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松宮園生です。
昨日(30日)のことです。
「松宮さんって、年末の忙しいときに長々と呑気なブログ書いてて、
じつはけっこうヒマなんですねえ」
なんてメールを数通、いただきました。
ししし、失礼な。
ななな、何を言うか!
…なんて反論したいところですが、はい、ヒマっつーか、じつはその、アメリカの年末年始は日本みたいに「師走」状態ではございません。
正月の準備をする、なんてこともありませんで。
大晦日もフツーに仕事し、家に帰って夕飯食べるでしょう(←キムチ鍋の予定)。
忘年会もないし。
大晦日の夜はさすがにお祭り気分で人の集まるところに出かけ、集まったみんなでカウントダウンをします。
(僕の近所はゲイの方々がちょっぴり多いみたいなので、その後の「キス合戦」は逃げ回ることになるでしょう)
元旦はアメリカも祝日です。
日本同様、世の中の会社はお休み。
でもお休みなのは元旦だけ。
翌日(1/2)は、みんなもう、ごく普通に仕事をしています。
◆◆◆
話は変わりますが、イベントのご案内。
来年の3月に
「フーデックス」
という日本最大の食の展覧会が開かれます。
(毎年、3月くらいにやってます)
日本最大というだけでなく、食の展覧会としては世界第3位の規模です。
期間: 3/11(火) - 3/14(金)
場所: 幕張メッセ
ウェブサイト:http://www2.jma.or.jp/foodex/ja/index.html
かなり面白いし、情報収集とかにもなりますので、行ける方は行ってみてください。
オススメです。
僕もなんとかして行こうと思っています。
過去、この「フーデックス」の楽しみ方について文章をものしたことがあるので、ご参考に…。
↓
「世界の食べ物をタダで食べまくる悪の楽しみ」
◆◆◆
もひとつイベントのご案内。
「フーデックス」より少し早いですが、2月に
「健康博覧会」
という健康に関する大きな展覧会が開かれます。
自然食品とか、食事指導とか、あとサプリメントとか、そういう分野に興味のある方にはオススメです。
これも僕自身、何とかして行きたいと思ってます。
期間: 2/27(水) - 2/29(金)
場所: 東京ビッグサイト
ウェブサイト: http://www.this.ne.jp/
◆◆◆
皆様から叱咤激励をいただいて今日まで書き続けることができました。
ありがとうございました。
来年もまた、ご贔屓によろしくお願い申し上げます。
食育プロデュース委員会(www.shokuiku-pro.com)
松宮園生
松宮園生です。
パクチー好きの僕の夢は、生きているうちに
「パクチーによる太陽系支配」
を実現することです。
すなわち、
「パクチー太陽系連邦」
を建国するのです。
(いったい何歳まで生きるつもりなんだよ)
太陽系支配のあとは、権力を「日本パクチー狂会」の会長さんに譲り、
僕自身は
* 各惑星に呼ばれて講演活動をしたり、
* たまには銀河帝国の星々にでかけて宇宙の平和に貢献したり
したいと思います。
銀河帝国には、いろんな宇宙人がいるんだろうなあ。
(パクチーによる宇宙征服プランの詳細についてはここをクリック)
◆◆◆
地球から10光年の距離のところにテケテケ星があります。
人類よりも進んだ科学技術を持ち、地球になんどもUFOを送りこんでいます。
何の目的でUFOを送りこんでいるかというと、パクチーをこっそり持ち帰るためです。
テケテケ星人はパクチー好きなのでした。
そのテケテケ星人からメールが来ました。
あんたのブログを読んだよ。
「パクチーによる太陽系支配」のお手伝いをしたい。
今晩、あんたのアパートに行くから、会議をしよう。
掃除をして待て。
そんな内容のメールでした。
その夜、掃除が終わった僕のアパートの前に、宇宙船が降りたちました。
ノックがしたのでドアを開けると、テケテケ星人が立っていました。
テケテケ星人は、昭和中期に流行った宝ビニール(現タカラトミー)のあの「ダッコちゃん人形」が、逞しくなったような姿をしていました。
「ハイル・パックチー」と宇宙人は言いました。
