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2008.01.31 09:11

食育 BOOK 大戦 その3

松宮園生です。

食育 BOOK 大戦がひそかに繰り広げられています。
* ザイオン共和国を中心とした「共和国軍」
* ザイオン共和国の圧政に抵抗する「連邦軍」
との熱き戦いです。
(ザイオン共和国については→ 「食育至上主義人民共和国」 2007年10月25日)

「その1」では、朝食の是非をめぐる太平洋戦線の様子を、お伝えしました。
「その2」では、肉食の是非をめぐる大西洋戦線の模様を、お伝えしました。

今回は、インド洋の戦況をお伝えいたします。

 

◆◆◆

 

インド洋では戦いのテーマはさまざまです。

■西のマダガスカル島付近では、カフェインをめぐって争われています。

<共和国軍>



<連邦軍>

 

■東のオーストラリア付近では牛乳をめぐって争われています。

<共和国軍>

 

<連邦軍>

 

(よく見ると最後に「?」がついてるけど…)

 

■南極付近では水をめぐる争いです。

<共和国軍>

 

<連邦軍>

 

◆◆◆

 

戦いがあまりに激しいので、国連の安全保障理事会ではこんな宣言が出ました。

 

 

(このシリーズ、これで終わりです)

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2008.01.29 15:34

食育 BOOK 大戦 その2

松宮園生です。

前回のあらすじ)
食育 BOOK 大戦がひそかに繰り広げられています。
* ザイオン共和国を中心とした「共和国軍」
* ザイオン共和国の圧政に抵抗する「連邦軍」
との熱き戦いです。
(ザイオン共和国については→ 「食育至上主義人民共和国」 2007年10月25日)

その戦況をテキトーに中継いたします。

◆◆◆

今回は肉食の是非をめぐって混沌としている大西洋戦線。
大西洋戦線の戦況はこんな感じです。

<共和国軍>
トラファルガー将軍が出陣している第1艦隊。
素早い動きと真っ赤な軍服から「赤い電撃」の異名をとっています。
北大西洋に展開中。

 

 

<連邦軍>
トラファルガー将軍に対抗するは、「アフリカの白獅子」と呼ばれたロイド大佐の戦略空軍。

 

 

<共和国軍>
赤道付近には、モーフィアス大統領の義弟、ウェストファリア将軍の率いる第2艦隊。

 

<連邦軍>
ウェストファリア将軍に対抗して赤道付近を任されているユグノー将軍は、じつはウェストファリア将軍のモトカノです。
かつての恋人同士が、いまは敵同士になっています。

 

<共和国軍>
あの恐怖の佐久間象子が第3艦隊の将軍となって南大西洋を管轄しています。

 

 

<連邦軍>
佐久間象子将軍に対抗するは…。
言うは易しですが、相手が「ツワモノ」佐久間象子ですので、なかなか対抗馬がいません。
代わりに、人口衛星からレーザー光線を発射しようとしています。

 

 

(次回はインド洋戦線の様子をお伝えします)

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2008.01.27 20:33

食育 BOOK 大戦 その1

松宮園生です。

食育 BOOK 大戦がひそかに繰り広げられているのはご存知でしょうか?
(知るか)

* ザイオン共和国を中心とした「共和国軍」
* ザイオン共和国の圧政に抵抗する「連邦軍」
との熱き戦いです。
(ザイオン共和国については→ 「食育至上主義人民共和国」 2007年10月25日)

その戦況をテキトーに中継いたします。

◆◆◆

今回は荒れる太平洋戦線。
朝食の是非をめぐり、火花を散らす両軍。
太平洋戦線の戦況はこんな感じです。

<共和国軍>
こんなミサイルを発射。


 

 

<連邦軍>
こんな迎撃ミサイルで対抗。


 

さらに攻勢に出る!


 

さらに追い討ちをかける!

 

 

 

<共和国軍>
あわてて新型戦闘機を発進させる。


 

秘密兵器はこれだ!


 

というわけで、戦いは激しさを増しております。

◆◆◆

こんな潜水艦が発見されましたが、どっちの味方なのか分かりませんでした。


 

 

ど、どうなったの?
良かったの、悪かったの?

 

(次回は大西洋戦線をお伝えいたします)

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2008.01.25 16:43

食の世界のスーパーパワー その5

松宮園生です。

「食の世界のスーパーパワー」シリーズは、本来
「世界の食を牛耳る巨大企業」
を怪しく紹介するのが目的です。
これまで紹介した企業は、
* カーギル(「食の世界のスーパーパワー その1」2007年4月21日)
* モンサント(「食の世界のスーパーパワー その2」2007年4月29日)
* ネスレ(「食の世界のスーパーパワー その3」2007年5月4日)
* ウォールマート(「食の世界のスーパーパワー その4」2007年5月27日)
の4社でした。

今回はちょっと毛色を変えて、
「食の世界の人気企業」
を紹介します。

◆◆◆

ご存じの方も多いと思いますが、「フォーチュン(Fortune)」という雑誌があります。
世界120ヵ国で500万人が読むといわれる、世界最大のビジネス誌です。

そのフォーチュン誌が新年早々、
「従業員が働きやすい会社」
の世界ランキングを発表しました。
世界ランキングつっても、アメリカの会社が多いんだけど。

それはともかく、「食」に関わっている会社はどのくらい上位にランキングされているのでしょうか?
働きやすい人気企業の世界ランカーを順番に紹介しましょう。

■世界ランキング第47位:スマッカーズ社
創業以来111年、ジャムを作っているメーカーの「スマッカーズ」です。
日本にも輸入されていると思いますが…。
老舗とはいえ、ジャム会社が世界ランキングで47位とはナカナカ健闘していますね。

■世界ランキング第26位:シチュー・レオナルド社
コネチカット州にあるスーパーマーケットです。
さして有名な会社ではないと思いますが、世界第26位とは、よほどいい会社なのでしょうね。

■世界ランキング第16位:ホールフーズ・マーケット社
魅力たっぷりな、世界最大の自然食品店。
食育を語るには欠かせない、「われらが」ホールフーズ・マーケットです。
詳しくはここをクリック→ 「農業コンチネンタル その2 怒涛編」 (2007年5月5日)

■世界ランキング第12位:ナゲット・マーケット社
1926年にカリフォルニアで創業したスーパーマーケット。
これも老舗とはいえ、地方のスーパーマーケットが世界ランキングで12位です。

■世界ランキング第7位:スターバックス社
さすがはスターバックスですね。
去年はだいぶ苦戦して株価も下がりましたが、今年は復活するか?

■世界ランキング第3位:ウェグマンズ社
1916年にアメリカ東海岸で創業したスーパーマーケット。
働きやすい会社として以前から全米で有名な会社です。
堂々、世界第3位の従業員人気!

