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松宮園生です。
「食の世界のスーパーパワー」シリーズは、本来
「世界の食を牛耳る巨大企業」
を怪しく紹介するのが目的です。
これまで紹介した企業は、
* カーギル(「食の世界のスーパーパワー その1」2007年4月21日)
* モンサント(「食の世界のスーパーパワー その2」2007年4月29日)
* ネスレ(「食の世界のスーパーパワー その3」2007年5月4日)
* ウォールマート(「食の世界のスーパーパワー その4」2007年5月27日)
の4社でした。
今回はちょっと毛色を変えて、
「食の世界の人気企業」
を紹介します。
◆◆◆
ご存じの方も多いと思いますが、「フォーチュン(Fortune)」という雑誌があります。
世界120ヵ国で500万人が読むといわれる、世界最大のビジネス誌です。
そのフォーチュン誌が新年早々、
「従業員が働きやすい会社」
の世界ランキングを発表しました。
世界ランキングつっても、アメリカの会社が多いんだけど。
それはともかく、「食」に関わっている会社はどのくらい上位にランキングされているのでしょうか?
働きやすい人気企業の世界ランカーを順番に紹介しましょう。
■世界ランキング第47位:スマッカーズ社
創業以来111年、ジャムを作っているメーカーの「スマッカーズ」です。
日本にも輸入されていると思いますが…。
老舗とはいえ、ジャム会社が世界ランキングで47位とはナカナカ健闘していますね。
■世界ランキング第26位:シチュー・レオナルド社
コネチカット州にあるスーパーマーケットです。
さして有名な会社ではないと思いますが、世界第26位とは、よほどいい会社なのでしょうね。
■世界ランキング第16位:ホールフーズ・マーケット社
魅力たっぷりな、世界最大の自然食品店。
食育を語るには欠かせない、「われらが」ホールフーズ・マーケットです。
詳しくはここをクリック→ 「農業コンチネンタル その2 怒涛編」 (2007年5月5日)
■世界ランキング第12位:ナゲット・マーケット社
1926年にカリフォルニアで創業したスーパーマーケット。
これも老舗とはいえ、地方のスーパーマーケットが世界ランキングで12位です。
■世界ランキング第7位:スターバックス社
さすがはスターバックスですね。
去年はだいぶ苦戦して株価も下がりましたが、今年は復活するか?
■世界ランキング第3位:ウェグマンズ社
1916年にアメリカ東海岸で創業したスーパーマーケット。
働きやすい会社として以前から全米で有名な会社です。
堂々、世界第3位の従業員人気!
◆◆◆
日本の食の会社さんも頑張ってほしいなあ。
松宮園生です。
(前回までのあらすじ)
地元で食育イベントが開催されたよ、
という内容の新聞記事を読んでると、
「なんだかなー。平成なのに、しかも21世紀だ
というのに、昭和っぽいイベントをやってるなー」
と思う記事もあれば、
「おっ。さすがだな。なかなかのイベントじゃん」
と思う記事もあります。
食育の講座とかイベントとか見てると、
「もっぱら主催側が楽しんでいるだけじゃねーの」
「なんか洗脳してるみたいだな」
と思うケースもあれば
「お、なかなかよく練られた内容だな」
と思うケースもあります。
マジメな話、本気で食育やりたいんだったらさ、
* イベントひとつやるにしても目的をちゃんと明確にしてさ
* 細部にもこだわった魅力あるプランを真剣に考える
そういう癖をつけてくれよー。
昭和っぽいイベントしか思いつかないのは、企画を真剣に考えていない証拠だと思います。
熱くなってすみません。
僕って、ダサイ企画とか手抜きイベントとか見ると、怒りがおさまらないタイプなので…。
このシリーズはそういう(?)主旨です。
◆◆◆
ちなみに僕は昭和生まれですので、昭和に対するノスタルジーはあります。
昭和だって何もかもイカンと言いたいわけではありません。
ただ、食育が昭和っぽいのは個人的にちょっと抵抗があります。
理由は2つ。
(1)昭和を知らない世代の人に昭和っぽい食育をしても、共感は得られないんなないかな?
(2)昭和っぽくなるのは、たんに「他のやり方を思いつかない」からなんじゃないかな?
要するに、
「一生懸命考えた結果、昭和っぽい食育をすることにした」
というわけじゃなさそうなのが、気に食わないわけです。
◆◆◆
今回は、人の集まらない未熟な食育イベントに一言。
このサイト「食育プロデュース委員会」には「食育イベント・コンテスト」というコーナーがあります。
http://www.shokuiku-pro.com/modules/newbb/viewforum.php?forum=5
名前のとおり、各地の食育イベントなどの情報を募集しています。
書き込み自由!
無料でPRできるわけです。
利用してください(←結局これかよ)。
これ、いろんな方に自由に書きこんでいただけるコーナーなんですが、特にシニア・野菜ソムリエという資格を持ってる遠山由美さんという方が食育イベント情報の収集・書き込みをたくさんしてくれています。
遠山由美さんのプロフィールはこちら→ (まだ、ないそうです。残念)
その遠山さんがこのあいだこんなことを言っていました。
「食育イベントの情報は、多くの場合、イベントが終わってから耳に入る」
「イベントが始まる前に耳に入ることが少ない」
ちょっと考えましたね。
一生懸命イベント情報を探しまわっている遠山さんのところにすら、イベント情報は事前に来ない。
ということは、探し回っていない人(=大多数の人)のところに、イベント情報が届くはずがありません。
食育イベントの主催者の方々は、このことに気づいているのでしょうか?
「食育のイベント開いたけど、人が来ないのよねえ。みんな食育に興味ないのかしら」
という主催者側のボヤキを聞くことがときどきあります。
食育に興味がないのではなく、そこでイベントをしていることを知らないから来ない。
食育に関心をもって情報を探している人でさえ、知らないのです。
なんか変だよね。
地元の新聞には、
「食育イベントが行われました」
という「事後」の記事が載る。
「やったー。新聞に載ったぞ」
って嬉しがってる場合じゃないんじゃね?
「情報を探し回っている人のところにさえ、情報が来ない」
問題はここです。
(人気爆発食育イベントをしている皆様には、ゴメンナサイ)
松宮園生です。
(前回←2007年4月16日 のあらすじ)
食料自給率が40パーセントの国、日本(※)。
ところが日本から海外に果物が輸出されています。
リンゴ1個が1万円で売られたりするってんだからビックリっすね。
(※)食料自給率といってもいろんな測り方があります。
代表的なのは
「カロリーベース」→この方式で計算すると、日本の食料自給率は40パーセントくらいになります。
「金額ベース」→この方式で計算すると、日本の食料自給率は70パーセントくらいになります。
くわしくはここをクリック→http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/report15/h15text1.pdf
(クリックすると農林水産省作成のPDFファイルが立ちあがります)
「金額ベース」で計算したらなんで数字が70パーセントになるのか?