「は、ハイル・パックチー」あわてて僕も答えました。
そのテケテケ星人、いきなり断りもなく僕のアパートに入りこんだかと思うと、冷蔵庫を開き、中をのぞきこみ、狂ったように笑いはじめます。
「な、何がおかしい」
「おかしい?」ダッコちゃん人形は急に真顔になりました。「そんなことは、どこにも書いてないぞ」
「は?」
「まあいい。たまには大目に見るとしよう」
「は?」
テケテケ星人は冷蔵庫を閉め、考え込むように腕を組みました。「久しぶりに来たのだが、立派になったもんだ」
「来たことがあるのか?」
「あるわけないじゃない。なんでそんなことを言うんですか」テケテケ星人は泣きはじめました。「ひどい。ひどすぎる」
僕は混乱しました。
泣きやむと、宇宙人はテーブルの上にぴょんと飛び乗り、仁王立ちになりました。「パクチーはどうする」
「どうするって? 欲しいってことか? ここにはないよ。買ってこようか」
「なぜ買うのだ」
「え? だってあんた、パクチーが欲しいんだろ」
「パクチーが欲しいのか? そんなことはどこにも書いてなかったが…」
「は?」
「まあいい。それはあとで思い出せば何とかなるだろう。ところでパクチーはどうする」
「だからここにはないってば」
「そいつは傑作だ」仁王立ちのダッコちゃん人形の両眼から、涙がこぼれました。「生きるのは素晴らしい」
テケテケ星人はテーブルから降り、またもや冷蔵庫をあけ、今度はくすくす笑いました。
「もう1回聞くけどさ」僕は言いました。「冷蔵庫の何がおかしい」
「あなたの冷蔵庫はおかしいのか?」
「おかしいわけねーだろ」
「じゃあ心配しなくていいじゃないか。ところで、これは何だ」テケテケ星人は、冷蔵庫のなかからアイスクリームを取り出しました。「バカにしているのか」
「は? それはアイスクリームだろ」
「バカにしている」テケテケ星人はアイスクリームをなめながら言いました。「許し難い暴挙だ」
「ただのアイスクリームだろ。どこがバカにしているんだ? てゆーか、人のアイスクリームを勝手になめるなよ」
「なんだと? 誰かがアイスクリームを勝手になめているのか? それは誰だ? なんとも許し難い暴挙ではないか」
「それはあんただろ」
それには答えず、宇宙人はアイスクリームをなめ続けました。
コーンまできれいに食べてしまうと、
「そうだったのか…。わたしがアイスクリームをなめていたのか。うーむ。許し難い暴挙だ。同情の余地はない。死刑に処すがよかろう」
テケテケ星人はポケットから毒薬のようなものを取り出すと、その液体をごくごくと飲みほしました。
数秒後、その体がコトンと倒れ、ぴくりとも動かなくなりました。
呆然と立ちすくむ僕。
「生きるのは素晴らしい」って、いま言ってたんじゃないの?
ふたたびノックがし、べつのテケテケ星人がアパートに入ってきました。
いやーな沈黙。
「ち、違うんだ」僕はあせりました。「この人が勝手に…」
「だから腹は空かせておくべきなのだ。あれほど言ったのに」宇宙人は溜息をつきました。「それにしても地球とは恐ろしい星だ。うまいこと言う」
動かなくなった仲間の死体(?)をひきずって、テケテケ星人は出て行きました。
◆◆◆
翌朝、またテケテケ星人からメールが来ました。
昨晩の会議が決裂したのは残念でならない。
今晩もういちど出向くから、それまでに白か黒か、はっきりさせておけ。
そんなメールでした。
(以下次号)
松宮園生です。
(前回までのあらすじ)
繁栄にあぐらをかき、飽食をむさぼる先進国。
彼らに鉄槌を下すことにした全能の神様は、
「ウエルネス天国」
「メタボ地獄」
を作りました。
ストイックに生涯を全うしたらウエルネス天国行き。
飽食におぼれメタボのまま死んだらメタボ地獄行き。
一方、人間社会のほうでも
「メタボ基本法」
が可決され、メタボな人は
「メタボ刑務所」
に送られて保健指導を受けるようになりました。
「刑務所に送られてたまるか」と逃げ回るメタボな人々を、
「メタボ警察」
が執拗に追い回します。
このシリーズ(21世紀神様の悩み)は、そうしたちょっとすごく怖い時代を懸命に生きる人々を描く、壮大なヒューマン・ドラマです。
(そうだっけ?)