◆◆◆

日本の食の会社さんも頑張ってほしいなあ。

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2008.01.24 09:38

農業2.0

松宮園生です。

テケテケ村からこんな案内が来ました。(※)
↓↓↓

バーチャル農業の決定版!
農業天国テケテケ村にあなたの畑を
持ちませんか?
畑とあなたをインターネットで結びます。
畑はテケテケ村がしっかり管理します。
あなたは自宅にいながらパソコンで野菜を
育ててください。
ゲーム感覚で野菜を育てるのです。
テケテケ村はあなたがパソコンに指示したとおり、じっさいに野菜を育てます。
収穫のころ、テケテケ村に遊びにきてください。
プロの農家と一緒にあなたの野菜を収穫。そのあとはお持ち帰りもよし、農家レストランでクッキングもよし。
ハッピーレッツアグリ!

↑↑↑
最後は何だかへんてこな(←死語)英語でしたが、まあ目をつむるとして、さっそく試してみました。

(※)テケテケ村についてはここをクリック。
「農家の嫁と山羊のメリー 前編」 2007年5月31日

◆◆◆

のURLにアクセス。
会員登録をし、ゲーム代金をクレジットカードで払いました。
いよいよ農業開始。

まず、画面にこんな文字が。
「何を植えますか。選んでください。フェヌグリーク、ハゲイトウ、カキノモトヒトマロソウ」

は?
知ってる野菜にしてくれよ。
…つっても、これしか選択肢がないんだったら、しかたねえ。
カキノモトヒトマロソウにするか。(※※)

(※※)カキノモトヒトマロソウについてはここをクリック。
「エス・ユー・エス・エイチ・アイ」 2007年8月22日

こんなメッセージが出ました。
「鍬を操作して土を耕してください」
画面に鍬が現れました。
テキトーにクリックすると、鍬が畑を耕しはじめました。

「ぎゃあ!」
大きな音(声)がしました。
鍬が、昼寝しているオジサンを真っぷたつにしてしまったようです。
なんでそんなところにオジサンがおんねん?

パトカーのサイレンの音が近づいてきました。
画面にはこんな文字が。
「あなたは人間を殺(あや)めてしまいました。早々とゲームオーバーです。もういちど最初からゲームを始めますか?」

早々と、は余計だよ。
つーかこの結末は何だよ。

◆◆◆

再度ログイン。
もういちど代金を払い、農業開始です。
今回もカキノモトヒトマロソウを選択。

「鍬を操作して土を耕してください」

ここからが勝負だ。
画面をよく観察すると、畑の随所に「危険箇所」があることが分かりました。
たとえば昼寝しているオジサンの足が、たしかに見えています。
さっきはろくに注意も払わずに鍬を動かしてしまったので、惨劇が起きたのでした。

ほかにも、地雷みたいなものが見えます(←なんで地雷があんねん!)。
文句を言ってもしかたありません。
ようし、ここは注意深く。

ひととおり耕したかなあ、と思われるころ、ビバルディの「春」のメロディーが流れました。
画面にはこんな文字が。
「作業完了。よくできました。次は、種を植えましょう」
耕すステージはクリアしたようです。

画面に「手」が現れました。
「手」をクリックするたびに、種がまかれます。
どうやら、「手」を移動させながら、種をまいていくようになっているらしい。

種をまいていると、突然、轟音がし、画面が真っ赤になりました。
それから、真っ暗になりました。
僕のウインドウズ・ビスタはよく画面が真っ暗になることが多いですが、今回真っ暗なのはウインドウズ・ビスタのせいではなかったようです。
というのは、充満していた煙がすうっと雲散霧消するかたちで、画面がもとに戻ったからです。

しかし画面のなかの畑は破壊されていました。
あちこちで火が燃えています。
さっきの「真っ暗」というのはやっぱり煙だったようです。
な、なにがあった?

「あなたのまいた種が、地雷に当りました。ゲームオーバーです。もういちど最初からゲームを始めますか?」
そんな文字が浮かびあがり、パトカーのサイレンの音が近づいてきまし◆◆◆

ムキになった僕は、その後もゲームを繰り返しました。
ゲームの展開はこんな感じです。

* 「農薬を使わない」を選択したら雑草が繁殖。
懸命に抜いていたら、また地雷を踏む。
→ ゲームオーバー。

* ふたたび「農薬を使わない」を選択。
地雷に気をつけながら雑草をぬく。
しかし突然、グンタイアリの大群が押し寄せ、あらゆるものを食べつくしてしまう。
→ ゲームオーバー。
ちなみに、昼寝していたオジサンは白骨化してしまいました。

* 作戦変更して、「農薬を使う」を選択。
しかし農薬を撒いたら、昼寝していたオジサンがいきなり起き上がり、携帯電話で誰かに電話。
たちまち警察がやってきました。
警官のセリフ:「おまえを農薬取締法違反で逮捕する」
通報したオジサンのセリフ:「あんたは許可されていない農薬を使ったんだよ。ポジティブリストを知らんのか?」
→ ゲームオーバー。
ポジティブリストというのは、許可されている農薬のリストのことですが、許可されていない農薬がゲームの中にあるなんて、おかしくね?
ていうか、このオジサン、こないだ死んじゃったオジサンとは違う顔でした。

…そんなことを1か月も繰り返す。
もはやヤケクソです。
毒を食らわば皿まで。
ここでやめたら男がすたる。
(もう、すたってるよ)

1ヶ月という時間を使い、ゲーム代金を払うために貯金をはたき、目の下にクマを作った僕。
カキノモトヒトマロソウは、いつになったら育つのか?

◆◆◆

それでも苦労は実るものです。
ある日、画面についにこの文字が出ました。
「おめでとうございます。あなたのカキノモトヒトマロソウは収穫にこぎつけました。テケテケ村は松宮様を収穫体験にご案内します。来訪ご希望日をお知らせください。ハッピーレッツアグリ!」
つづいて「収穫申込フォーム」が画面にあらわれました。

やったぜ。
1か月の苦労が報われた…。
涙がでてきました。
酷使されたパソコンが、シューシュー音をたてています。

数日後、僕はお気に入りのベレー帽をかぶり、いそいそとテケテケ村に出かけました。
2両編成の列車でテケテケ駅に到着。
乗客は僕だけでした。
改札を出ると、人だかりがしています。
僕の歓迎式典か?