単純にいうと、
* 国産品は高い=少し買っても、金額が跳ね上がる
* 輸入品は安い=たくさん買っても、そんなに金額は跳ね上がらない
ということです。
◆◆◆
日本の果物は海外でも人気が高い。
品質が非常によいのが評価されているそうで。
まず味ですが、日本の料理人が洗練された味を生みだすのと同様、日本の農家が作る果物は味が繊細だということでしょうね。
次に見た目ですが、日本の料理人が作る料理に美的センスがあるのと同様、日本の農家が作る果物は見た目にも美しいのでしょう。
こういうところに日本の実力を感じますね。
ヤマトダンヂとしては喜ばしいかぎり。
果物を海外に輸出している会社の社長さん(※※)に聞いてみたところ、こんなことを言ってました。
* 日本に来た外国人が、日本で食べた果物の味が忘れられず、帰国してから「日本の果物はうめえぞ」と口コミしてくれたりする
* 中近東では、日本の果物は「食べるダイヤモンド」と言われている
だそうです。
「食べるダイヤモンド」はちと大袈裟かもしれないけど、ま、ヤマトダンヂとしては、聞いて気持ちのよい話ではあります。
ざまーみろ(←何が?)。
輸出される日本の果物は品質が非常に良いため、当然、値段が高いです。
高級品になります。
そういう日本の果物を誰が食べているかというと、その国の富裕層が食べてます。
日本では高級果物はもっぱら贈答(ギフト)用になりますよね。
じつは、果物を贈答(ギフト)用に使う国は日本だけだそうです。
他の国には、そのような慣習はほとんどないとのことで、高級果物を買う人は、誰かに贈るためではなく、自分で食べるために買います。
では例えば日本のどんな果物が海外で人気かというと…。
■イチゴ
「あまおう」というブランドのイチゴ、よく見かけますよね?
アジアで人気だそうで。
2年前からアメリカにも輸出されています。
(ちなみに、日本はアメリカからケーキに使われるイチゴを輸入しています)
■カキ
アジアで人気。
旧正月によく売れるそうです。
■メロン
マスクメロンが中近東で人気だそうです。
石油価格の高騰であのへんはさらに裕福になりまして、
「もっといろんな果物をよこせ。他にもあるだろ」
と日本に言い始めています。
■リンゴ
「ふじ」は世界的に有名です。
ヨーロッパのスーパーマーケットには普通に置いてます。
「王林」「むつ」なども輸出されています。
■ユズ
21世紀に入り、アメリカの料理人のあいだでユズがよく使われるようになりました。
独特の香りが、彼らの料理創造力に火をつけたのでしょうか。
2003年に、ニューヨークタイムズでユズの流行についての記事が書かれたほどです。
◆◆◆
(※※)果物を海外に輸出している会社の社長さんが、社員を1人つれて中近東に出張したときの話をしましょう。
社長と社員は、ある富豪に誘われて彼のプライベート飛行機に乗っていました。
飛行機のなかで、3人は酒を飲み、すっかりできあがっていました。
ちなみに、イスラム教の中近東で飲酒は本来タブーですが、
「なにごとにも抜け道はあるものだ松宮君。ん?」
とその社長さんはうそぶいています。
まず、酔っぱらった社長さんが、そこにあったリンゴをつかんで言いました。
「リンゴが空を飛ぶのを見たくなったぞー」
なぜそんなものを見たくなったのか、酔っ払いの頭の中はナゾですが、まあとにかく、社長さんは搭乗口を勝手に開き、つかんでいたリンゴを外に投げたそうです。
「日本が世界に誇るリンゴだぞー」
次に、酔っぱらった社員が、
「社長それ、いいっすね!」
と叫び、そこにあったイチゴをつかみました。
「イチゴが空を飛ぶのを見たくなったですよー」
さっき社長さんが搭乗口を勝手に開いたわけですが、それがまだ開きっぱなしでした。
社員はつかんでいたイチゴを外に投げました。
「日本が世界に誇るイチゴだぞー」
最後に、酔っぱらった富豪が、そこにあった手榴弾をつかんで言いました。
「手榴弾が空を飛ぶのを見たくなったでごわす」
なぜ手榴弾がそこにあったのか、さすが中近東と言うべきか、まあとにかく、富豪は手榴弾を外に投げたそうです。
「わが国が世界に誇る手榴弾だぞー」
しばらくして、飛行機は小さな町に着陸しました。
そのころ、3人は酔いが醒めていたので、醒めついでに町を散歩することにしました。
少し歩くと、若者が頭を抱えて道端で屈みこんでいます。
どうしたのかと声をかけると、若者は言いました。
「さっき天からリンゴが落ちてきて、僕の頭に当たったんです。痛くて痛くて」
それを聞いて3人は困惑してしまいました。
「でもリンゴはおいしかった」
それを聞いて3人はほっとしました。
さらに歩くと、老婆が頭を抱えて道端で屈みこんでいました。
どうしたのかと尋ねると、老婆は答えました。
「さっき天からイチゴが降ってきて、わたしの頭に当たったのです。イチゴといえども痛い痛い」
3人は言葉の続きが出ませんでした。
「でもイチゴは美味だったですねえ」
それを聞いて3人はほっとしました。
さらに少し歩くと、道端で少年が腹を抱えて笑っているところに出会いました。
なぜ笑っているのかと聞くと、少年いわく、
「さっきオナラをしちゃったんだけど」少年はなんとか笑いをこらえながら答えました。「次の瞬間さー、後ろの建物が吹き飛んじゃって」
農業や田舎暮らしに興味のある方は是非のぞいてみてください。
「プチ農業スタイルを知的に応援するオンラインストア」
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松宮園生です。
ビジネスの世界で「VC」というと、一般的には
「ベンチャーキャピタル」のことを指します。
ベンチャーキャピタルとは、相撲で言うと、
タニマチのようなものです。
この言葉(VC)の使い方は例えばこんな感じです。
↓
仲間どうし集まって会社を起こす相談なんかをするときに、
「資本金どうする? VC入れる?」
「いいねえ」
こんなふうに使います。
では練習してみましょう。
さんはい。
(しねーよ)
食やヘルスケアの世界で「VC」といえば、お分かりでしょう、「ビタミンC」のことを指します。
ビタミンCはビタミンの中ではたぶん最も人気のあるビタミンですね。
2008年初場所の、ビタミン力士の人気番付。
横綱:ビタミンC(得意技:水溶性)
大関:ビタミンA(得意技:鳥目を防ぐ)
関脇:ビタミンD(得意技:カルシウムと相性バッチリ)
小結:ビタミンE(得意技:抗酸化力)
ミネラル力士の人気番付。
横綱:カルシウム(得意技:骨)
大関:鉄(得意技:血)
関脇:マグネシウム(得意技:疲労回復)
小結:亜鉛(得意技:味覚障害を防ぐ)
◆◆◆
一般にはあまり知られていませんが、横綱ビタミンC関にはかつて大物のタニマチがいました。
その名もライナス・ポーリング博士。
略して、ライポー。
ライポーは、20世紀における最も重要な化学者の一人です。
ノーベル賞を2回、取りました(化学賞と平和賞)。
そんなライポーが、ようやく幕内力士になったばかりのビタミンC関を、横綱に育てました。
彼は薬の代わりにビタミンCを大量に使って患者を治療するというワザに果敢にチャレンジしまして、聞くところによればめざましい成果をあげたそうです。
(これは、メガビタミン療法と呼ばれています)
それがもとでビタミンCもすっかり有名になりました。
ビタミンCは別名アスコルビン酸といいます。
サプリメント売場に行って
「アスコルビン酸ありますか」
と聞いてみて、店員さんが何のことやらチンプンカンプン(←死語?)な対応をしたら、その店員はモグリです。
↑
つっても
「アスコルビン酸ありますか」
って聞くのは、寿司屋で
「まずギョク握って」
ていうくらい、恥ずかしいかも。
◆◆◆
このブログに何度も登場する僕の師匠チイタッタ先生は、ライポーのシンパ(←死語)です。
なのですが…。
ライポーは2度もノーベル賞を受賞しました。
にも関わらず、ビタミンCに関しては科学者のあいだでライポーの評価は分かれています。
「ライポーは実験結果をでっち上げたんじゃねえの?」
そんな疑いもありまして。
チイタッタ先生にこの話をすると
「んなことあるわきゃねーだろ、ばっきゃろー。第1おめえよ、オレ自身がビタミンC使って白内障患者の治療をしてんだぜ。知ってるだろーが。つべこべ言わずにここの飲み代おまえ払えよ」
と、怒られついでに飲食代まで払わされます。
とはいえ、最近は反ライポー派の勢力が強くなってきたような気がしています。
こないだ、ある学会の集まりに潜入したら、医者の先生たちはみんな反ライポー派でした。
大丈夫か、ライポー?
