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2008.01.13 11:01

ファイター栄養士 その1

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 松宮園生です。

まず、このブログに出てくる登場人物の
佐久間象子
阿部マリエ
について説明します。
2人とも管理栄養士です。
↓↓↓

■佐久間象子(1959-)…
日本食育大学准教授の松宮園生がもっとも恐れている
管理栄養士。
管理栄養士というだけでなく、栄養教諭、フードコーディネーターでもある、
その他、食育必死講座1級、食育プリーチャー、食育推進士ムラサキ合格、炭水化物のソムリエ、認定カルパッチョ講師などの謎の資格を総ナメしている。
「日本あかるい食育党」の党首として衆議院選にも立候補したが、惨敗した。
松宮園生が佐久間象子を恐れる理由は、
「過去に佐久間象子の食事指導を受けたことがトラウマになっているから(※)」
という説と、
「自分より佐久間象子のほうが腕が太いから」
という説がある。

■阿部マリエ(1979-2006)…
日本食育大学を歴代最優秀の成績で卒業したカリスマ管理栄養士。
「自分を魅力的に見せる技術」にたいへん長けていたため、全国2000万人のメタボ男性のあいだで萌えアイドルとして崇められた。
阿部のマンツーマン食事指導は予約で20年待ちと言われるほど人気が高く、彼女のおかげで日本人全員の総体重は1パーセント減少したと言われている。
人気絶頂の2006年に突然失踪。
「メタボ撲滅同盟ニキータ」に人違いで暗殺されたというのが定説になっている。

(以上、日本食育大学出版「オールジャパン食育大辞典」より抜粋)

↑↑↑
この2人は「北風の象子、南風のマリエ」と並び称されるライバル同士でしたが、非常に仲が悪いことでも有名でした。
阿部マリエ亡きあと、佐久間象子が「ついに天下はわたしのもの」とつぶやいたとの噂があります。

佐久間象子の活躍についてはこちら(↓)。
* 佐久間象子が監修した食事指導ネットサービス:「食事2.0」(2007年11月17日)
* 佐久間象子が作った食育ソング:「21世紀神様の悩み その5」(2007年11月19日)
* 佐久間象子、選挙に出馬:「食育至上主義人民共和国 その3」(2007年11月30日)
* (※)佐久間象子、松宮園生の食事指導をする:「朝ごはんラプソディ」(2007年12月11日)
* 佐久間象子、若手栄養教諭の指導をする:「食育時代」(2007年12月20日)
* 佐久間象子 vs 食育ロボット:「戦え、食育ロボ! 前編」(2007年12月28日)

阿部マリエの活躍についてはこちら→「21世紀神様の悩み その4」(2007年9月17日)

◆◆◆

さて、今回はその「管理栄養士」についてです。
「管理栄養士」は国家資格です。
資格保持者は全国に十数万人いて、毎年5000人くらいずつ国家試験に合格して(=増えて)いるみたいです。
女性が多いですが、男性もいます。

名称ですが、
* 栄養管理士
* 管理栄養士 ←正しいのはこっちです。

男性諸君、この違いに神経質な管理栄養士が少なくないので、彼女が管理栄養士だったら間違えないように。

* 管理栄養師
* 管理栄養士 ←正しいのはこっちです。

医師や保健師が「師」なので、よく混乱しますが。正しくは「士」です。
多くの管理栄養士さんは「士」よりも「師」のほうが格が上だ(=自分たちも「師」がいいのに)と思っているみたいです。
でも、同じように世間から尊敬されている弁護士や公認会計士は「士」なわけですし、ま、あまり気にしなくていいんじゃねーの?

管理栄養士はカンタンに言えば栄養指導のプロです。
似たような資格はアメリカなど海外にも存在していますが、世界で初めて栄養士が誕生したのは今から80年前の日本です。
世界初です。
佐伯博士という人がいまして、この人の尽力で日本初=世界初の栄養士が生まれました。

日本が世界に先駆けて「栄養士のいる国」となったのには理由があります。
日本政府(当時は大日本帝国)は軍隊を強くしたいと考えていましたが、そのためにも日本人の体格を改善しなければなりませんでした。
欧米人に比べて、日本人の体格は非常に小さかった。
そこで、
(1)工場などの職場、学校などで集団給食を実施する
(2)集団給食のメニューを栄養学にもとづいたものにし、体格改善につなげる
ということが試みられたわけです。

その後、日本は第2次世界大戦の敗戦国になりました。
憲法も変わり、軍隊を強くする必要はなくなりました。
じゃあ栄養士みたいな仕事も不要になったかというと、そうではありません。
敗戦後の食糧不足から栄養失調の危険が高まり、少ない食糧を有効利用できる知識を持つ栄養士は引き続き必要とされました。
てゆーか、引っ張りだこだったようです。
「栄養士法」なんて法律もできてます。

◆◆◆

その後、ご存じのとおり、敗戦から立ち直った日本は逆に世界有数のリッチ(←死語っぽい)な国になりました。
食べものに困らない国になりました。
困らないどころか、残りものを捨てるほどの国になった。
もともと、
「栄養不足を改善する」
のが栄養士の仕事だったことからすると、ここで栄養士の役割は終わります。
事実、1980年代くらいには
「栄養士の資格制度なんていらねーじゃん」
という動きもあったようです。

ところが今度は
「飽食がもたらすマイナス」
がいろいろ表面化してきました。
あらためて書くまでもないですが、飽食は生活習慣病のリスクをもたらしました。
メタボリック・シンドロームなんて言葉が流行語にもなりました。
栄養管理のスペシャリストである管理栄養士の重要性が、再び認識されるようになったわけです。

ただし
* 食料不足のときの栄養士(昭和型)

* 食料過多のときの栄養士(21世紀型)
とでは求められるものがゼンゼン異なります。
ここを上手に「世渡り」したのが阿部マリエ。
そんな阿部マリエを目の敵にしたのが、筋骨でメタボ男性に匹敵するのが自慢の佐久間象子なのでありました。

◆◆◆

追伸:
佐久間象子を笑いのネタにしてますが、全国の同姓同名の方、ゴメンナサイ(←いねーよ)。

 

 

 

 

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