気をつけてよく見ると、なんだか雰囲気がおかしい。
皆、僕を、にらみつけています。
村長みたいな人が僕に近づいてきました。
「松宮ってのは、あんたかい」
「はあ、そうですが…」
「あんた、村の畑をめちゃくちゃにしやがって」

「は?」

後方にいた女の人が、憎しみのこもった声で言いました。
「あの人を返して!」
小学生の女の子が叫びました。
「お父さんを返して!」

「は?」

サイレンの音がし、パトカーが到着。
踊る大捜査線の青島刑事みたいな人物があらわれ、僕にいきなり手錠をかけました。
「松宮園生だな。神妙にしろ」青島刑事は言いました。「三隅勇造さんを鍬で殺害したな。爆薬を使って畑を損壊したろ。それからグンタイアリに襲われた三隅幸次さんを見殺しにした。それから農薬取締法違反だ。許せねえ。おまえを逮捕する」
「は?」
「事件はパソコンで起きてるんじゃない。現場で起きているんだ」

ゲームオーバー。

(続編は、ないと思います)

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2008.01.22 16:38

アラサガシ その4

松宮園生です。

(前回までのあらすじ)
地元で食育イベントが開催されたよ、
という内容の新聞記事を読んでると、
「なんだかなー。平成なのに、しかも21世紀だ
というのに、昭和っぽいイベントをやってるなー」
と思う記事もあれば、
「おっ。さすがだな。なかなかのイベントじゃん」
と思う記事もあります。

食育の講座とかイベントとか見てると、
「もっぱら主催側が楽しんでいるだけじゃねーの」
「なんか洗脳してるみたいだな」
と思うケースもあれば
「お、なかなかよく練られた内容だな」
と思うケースもあります。

マジメな話、本気で食育やりたいんだったらさ、
* イベントひとつやるにしても目的をちゃんと明確にしてさ
* 細部にもこだわった魅力あるプランを真剣に考える
そういう癖をつけてくれよー。
昭和っぽいイベントしか思いつかないのは、企画を真剣に考えていない証拠だと思います。

熱くなってすみません。
僕って、ダサイ企画とか手抜きイベントとか見ると、怒りがおさまらないタイプなので…。

このシリーズはそういう(?)主旨です。

◆◆◆

ちなみに僕は昭和生まれですので、昭和に対するノスタルジーはあります。
昭和だって何もかもイカンと言いたいわけではありません。

ただ、食育が昭和っぽいのは個人的にちょっと抵抗があります。
理由は2つ。
(1)昭和を知らない世代の人に昭和っぽい食育をしても、共感は得られないんなないかな?
(2)昭和っぽくなるのは、たんに「他のやり方を思いつかない」からなんじゃないかな?
要するに、
「一生懸命考えた結果、昭和っぽい食育をすることにした」
というわけじゃなさそうなのが、気に食わないわけです。

◆◆◆

今回は、人の集まらない未熟な食育イベントに一言。

このサイト「食育プロデュース委員会」には「食育イベント・コンテスト」というコーナーがあります。
http://www.shokuiku-pro.com/modules/newbb/viewforum.php?forum=5
名前のとおり、各地の食育イベントなどの情報を募集しています。
書き込み自由!
無料でPRできるわけです。
利用してください(←結局これかよ)。

これ、いろんな方に自由に書きこんでいただけるコーナーなんですが、特にシニア・野菜ソムリエという資格を持ってる遠山由美さんという方が食育イベント情報の収集・書き込みをたくさんしてくれています。
遠山由美さんのプロフィールはこちら→ (まだ、ないそうです。残念)

その遠山さんがこのあいだこんなことを言っていました。
「食育イベントの情報は、多くの場合、イベントが終わってから耳に入る」
「イベントが始まる前に耳に入ることが少ない」

ちょっと考えましたね。
一生懸命イベント情報を探しまわっている遠山さんのところにすら、イベント情報は事前に来ない。
ということは、探し回っていない人(=大多数の人)のところに、イベント情報が届くはずがありません。

食育イベントの主催者の方々は、このことに気づいているのでしょうか?

「食育のイベント開いたけど、人が来ないのよねえ。みんな食育に興味ないのかしら」
という主催者側のボヤキを聞くことがときどきあります。
食育に興味がないのではなく、そこでイベントをしていることを知らないから来ない。
食育に関心をもって情報を探している人でさえ、知らないのです。
なんか変だよね。

地元の新聞には、
「食育イベントが行われました」
という「事後」の記事が載る。
「やったー。新聞に載ったぞ」
って嬉しがってる場合じゃないんじゃね?

「情報を探し回っている人のところにさえ、情報が来ない」
問題はここです。

(人気爆発食育イベントをしている皆様には、ゴメンナサイ)

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2008.01.20 13:02

リンゴ1個が1万円? その2

 

 

 

松宮園生です。

前回←2007年4月16日 のあらすじ)
食料自給率が40パーセントの国、日本(※)。
ところが日本から海外に果物が輸出されています。
リンゴ1個が1万円で売られたりするってんだからビックリっすね。

(※)食料自給率といってもいろんな測り方があります。
代表的なのは
「カロリーベース」→この方式で計算すると、日本の食料自給率は40パーセントくらいになります。
「金額ベース」→この方式で計算すると、日本の食料自給率は70パーセントくらいになります。
くわしくはここをクリック→http://www.kanbou.maff.go.jp/www/jikyu/report15/h15text1.pdf
(クリックすると農林水産省作成のPDFファイルが立ちあがります)

「金額ベース」で計算したらなんで数字が70パーセントになるのか?
単純にいうと、
* 国産品は高い=少し買っても、金額が跳ね上がる
* 輸入品は安い=たくさん買っても、そんなに金額は跳ね上がらない
ということです。

◆◆◆

日本の果物は海外でも人気が高い。
品質が非常によいのが評価されているそうで。
まず味ですが、日本の料理人が洗練された味を生みだすのと同様、日本の農家が作る果物は味が繊細だということでしょうね。
次に見た目ですが、日本の料理人が作る料理に美的センスがあるのと同様、日本の農家が作る果物は見た目にも美しいのでしょう。
こういうところに日本の実力を感じますね。
ヤマトダンヂとしては喜ばしいかぎり。

果物を海外に輸出している会社の社長さん(※※)に聞いてみたところ、こんなことを言ってました。
* 日本に来た外国人が、日本で食べた果物の味が忘れられず、帰国してから「日本の果物はうめえぞ」と口コミしてくれたりする
* 中近東では、日本の果物は「食べるダイヤモンド」と言われている
だそうです。
「食べるダイヤモンド」はちと大袈裟かもしれないけど、ま、ヤマトダンヂとしては、聞いて気持ちのよい話ではあります。
ざまーみろ(←何が?)。

輸出される日本の果物は品質が非常に良いため、当然、値段が高いです。
高級品になります。
そういう日本の果物を誰が食べているかというと、その国の富裕層が食べてます。
日本では高級果物はもっぱら贈答(ギフト)用になりますよね。
じつは、果物を贈答(ギフト)用に使う国は日本だけだそうです。
他の国には、そのような慣習はほとんどないとのことで、高級果物を買う人は、誰かに贈るためではなく、自分で食べるために買います。

では例えば日本のどんな果物が海外で人気かというと…。

■イチゴ
「あまおう」というブランドのイチゴ、よく見かけますよね?
アジアで人気だそうで。
2年前からアメリカにも輸出されています。
(ちなみに、日本はアメリカからケーキに使われるイチゴを輸入しています)

■カキ
アジアで人気。
旧正月によく売れるそうです。

■メロン
マスクメロンが中近東で人気だそうです。
石油価格の高騰であのへんはさらに裕福になりまして、
「もっといろんな果物をよこせ。他にもあるだろ」
と日本に言い始めています。

