このように、メタボ警察の
「メタボ狩り」
が日々、厳しくなってきました。
大勢のメタボが家族や恋人から引き離され、メタボ刑務所に収容されました。

「メタボ狩り」に遭うのはどういうわけか男性がほとんどです。
(なんとなく分からないでもありませんが)

しかし、メタボ側も負けてはいません。
生活改善してスマートな体を目指せばいいのに、そんな努力は棚上げし、日本政府の
「メタボ政策」
に反対しはじめました。
「自由脂肪党」
という政党を作ったのです。

総選挙がありました。
自由脂肪党は意志の力に恵まれない男性有権者の圧倒的支持を得、大躍進。

その結果、メタボをめぐって世論は2分され、メタボ容認派・メタボ撲滅派のあいだで激しい論争が起きました。
それがついに内戦にまで発展したのです。

どうなる日本?!

(以下次号)

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2008.02.22 01:19

食育は英語で何というの? その13

松宮園生です。

いまは冬だから違うかもしれないけど、真夏に満員電車に乗ると、
「メタボもそうでない人も、運賃は同じかよ。納得できねー」
と思うこと、ありませんか?

または、
「メタボもそうでない人も、運賃は同じかよ。納得できねー」
という目で見られたこと、ありませんか?
(ぼ、僕ぢゃありません)

メタボにとって受難の時代になりました。

でも日本のメタボなんて軽い、軽い。
アメリカのメタボはすっごいぞ。
こんなメタボおばさんに僕は遭遇したことがあります。

「メタボ最北端 その2」
http://www.shokuiku-pro.com/production/2007/05/2_8.html

 

アメリカは世界に冠たるメタボ大国。
これを何とかしようとして、
「メタボ税」
という税金を導入しよう、という提案が15年前からマジで検討されています。

15年前になにがあったかというと、ある大学教授が、ある日「ニューヨークタイムズ」というメジャーな新聞紙上でこんなことを言いました。
「メタボは税金を多めに払え」
これがきっかけとなりました。
よほどメタボにムカついていたのか…。

ただ、税金といっても、
「あんたはメタボだから、所得税を高くするよ」
「痩せたら税金軽くするよ」
という話ではないらしい。
つまり、体型や脂肪に税金を課すわけではなかった。

じゃあ何に税金を課すのかというと。
スーパーマーケットなどで売っている
「メタボっぽい食品」
に税金を課す。
たとえば糖分過剰なお菓子とか。
ジャンクフードとか。

アメリカのいくつかの州でホントにそういう税金が徴収されています。

 

でも相変わらず、この国はメタボ大国なんだよね…。
「アメリカ人の平均体重がまた増えた」
というニュースを、こないだTVでやってた。

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2008.02.20 16:37

ターザン栄養学 その7

松宮園生です。

僕には師匠が何人かいますが、
食育の分野で言うと
「農業の師匠」
「栄養学の師匠」
がいます。

農業の師匠は、農業コンサルタントの
葉竹乃木夫さんです。
「バウムクーヘン野郎」という綽名を
僕につけた張本人です。

参考:「バウムクーヘン宣言 その1」

ちなみに、日本女性とのロマンスに憧れる浮気農家ジョン・ソイビーはどうかというと。
彼は師匠でもなんでもありません。
ただのオッサンです。

栄養学の師匠は、ボストン(松坂投手や岡島投手のいるところ)で内科医をしているチイタッタ先生です。
かつてはアンチエイジングのとある学会で会長をしていた時期もありました。
食べるものにあまりにウルサイので、彼が行くレストランは
「あのチイタッタ先生が認めたレストラン」
と勝手に解釈され、地元で人気店になっているほどです。
この先生の栄養学のことを、僕は勝手に「ターザン栄養学」と呼んでいます。