ま、ライポーの評価が下がったとしても、いまとなっちゃ、横綱ビタミンC関の人気は変わらないだろうなあ。
健康をキーワードに活動している方は是非のぞいてみてください。
「21世紀の健康サービスがわかるオンラインストア」
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松宮園生です。
(前回←2007年12月29日 までのあらすじ)
繁栄にあぐらをかき、飽食をむさぼる先進国。
彼らに鉄槌を下すことにした全能の神様は、
「ウエルネス天国」
「メタボ地獄」
を作りました。
ストイックに生涯を全うしたらウエルネス天国行き。
飽食におぼれメタボのまま死んだらメタボ地獄行き。
このシリーズ(21世紀神様の悩み)は、そうしたちょっとすごく怖い時代を懸命に生きる人々を描く、壮大なヒューマン・ドラマです。
(そうだっけ?)
◆◆◆
機内アナウンス。
「皆様、当機はまもなくメタボ地獄国際空港に到着いたします。座席ベルトをしっかりとお締めください」
およそ30分後、ユナイテッド航空459便は目的地に着陸しました。
天使からメタボ地獄行きを宣言された「メタボ罪人たち」が、トボトボと降りてきます。
検疫所のところで、罪人のひとりが言いました。
「わて、さっきから気分が悪うて悪うて、かなわんのですわ」
検疫官が見ると、たしかにこの罪人は青い顔をしています。
すぐさま罪人は病院に移送され、精密検査を受けました。
メタボ罪人がはっと目をさますと、病室のベッドで横になっていました。
他には誰もいません。
精密検査はどうやら、終わったようです。
そのとき、傍らの電話が鳴りました。
「あなたの担当医の者です」電話の相手は言いました。「ご気分はいかがですか」
「まあまあでっしゃろか」
「検査の結果、あなたのドロドロ血液から正体不明のウィルスが見つかりました。たいへん伝染性の強いウィルスのようです」
「ウィルス? わ、わて、これからどないなりまんねん?」
「治療法を開発しなければなりません。しばらくその部屋に隔離させていただきます」
「そうでっか…」
「とはいえここはメタボ地獄ですので、事情にかかわらずあなたの食事制限を遅滞なく始めるよう、神様からの指示を受けております。担当の栄養士に代わりますので、そのままお待ちください」
「そうでっか…」
「もしもし」栄養士の声がしました。「担当栄養士の者です」
「毎度おおきに」
「さっそくですが、隔離されているあいだ、あなたの食事はピザとホットケーキに限定いたしますので、ご了解くださいね」
「ピザとホットケーキやて? なにやら、ジャンクでんなあ。メタボ対策ちゅう感じがしまへんなあ」
「仕方がないのです」栄養士は平然と答えました。「ドアの下から出せる料理といったら、それくらいしかここにはないものですから」
松宮園生です。
「ヒット食」つっても、健康食品の話です。
健康食品業界には
「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)
という業界用語があります。
ブーム=流行
バースト=瞬間的に炎上して、消滅してしまうこと
つまり
「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)
とは、
ある健康食品がパッと流行する
↓
勘違いした企業が我も我もとその健康食品を生産する
↓
流行がパッと消滅する、というか普通に戻る(売れなくなるわけではなく、バブルが弾けて普通に戻る)
↓
作りすぎた在庫を抱えた企業や、生産を増やすために設備投資をした企業が泣きをみる
てな感じのことを言います。
■例:納豆
「あるある大辞典」が番組終了となったあの納豆です。
■例:カテキン
お茶に含まれるあのカテキンです。
数年前にものすごく流行り、調子に乗って設備投資をした企業がいくつかありました。
現在、設備の多くは稼働していません。
■例:コエンザイムQ10
これもすっごく流行りましたね。
設備投資をした企業も少なからずありました。
「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)
は日本だけの現象ではなく、アメリカも同じです。
「日本人は飽きっぽい」
とよく言われますが、飽きっぽいのは日本人だけではないです。
アメリカの「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)の例としては、こんなのがあります。
* セント・ジョンズ・ウォート(ハーブ)
* エキナシア(ハーブ)
◆◆◆
このあいだ日本の健康食品業界の人々にヒアリングしたところ、
「今年はこんな食材がヒットしそうだ」
と考えている人が多かったです。
はたして予想は当たるか?
■ゼアキサンチン
カロテノイドの一種。
「目」関係の疾病予防効果が期待できるそうです。
緑黄色野菜とかに含まれているようです。
■チョークベリー(アロニア)
北アメリカ東部原産のベリー系果実。
ポリフェノール含有量が高い=抗酸化作用が期待されるそうです。
■ニーム
樹木の名前です。
樹皮・種子・実・葉それぞれ薬効があるそうです。
インドの伝承医学(アーユルベーダ)で用いられる素材。
メタボ改善効果が期待。
■トコトリエノール複合体
「トコトリエノール複合体」は「スーパービタミンE」と呼ばれることがあり、ビタミンEよりはるかに抗酸化力が強く、アンチエイジング方面でヒットしそうだとか。
パーム椰子(西アフリカ原産の樹木)の実にこれが豊富にあるようです。
■バコパ
インドの伝承医学(アーユルベーダ)で用いられるハーブだそうです。
記憶力・認知力向上が期待できるとか。
■フラックスシード(アマニ)
ゴマみたいな種子です。
* アルファリノレン酸(メタボ改善効果が期待)
* リグナン(ガン予防効果が期待)
を含んでいます。
↑
フラックスシード、ウチに沢山あります。
1トンもあるんです。笑っちゃいます。
なぜ1トンもあるかについては以下をクリック。
アマニ・ユニバース 前編 (2007年9月8日)
アマニ・ユニバース 後編 (2007年11月26日)
松宮園生です。
アメリカでは大統領選挙がいよいよ本格化してきました。
そこでナゾナゾです。
民主党のヒラリー・クリントンがもっとも嫌う日本の缶コーヒーは
何だと思いますか?