■リンゴ
「ふじ」は世界的に有名です。
ヨーロッパのスーパーマーケットには普通に置いてます。
「王林」「むつ」なども輸出されています。

■ユズ
21世紀に入り、アメリカの料理人のあいだでユズがよく使われるようになりました。
独特の香りが、彼らの料理創造力に火をつけたのでしょうか。
2003年に、ニューヨークタイムズでユズの流行についての記事が書かれたほどです。

◆◆◆

(※※)果物を海外に輸出している会社の社長さんが、社員を1人つれて中近東に出張したときの話をしましょう。

社長と社員は、ある富豪に誘われて彼のプライベート飛行機に乗っていました。
飛行機のなかで、3人は酒を飲み、すっかりできあがっていました。
ちなみに、イスラム教の中近東で飲酒は本来タブーですが、
「なにごとにも抜け道はあるものだ松宮君。ん?」
とその社長さんはうそぶいています。

まず、酔っぱらった社長さんが、そこにあったリンゴをつかんで言いました。
「リンゴが空を飛ぶのを見たくなったぞー」
なぜそんなものを見たくなったのか、酔っ払いの頭の中はナゾですが、まあとにかく、社長さんは搭乗口を勝手に開き、つかんでいたリンゴを外に投げたそうです。
「日本が世界に誇るリンゴだぞー」

次に、酔っぱらった社員が、
「社長それ、いいっすね!」
と叫び、そこにあったイチゴをつかみました。
「イチゴが空を飛ぶのを見たくなったですよー」
さっき社長さんが搭乗口を勝手に開いたわけですが、それがまだ開きっぱなしでした。
社員はつかんでいたイチゴを外に投げました。
「日本が世界に誇るイチゴだぞー」

最後に、酔っぱらった富豪が、そこにあった手榴弾をつかんで言いました。
「手榴弾が空を飛ぶのを見たくなったでごわす」
なぜ手榴弾がそこにあったのか、さすが中近東と言うべきか、まあとにかく、富豪は手榴弾を外に投げたそうです。
「わが国が世界に誇る手榴弾だぞー」

しばらくして、飛行機は小さな町に着陸しました。
そのころ、3人は酔いが醒めていたので、醒めついでに町を散歩することにしました。

少し歩くと、若者が頭を抱えて道端で屈みこんでいます。
どうしたのかと声をかけると、若者は言いました。
「さっき天からリンゴが落ちてきて、僕の頭に当たったんです。痛くて痛くて」
それを聞いて3人は困惑してしまいました。
「でもリンゴはおいしかった」
それを聞いて3人はほっとしました。

さらに歩くと、老婆が頭を抱えて道端で屈みこんでいました。
どうしたのかと尋ねると、老婆は答えました。
「さっき天からイチゴが降ってきて、わたしの頭に当たったのです。イチゴといえども痛い痛い」
3人は言葉の続きが出ませんでした。
「でもイチゴは美味だったですねえ」
それを聞いて3人はほっとしました。

さらに少し歩くと、道端で少年が腹を抱えて笑っているところに出会いました。
なぜ笑っているのかと聞くと、少年いわく、
「さっきオナラをしちゃったんだけど」少年はなんとか笑いをこらえながら答えました。「次の瞬間さー、後ろの建物が吹き飛んじゃって」

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2008.01.19 10:31

ファイター栄養士 その4

松宮園生です。

前回までのあらすじ)
栄養不足の時代(昭和型)から飽食の時代(21世紀型)へと
栄養士に求められるものも変わってきています。
しかし21世紀型を代表する萌え栄養士、阿部マリエは
亡くなりました。
ライバルである昭和型栄養士の佐久間象子が跋扈(ばっこ)
して恐怖をまき散らしています。
「なんとか21世紀型栄養士を復活させねば…」
怯えながらも焦る松宮園生なのでした。

◆◆◆

「ファイター栄養士 その2」で、昭和型の管理栄養士、佐久間象子が仲間2名(Aさん、Bさん)と一緒にグリーンツーリズムと洒落こんだときのエピソードを書きました。
今回は
「もしこの同じ3人が、ウエルネス天国に行ったらどうなるか?」
がテーマです。

(ウエルネス天国についてはここをクリック)

◆◆◆

ウエルネス天国行きユナイテッド航空1059便がつつがなく目的地に到着。
3人が飛行機の外に出ると、そこに天使が待っていました。
「いらっしゃい、おねえさんたち」天使が言いました。「機内食、どうだった?」
「まあ、おねえさんだなんて」佐久間象子がまんざらでもなさそうに答えました。「機内食はおいしゅうございましたよ」
「それはよかったね。…はい、この書類に必要事項を書いて、サインして返してくれる?」

3人が書類を書いているあいだ、天使が言いました。
「ここは天国だから、おねえさんたち好きに暮らしなよ。食育教室開きたいんだったら、開けばいいしさ」
「阿部マリエはどうしているのかしら?」
「阿部マリエはね、メタボ地獄に行ってるよ」
「おやまあ」
「いろいろ事情があるらしくてね。どんな事情だか、おいらも知らないんだ」
「あらそうなの」
佐久間象子の声には、勝ち誇ったような響きがありました。

(どんな事情かについては、ここをクリック)

3人は書類にサインをし、天使に手渡しました。
「おっといけねえ」別れ際に天使が言いました。「書類に書いてない規則がひとつだけあるのを言い忘れてた。リンゴを踏まないようにね」
「リンゴを踏まない?」
「リンゴを踏んじゃいけないんだ。じゃあ、おねえさんたち、またね」
天使が飛び立つと同時に目の前のドアが開き、3人は天国に入りました。

なるほど…。
ウエルネス天国ではリンゴがそこらじゅうに転がっていました。
王林、紅玉、ゴールデン・デリシャス、ふじ、ジョナゴールド…。
(分かるんかい)
足の踏み場もないくらいです。
足の踏み場もないくらいに転がっているリンゴを踏んではならん、というのがウエルネス天国の掟のようでした。

踏まないようにするには、かなり気をつけなければなりません。
さっそく、Aさんがリンゴを踏みつけてしまいました。
すると、どこからともなく天使が男の人を連れてやってきました。
とんでもないブオトコです。
天使は、そのブオトコとAさんを鎖でつないでしまいました。
「リンゴ踏むなって言ったろ」天使の声は不機嫌でした。「罰として、あんたはこの男と100年間、鎖でつながったまま暮らすんだからね」

Aさんはショックで気を失い、佐久間象子とBさんは震え上がりました。

その後の数日間、佐久間象子とBさんは足元を警戒しながら過ごしました。
それでもついに、うっかりBさんがリンゴを踏んでしまいました。
ほどなく天使がやってきて、Bさんをとんでもないブオトコと鎖でつないでしまいました。

Bさんは嫌だ嫌だと泣き叫び、佐久間象子は震え上がりました。

佐久間象子は外出をやめました。
外に出なければ、リンゴを踏むこともありません。
それに天国ですから、外で働かなくったって食べものは手に入るのです。
佐久間象子は、自宅で食育教室を開きながら、毎日を過ごしました。