参考:
「ターザン栄養学 その1」
「ターザン栄養学 その2」
「ターザン栄養学 その3」

◆◆◆

先月のことですが、フェデックス便で小包が届きました。
栄養学の師匠、チイタッタ先生からでした。
中には手紙と、サプリメントが入っていました。

手紙にはこう書いてありました。
「元気かね? 日本の学会に呼ばれて今年の秋に日本に行くことになった。ヤッホー。お前もカバン持ちで一緒に来い。学会には出なくていいが、しっかりしたヘルシー系レストランを案内しろ。ただし飛行機代は自分で払えよ。それから、同封したのはこのところオレがクライアント(患者)にお勧めしているサプリメントだ。ありがたく頂戴せよ」

飛行機代、自腹かよ…。
一緒に食事したら、これも松宮のおごりだぞって言うんだろうなあ…。
むかし世話になっているので、文句も言えず…。

同封のサプリメントは、オレンジ色の小瓶に入っていました。
そのラベルを見てギョッとしました。
「ストロンチウム」
と書いてあったのです。

ストロンチウム?
なんか、ウラニウムとかプルトニウムみたいに、核兵器系の名前じゃねえの?

調べてみました。

<ストロンチウム>
原子番号 38。
元素記号 Sr。
硝酸ストロンチウム:花火などで赤い色を出す場合に使う。
炭酸ストロンチウム:ブラウン管などの陰極線管のガラスに添加される。

これだけしか分かりませんでした。

やむなく、チイタッタ先生にメール。
数時間後に返事がありました。
「ストロンチウムは骨密度を高めるミネラル。厳密にはストロンチウムにはいくつか同位体というものがあってだな、同位体なんて言っても松宮おまえには分からんだろうが、要はひとくちにストロンチウムといっても何種類もあると思えばいい。その中には人体に危険なストロンチウムもあるが、逆に人体に役立つストロンチウムもあるのだ。同封したやつは、クエン酸ストロンチウムになっている。ビタミンD・カルシウムと一緒に飲め」

だ、そうです。
そんなミネラル、あるんだねえ。

◆◆◆

昨日またフェデックス便で小包が来ました。
開けてみるとまたもや手紙とストロンチウムのサプリが。

手紙にはこう書いてありました。
「ヤッホー。どうだねストロンチウムは? 悪いことは言わんから続けて飲め。そろそろ飲み切ったと思うから2本目を送る。請求書を同封したからよろしくな。前回分は無料サービスにしといたよ。嬉しいだろう、松宮。生きててよかったなあ」

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2008.02.19 11:41

食育至上主義人民共和国 その5

松宮園生です。

「食育の推進」という言葉をあちこちで耳にしますね。
某、北○○みたいな独裁国家が「食育の推進」を行ったら
どうなるか、想像してみました。
このシリーズは、モーフィアス大統領が食育政策を推し進める
ザイオン共和国を舞台にしています。

◆◆◆

「モーフィアス出版」が雑誌「食育マガジン」を出版することになりました。
編集長は強気の管理栄養士、佐久間象子です。

<創刊号>

* 特集:食育の推進
「食育は生き方を左右します:佐久間象子」
「大田原源三郎さんにインタビュー:88歳現役の秘訣は食にあり」
「ザイオンに生かせ、日本の食育政策」
「楽しくできる食育音頭」

* 日本の歳時記に学ぶ
* おやつに食育バリエーションを
* 残りごはんで食育
* 季節を味わう:枯淡のスープ
* ザイオン流 食育カレンダー
* おばあちゃんの台所食育
* 我が国の食と農
* 連載小説「甘辛日記」
* 食の安全とは(1):ギョウザ
* 暮らしの栄養学

◆◆◆

創刊号が思ったほどというか全然売れなかったので、第2号は路線変更になりました。
編集長も交代しました。

<第2号>

* 特集:愛されるカラダになる食育
「川野静さんに聞く カラダの約束」
「気持ちよいカラダと気持ちよい食育」
「2008年カラダ食育宣言」
「肥満遺伝子を探せ」

* わたしの食育オーガニックスタイル:田畑えり子
* 「栄養バランス」なんて言葉、聞き飽きた?
* ブーム間違いなし!? 今年のヒット「食育料理」
* あの Wii Fit を日本から輸入!
* 食育ジャーニー 第1回:韓国のヘルシーフード図鑑
* 連載小説「甘辛日記」 (←連載始めちゃったから、続けるみたいです)
* 食の安全とは(2):チョコレート (←同じく)
* 食育恋愛占い Love & Peace
* 人気食育クリニックガイド
* いますぐ欲しいコレ!