答はこちら。
↓
http://products.suntory.co.jp/softdrink/0000000001/0000000003.html
◆◆◆
話は変わって。
大晦日にこのブログで「フーデックス」という食の展覧会のことを書きました。
3月に幕張メッセで行われます。
お勧めイベントです。
アメリカで開かれる食の展覧会にはどんなものがあるかと言いますと、それはもう山のようにあるのですが、定期的に開かれているもので人気のあるやつをいくつかご紹介します。
日本からの訪問者もけっこういます。
それぞれそれなりにナカナカわりと面白いので、もしアメリカに旅行したいという方は、「食べる遊ぶ」に加えてこういうイベントも予定に入れたらよろしいのではござらんか。
■「All Things Organic」
無理やり翻訳すると→「有機(オーガニック)食品展覧会」てな感じ。
場所:シカゴ
日程:4/26 - 4/29
http://www.organicexpo.com/
■「American Bakery Expo」
翻訳すると→「ベーカリー(パンやケーキなど)展覧会」
場所:アトランティック・シティ
日程:9/21 - 9/23
http://www.americanbakeryexpo.com/
■「The Bar Show」
無理やり翻訳すると→「ナイトクラブ展覧会」てな感じ。
場所:ニューヨーク(松井選手のいるところ)
日程:6/22 - 6/23
http://www.newyorkbarshow.com/
■「Fancy Food Show」
無理やり翻訳すると→「ソニプラあたりで売れそな展覧会」みたいな。
洒落た食品やお菓子の展覧会です。
場所:サンディエゴ
日程:1/13 - 1/15 (もうすぐだ…)
http://www.specialtyfood.com/
■「Fresh Summit」
無理やり翻訳すると→「青果物ショー」
場所:オーランド
日程:10/24 - 10/27
正式ホームページは準備中のようです(今日現在)。
去年のはこちら→http://www.pma.com/freshsummit/
■「The Great American Dessert Expo」
無理やり翻訳すると→「全米デザート展覧会」てな感じ。
場所:アトランタ
日程: 4/7 - 4/8
http://www.dessertexpo.com/
■「Natural MarketPlace」
無理やり翻訳すると→「栄養食品ショー」みたいな感じです。
場所:ラス・ベガス
日程:7/17 - 7/19
正式ホームページは準備中のようです(今日現在)。
去年のはこちら→http://www.naturalproductsassoc.org/site/PageServer?pagename=th_home
■「Natural Products Expo」
翻訳すると→「自然食品展覧会」
ヘルシーな食品やサプリメント、美容やアンチエイジング食品、オーガニックなどがテーマです。
この展覧会は年に2回(春は西海岸で、秋は東海岸で)開かれます。
<春>
場所:アナハイム
日程:4/13 - 4/16
http://www.expowest.com/
<秋>
場所:ボストン(松坂投手のいるところ)
日程:10/15 - 10/18
http://www.expoeast.com/
■「United Fresh Tech」
無理やり翻訳すると→「野菜・果物ビジネスショー」になるかな。
場所:ラス・ベガス
日程:5/4 - 7
http://www.freshtech.org/
■Western Food Industry Exposition
無理やり翻訳すると→「フードサービス展覧会」。ちょっと訳語がダサイか。
レストラン関係の展覧会です。
食材のほか、食器なんかも見れます。
場所:ラス・ベガス
日程:10/5 - 10/7
正式ホームページは準備中のようです(今日現在)。
去年のはこちら→http://www.foodexpowest.com
◆◆◆
…なんてエラソに書いてますが、僕自身行ったことないのもいろいろあります。
「松宮さぁん。あなたの旅費と宿泊費を出してさしあげますわよ、展覧会に来て通訳してもらえないかしら」
というスポンサーの方、募集してます(笑)。
↑
マジだったりして。
松宮園生です。
(前回までのあらすじ)
畑の隣にレストランを作ってさ、自分の畑でとれた
作物をそこで美味しく料理して出せたらいいよね。
そんな夢を持つ若い農家はけっこう大勢いる
んじゃないかな。
ただしそうするためには農家にレシピを考える
力がほしい。
料理技術じゃなくてレシピ開発力だ。
料理技術じゃない。ダイコンのかつらむきは下手でもいい。
しかしレシピ開発力はほしい。
自分の畑でとれたダイコンをどうやったら一番美味しく食べられるのか、を考える能力は必要だ。
「レシピ開発力」を身につけるにはどうしたらいいか、そういう講座を作りたいよね。
…農業コンサルタントの葉竹乃木夫さんからそんなことを言われ、レシピ開発力ゼロの松宮園生が素人調査を始めました。
そうはいっても。
◆◆◆
独立する前の僕は、テケテケ商事という食品の貿易会社に勤めていました。
(テケテケ商事の社内の地味な雰囲気を知りたい方はこちら→「食品業界のヒーロー?」2007年4月26日)
そのテケテケ商事の後輩社員にこんなヤツがいました。
↓↓↓
「松宮さん、ちょっと相談が」
「おう、なんでえ」
「おれ、農業やりたいんスけど」
「おう、いいじゃねえか。やりねえ、やりねえ」
「いや、そういう意味じゃなくて。会社で農業をやらせてほしいんス」
「会社でか」
「個人で商売するんじゃなくて、会社でビジネスとしてやりたいんス」
「商売じゃのうて、ビジネスとしてやりてえとな。ふうむ。こいつ、大きく出おったな」
「貿易会社が農業するのはヘンですか」
「うんにゃ。んなこたあ、ねえだろ。貿易会社つっても、食に関係してるわけだしなあ」
「ああよかった、そう言っていただいて」
「それにしても、おめえ、バブル崩壊したあとの不景気で世の中が縮こまっているとき(※)によお、新しいことに挑戦したいっつうその心意気、じつに感心感心。しかもそれが農業っつうんだから、感無量だねえ」
「松宮さん、泣いてるんスか」
「ばーろー。泣くもんけえ。タマネギが目にしみたのよ」
「タマネギ? どこにあるんスか」
「るせえ。やかましいわ。…それよりおめえ、農業してえっつう話は分かったがよう、会社でやりてえなら、新しくそういう部署を作らにゃなるめえよ。いまはそんな部署は社内にねえしなあ」
「ですよねえ。どうしたらいいですか」
「そりゃおめえ、こうすんだよ。まずは事業計画つうものをこしらえるだろ。次にそれをな、役員会議でプレゼンするわけよ」
「役員会議」
「そのときに、新しい部署を作ってもらうように働きかけるのよ」
「なるほど」
「それで社長がウンと言ったら、すかさず新しい部署のリーダーにあめえが立候補しやがれ。そしたら、そのチームはおめえのもんだい」
「分かりました。じゃあさっそく事業計画を作らなきゃ」
「そうよ。やりねえ、やりねえ。だが真剣に作れよ。生半可な計画書じゃ役員会議にさえ出せねえぞ」
「じゃあ、よろしくお願いします。待ってますから」
「よっしゃ分かった。…じゃなくて、ナヌ?(←死語) 待ってますって、どういうこった」
「いやその。おれには事業計画なんて作れませんし。ここはひとつ、松宮さんに作っていただこうと…」
「ばーろー。なに言ってやんでえ。おめえのビジネスなんだからおめえが自分で作りやがれ」
「とほほ、やはりそうですか」
「たりめーだろ。作りかたは教えてやっからよ」
「あ、ありがとうございます」
「ときに腹が減ったな。まだ12時にゃあなっていねえが、ちょっくら早飯どうだい? 店(飲食店)がOLで混まねえうちによう」
「おれはいいっス。サプリと、売れ残ったニュートリション・バーを食べますんで」
「ナヌ? 大事な昼メシなのにそんなんでいいのか? ま、会社の売れ残り商品を食べるっつうのは、テケテケ商事ならではのことではあるが」
「おれ、いままで隠してたんですけど…」
「なんでえ」
「あんまし食べるものに興味ないんすよ。昼メシが楽しみ、とかいうのも全然なくて。スミマセン」
「食べるものに興味ないんか」
「農業にはすっごく興味あるんすけどね。それ系のボランティア活動なんかにも参加してるんですが」
「農業には興味あるが、食べものには興味ねえ、とな?」
「体を維持するのに食べなきゃいけないんで、仕方なく食べます。だからサプリとニュートリション・バーでじゅうぶんなんですよ」
「ふーん」
「美味しいものを食べたい、という欲望とかは持ってないんです」
「ふーん」
「面白くないやつでしょ、スミマセン。これカミングアウトすると、怒る人がいたりするんで、なるべく言わないようにしてるんですが…」
「ま、テケテケ商事は食の会社だからなあ。社員からそういうセリフが出るのは残念ではある」
「スミマセン。でもそれが本音なんです。だから今の部署の仕事にも興味湧かなくて。農業の部署がほしいというのもそれが理由のひとつなんですが」
「ふーん。てことは、料理にも興味はねえってことかい」
「料理にも興味ないっス」
「味覚障害か?」
「そんなわけでもないんスけど…。味は分かるんス。味のいいものを食べたら、そのときはウマイと思いますし、まずいものを食べたら、まずいと感じます」
「ふーん」
「でもいつもウマイものを食べたいとは思わないし、自分で作りたいとも思わないス」
「ふーん」
「でも松宮さん、おれみたいな人間、けっこういますよ」
「ふーん、そうかい」
会話はそこで途切れました。
何となく白けたというか。
(※)この会話は、今から8年ほど前に交わされたものです。
◆◆◆
この後輩社員との会話は今でも記憶に残っています。
農業をやりたいと言いながら、食そのものには興味が薄い。
自然とのふれあいとか、ゆっくり流れる時間とか、汗を流してもの作りをすることとか、そういう方面に憧れたりするけど、食そのものには関心が薄い。
こういうタイプって、多いのかな、少ないのかな…?