1か月もたったころ、天使がジョージ・クルーニーそっくりの美男子を連れて佐久間象子の家に入り、2人を鎖でつないでしまいました。
「あらまあどうして」ホホを赤らめる佐久間象子。「リンゴを踏まなかったご褒美なのかしら?」

うなだれるジョージ・クルーニーを尻目に、天使が不機嫌に言いました。
「リンゴを踏んだのはこの男なんだ」

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2008.01.18 00:01

大相撲サプリ場所

松宮園生です。

ビジネスの世界で「VC」というと、一般的には
「ベンチャーキャピタル」のことを指します。
ベンチャーキャピタルとは、相撲で言うと、
タニマチのようなものです。
この言葉(VC)の使い方は例えばこんな感じです。

仲間どうし集まって会社を起こす相談なんかをするときに、
「資本金どうする? VC入れる?」
「いいねえ」
こんなふうに使います。

では練習してみましょう。
さんはい。
(しねーよ)

食やヘルスケアの世界で「VC」といえば、お分かりでしょう、「ビタミンC」のことを指します。
ビタミンCはビタミンの中ではたぶん最も人気のあるビタミンですね。

2008年初場所の、ビタミン力士の人気番付。
横綱:ビタミンC(得意技:水溶性)
大関:ビタミンA(得意技:鳥目を防ぐ)
関脇:ビタミンD(得意技:カルシウムと相性バッチリ)
小結:ビタミンE(得意技:抗酸化力)

ミネラル力士の人気番付。
横綱:カルシウム(得意技:骨)
大関:鉄(得意技:血)
関脇:マグネシウム(得意技:疲労回復)
小結:亜鉛(得意技:味覚障害を防ぐ)

◆◆◆

一般にはあまり知られていませんが、横綱ビタミンC関にはかつて大物のタニマチがいました。
その名もライナス・ポーリング博士。
略して、ライポー。

ライポーは、20世紀における最も重要な化学者の一人です。
ノーベル賞を2回、取りました(化学賞と平和賞)。

そんなライポーが、ようやく幕内力士になったばかりのビタミンC関を、横綱に育てました。
彼は薬の代わりにビタミンCを大量に使って患者を治療するというワザに果敢にチャレンジしまして、聞くところによればめざましい成果をあげたそうです。
(これは、メガビタミン療法と呼ばれています)
それがもとでビタミンCもすっかり有名になりました。

ビタミンCは別名アスコルビン酸といいます。
サプリメント売場に行って
「アスコルビン酸ありますか」
と聞いてみて、店員さんが何のことやらチンプンカンプン(←死語?)な対応をしたら、その店員はモグリです。

つっても
「アスコルビン酸ありますか」
って聞くのは、寿司屋で
「まずギョク握って」
ていうくらい、恥ずかしいかも。

◆◆◆

このブログに何度も登場する僕の師匠チイタッタ先生は、ライポーのシンパ(←死語)です。
なのですが…。
ライポーは2度もノーベル賞を受賞しました。
にも関わらず、ビタミンCに関しては科学者のあいだでライポーの評価は分かれています。
「ライポーは実験結果をでっち上げたんじゃねえの?」
そんな疑いもありまして。

チイタッタ先生にこの話をすると
「んなことあるわきゃねーだろ、ばっきゃろー。第1おめえよ、オレ自身がビタミンC使って白内障患者の治療をしてんだぜ。知ってるだろーが。つべこべ言わずにここの飲み代おまえ払えよ」
と、怒られついでに飲食代まで払わされます。

とはいえ、最近は反ライポー派の勢力が強くなってきたような気がしています。
こないだ、ある学会の集まりに潜入したら、医者の先生たちはみんな反ライポー派でした。

大丈夫か、ライポー?

ま、ライポーの評価が下がったとしても、いまとなっちゃ、横綱ビタミンC関の人気は変わらないだろうなあ。

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2008.01.16 13:59

ファイター栄養士 その3

松宮園生です。

(前回までのあらすじ)
「その1」では管理栄養士の歴史について書きました。
「その2」では管理栄養士と特定保健指導について書きました。
栄養不足の時代(昭和型)から、飽食の時代(21世紀型)へと
栄養士に求められるものも変わってきています。
しかし21世紀型を代表する萌え栄養士、阿部マリエは亡くなりました。
ライバルである昭和型栄養士の佐久間象子が跋扈(ばっこ)して恐怖をまき散らしています。
「なんとか21世紀型栄養士を復活させねば…」
怯えながらも焦る松宮園生なのでした。

◆◆◆

日本食育大学の教材のなかに、
「あなたの栄養士タイプは? 判定チェックリスト」
というのがあります。

怖いけど、やってみる?

■第1問。
誰かを救う場合、あなたはどっちかっつーと、どっちのタイプですか?
かならずどっちかを選んでください。
A)大勢の人を少しずつ救うより、いま目の前にいる苦しんでいる人をしっかり救うほうが性に合っている。
B)目の前の人だけを救っても問題は解決しないと思う。大勢の人を等しく救うことを考えなければ。

■第2問。
あなたは食育講座の講師を依頼されました。
講座の日が近づいているのに、先方はいつまでたってもギャラの話をしてきません。
このままではギャラの話がないまま、講座当日になってしまいそう。
あなたはどっちかっつーと、どっちのタイプですか?
かならずどっちかを選んでください。
A)お金の交渉をするのは好きじゃないので、先方が言いだすまで待つ。当日になってしまったら、ギャラが決まっていなくてもとりあえず講師をする。
B)早いうちにさっさとギャラの話を自分から言い出す。当日までギャラが決まらなかったら、講師はしない。

■第3問。
食育講座のテキストを「急ぎで作ってほしい」と頼まれたとします。
あなたはどっちかっつーと、どっちのタイプですか?
かならずどっちかを選んでください。
A)「中途半端なものを素早く作る」より、「しっかりしたものを時間をかけて作る」べきだと主張する。
B)質よりもスピードを重視して、さっさと作る。多少、中身に難があっても気にしない。

■第4問。
あなたは「仕事をするために借金が必要になった」場合、どっちかっつーと、どっちのタイプですか?
かならずどっちかを選んでください。
A)事情がなんであれ借金は絶対に嫌だ。ありえない。
B)特に抵抗はない。必要があれば、借りる。

判定結果は、一番最後(↓)に書きます。

◆◆◆

管理栄養士は国家資格です。
したがって国家試験というものがあり、その試験は年に1回。
今年は3月23日に行われます。
受験予定の人、幸運を祈ります。

管理栄養士は、どんな仕事をするのでしょうか?
松宮流にいうと、管理栄養士の仕事には
「昭和型」
「21世紀型」
があります。

■昭和型=給食に関係する仕事
食料が足りなかったころは給食がたいへん重視されていました。
いまは時代も変わって、カロリー重視の給食はずいぶん減りました。
とはいえ、そのころの感覚がまだ漂う世界です。

仕事としては
* 病院給食
* 学校給食
* 給食会社(社員食堂なんかを運営したりします)
あたりです。
今までは「栄養士の仕事」といえば、このへんのことを指していました。

<特徴>
地味だけど重要な仕事です。
問題は、一般的に収入が安い。
どのくらい安いかと言うと、たぶん同年齢のOLさんよりも1割以上安いんじゃないかと思います。
資格取ったのに、それはおかしいよね。
雇い主の方、給料上げてやってください!