◆◆◆

第2号は創刊号よりは売れましたが、まだ不満足。
「もうすこし尖った雑誌にしよう」ということで、路線がまた変わります。

<第3号>

* 特集:食育とマネー
「人気 食育ビジネス」
「世界の食育セレブ100人」
「食育の会社に投資しよう」
「食育経済キーワード」

* アグリと食育でビジネス力をパワーアップ
* 脳の癖を理解して食育を進める:ブレインハビット法
* 凄いクチコミ:食育グルメドットネット
* メジャーリーガーの食育
* 2時間で分かる、食育プランの作り方
* 食育とメンタルタフネス 10ヶ条
* 連載小説「甘辛日記」 (←連載、止めるわけにいかないようです)
* 食の安全とは(3):饅頭 (←同じく)
* 食育ジャーニー 第2回:タイのヘルシーフード図鑑
* 人気ドクターズ・レストランガイド

というわけで、現在これが最新号です。
売れ行きは不明。
違和感のある連載がまだ続いているのは、どうやらライターがモーフィアス大統領の姪であるためのようです。

◆◆◆

編集長をあっという間にクビになった強気の管理栄養士、佐久間象子。
怒りがおさまりません。
しかも「食育マガジン」はどんどん、あらぬ方向に向かって進んでいます。

このままではいけない。
新たに雑誌を作ることにしました。
でもお金がないので、同人誌です。

名づけて「愛食通信」。

<愛食通信 創刊号>

* 特集:食育100年史
「明治の食育」
「大正-戦前の食育」
「戦後の食育」
「明日の食育に向けて」

* 佐久間象子が語る「こんな食育教室では国が滅ぶ」
* 子どもに迫るメタボリック・シンドロームの恐怖
* 食事バランスガイドの落とし穴
* 今こそ NPO の力を結集しよう
* あなたは土を食べることができますか?
* 佐久間象子流、食育術 「食育でわたしに勝てますか」
* 寄稿:文明と食育(大田原源三郎)
* 解説「食育基本法」
* 「食育白書」のご注文ページ

 

売れたという話は聞いていません。

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2008.02.17 00:02

株式会社 食育

松宮園生です。

こんな求人広告がありました。

<株式会社 食育>
気のいい仲間と楽しく食育しませんか。
勤務地:東京
仕事内容:食育
給与:応相談
賞与:あり
昇給:あり

で、応募してみたらあっさりと採用されました。

◆◆◆

「今日から戦力に加わる松宮君だ。松宮君、簡単に自己紹介を」
「松宮です。趣味は市民農園。彼女いません。よろしくお願いします!」
「パチパチパチパチ(拍手の音)」
「松宮君のデスクはそこだ。期待しているよ、頑張ってくれたまえ」
「はい、頑張ります」

「課長」
「なんだね」
「で、僕は何をすればよろしいのですか」
「食育だよ」
「はあ?」
「わが社は食育をする会社だからね」
「それは分かってますけど…」
「じゃあ早速、食育をしたまえ。そうだな、今日は代々木公園あたりで食育をしてくれるかな。庶務課で必要な資材を出してもらいなさい」
「はあ…」

◆◆◆

「あのう。庶務課はこちらですか」
「そうですよ」
「営業1課の松宮です。今日から社員になりました。さっそく代々木公園あたりで食育をしてこいと言われまして」
「じゃあ、この書類を書いてくれる? 代々木公園だなんて、寒いのに大変ね」
「あのー。『使用目的』の欄には何を書けば…」
「何でもいいのよ。ま、『食育』か『営業』って書く人が多いかな」
「じゃあ、『食育』って書いときます」
「じゃ、これ持ってって」
「これは?」
「道具カバンよ。行ってらっしゃい」
「カバンのなかには何が入っいるんですか?」
「食育の道具に決まってるじゃない」
「へ?」
「でも今は開けちゃだめ。酸化しちゃうから。現場で開けるのよ」
「酸化するんですか?」
「酸化しないのもあるけど、新人さんには酸化するほうを持ってもらうことになっているの。ほら、ぼさっとしてないで、さっさと行きなさい」