◆◆◆
「最後の審判の日」時計(Doomsday Clock)
というのが本当にあるのをご存じでしょうか?
宇宙戦艦ヤマトじゃないけど、
「人類滅亡まで、あと××分」
というのを示す時計です。
シカゴ大学にあります。
「原子力科学者ブレティン」
という名前の科学雑誌がその時計を管理しています。
時計の針は進んだり後退したりします。
核戦争の可能性とか、地球温暖化などの環境問題とかを考慮して、
「人類滅亡まで、あと××分」
が決められています。
ちなみに、今日現在は
「人類滅亡まで、あと5分」
となっています。
本当に5分後に滅びるという意味ではありませんが、
「あと5分しかない、くらいに人類や地球のことを真剣に考えなさい」
ということを警告しているわけです。
◆◆◆
死んだばかりのある男が「メタボ地獄行き」を天使から宣告され、空港に到着しました。
これからメタボ地獄行きユナイテッド航空459便に乗るのです。
指定された搭乗口にむかって、男はしょんぼり(←死語)と歩いています。
「そんなに落ち込まないでよ、おじさん」見送りの天使が男の肩を軽くたたきました。「模範囚として認められたら、メタボ天国に行けるからさ」
「そんなこと言うたかて、わて、情けないわ」
男がなにげなく顔をあげると、コンコースの壁に無数の時計がかかっているのが目に入りました。
「時計がぎょうさんありまんなあ」男は言いました。「なんの時計でっしゃろか?」
「ああ、それはね」天使が答えました。「食育時計っていうんだ」
「食育時計?」
「神様が眉をひそめるような食事をしたら、時計の針が進むんだよ。暴飲暴食したりとか、ジャンクフードを食べたりとか、野菜を食べなかったりとか、寝る前に甘いものを食べたりとかすると、針が進む」
「そりゃまた、ごっつい時計でんなあ」
「あそこにロココ風のデザインの時計があるでしょ?」
「あれでっか」
「そう。あれはマザー・テレサの時計だよ」
「マザー・テレサでっか」
「マザー・テレサの時計はまったく針が動かなかった。彼女の食生活は完璧だったんだ」
「はあ…」
「それから、向こうに大きな振子時計があるの、分かる?」
「向こうの、あれでっか」
「あれはドクター・チイタッタという人の時計だよ」
「チイタッタゆうたら、ターザン栄養学で有名なアメリカの先生でおまんな?」
「えっ? ドクター・チイタッタを知ってるの?」
「知り合いに松宮園生いう変なやつがいてまんねん。その変なやつがチイタッタ先生、チイタッタ先生といつもやかましゅうて」
「へえ、そうなんだ。ドクター・チイタッタの時計はね、まだ2分しか針が動いていない」
「2分」
「要するに、今まで2回だけ、メタボな食事をしたことがあるってこと。あとは全部、立派な食事をしている」
「わてには真似できまへんわ」
「大丈夫。メタボ地獄に行ったらできるようになるから」
「ひー」
「そっか、おじさんは松宮園生の知り合いなんだね」天使が言いました。
「そうでんねん。恥ずかしうて言わんでおこう思っとったんやけど」
「その気持ち、わかるよ」
「そや。そういえば松宮園生の時計は、どれでっか?」
「うん、それがね」天使は言いました。「ここには、ないんだ」
「どこにありまんねん?」
「うん。近ごろは天国も温暖化しててね。神様のオフィスで、扇風機がわりになってる」
松宮園生です。
食育ロボは正式名称を
「アンドリュー77」
といいます。
日本食育大学のロバート・シトピッチャン教授
が開発し、玩具メーカーから発売されました。
少々、
「猟奇的な彼女」
タイプのロボットでしたので、そういう「プレイ」
が好きな人のあいだでヒットしたようです。
どのくらい「猟奇的」だったかについては
以下を参照。
「食育ロボ発進! 前編」
「食育ロボ発進! 後編」
◆◆◆