かつ、忙しいです。
一般に食を扱う現場はどこでも(飲食店でも惣菜店でも量販店でも)朝から晩までバタバタと忙しく、給食の現場も同じです。
いやマジ、ホントに忙しいです。
休みも少ないんじゃないかと思います。

ものすごく忙しく休みも少ないので、時間のたつのがものすごく早い。
「あっという間に2008年も終わっちゃった。この1年、仕事以外に何をしたかしら?」
今年の12月ごろ、そういう感想を持つでしょう。

■21世紀型=病気の予防とか健康増進とかに関係する仕事
飽食の時代に応じた社会ニーズに応える仕事です。

仕事のタイプとしては、
* メタボ改善サービスなどを提供する会社の社員、またはその会社を栄養面からコンサルタントする仕事
* 食品メーカーの商品企画
* 食育の事業をしたい会社の社員。またはその会社を栄養面からコンサルタントする仕事
* 健康や食に関するイベントを企画し、実行する仕事
* 飲食店を栄養面からコンサルタントする仕事
あたりです。
こうした仕事は、これから増えます。

<特徴>
エキサイティングな仕事が多い。
あと、ビジネスマンとコミュニケーションをする場面が多い。
ビジネストークもバンバン飛び交います。
なんつーか、マンガの「働きマン」あたりの様子を想像してみたらいいかも。
注意! 21世紀型の仕事は、脳を酷使する(すごいスピードで多くのことを考えることを要求されます)ので、燃え尽きないように気をつけましょう。

以上、だいぶデフォルメして書きました。
日々忙しくしている栄養士さん、お許しください。

◆◆◆

「あなたの栄養士タイプは? 判定チェックリスト」
判定します。
Aの数で判定します。
(AとBの数を足したら4になるはずですね)

Aゼロ(=B4つ)の方… 阿部マリエに感染している恐れがあります。命を大切にしましょう。
A1つ(=B3つ)の方… 日本食育大学の教授連中はこのへんのタイプが好みだという噂があります。気をつけましょう。
A2つ(=B2つ)の方… このへんもストライクゾーンだという噂があります。夜道に気をつけましょう。
A3つ(=B1つ)の方… 佐久間象子に感染している恐れがあります。血液検査を受けましょう。
A4つ(=Bゼロ)の方… 佐久間象子を発症している恐れがあります。警察に行きましょう。

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2008.01.14 13:43

ファイター栄養士 その2

松宮園生です。

前回のあらすじ)
前回は管理栄養士の歴史について書きました。
栄養不足の時代(昭和型)から、飽食の時代
(21世紀型)へと栄養士に求められるものも
変わってきています。
しかし21世紀型を代表する萌え栄養士、
阿部マリエは亡くなりました。
ライバルである昭和型栄養士の佐久間象子が
跋扈(ばっこ)して恐怖をまき散らしています。
「なんとか21世紀型栄養士を復活させねば…」
怯えながらも焦る松宮園生なのでした。

◆◆◆

今回は栄養士と保健指導の話です。

いよいよこの4月から日本全国で
「特定検診」→「特定保健指導」
が始まります。
メタボな人を見つけるのが「特定検診」。
発見されたメタボな人の日常生活をビシバシ(←完全死語)ムチ打つのが「特定保健指導」。

対象になるのは40歳以上の人です(正確には、40歳から74歳まで)。
まもなく、40歳以上の人の手元に
「特定検診を受けなさい。サボったら怖いよ」
という案内が来ます。
じつはサボっても罰は下りませんが、サボっているとしつこく案内が来ます。

特定検診を受けた結果メタボだと判定された人には、
「保健指導を受けなさい。サボったら怖いよ」
という案内が来るでしょう。
これも実際はサボっても罰は下りませんが、サボっているとしつこく案内が来ます。

なぜしつこく案内が来るかというと、
「サボっても本人は罰を受けないが、健康保険組合が本人の代わりに罰を受ける」
ことになっているからです。
ですので、健康保険組合は必死であなたを追いかけ回すことでしょう。

このへんの「舞台裏事情」については以下を参照ください。
「ホケンシドー年代記 その1」(2007年6月20日)
「ホケンシドー年代記 その2」(2007年6月27日)
「ホケンシドー年代記 その3」(2007年7月29日)

◆◆◆

で、保健指導を受けなさいと言われ、追いかけ回され、観念して保健指導を受けたとします。
おずおずと呼び出されたところに行くと、そこに保健指導の専門家が腕組みして待ち構えています。
どんな人が待ち構えているかと言うと、たいていは管理栄養士か保健師か健康運動指導士で、たまには医師もいたりするかもしれません。

人生上、今まで栄養士さんとの接点がなかった人も、ここで栄養士さんと会話をする可能性が高い。
彼らから日常の生活習慣について厳しく指導を受けます。
* 起きる時間、寝る時間。
* 食べる時間、食べるもの、食べ方。
* 運動。
こうした内容について、口を挟まれるわけです。
うざかろうが面倒くさかろうが、口を挟まれるわけです。

たとえば恐怖の管理栄養士、佐久間象子が行う食事指導はこんな感じになります。
ここをクリック→「朝ごはんラプソディ」(2007年12月11日)

40歳以上の方。今のうちからちょっと腹回りを落として、メタボ判定されないように頑張りましょう。
39歳の方。38歳の方。もうすぐ順番が来ますので、今のうちに手を打っておきましょう。

保健指導を担当する管理栄養士さんへ。
なにとぞ、お手柔らかにお願いいたします。

まあ、だからって保健指導がゼッタイ嫌だと思っているわけではなくて、正確にいうと
「佐久間象子みたいなタイプから指導を受けるのはイヤだ」
「阿部マリエとは言わないけど、話して気持のよい栄養士さんに是非!」
これです。

◆◆◆

話は変わります。

昭和型管理栄養士の佐久間象子。
かつて彼女が栄養士仲間2名(Aさん、Bさん)と旅行をしたときのエピソードです。

栄養士3人は休暇をとってグリーンツーリズムと洒落こみ、農村に出かけたました。
保健指導や栄養指導はけっこうストレスがたまります。
空気のきれいな農村で、リフレッシュしたかったわけです。
ところが道に迷ってしまいまして、予約した目当ての農園が見つからないまま、日が暮れてしまいました。
しかたなく、3人は一夜の宿を求め、近くにある農家の家をノックします。
もともと行く予定の農家ではない、別の農家です。