◆◆◆

「松宮君。ちょっと」
「なんでしょう、課長」
「きみねえ。食育の道具を酸化させたそうじゃないか」
「はあ、すみません」
「困るんだよ。道具は貴重品なんだからね。今度やったら給料下げるよ。これだから大学出のボンボンは困る」
「あのー」
「何だね」
「酸化しちゃったんで分からなかったんですが、あれは何だったんですか?」
「食育の道具だよ」
「いや、ですから具体的には何だったんでしょうか?」
「何を寝ぼけたことを言ってるんだ。食育の道具といったら、他になにがあるんだ。そんなことより、今日はちゃんと食育してきてくれよ」
「食育をしてこいと言われてもですね、課長、具体的に何をしたらいいんですか?」
「あのね。きみはトイレにいったら何をする?」
「それは…用を足します」
「そうだろう。それと同じだよ。食育をするといったら、食育をする以外にないだろう。さ、僕も忙しいんだ。さっさと行ってきてくれ」

◆◆◆

「松宮君。ちょっと」
「なんでしょう、課長」
「代々木公園できみが子どもたちを集めて紙芝居をしていたというのは本当かね」
「ええ、そうですが」
「何か勘違いをしていないか?」
「は?」
「そんなことをして、会社の売上は上がるのかね?」
「上がりませんが…。しかし食育をしてこいと言われたものですから…」
「あのねえ。これだから大学出のボンボンは困る。いいかね、われわれはボランティアをしているんじゃないんだ。稼いでナンボだろう」
「はあ」
「今日はちゃんと業績をたててくれよ。給料泥棒と言われたくなかったらな。さあ、行った行った」

◆◆◆

「松宮君。ちょっと」
「はあ」
「会議室で2人で話をしよう」
「はあ」

「この1ヶ月間、きみの仕事ぶりを見させてもらったがね。きみはあまり食育に向いておらんのじゃないかと思うのだが」
「はあ」
「営業成績もきみが最低だ。こんな社員は初めてだよ」
「しかし、単に食育をしてこいと言われましてもですね…」
「言い訳なんか聞きたくないんだ。きみのおかげで僕も社長からこっぴどく叱られたよ」
「いや、そう言われましても…」
「きみは食育には向いておらんよ。ほかにもっと、きみが活躍できる職場があると思うんだよね」
「く、クビということですか?」
「まあ、そういうことかな。残念だが、われわれも稼げない社員を飼っておくほどの余裕はないんでね」

◆◆◆

クビになってトボトボと歩く帰り道。
書店に立ち寄って転職情報誌を立ち読みしたら、こんな募集が載っていました。

<株式会社 身土不二>
あなたの力で、日本人の心、「身土不二」を推進しましょう!
勤務地:東京
仕事内容:身土不二
給与:応相談
賞与:あり
昇給:あり

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2008.02.16 07:08

クーカ食われるか

松宮園生です。

僕は生来きわめて硬派なブコツモのにて、女性のことはよく分かりません。
したがって今回は男性の食生活に関する話題です。

世の男性を
* 朝食を食べるか食べないか
* ベジタリアンかそうじゃないか
この2つの指標で分類して遊んでみましょう。

ベジタリアンの反対語をご存知ですか?
「ノン・ベジタリアン」
というのが普通ですが、たまに
「プレデター」
と言ったりもします。
映画
「エイリアン vs プレデター」
のプレデターです。

本来はライオン、トラ、ヒョウ、チーターなどの
「狩をする肉食動物」
の意味ですが、転じて
「肉をもりもり食べる人」
の意味にも使われます。

さて、先ほどの2つの指標を使うと、世の男性は
* 朝食を食べるベジタリアン
* 朝食を食べるプレデター
* 朝食を食べないベジタリアン
* 朝食を食べないプレデター
の4種類に分かれますね。