農家さん向けにレシピ開発力養成講座とか開いても、受けに来るのかな…?
不安が募る松宮なのでありました。
松宮園生です。
(前回・前々回についてはここをクリック)
「目指せ食育講師 その1」(2007年9月4日)
「目指せ食育講師 その2」(2007年9月22日)
◆◆◆
松宮園生はエラソーに日本食育大学の准教授をやって
エラソーに能書きたれてますが、
自分で子ども向け食育教室を開いたことは一度もねェす。
こういうのを、
「バウムクーヘン野郎」
といいます。
日本食育大学出版から出ている
「オールジャパン食育大辞典 2007年版」
によると、
「バウムクーヘン野郎」
はこう説明されています。
↓↓↓
(引用はじめ)
農業を始める決心もついていないのに農業のことを嗅ぎまわり、耳年増になっている人。
バウムクーヘンが中心部に何もなく、外側(周辺部)が豊かな状態になっているところから来た言葉。
2003年に農業コンサルタントの葉竹乃木夫という人物(1955?)が松宮園生(P.882を参照)を皮肉ったのが語源とされる。
なぜ「ドーナツ野郎」と言わないのかについては、まだ解明されていない。
というか、誰も解明しようとしていない。
(引用おわり)
ここに書いてあるように、もともとは「農業の耳年増」を意味する言葉でした。
でも最近はいろんな使われ方がされています。
(例)
* グルメなんだけど、料理できない
* 環境問題に詳しいんだけど、自分ではゴミの分別をしない
* 「野菜は有機にかぎるわよね」といいながら、買ってきたキャベツに青虫がいたら卒倒する
* 「男は外見でもないし経済力でもないわよ、中身が大事」といいながら、結局金持ちと結婚する
↑
これ全部、「バウムクーヘン野郎」扱いです。
あ、最後の例は違うかもしれませんね。
それに彼女、きっとこういう弁解をするでしょう。
「あら、彼は立派な人よ。わたしは彼の内面に魅かれたの。たまたま金持ちだっただけ」
はい、そうですか。
キレないうちに話を戻します。
子ども向け食育教室を開いた経験がないのを日頃から気にしている松宮准教授。
「バウムクーヘン野郎」からの脱却を目指し、練習をはじめました。
練習?
そうです。練習です。
日本食育大学には、
「食育教室シミュレーション・ゲーム」
という教材があります。
あの食育ロボット「アンドリュー77」の生みの親、天才ロバート・シトピッチャン教授が開発したものです。
松宮准教授はその教材DVDをこっそり持ち出し、誰も見ていないところで練習していたのでした。
食育ロボット「アンドリュー77」についてはここをクリック。
「食育ロボ発進! 前編」(2007年11月23日)
「食育ロボ発進! 後編」(2007年12月3日)
◆◆◆
その「食育教室シミュレーション・ゲーム」のワンシーン。
レベル4まで何とかクリアし、レベル5に進みました。
レベル5は上級編です。
難易度の高い「クジラ」をテーマにした教室に、いよいよ挑戦する松宮准教授。
対象は、小学校5年生です。
松宮准教授と児童との会話が始まりました。
松宮 「クジラを食べたことある人、手をあげて」
児童 「はーい」(大勢が手をあげます)
松宮 「クジラの肉、好き?」
好き、という声と、嫌い、という声が混ざります。
松宮 「みんなは日本人だよね。日本人はクジラを食べます。でもね、世界にはクジラを食べるのに反対している人もいます」
児童 「先生」
松宮 「はい、内田君」
児童 「クジラは人間を食べないんですか」
松宮 「クジラはプランクトンを食べてます。肉食じゃないので、人間を食べることはありません」
児童 「それはシロナガスクジラでしょ。マッコウクジラは肉食じゃん。大王イカとか食べてるよ」
松宮 (知ったかぶりしやがってこのガキ、と思いながら顔は笑って)「内田君、クジラに詳しいね」
児童 「僕の機嫌はとらなくていいからさ、質問に答えてよ」
松宮 (チョークをボキボキ折りながら)「あのね、マッコウクジラはたしかに肉食だけど、人間は食べないよ。だって、人間はふだん陸にいるし、クジラはふだん海にいるからね」
児童 「でも人間はクジラを食べるんだろ? クジラも人間を食べるかもしれないじゃん」
松宮 (怒りをこらえて)「クジラを捕まえようとした漁師が海に落ちたりして、たまたまその漁師をクジラが飲みこむことはあったかもしれないね。それはでも、食べたというのとは違うと思うよ」
児童 「先生」
松宮 「なんですか、学級委員の中島さん」
児童 「わたし、内田君は先生をからかって喜んでるだけだと思います。無視して先に進めてください」
松宮 「そ、そうですね。では授業を進めます。世界にはクジラを食べるのに反対している人もいます」
児童 「先生」
松宮 「なんですか、内田君」
児童 「クジラは人間を食べるよ」
松宮 「内田君さ、その話はあとでいいかな?」
児童 「だって山根君のお父さん、マッコウクジラに食べられたんだ」
静まり返る教室。
松宮 「や、山根君。本当なの?」
児童 「先生」
松宮 「はい、中島さん?」
児童 「山根君はいません」
松宮 「今日は欠席ですか」
児童 「ていうか、このクラスには山根って人、いませんけど」
松宮 (赤面して)「あ、そうでしたね。…内田君、山根君ってだれですか?」
児童 「4年3組の山根君です。僕の親友です。山根君のお父さんはクジラに食べられたんだよ。飲みこんだんじゃなくて、ムシャムシャと食べたんだ」
児童 「先生。内田君の言ってることは嘘だと思います」
児童 「嘘じゃないよ中島さん。本当なんだってば」
児童 「証拠でもあんの、内田君?」
児童 「ないけどさ…」
松宮 「内田君。この話はまた今度にしようよ。先生、授業を進めていいかな」
児童 「でも本当なんだ。山根君のお父さん、クジラに食べられたんだ。おれ、いつか天国に行ったら、山根君のお父さんに確認して先生に知らせるよ」
松宮 「天国って、内田君、ずいぶん先の話なのに、もう天国のことを考えているんだね。ま、天国に行きたいんだったら、悪い人にならないように気をつけないとね」
児童 「うん、気をつけるよ」
児童 「先生」
松宮 「はい、中島さん?」
児童 「内田君が天国に行ったとしても、相手はそうじゃない場合もあると思います」
松宮 「それはそうですね。…内田君、山根君のお父さんは天国に行ったと思う?」
児童 「えっと、あ、そいえば、もしかしたらちょっと大酒飲みだったから、天国には行けてないかなあ」
児童 「相手が地獄に行ってたら、残念だけど会えないわね」
児童 「うん。会えないかもしれない」
児童 「そのときはどうするの?」
児童 (ニッコリ笑って)「うん。そのときは松宮先生に確認してもらうから」
松宮 「えっ、僕?」
児童 「先生、よろしくお願いします」