事情を聞くなり、家主の農家が言いました。
「分かった。泊まっていきな。ただし2つ条件がある。おれは朝が早いから、おたくらもすぐに眠ること。それから、来客用の寝床が2人分しかなくてな、おたくらの誰か1人は納屋で寝てもらわんと」
「それなら大丈夫です」栄養士Aさんが答えました。「わたしがいちばん年下なので、わたしが納屋に寝ることにします」
指示された納屋へ向かうAさん。
あとの2名は家の中に入れてもらい、寝床に横たわりました。

しばらくして、ノックの音がしました。
農家がドアを開けると、さっきのAさんが立っています。
「どした?」と農家。
「起こしてすみません。じつはその」Aさんはすまなそうに言いました。「ご厚意で泊めていただいているのにこんなこと言うのは心苦しいのですが、あの納屋では眠ることができません。納屋にはブタがいますよね? わたし、ブタに対するアレルギーがひどいんです。ブタが嫌いなわけじゃないのですが、このままでは全身が腫れあがってしまうんです…」
「ブタのアレルギーか。それじゃ仕方がないな」
それを聞きつけたBさんが、では自分が納屋に行くと言いました。
というわけで、佐久間象子とAさんが農家宅で、Bさんが納屋で眠ることになりました。

しばらくしてノックの音がしました。
ドアのむこうに、Bさんが立っています。
「今度は何か?」と農家。
「起こしてすみません。じつはその」Bさんもすまなそうに言いました。「ご厚意で泊めていただいているのにこんなこと言うのは心苦しいのですが、あの納屋では眠ることができません。納屋にはニワトリがいますよね? あたし、ニワトリに対するアレルギーがひどいんです。ニワトリが嫌いなわけじゃないのですが、このままでは呼吸不全になっちゃうんで…」
「ニワトリのアレルギーか。それじゃ仕方がないな」

農家・Aさん・Bさんの3人は、そこで佐久間象子のほうを見ました。
佐久間象子が言いました。「わたくしですか? わたくしは管理栄養士であるだけでなく、栄養教諭であり、フードコーディネーターでもあります。それだけではありません。食育必死講座1級でもありますし、食育プリーチャーの資格も取っています。そのわたくしに、何か?」
農家が言いました。「あんた、友達が2人ともアレルギーだっつう話は聞こえてたよな?」
「わたくし、食育推進士試験はムラサキ合格しています。さらに炭水化物のソムリエでもあり、日本カルパッチョ協会認定カルパッチョ講師の免状も持っているのです。そんなわたくしに、何をさせようと言うのですか?」
「何をわけの分かんねーことを言ってんだ」と農家。「今度はあんたの番だろ。さあ行った行った」
そう言われてはどうしようもありません。
佐久間象子はしぶしぶ、納屋のほうに向かいました。

ほどなく、ノックの音がしました。
「またかよ。っとにもう」
農家はイライラしながらドアを開けました。
すると、ドアの外に、ブタとニワトリが並んで立っていました。

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2008.01.13 11:01

ファイター栄養士 その1

松宮園生です。

まず、このブログに出てくる登場人物の
佐久間象子
阿部マリエ
について説明します。
2人とも管理栄養士です。
↓↓↓

■佐久間象子(1959-)…
日本食育大学准教授の松宮園生がもっとも恐れている
管理栄養士。
管理栄養士というだけでなく、栄養教諭、フードコーディネーターでもある、
その他、食育必死講座1級、食育プリーチャー、食育推進士ムラサキ合格、炭水化物のソムリエ、認定カルパッチョ講師などの謎の資格を総ナメしている。
「日本あかるい食育党」の党首として衆議院選にも立候補したが、惨敗した。
松宮園生が佐久間象子を恐れる理由は、
「過去に佐久間象子の食事指導を受けたことがトラウマになっているから(※)」
という説と、
「自分より佐久間象子のほうが腕が太いから」
という説がある。

■阿部マリエ(1979-2006)…
日本食育大学を歴代最優秀の成績で卒業したカリスマ管理栄養士。
「自分を魅力的に見せる技術」にたいへん長けていたため、全国2000万人のメタボ男性のあいだで萌えアイドルとして崇められた。
阿部のマンツーマン食事指導は予約で20年待ちと言われるほど人気が高く、彼女のおかげで日本人全員の総体重は1パーセント減少したと言われている。
人気絶頂の2006年に突然失踪。
「メタボ撲滅同盟ニキータ」に人違いで暗殺されたというのが定説になっている。

(以上、日本食育大学出版「オールジャパン食育大辞典」より抜粋)

↑↑↑
この2人は「北風の象子、南風のマリエ」と並び称されるライバル同士でしたが、非常に仲が悪いことでも有名でした。
阿部マリエ亡きあと、佐久間象子が「ついに天下はわたしのもの」とつぶやいたとの噂があります。

佐久間象子の活躍についてはこちら(↓)。
* 佐久間象子が監修した食事指導ネットサービス:「食事2.0」(2007年11月17日)
* 佐久間象子が作った食育ソング:「21世紀神様の悩み その5」(2007年11月19日)
* 佐久間象子、選挙に出馬:「食育至上主義人民共和国 その3」(2007年11月30日)
* (※)佐久間象子、松宮園生の食事指導をする:「朝ごはんラプソディ」(2007年12月11日)
* 佐久間象子、若手栄養教諭の指導をする:「食育時代」(2007年12月20日)
* 佐久間象子 vs 食育ロボット:「戦え、食育ロボ! 前編」(2007年12月28日)

阿部マリエの活躍についてはこちら→「21世紀神様の悩み その4」(2007年9月17日)

◆◆◆

さて、今回はその「管理栄養士」についてです。
「管理栄養士」は国家資格です。
資格保持者は全国に十数万人いて、毎年5000人くらいずつ国家試験に合格して(=増えて)いるみたいです。
女性が多いですが、男性もいます。

名称ですが、
* 栄養管理士
* 管理栄養士 ←正しいのはこっちです。

男性諸君、この違いに神経質な管理栄養士が少なくないので、彼女が管理栄養士だったら間違えないように。

* 管理栄養師
* 管理栄養士 ←正しいのはこっちです。

医師や保健師が「師」なので、よく混乱しますが。正しくは「士」です。
多くの管理栄養士さんは「士」よりも「師」のほうが格が上だ(=自分たちも「師」がいいのに)と思っているみたいです。
でも、同じように世間から尊敬されている弁護士や公認会計士は「士」なわけですし、ま、あまり気にしなくていいんじゃねーの?