■朝食を食べるベジタリアン
略して「チョベジ」。
なんか違う意味に聞こえちゃうけど、まあいいか。
ここに属する人たちは、女性の場合はマクロビオティックなんかに激しく傾倒したりしてて、いい感じに枯れてたりします。
男性の場合、背の高いイケメンが多い。
彼らは、イケメンのくせに、レストランのサラダバーで10回くらいおかわりをするので、店からは嫌われている。
なお、イケメンでないチョベジは、身分証明書の提示を求められることがありますので、気をつけましょう。

該当する有名人:千利休(←枯れてるので。イケメンだったかどうかは謎)
おすすめ食材:水

■朝食を食べるプレデター
略して「チョレデター」。
早起きして力仕事をするワイルドでガテンな人たちは、やはりこの部類でしょう。
高校の体育の先生とか。
胸毛率も高そうです。

該当する有名人:ミッキー・ローク(←風呂嫌いらしい)
おすすめデートスポット:チベット

■朝食を食べないベジタリアン
略して「ないタリアン」。
スポーツ嫌いで運動不足。
食事だけはヘルシー志向。
それって、健康なのか不健康なのか、ビミョーに矛盾タイプです。
都会のモヤシっ子が多く、イラクやアフガニスタンに行ったらすぐ死ぬ。
(そもそも行かねーよ)

該当する有名人:ボーイ・ジョージ(←いまはすっかりメタボなオジサンです)
該当する一般人:松宮園生(←おおきなお世話です)
おすすめペット:ドラえもん

■朝食を食べないプレデター
略して「べなデター」。
東京のサラリーマンに多そうです。
「おれさあ、最近メタボ気味でさあ」
と言いながら、なぜかそれが満更でもないという、複雑怪奇な心理の持ち主が多い。
餃子好きで、多少の事件があってもビクともしない。
焼売も食うぜい。
「白い恋人」は食べないが、それは事件のせいではなく、たんにホワイトチョコレートが好きでないから。

該当する有名人:マスオさんの同僚のアナゴ君(←有名人?)
おすすめ歌手:パフィー
おすすめホラー:「着信アリ」

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2008.02.15 01:52

実録、真赤な疑惑

松宮園生です。

日本人が漬物を食べる度合いはだいぶ減っているようです。
ある業界団体の計算では、10年前の日本人が漬物を
買った金額の合計は年間で5500億円。
それが今では4500億円を下回っているそうです。
2割ほど減っていることになります。

なんとなく、その、塩分が気になって漬物を減らしている人が多いんじゃないかと思います。

日本が誇る発酵食品のひとつでもあるんですがねえ。

一方で、同じ漬物の仲間でありながら、キムチの人気は高く、このところ首位を独走しています。
(下のグラフを参照)


 

 

テケテケ村のある農家はキムチ専用のハクサイを栽培していますが、毎年売上が増えています。
キムチ専用のハクサイは葉っぱというか葉肉が薄いんだそうです。
ただしこれは日本人向けのキムチの場合。
本場韓国のキムチは肉厚な葉っぱのハクサイが好まれるそうです。
プチ蘊蓄(ウンチク)でした。

◆◆◆

浮気農家のジョン・ソイビーン。
先日訪日しましたが、もうアメリカに戻っています。
日本の皆さん、ご迷惑をおかけしました。

ジョン・ソイビーンは日本食もアジア食もかなりいけるクチです。
新小岩(東京都葛飾区)の蔵前通り沿いにある怪しげなラーメン屋台だの、高田馬場あたりにある場末の定食屋だのに自分から入っていくようなやつです。
そんなジョン・ソイビーンですから、日本の食べものをいろいろトランクに詰めこんでアメリカに帰国したのもうなずけます。

日本滞在中、日本女性と有意義な出会いがあったかどうかは不明です。
知りたくもないし(笑)。

さて、ロサンゼルス空港での話です。
日本からの飛行機(ジョン・ソイビーンにとっては帰国便)がロサンゼルス空港に到着しました。
乗客はまず入国審査を受けます。
ジョン・ソイビーンはアメリカ人ですので、入国審査で手間取ることはまずありません。

