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2008.01.20 13:02

リンゴ1個が1万円? その2

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松宮園生です。

前回←2007年4月16日 のあらすじ)
食料自給率が40パーセントの国、日本(※)。
ところが日本から海外に果物が輸出されています。
リンゴ1個が1万円で売られたりするってんだからビックリっすね。

(※)食料自給率といってもいろんな測り方があります。
代表的なのは
「カロリーベース」→この方式で計算すると、日本の食料自給率は40パーセントくらいになります。
「金額ベース」→この方式で計算すると、日本の食料自給率は70パーセントくらいになります。
くわしくはここをクリック→http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/report15/h15text1.pdf
(クリックすると農林水産省作成のPDFファイルが立ちあがります)

「金額ベース」で計算したらなんで数字が70パーセントになるのか?
単純にいうと、
* 国産品は高い=少し買っても、金額が跳ね上がる
* 輸入品は安い=たくさん買っても、そんなに金額は跳ね上がらない
ということです。

◆◆◆

日本の果物は海外でも人気が高い。
品質が非常によいのが評価されているそうで。
まず味ですが、日本の料理人が洗練された味を生みだすのと同様、日本の農家が作る果物は味が繊細だということでしょうね。
次に見た目ですが、日本の料理人が作る料理に美的センスがあるのと同様、日本の農家が作る果物は見た目にも美しいのでしょう。
こういうところに日本の実力を感じますね。
ヤマトダンヂとしては喜ばしいかぎり。

果物を海外に輸出している会社の社長さん(※※)に聞いてみたところ、こんなことを言ってました。
* 日本に来た外国人が、日本で食べた果物の味が忘れられず、帰国してから「日本の果物はうめえぞ」と口コミしてくれたりする
* 中近東では、日本の果物は「食べるダイヤモンド」と言われている
だそうです。
「食べるダイヤモンド」はちと大袈裟かもしれないけど、ま、ヤマトダンヂとしては、聞いて気持ちのよい話ではあります。
ざまーみろ(←何が?)。

輸出される日本の果物は品質が非常に良いため、当然、値段が高いです。
高級品になります。
そういう日本の果物を誰が食べているかというと、その国の富裕層が食べてます。
日本では高級果物はもっぱら贈答(ギフト)用になりますよね。
じつは、果物を贈答(ギフト)用に使う国は日本だけだそうです。
他の国には、そのような慣習はほとんどないとのことで、高級果物を買う人は、誰かに贈るためではなく、自分で食べるために買います。

では例えば日本のどんな果物が海外で人気かというと…。

■イチゴ
「あまおう」というブランドのイチゴ、よく見かけますよね?
アジアで人気だそうで。
2年前からアメリカにも輸出されています。
(ちなみに、日本はアメリカからケーキに使われるイチゴを輸入しています)

■カキ
アジアで人気。
旧正月によく売れるそうです。

■メロン
マスクメロンが中近東で人気だそうです。
石油価格の高騰であのへんはさらに裕福になりまして、
「もっといろんな果物をよこせ。他にもあるだろ」
と日本に言い始めています。

■リンゴ
「ふじ」は世界的に有名です。
ヨーロッパのスーパーマーケットには普通に置いてます。
「王林」「むつ」なども輸出されています。

■ユズ
21世紀に入り、アメリカの料理人のあいだでユズがよく使われるようになりました。
独特の香りが、彼らの料理創造力に火をつけたのでしょうか。
2003年に、ニューヨークタイムズでユズの流行についての記事が書かれたほどです。

◆◆◆

(※※)果物を海外に輸出している会社の社長さんが、社員を1人つれて中近東に出張したときの話をしましょう。

社長と社員は、ある富豪に誘われて彼のプライベート飛行機に乗っていました。
飛行機のなかで、3人は酒を飲み、すっかりできあがっていました。
ちなみに、イスラム教の中近東で飲酒は本来タブーですが、
「なにごとにも抜け道はあるものだ松宮君。ん?」
とその社長さんはうそぶいています。

まず、酔っぱらった社長さんが、そこにあったリンゴをつかんで言いました。
「リンゴが空を飛ぶのを見たくなったぞー」
なぜそんなものを見たくなったのか、酔っ払いの頭の中はナゾですが、まあとにかく、社長さんは搭乗口を勝手に開き、つかんでいたリンゴを外に投げたそうです。
「日本が世界に誇るリンゴだぞー」

次に、酔っぱらった社員が、
「社長それ、いいっすね!」
と叫び、そこにあったイチゴをつかみました。
「イチゴが空を飛ぶのを見たくなったですよー」
さっき社長さんが搭乗口を勝手に開いたわけですが、それがまだ開きっぱなしでした。
社員はつかんでいたイチゴを外に投げました。
「日本が世界に誇るイチゴだぞー」

最後に、酔っぱらった富豪が、そこにあった手榴弾をつかんで言いました。
「手榴弾が空を飛ぶのを見たくなったでごわす」
なぜ手榴弾がそこにあったのか、さすが中近東と言うべきか、まあとにかく、富豪は手榴弾を外に投げたそうです。
「わが国が世界に誇る手榴弾だぞー」

しばらくして、飛行機は小さな町に着陸しました。
そのころ、3人は酔いが醒めていたので、醒めついでに町を散歩することにしました。

少し歩くと、若者が頭を抱えて道端で屈みこんでいます。
どうしたのかと声をかけると、若者は言いました。
「さっき天からリンゴが落ちてきて、僕の頭に当たったんです。痛くて痛くて」
それを聞いて3人は困惑してしまいました。
「でもリンゴはおいしかった」
それを聞いて3人はほっとしました。

さらに歩くと、老婆が頭を抱えて道端で屈みこんでいました。
どうしたのかと尋ねると、老婆は答えました。
「さっき天からイチゴが降ってきて、わたしの頭に当たったのです。イチゴといえども痛い痛い」
3人は言葉の続きが出ませんでした。
「でもイチゴは美味だったですねえ」
それを聞いて3人はほっとしました。

さらに少し歩くと、道端で少年が腹を抱えて笑っているところに出会いました。
なぜ笑っているのかと聞くと、少年いわく、
「さっきオナラをしちゃったんだけど」少年はなんとか笑いをこらえながら答えました。「次の瞬間さー、後ろの建物が吹き飛んじゃって」

 

 

 

 

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