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松宮園生です。
このあいだ仕事でニューヨークまで行って帰ってきました。
僕は西海岸住民ですので、ニューヨーク(東海岸)は3000キロのかなた。
行くのも大変、泊まるのも大変、帰るのも大変。
いろいろあってドエライ疲れました。
ニューヨークで出会ったベジタリアンの人からこんな話を聞いたので、ご紹介します。
<塀の中のベジタリアン>
僕の印象ではベジタリアンは(なんとなく枯れているので)犯罪をしないと思っていましたが、犯罪をするベジタリアンもたまいにはいるそうです。
ベジタリアン囚人は服役中でもベジタリアンを貫きたい人が多く、
「刑務所の食事をベジタリアン・メニューにしろ!」
とだいぶウルサイとのこと。
それまで肉食だったのに、服役中にベジタリアンに変わる囚人も増えているらしい。
(1)「自分を抑えられなかった」ために犯罪を犯した人は、本心では「自分を抑えたい」と思っている
(2)ベジタリアン・メニューに変えてみたら、「自分をコントロールしやすくなった」
(3)だから、これからは食事で自分をコントロールしたい
専門家の話ではそういう理屈だそうです。
刑務所からすると、
「なになに? ベジタリアン・メニューに変えたら、囚人が自分をコントロールできるようになってくれんの? 要はおとなしくなってくれるわけだな。そりゃあ、ありがてえ」
というわけで、喜んでベジタリアン・メニューに変える。
そんな傾向が出ています。
というわけで、
* 一般アメリカ市民があいかわらずジャンクフードにはまっている一方で
* 刑務所メニューはどんどんヘルシー化している
という不思議な現象が進んでおります。
刑務所のヘルシーメニューのランキングも公表されていました。
第1位:アイダホ州
(メニュー例)
* レンティル豆のメキシコ風パイに豆腐のパテを載せたもの
* 大豆ソーセージ入り野菜ラザニア
* 野菜のホットケーキ
* 野菜のビスケット
* 野菜のプディング
第2位:マサチューセッツ州(←僕の師匠のチイタッタ先生が住んでいます)
第3位:ペンシルバニア州
そんなことまで公表されている米国のベジタリアン文化。
なんだか奥が深そうです。
(参考記事)
「ベジタリアン・ババア」
「萌えトマト」
「ベジコン」
◆◆◆
話は変わりますが、僕の旅行悲話を聞いてください。
今回、ニューヨークに行くのに 直行便が満席だったのでシカゴ経由(シカゴで飛行機を乗り換えます)で行くことにしました。
西海岸からシカゴに行くときは、雷に気をつけなくてはいけません。
途中に、雷の多発地域を飛ばなくてはならないのです。
(たまに竜巻も発生します)
案の定、僕の載っていたシカゴ行きの飛行機も雷に行く手を阻まれまして、迂回したり旋回したりしているうちに、シカゴ(オヘア空港)への到着が大幅に遅れてしまいました。
乗り換えの飛行機(ニューヨーク行き)の出発まであと20分です。
「なんだ、20分あれば大丈夫じゃん」
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、いちどシカゴのオヘア空港に行ってみるよろし。
ビックリします。
ドでかい空港です。
あれは空港というより、ひとつの都市ですね。
地下鉄も走っているし、商店街もあるし。
飛行機をおりたときに、乗務員から
「お客さん、走ってください。乗り遅れないように」
と言われました。
荷物を抱えて全力疾走。
あっちを曲がりこっちを曲がり、地下鉄に乗ったり降りたりして、乗継便のゲート(搭乗口)にギリギリ間に合ったわけです。
搭乗口で僕は言いました。
「あのー。荷物を預けてあるんだけど、荷物の乗継は大丈夫ですか?」
「とにかくお乗りください、お客様。すぐに出発しますから」と、係員のオネエサンが言いました。「荷物はなんとかします」
で、言われたとおりニューヨーク行きの飛行機に乗りこみました。
最後の乗客だったようで、すでに機内は満席です。
みんながジロジロ僕を見ています。
窓側の座席に座りました。
ふー。
「お待たせいたしました。まもなく離陸いたします」
そういう機内アナウンスがあり、機体はゆっくりと動きはじめます。
(飛行機が離陸前や着陸後に地上を走ることを、英語では「タクシー」といいます。←トリビアでした)
なんとか乗ることができて一息つき、窓の外を眺める僕の目に、あるものが映りました。
エディー・バウアー製の僕のトランクです。
いまごろ届いたらしく、僕のトランクを抱えたオニイサンと、飛行機の荷物係のオニイサンとがなにやら会話をしています。
首をふったりしています。
どうやらこういう会話らしい。
「おーい。最後の荷物が到着したぞ。これを乗せてくれ」
「無理だよ、もう。飛行機はほら、もう動き始めている(タクシーしている)」
というわけで、飛行機は離陸しました。
僕は自分のトランクが置き去りにされるのを目撃したトホホな状態で、ニューヨークに向かったのでありました。
皆さん、メリー・クリスマス。