次に農産物検疫(兼、税関)を通ります。
普通は何事もなく通ります。

ジョン・ソイビーンも何事もなく通ったのですが、そのとき、隣のブースで東洋人とおぼしい年配の男が検疫官に問いつめられているのに気がつきました。
東洋人と検疫官のあいだには大きなスポーツバッグ。
むろんジッパーが開けられており、バッグの中身が露出しています。
東洋人のほうは英語が話せないらしく、会話が成り立っていません。

検疫官はスポーツバッグから露出しているビニール袋を指差して
「これは何だ」
と聞いています。
東洋人のほうはパニックを起こしたのか、
「あー」
とか
「うー」
とか言うばかり。

何を揉めているのかと、ジョン・ソイビーンが目をやると…。
ビニール袋に入っていたのは、大量のキムチでした。

ジョン・ソイビーンは歩み寄り、検疫官に話しかけました。
「検疫官どの。差し出がましいと存ずるが、それはキムチという、韓国の食品でござるよ」
検疫官はほっとした顔で「あんた通訳できるかい」
「通訳は無理でござるが…。キムチはピクルスに近い食べものに候。材料はハクサイでござる」
「色が赤いのは血か?」
「ははは。さにあらず。トウガラシの色でござるよ」

「ビニール袋がパンパンに膨れ上がっているのはどうしてだい」
確かにビニール袋は風船のようになっています。
ジョン・ソイビーンは答えました。「発酵が進んでいるのでござろう。ガスが出ておると見たが」
「それは毒ガスかい?」
「毒ではござらん」

検疫官はハサミを取り出し、ジョン・ソイビーンに言いました。
「あんた悪いけど、今からビニール袋を開けるとこのジイサンに伝えてくれないかな」
「拙者、通訳は無理でござる」
「そっか。残念だな」
検疫官はビニール袋を切ろうとしましたが、手がすべったのかハサミを落としてしまいました。
ハサミはジョン・ソイビーンの足元に。

ジョン・ソイビーンは腰をかがめ、落ちたハサミを拾いました。
そのときです。
パン!
と音をたててキムチ袋が破裂しました。
発酵のガスの圧力が、ビニール袋の限界を超えたのでした。

周囲に飛び散るキムチ。
あちこちで上がる、オーマイガ!という叫び声。

東洋人にも検疫官にも、ジョン・ソイビーンにも、大量のキムチがモロに降りそそぎます。
ショックでへたりこむ検疫官。

キムチにまみれた真っ赤な顔を想像してみてください。
ちょっとしたスプラッタ映画です。

そこへ、空港警察の警察官が現れました。「なんだこのニオイは?」

警察官はへたりこんでいる検疫官の、悲惨な顔をみてびっくり。
「おい、大丈夫か?」

その眼が、キムチを浴びて呆然とたたずんでいるジョン・ソイビーンの姿をとらえました。
警察官の表情がさっと変わります。
「おまえ、なにをしたんだ」

ハッと我にかえったジョン・ソイビーン。
その手には、さっき拾ったハサミが握られていました…。

(その後どうなったかは、想像にお任せします)

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2008.02.13 00:11

アグリ裁判

松宮園生です。

アイダホでトウモロコシを栽培している浮気農家、
ジョン・ソイビーン。
先日、久しぶりに会いました。
彼のほうから、わざわざ来てくれたのです。
妙な侍(さむらい)言葉も健在でした。

 

「浮気農家」
なんて肩書き(?)を持っているジョン・ソイビーンですが、聞くと、最近は浮気をしていないそうです。
その理由は…。
以前帰国したときに、彼を一緒に日本に連れていったことがあります。
そのときに出会った日本女性(複数)の美しさが忘れられず、
「日本人と恋に落ちたい」
と、となんだか虫のいいことを考えている模様でした。