「なになに、食育ロボット? そりゃ便利なものができたなあ」
そう思ったのは地方自治体に勤める方々でした。
理由はこうです。
2005年に「食育基本法」が制定されました。
この法律により、自治体(県庁や市役所や町役場など)はそれぞれ独自に
「食育推進計画」
を立てることが決められています。
計画を立てたはいいですが、立てたら実行しなくてはなりません。
何を実行するかというと、
* 食育の教室
や
* 食育のイベント
などです。
こういうのは参加する側は「学ぶため・楽しむため」に来たりするわけで、もちろんそれでよいです。
が、開催する側はタイヘンです。
普段から人員不足で忙しいのに、食育までやりなさいと言われても人手が足りません。
ネコの手も借りたいです。
そんなところに、食育専門のロボットが発明されたわけですから、自治体の方々も大助かりというわけです。
さっそく購入し、
「食育料理教室」
の講師をやってもらうこととなりました。
名づけて
「地元の食材を食べよう。食育ロボット、アンドリュー先生のちょっぴりエスな料理教室(副題:ちょっぴりじゃないけど)」
◆◆◆
ところがです。
料理教室の当日の朝、トラブルがありました。
アンドリュー77が1人で開講準備をしていると、地元の食育ボランティア団体が文句を言いに教室までやって来たのです。
団体の代表と称する女性が、腕組みしてふんぞり返りながら言いました。
「あなたが食育ロボットね。わたくしは『食育の大切さを考える母の会』代表、佐久間象子です。管理栄養士です。管理栄養士であると同時に、栄養教諭の免許をもっており、フードコーディネーターの資格も持っています」
「管理栄養士であり、栄養教諭であり、フードコーディネーターでもある佐久間象子ですね」相槌をうつアンドリュー先生。
「それだけではありません。食育必死講座1級でもありますし、食育プリーチャーの資格も取っています」
「食育必死講座1級で、食育プリーチャーですか」
「それだけではありません。食育推進士試験はムラサキ合格しています」
「ムラサキ合格」
「ムラサキ合格が最上位です。次がキイロ合格。その次がアオ合格です」
「ムラサキ合格が最上位、次がキイロ合格、その次がアオ合格ですか」
「それだけではありません。炭水化物のソムリエでもあり、日本カルパッチョ協会認定カルパッチョ講師の免状も持っているのです」
「炭水化物のソムリエであり、カルパッチョ講師ですか」
「認定講師です。ただの講師ではありませんから」
「ただの講師ではなく、認定講師ですか」
「そうですよ」
「なるほど」とアンドリュー。「『食育の大切さを考える母の会』代表、管理栄養士、栄養教諭、フードコーディネーター、食育必死講座1級、食育プリーチャー、食育推進士ムラサキ合格、炭水化物のソムリエ、認定カルパッチョ講師の佐久間象子。その佐久間象子が何の御用ですか」
さすがロボット、記憶力は完璧です。
「何の御用ですか、ですって? 決まっているじゃありませんか。ロボットなんかに食育はできないと言いに来たんですよ」
「そうですか。言いに来たのですか。いま、佐久間象子は言いたいことを言いましたね。ということは、これで御用は終わりですか」
「なんですって」佐久間象子の腕に血管が浮き出ました。「あなた、誰にむかって話をしていると思ってるのかしら」
「『食育の大切さを考える母の会』代表、管理栄養士、栄養教諭、フードコーディネーター、食育必死講座1級、食育プリーチャー、食育推進士ムラサキ合格、炭水化物のソムリエ、認定カルパッチョ講師の佐久間象子にむかって話をしていると思っています」
佐久間象子の額から血がぴゅっと飛び出ました。「この出来そこないロボット! 市長に言いつけてやる。わたくしは市長とも話ができるんですからね。市長に話せば、あなたなんてすぐに潰されてしまいますわよ」