児童 (立ちあがり)「学級委員のわたしからも、お願いします」
児童全員 (大声で)「よろしくお願いしまーす」
画面が真っ暗になり、「 GAME OVER 」という言葉が大きく浮き上がりました。
松宮園生です。
題名の「成りあがりトラクター」というのは、
2年前に立ちあげた農業ホームページの
名前です。
1年ほどやって止めてしまいました。
どんなサイトで、どんな理由で止めたのかは
別の機会に書くとして、この名前、なんとなく
愛着があるので使ってみました。
深い意味はございません。
(「成りあがりトラクター その1」←2007年10月10日 はここをクリック)
◆◆◆
ところで。
日米ともに個人個人ではさまざまな人がいてバラエティに富んでて、
「日本人はこうだ」
「メリケン(=アメリカ人のこと。松宮用語です)はこうだ」
なんて決めつけるのは難しい。
しかし平均的日本人と平均的メリケンとを比べると、こと
「商売っ気があるかないか」
という点では平均的メリケンのほうが商売っ気があるように思います。
どちらが正しいとか勝っているという意味ではなく、単に経済活動に対する構え方が違う。
■平均的日本人
精神的な豊かさを大切にする国民性でしょうか、経済活動をケイベツする傾向があります。
「稼ぐ」とか「金儲け」とかの言葉にネガティブなイメージがあるのがそれを象徴しています。
ちょっと極端な言い方をすると、
「稼いだ=なにか正当ではない手段で不労所得を得た」
「金儲けをした=自分が利益を得た=代わりに誰かが不幸になった」
ようなイメージがつきまとっています。
平均的日本人は「不労所得」をよしとしないところがあり、真面目にコツコツ働くことが美徳と思われたりします。
日本の貿易黒字が大きいのはその表れです。
「誰かを不幸にしないと自分が利益を得られない」
これは「ゼロ・サム・ゲーム」と呼ばれます。
一方の利益(プラス)と他方の損失(マイナス)を足すとゼロになる状況が「ゼロ・サム・ゲーム」です。
平均的日本人は、経済=ゼロ・サム・ゲーム だと無意識に感じているような気がします。
日本の義務教育では「お金の稼ぎ方」を学ばせてくれません。
なぜなら、お金を稼ぐことは決して「人として立派なこと」ではないと考えられているからです。
ところが、社会人になったら急に「お金を稼げ」と会社や上司から言われ尻を叩かれるので参りますね。
僕自身、そのギャップに戸惑った1人です。(←ただ学生時代に遊んでただけだろ)
■平均的メリケン
「不労所得」というと、たとえば不動産を貸して賃貸収入を得たり、株式相場や商品相場で利益をあげたり、特許権収入や著作権収入を得ることを言いますが、平均的メリケンはこの「不労所得」に対する抵抗がありません。
アメリカの貿易収支は巨額の赤字なのに、資本収支が巨額のプラスになっているのはその表れです。
「金儲け」を英語にすると money-making (マネーメイキング)になります。
使い方にもよりますが、普通、この言葉にはネガティブなイメージはあまりありません。
商品やサービスを提供し、相手に満足してもらい、その正当な対価としてお金を受け取る、くらいの意味です。
「相手が満足し、自分が対価を受け取る」
これは「ゼロ・サム・ゲーム」ではありません。
両者とも、なにかを得ているからです。
平均的メリケンは、経済=ゼロ・サム・ゲーム だと思っていません。
ですので、物質的豊かさを求めることに何の罪悪感も持っていません。
他の国は分かりませんが、英米では早くから「お金の稼ぎ方」を学びます。
で、日本みたいな新人研修をしなくても、ごく自然にビジネスマンになってゆきます。
医者なんかもお金の稼ぎ方がしっかり身についてて、このブログによく登場するチイタッタ先生も、人気のある医者であると同時にしっかりビジネスマンです。
「ルールを守ってお金を稼ぐこと」は善とされています。
「お金の話をすること」は職業にかかわらず善とされています。
多くの場合、成功した事業家は社会の尊敬を受けます。
くりかえしになりますが、どちらが正しいとか勝っているという意味ではなく、単に経済活動に対する構え方が違うわけです。
◆◆◆
お金(経済活動)に対する両国の構え方の違いは、農業をみているとよく分かります。
例えば産地直売所(英語でいうとファーマーズ・マーケット)。
■日本の産地直売所
(といっても産地直売所にも優劣いろいろありますので、平均的な話をします)
僕の知るかぎり、多くの産地直売所は本質的にはただの「商品置場」です。
倉庫みたいなものです。
農家さんは並べたいものをテキトーに並べ、隣近所と価格競争をしながら、顧客が買いにくるのを待っています。
「直売だから、きっと商品の品質がいいに違いない」
なんとなくそう思っている顧客を、ただ無造作に待っているわけです。
とはいえ、「努力して大きく稼ごう」とは思っていません。
その証拠に、高く売ろうとはせず、あっさり値下げします。
値下げしてなにが悪いの? と言われそうですが、いえ、べつに悪くはありません。
農家さんも、安く販売してお客さんが喜んで、まあいっかと思って家に帰るのですから。
「自分は利益を度外視してこの作物を作っている。食べてくれる人たちに喜んでほしいから」
みたいなセリフもよく聞きます。
で、あとで「産直は儲からねえ」とブツブツ文句を言う。
世間や政治に文句を言う。
■アメリカのファーマーズ・マーケット
(これも平均的な話をします)
アメリカのファーマーズ・マーケットは多くの場合「ビジネス」です。
* 商品の魅力を表現するにはどうディスプレイしたらよいか
* より多くの人に来てもらうにはどうPRしたらよいか
つまり「マーケティング」を真剣にやっています。
会場のたたずまいなんかも懸命に工夫しています。
セールストークも練習しています。
出店農家が協力して共同プロモーションなんかもよくやってます。
アンケートなども何度も行い、顧客がなにを望んでいるのかを調べています。
楽しさを演出するイベントもいろいろ企画しています。
「自分は利益を度外視してこの作物を作っている。食べてくれる人たちに喜んでほしいから」
なんて考え方はまったくありません。
「食べてくれる人が喜んでくれたなら、利益を得るのは当然」
と思っています。
てゆうかむしろ、
「利益は、食べてくれる人が喜んだ証拠」
だと考えています。
「良いものを安く」とは考えていません。
「良いものは高く」と考えています。←ここが日本と大きく違うところです。
これも、日米どちらが正しいとか勝っているという意味ではなく、単に経済活動に対する構え方が違うわけです。
アメリカのファーマーズ・マーケットについては以下をクリック
「農業コンチネンタル その1 入門編」 (2007年4月28日)
◆◆◆