それでわざわざ来たのかよ…。

「不意に小遣いが入ったのでござる」下心いっぱいのジョン・ソイビーンは言いました。「また日本に行きたいと存ずる。いまから連れてってくれぬか」
「ひとりで勝手に行けば」
「つれないことを申すでない。いいではないか。お主の旅費も出してしんぜよう。ただしエコノミー席でお願いたてまつる」
「えっ。旅費出るの? マジ?」
「武士に二言はござらん」
「あんたは武士ちゃうやろ!」
「お主こそ、なぜ関西弁でござるか!」

ツッコミ合戦はともかく、不意に小遣いが入ったとはうらやましい話です。
しかも、僕の旅費を出せるほど余裕のある金額だなんて。

その「小遣い」を彼が手に入れたいきさつはこうでした。

◆◆◆

知らなかったのですが、ジョン・ソイビーンは牛も飼っていたそうです。
その牛の1頭が行方不明になり、彼はバーリントン・ノーザンという鉄道会社を訴えました。

ご存知のとおりアメリカは訴訟大国です。
ジョン・ソイビーンの出した訴状によれば、ワイオ(ワイオミングの略。行方不明になった牛の名前)はある日、線路のちかくで草を食(は)んでいました。
そのとき、バーリントン・ノーザンの貨物列車が走ってきました。

貨物列車って、時々やたらに長くありません?
車両が何台も何台も続きます。
待てど暮らせど最後尾が来ない。
まさにそういう列車が通り過ぎたそうです。

やっと貨物列車が走り去ったあと、牛のワイオがいなくなっていました。
どうしても見つかりません。

というわけでジョン・ソイビーンは、鉄道会社を相手取って訴訟を起こしました。
「ウチのワイオをおたくの貨物列車がはねたに違いない。弁償しろ」
という訴訟です。

◆◆◆

鉄道会社バーリントン・ノーザンのほうは、
「参ったな。しかし有名弁護士を雇うほどの裁判じゃないし、安い弁護士でいいか」
と思ったのか、まだ若く売り出し中の弁護士を雇いました。
弁護士のほうは、これから実績を作りたいので張り切っています。
あるとき彼は、裁判の休憩中にジョン・ソイビーンに司法取引をもちかけてきました。

司法取引というのは、判決が出る前に、原告と被告が歩み寄ってお互い交渉することです。
たとえば、被告が罪を認める代わりに、原告は要求を軽くするとか。
お金をやりとりして和解し、訴えを取り下げるとか。
アメリカでは司法取引がすごく盛んです。

若い弁護士はありったけの弁舌をふるい、ジョン・ソイビーンと交渉しました。
その結果、
* ジョン・ソイビーンは請求する金額を半分に値下げする。
* バーリントン・ノーザン社はそのお金をすぐに払う
* ジョン・ソイビーンは訴えを取り下げる
ということで片がつきました。

弁護士はその場で、バーリントン・ノーザン社から預かった小切手をジョン・ソイビーンに手渡しました。
ジョン・ソイビーンは訴えを取り下げる書類にサインし、弁護士に渡しました。

◆◆◆

若い弁護士のほうですが、自分の司法取引が首尾よくいったことがよほど嬉しかったのでしょう、よせばいいのに自慢しはじめました。
「ソイビーンさん、今回はね、僕の大勝利なんです。えへへへへ」彼は言いました。「あなたは本来、この裁判に勝てたんですよ。請求金額を値下げしなくてもよかったんです。でも僕の作戦にあなたは引っかかった」
ジョン・ソイビーンは眉をしかめました。「なぬ。そうでござるか」
「あなたに言いませんでしたけどね、実はあの日、貨物列車の運転士が居眠りをしてたことが分かったんです。これでは裁判に勝てるはずがない。だから僕は司法取引に切り替えたんです。あなたはまんまと引っかかり、司法取引が成立したってわけですよ!」

はしゃぐ弁護士。

「やられたでござる。さすが新進気鋭の弁護士殿でござるな」ジョン・ソイビーンはおもむろに答えました。「じつは、今朝になってワイオが帰ってきたでござる。いままでどこにいたのやら分からぬが…。そういうわけゆえ、これからどうしようか、貴殿に相談しようと思っておったところでござった」

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2008.02.12 00:46

なにもかも食育

松宮園生です。

世の中、いろんなものに「食育」という接頭語を
つける風潮があるみたいで。
フツーのグルメツアーに「食育ツアー」って
名前つけてみるとか。
フツーのこだわり喫茶店に「食育カフェ」って
看板つけてみるとか。
フツーの子ども向け料理教室を「食育クッキング」
って呼んでみるとか。

というわけで、
「食育××」

「××」
にいろんな言葉を入れて遊んでみました。

「松宮さんて、ヒマなのね」
と思ったアナタ。

大きなお世話です。

■食育コンピューター
いいけど、何を計算するの?