管理栄養士はカンタンに言えば栄養指導のプロです。
似たような資格はアメリカなど海外にも存在していますが、世界で初めて栄養士が誕生したのは今から80年前の日本です。
世界初です。
佐伯博士という人がいまして、この人の尽力で日本初=世界初の栄養士が生まれました。

日本が世界に先駆けて「栄養士のいる国」となったのには理由があります。
日本政府(当時は大日本帝国)は軍隊を強くしたいと考えていましたが、そのためにも日本人の体格を改善しなければなりませんでした。
欧米人に比べて、日本人の体格は非常に小さかった。
そこで、
(1)工場などの職場、学校などで集団給食を実施する
(2)集団給食のメニューを栄養学にもとづいたものにし、体格改善につなげる
ということが試みられたわけです。

その後、日本は第2次世界大戦の敗戦国になりました。
憲法も変わり、軍隊を強くする必要はなくなりました。
じゃあ栄養士みたいな仕事も不要になったかというと、そうではありません。
敗戦後の食糧不足から栄養失調の危険が高まり、少ない食糧を有効利用できる知識を持つ栄養士は引き続き必要とされました。
てゆーか、引っ張りだこだったようです。
「栄養士法」なんて法律もできてます。

◆◆◆

その後、ご存じのとおり、敗戦から立ち直った日本は逆に世界有数のリッチ(←死語っぽい)な国になりました。
食べものに困らない国になりました。
困らないどころか、残りものを捨てるほどの国になった。
もともと、
「栄養不足を改善する」
のが栄養士の仕事だったことからすると、ここで栄養士の役割は終わります。
事実、1980年代くらいには
「栄養士の資格制度なんていらねーじゃん」
という動きもあったようです。

ところが今度は
「飽食がもたらすマイナス」
がいろいろ表面化してきました。
あらためて書くまでもないですが、飽食は生活習慣病のリスクをもたらしました。
メタボリック・シンドロームなんて言葉が流行語にもなりました。
栄養管理のスペシャリストである管理栄養士の重要性が、再び認識されるようになったわけです。

ただし
* 食料不足のときの栄養士(昭和型)

* 食料過多のときの栄養士(21世紀型)
とでは求められるものがゼンゼン異なります。
ここを上手に「世渡り」したのが阿部マリエ。
そんな阿部マリエを目の敵にしたのが、筋骨でメタボ男性に匹敵するのが自慢の佐久間象子なのでありました。

◆◆◆

追伸:
佐久間象子を笑いのネタにしてますが、全国の同姓同名の方、ゴメンナサイ(←いねーよ)。

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2008.01.12 10:27

21世紀神様の悩み その7

松宮園生です。

前回←2007年12月29日 までのあらすじ)
繁栄にあぐらをかき、飽食をむさぼる先進国。
彼らに鉄槌を下すことにした全能の神様は、
「ウエルネス天国」
「メタボ地獄」
を作りました。
ストイックに生涯を全うしたらウエルネス天国行き。
飽食におぼれメタボのまま死んだらメタボ地獄行き。

このシリーズ(21世紀神様の悩み)は、そうしたちょっとすごく怖い時代を懸命に生きる人々を描く、壮大なヒューマン・ドラマです。
(そうだっけ?)

◆◆◆

機内アナウンス。
「皆様、当機はまもなくメタボ地獄国際空港に到着いたします。座席ベルトをしっかりとお締めください」

およそ30分後、ユナイテッド航空459便は目的地に着陸しました。
天使からメタボ地獄行きを宣言された「メタボ罪人たち」が、トボトボと降りてきます。

検疫所のところで、罪人のひとりが言いました。
「わて、さっきから気分が悪うて悪うて、かなわんのですわ」
検疫官が見ると、たしかにこの罪人は青い顔をしています。
すぐさま罪人は病院に移送され、精密検査を受けました。

メタボ罪人がはっと目をさますと、病室のベッドで横になっていました。
他には誰もいません。
精密検査はどうやら、終わったようです。

そのとき、傍らの電話が鳴りました。

「あなたの担当医の者です」電話の相手は言いました。「ご気分はいかがですか」
「まあまあでっしゃろか」
「検査の結果、あなたのドロドロ血液から正体不明のウィルスが見つかりました。たいへん伝染性の強いウィルスのようです」
「ウィルス? わ、わて、これからどないなりまんねん?」
「治療法を開発しなければなりません。しばらくその部屋に隔離させていただきます」
「そうでっか…」
「とはいえここはメタボ地獄ですので、事情にかかわらずあなたの食事制限を遅滞なく始めるよう、神様からの指示を受けております。担当の栄養士に代わりますので、そのままお待ちください」
「そうでっか…」

「もしもし」栄養士の声がしました。「担当栄養士の者です」
「毎度おおきに」
「さっそくですが、隔離されているあいだ、あなたの食事はピザとホットケーキに限定いたしますので、ご了解くださいね」
「ピザとホットケーキやて? なにやら、ジャンクでんなあ。メタボ対策ちゅう感じがしまへんなあ」
「仕方がないのです」栄養士は平然と答えました。「ドアの下から出せる料理といったら、それくらいしかここにはないものですから」

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2008.01.10 20:30

2008年のヒット食は?

松宮園生です。

「ヒット食」つっても、健康食品の話です。

健康食品業界には
「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)
という業界用語があります。

ブーム=流行
バースト=瞬間的に炎上して、消滅してしまうこと

つまり
「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)
とは、

ある健康食品がパッと流行する

勘違いした企業が我も我もとその健康食品を生産する

流行がパッと消滅する、というか普通に戻る(売れなくなるわけではなく、バブルが弾けて普通に戻る)

作りすぎた在庫を抱えた企業や、生産を増やすために設備投資をした企業が泣きをみる

てな感じのことを言います。

■例:納豆
「あるある大辞典」が番組終了となったあの納豆です。

■例:カテキン
お茶に含まれるあのカテキンです。
数年前にものすごく流行り、調子に乗って設備投資をした企業がいくつかありました。
現在、設備の多くは稼働していません。

■例:コエンザイムQ10
これもすっごく流行りましたね。
設備投資をした企業も少なからずありました。

「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)
は日本だけの現象ではなく、アメリカも同じです。
「日本人は飽きっぽい」
とよく言われますが、飽きっぽいのは日本人だけではないです。

アメリカの「Boom & Burst」(ブーム・アンド・バースト)の例としては、こんなのがあります。
* セント・ジョンズ・ウォート(ハーブ)
* エキナシア(ハーブ)

◆◆◆

このあいだ日本の健康食品業界の人々にヒアリングしたところ、
「今年はこんな食材がヒットしそうだ」
と考えている人が多かったです。
はたして予想は当たるか?

■ゼアキサンチン
カロテノイドの一種。
「目」関係の疾病予防効果が期待できるそうです。
緑黄色野菜とかに含まれているようです。

■チョークベリー(アロニア)
北アメリカ東部原産のベリー系果実。
ポリフェノール含有量が高い=抗酸化作用が期待されるそうです。

■ニーム
樹木の名前です。
樹皮・種子・実・葉それぞれ薬効があるそうです。
インドの伝承医学(アーユルベーダ)で用いられる素材。
メタボ改善効果が期待。

■トコトリエノール複合体
「トコトリエノール複合体」は「スーパービタミンE」と呼ばれることがあり、ビタミンEよりはるかに抗酸化力が強く、アンチエイジング方面でヒットしそうだとか。
パーム椰子(西アフリカ原産の樹木)の実にこれが豊富にあるようです。

■バコパ
インドの伝承医学(アーユルベーダ