とはいえ、なんとなく「メリケン礼賛」みたいな文章になってしまいましたね。
あー恥ずかし。
いえ、決してメリケン農業のほうがいいというわけではないのですが、こと「商売」という意味ではメリケンのほうが徹底しています。
それだけの話です。
逆に、メリケン農業にはなくて日本の農業にあるものがあります。
「熱意」というやつです。
メリケン農家さんはビジネスマンですので、農業をビジネスとしてやっています。
日本は必ずしもそうではありません。
日本の農家さんにとって農業は人生哲学みたいなところがあって、
* 文化
* 伝統
* 生きかた
* 収入源
この4者が人それぞれの割合で絡みあっています。
ですので、日本には「農業を熱く語るオニイサン」が大勢います。
「農業を熱く語る集会」なんかもよく開かれます。
メリケン農家が農業を熱く語るのはあまり聞いたことがありません。
金儲けの計画を熱く語る農家はいますが。
↑
「金儲けの計画を熱く語る農家」
と聞いて
(なんかヤな人だなあ)
と感じたあなたは、ヤマトダマシイ度、高いです。
この話、今回はここまで。
農業や田舎暮らしに興味のある方は是非のぞいてみてください。
「プチ農業スタイルを知的に応援するオンラインストア」
http://astore.amazon.co.jp/agriwellness-22
松宮園生です。
(前回←2007年11月30日 までのあらすじ)
ザイオン共和国。
モーフィアス大統領の強力な独裁のもと、
* 食育軍隊
* 食育秘密警察
* 食育至上主義による教育制度
が整えられ、食育大国としての地位を着々と築きつつありました。
ザイオン共和国のあらましについてはここをクリック。
「食育至上主義人民共和国 その1」 (2007年10月25日)
◆◆◆
そんなザイオン共和国の、ある秘密の部屋。
キャメロン・ディアス似の女と、松宮園生が、なにかプレイをしています。
「あなた、JAS有機の定義、ちゃんと言えないんですって」
「う…」
「おまけに、アオリイカとヤリイカの区別がつかないんですってね」
「ぐぐ…」
よろける松宮園生。
壁にしがみつき、倒れそうな体を支えます。
「そんなんで日本食育大学の准教授だっての? 笑っちゃうわね」
追い討ちをかけるような言葉に、松宮はついに倒れこんでしまいました。
「なにやってんの」女は言いました。「立ちなさい」
「た、立てません」
「そんなことで立てなくて、どうすんの」
しかし松宮の目はさっきからぐるぐる回っていました。
◆◆◆
話は数か月前にさかのぼります。
ザイオン共和国が食育大国になってゆくにしたがい、国民のあいだでストレスが蔓延してきました。
* 早寝早起き
* 朝ごはんをしっかりと
* 「いただきます」「ごちそうさま」を心をこめて言い
* 食についての勉強を怠らない
* 地産地消を心がけ
* 料理は手作りが基本
* 家族団らんをしっかり守る
この「掟」はザイオン共和国の憲法となり、背いた者は矯正施設に送られました。
ところがです。
こんな生活を毎日続けて幸せな人の数は、じっさいは国民の5パーセントくらいでした(※)。
逆に、この生活に逆らって矯正施設に送られる人(※※)の数も5パーセントくらいいました。
残り90パーセントの人々は、
「なんだかなあ」
と思いながら政府の指導に従っていたのでした。
そのストレスが徐々にたまってきて、だいぶ疲れてきたのです。
ちょっとしたことで、心身喪失するようになりました。
(※)業界では「昭和な人々」と呼ばれています。
(※※)「朝ごはんラプソディ」(2007年12月11日)を参照ください。
「食育いじめ」も横行しました。
「食育いじめ」とは、上手に食育できていない人を言葉でいじめることです。
* 朝ごはんを食べない人をからかう
* 「いただきます」「ごちそうさま」をよく忘れる人をからかう
* 食の知識が足らない人をからかう
* 地産地消のできない人をからかう
* 料理の下手な人をからかう
* 家族団らんのできない家族をからかう
(例)
いじめっ子「やーい、おまえ今朝、中国からの輸入野菜を食べたんだって?」
いじめられっ子、わなわなと震えだし、その場にへたり込む。
こんな感じです。
からかわれた人は、すぐに心身喪失し、その場で気を失ったりしました。
試しにあたなもザイオン共和国に行き、そのへんを歩いている人にこう言ってごらんなさい。
「おまえさん、ザイオン共和国の国民のくせに3大栄養素ってなにか言えないんですって?」
その人はショックのあまり、その場で倒れこむことでしょう。
先月は「食育いじめ」による死亡事件が発生しました。
心身喪失が高じて、心臓発作を起こしたのです。
ここに来てザイオン共和国政府は「食育いじめ」を禁止し、いじめの加害者は矯正施設に送られることになりました。
どうなる、ザイオン共和国?
◆◆◆
話はプレイの場面に戻ります。
やっとのことで起きあがった松宮。
その松宮に対し、キャメロン・ディアスの攻撃は続きます。「あなた、こないだまでアボカドのことを、『カ』に点点をつけてアボガドって言ってたでしょ」
「うぐぐ」松宮は両手と膝をつき、口から泡を吹きました。
女は肩をすくめました。
「だめね。…今日のレッスンはここまでにしましょう。これ以上はちょっと無理みたいだし」
松宮は大きく息をしながら再び立ちあがりました。
「まだまだ」と、松宮。「教官あんた、バターじゃなくてマーガリン派だったんだってな。トランス脂肪酸のことを聞いて腰を抜かしたらしいじゃん」
今度は女のほうがよろけました。
「へへへ、やったぜ」矢吹ジョーの口調をマネる松宮(←昭和か)。「いまのは効いたろ」
しかし彼女はよろけはしたものの、踏みとどまりました。
ニコ、と愛らしく微笑むと、こう返しました。「でもあなたは、日本食育大学の准教授のくせに料理ができないんですってね」
これは効きました。
松宮の体は勢いがなくなったコマのように不格好に回転し、ばったり倒れてしまいました。
ここは食育秘密警察の訓練施設。
この国でも殺し屋の訓練は厳しいのであります。
松宮園生です。
(前回までのあらすじ)
自慢じゃないけど料理が苦手です。
「食育好きに料理好きはおらん」
と明治時代に石塚左玄が言ったとか
言わなかったとか。
(石塚左玄 ←「食育」という言葉の
発明者です)
そんな僕にとって、
「レシピを考えることのできる人」
は尊敬の的です。
僕にはレシピを考えることなんて、
とてもとてもできません。
ところが、そんな僕が農業コンサルタント
の葉竹乃木夫さんからこんなことを
言われました。
↓↓↓
なあ松宮、畑の隣にレストランを作ってさ、自分の畑でとれた作物をそこで美味しく料理して出せたらいいよな。
そんな夢を持つ若い農家はけっこう大勢いるんじゃないか?