■食育新幹線
車内のポスターはすべて「食事バランスガイド」。
車内販売のお弁当はすべて地産地消なんだけど、新幹線はスピード速いから地域がコロコロ変わって大変だ。

■食育Tシャツ
なにか食に関するスローガンとか書かれているTシャツ。
「身土不二」とか。
「早寝早起き朝ごはん」とか。
「食養生」とか。
そんなTシャツ、ガイジンに売りつけたら喜ぶだろうなあ。
僕は欲しくないけど。

■食育ロボット
日本食育大学のロバート・シトピッチャン教授の開発した「アンドリュー77型」が有名。
詳しくは
「食育ロボ発進! 前編」 2007年11月23日
「食育ロボ発進! 後編」 2007年12月3日

■食育横断歩道
意味、わかりません。

■食育警察
食生活が乱れてメタボになった人を追い詰める警察。
詳しくは→ 「21世紀神様の悩み その5」 2007年11月19日

■食育チョップ
なにかの「技」なのでしょうか?
食生活が乱れてメタボになった人を懲らしめる「技」?
フツーのチョップとどう違うの?
想像もつきません。

■食育サルガッソー
さっぱり何のことやら分かりませんが、とてつもなく怪しい雰囲気は伝わります。

■食育煙突
どんな煙突なのか全然わかりませんし、何のために煙突が食育なのかも理解不能です。

■食育怪談
食育をテーマにした怪談。
「リング」級のスゴイの、誰か作らないかなあ。
あまりの恐ろしさに、みんな食生活が変わるとか。

■食育歯ブラシ
食を楽しみたい人は歯を大切にしなきゃね。
食育歯ブラシは、そういう、歯を大事にしたい人のための歯ブラシです。

でもそれって、すべての歯ブラシがそうなんじゃないの?

■食育水酸化ナトリウム
化学用語に「食育」をくっつけてみましたが、なんだかわけのわからない用語になってしまいました。
化学式は
「Na食OH」
になるのかもしれませんが、それがどうした?

■食育セーター
意味不明。
着たらどうなるのか…

■食育シャ乱Q
理解不能。
コメントもしたくありません。

■食育人工呼吸
溺れて呼吸の止まっている人に、食の大切さを説明しながら施す人工呼吸。
死んじゃうっつーの。

■食育ドラえもん
四次元ポケットから食育グッズを次々取り出すネコ型ロボット。
本人は血糖値を気にして好物のどら焼きを我慢している。

■食育事件
ママの作った「玄米とゴマ」のクッキーを兄弟で奪い合い、弟(6歳)が兄(8歳)を刺した、てな感じでしょうか。

■食育人種
食育に熱心な原住民のことでしょうか?
しかし底知れない恐ろしさの漂うネーミングです。

■食育銀行
早寝早起き朝ごはんの人専用の銀行。
午前4時 - 午前8時のあいだしか、お金を引き出せないという不便なだけの銀行です。

■食育北京
絶対ありえねー! と若者が思わず叫んでしまう言葉。

■食育キリギリス
食生活や生活習慣が乱れまくっているにも関わらず、メタボにもならず健康で爽やかな人。
たまにマジでそんな人、いるんだよね。

■食育テロ
「もしもし」
「はい。食育警察ですが」
「おたくの社員食堂にあるものを混入した。正義の刃を受けてもらおう」
「な、何を混入したんだ」
「五穀米だ」
「は?」
「大量の五穀米を混入した。天の怒りを知れ」

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