ただしそうするためには農家にレシピを考える力がほしい。
料理技術じゃなくてレシピ開発力だ。
料理技術じゃない。ダイコンのかつらむきは下手でもいい。
しかしレシピ開発力はほしい。自分の畑でとれたダイコンをどうやったら一番美味しく食べられるのか、を考える能力は必要だ。
忙しい農家が「レシピ開発力」を「てっとり早く」身につけるにはどうしたらいいか、そういう講座を作りたい。
てゆうか松宮、お前、作れ。
そんなこと言われても、ねえ。
◆◆◆
「農家向けのレシピ開発力講座」というのがこのシリーズの本来のテーマですけど、今回はちょっと道草(←死語)をしましょう。
受験生をお持ちのお母さん。
そんなお母さんに相談されている食育通のアナタ。
受験生にどんな食事を出してあげたらいいか、お悩みではありませんか?
そんなときのレシピとは?
題して「試験に出る食育」。
略して「デルショク」。
ん? 違うか。
試験に出るわけじゃねえもんな。
訂正します。
略して「シケショク」。
違うな…。
これでは不味い食事という意味になってまう。
訂正します。
題して「一発合格への食育」。
略して「ヘノショク」。
まーいっか。
これでいこう。
今回は、「ヘノショク」特集です。
つっても僕にはレシピは書けませんので、
「受験対策用のレシピ本が世の中にどれくらい出版されているのか」
を調べてみました。
ご紹介します。
◆◆◆
(敬称略。タイプごとに新しい順に並べています)
<食育・栄養士タイプ。特徴:読みやすさと分かりやすさを重視>
「合格への食卓 中学受験をのりきるメソッド+レシピ71」
By 飯野 耀子
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4594055443
「受験食―中学入試!合格レシピ」
By こばた てるみ
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4770411294
「パパッと塾弁 (講談社のお料理BOOK)」
By 上田 淳子
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4062783703
「受験生の頭とカラダによい食事メニュー」
By オフィス・ザ・パレット
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4413008413
「塾前ごはん 塾後ごはん―受験対策は食で決まり!」
By 森野 眞由美
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4391132095
「合格!受験生べんとう―子どもの「脳の力」を120%引き出す合格料理」
From 主婦の友社
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4072393916
「受験生のための合格レシピ」
By 竹内 冨貴子
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4569617514
「合格をいただきます―中学受験」
By 竹内 冨貴子
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4895248917
<医学タイプ。特徴:エビデンス(科学的根拠)を重視>
「『食とサプリ』で偏差値アップ―高校・大学合格も親次第!!」
By 大谷 勝
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4478970637
「子どもを勝ち組にする食事学―お受験&スポーツ 集中力・記憶力をぐんと高める完璧レシピ」
By 佐藤 章夫
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4072363529
「受験生のための頭が良くなる食材と料理―脳を活性化する合格レシピと50のアドバイス」
By 福田 千晶, 伊藤 玲子
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4522420498
「合格!受験生レシピ―子どもの「脳の力」を120%引き出す合格料理150」
By 中川 八郎
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4072347035
<ドラゴン桜タイプ。特徴:受験テクニック満載?>
「『合格食』バンザイ!―Wセミナー成川式必勝のレシピ!」
By 成川 豊彦
http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4087831051
できる範囲で調べてみたらこれくらいありました。
◆◆◆
というわけで。
受験生のお母さん、頑張ってください!
ところで、僕が准教授をしているという設定の架空の大学、「日本食育大学」。
日本食育大学がどんな入試問題を出すかを知りたい方はこちら。
↓
「食育大学入試 模擬試験」 (2007年12月22日)
「続 食育大学入試 模擬試験」 (2007年12月25日)
皆様、明けましておめでとうございます。
いまどきアメリカかぶれになっているのが
ちょっと恥ずかしい食育オタク、
松宮園生です。
(じつはこの瞬間、アメリカ西海岸はまだ
2007年ですけど…。あと数時間です)
◆◆◆
これまでベジタリアンの合コンに2度ほど
誘われたことがあるのですが、集まって
いるやつらはいったいどこで出会っている
のか、最近まで謎でした。
(1回目の合コンの詳細はここを
クリック→「ベジタリアン・ババア」))
(2回目の合コンの詳細はここをク
リック→「萌えトマト」)
ところが見つけましたよ、おかみさん。
ベジタリアン専門の出会い系サイト。
これだ。
ここで知り合っていたのです、やつらは。
「グリーン・シングルス」
http://www.greensingles.com/
「ベジ・ラブ」
http://www.veggielove.com/
「エシカル・シングルス」
http://www.ethicalsingles.com/
最初の2つは、創立者が同じです。
* 1番目が「ゆるいベジタリアン」向けラブラブサイト
* 2番目が「気合ベジタリアン」向けラブラブサイト
となっているようです。
最後のやつは、ベジタリアンというより、
「動物愛護+環境保護」
の方々の出会い系サイトのようです。
日本語でいうと「出会い系サービス」ですが、英語では「マッチング・サービス」と呼ばれています。
日本でもビジネスの場面ではよく「マッチング・サービス」という言葉が使われていますね。
* 人と人が出会う(要は、恋人探しみたいなもの)
* 人と企業が出会う(人材派遣とか人材紹介とかですね)
* 企業と企業とが出会う(日本だとたとえば商工会議所なんかがそういうサイトをやってます)
これ全部、「マッチング・サービス」でありんす。
さて、その「恋人探し」ですけど、アメリカの人はおおっぴらに「恋人を募集」することにあまり抵抗がないみたいです。
フツーの新聞に「恋人探し」のコーナーがありまして、たとえばこんな自己PRと募集コピーが平気でサワヤカに書かれています。
* 44歳。女性。ITエンジニア。オレゴン州ユーレカ在住。筋肉隆々の男性を求めています。
* 36歳。男性。教師。マサチューセッツ州ネイティック在住。自分で言うのもなんだけど、かなりセクシーです。細身で背の高い女性を募集中。
* 70歳。女性。マイアミ・ビーチ在住。金銭には余裕があります。健康です。恋人は年下なら誰でもかまいません。
* 29歳。男性。ハーブ農園経営。UCLA卒。カリフォルニア州オークランド在住。年齢・性別問いません。
* 10歳。女性。ネブラスカ州在住。ハーマイオニーに似てます。そっと見守ってくれる人がいいです。
というわけで、
「なんだったら、アメリカ人のベジタリアンとおつきあいしてみようかしら」
「そうすっか!」
と思う老若男女は、登録するのも一興かも。
けっこう、素性のしっかりしたサイトのようですし。
(お勧めしてどうすんだ)
◆◆◆
では、今年もよろしくお願いいたします。