アンドリュー77の採用を決めたのはその市長さんなんですけど。
「ようするに佐久間象子はロボットが食育料理教室をするのを嫌っているわけですね?」と、アンドリュー。「いつの時代にも、機械化に反対する人はいます」
「食育の教室が機械化できるわけ、ないでしょう」
「確かに人間にしかできない食育教室はあります。しかしロボットで足りる食育教室だってあるのではないでしょうか」
「そんなの、あるわけありません」
「食育教室が終わったあとの生徒さんの感想を聞いてみてください。『あの先生、素晴らしかった。またあの先生に教わりたい』という感想をロボット講師が引き出すことはたしかに難しいです。人間にしかできません。でも『地元の野菜は美味しいね』という地産地消絶賛型リアクションを引き出すだけなら、わたしのようなロボットでもできます」
「ずいぶんな自信ねえ」
「地産地消を伝えるだけの教室ですから、ロボットでもできるのです。その証拠に、人間が講師をやってもギャラは安いでしょう。ギャラが安いということは、難易度が低いということです」
「あなた、よくもそんなことをヌケヌケと」
理屈で攻められ、いきりたつ佐久間象子。
一触即発の危機です。
映画「エイリアン vs プレデター」を連想したあなた。
その連想はまともです。
どっちが勝っても、人類に未来はたぶんない。
「ちょっとあなた、逃げるるのですか?」
佐久間象子を無視してふたたび料理教室の準備をはじめたアンドリューに対し、無視された佐久間象子が吠えました。
アンドリューは聞こえたのか聞こえていなかったのか、食材の数を数えたりしています。
「まあ。返事もしないなんて。何ですか、あなたは」
「何ですかと言われても困りますが、食育ロボット、アンドリュー77です」
「そんなことは分かっていますよ。なんでロボット風情のあなたがここにいるかと聞いているのです」
「ここで親子料理教室を開くのです。『野菜オムレツのカレー風味』をみんなで作るのです。あなたも参加しますか。2000円です」
「プロのわたしが参加するわけ、ないでしょう。わたしは管理栄養士、栄養教諭、フードコーディネーター、食育必死講座1級、食育プリーチャー、食育推進士ムラサキ合格、炭水化物のソムリエ、認定カルパッチョ講師なのですよ」
「それは知っています。さきほど伺いましたので」
「口の減らないロボットですわね。いったい何様のつもりなのですか」
「食育ロボット、アンドリュー77です。それより、御用がお済みなら帰っていただけませんか? 準備がたてこんでいるのです」
「そうじゃなくて!」佐久間象子はわなわなと震えだしました。「あなたなんかに食育はできないんですったら。食育ならわたくしがやります」
「他人の食育を妨害するつもりはありません。ですので、お構いなくご自由に食育をなさってはいかがですか?」
「食育はわたくしの領域なんです! わたくし以外の者がこの町で食育をすることは許しません。あなたはさっさと片付けて帰りなさい。あとはわたくしがやります」
アンドリューは初めて、佐久間象子の顔をまじまじと見ました。
「なるほど、人間の心理は複雑なものですね。そうですか。あなたはこの町の食育を独占したかったわけですね」
「そんなことは言ってないでしょう!」と佐久間象子。頭が熱を帯びているのか、上空の空気が揺らいでいます。「わたくしが言いたいのは…」
「見苦しいわよ、佐久間さん」
背後から声がしました。
年配の小柄な女性が立っていました。
「谷口先生…」佐久間象子がつぶやきました。「先生、どうしてここに…」
「佐久間さん。今日のところはわたしたちの負けです。いったん退却しましょう」
うなだれる佐久間象子。
谷口先生と呼ばれた謎の年配の女性は、アンドリューにむかって静かに言いました。
「アンドリューとやら。これだけは言っておきますよ。わたしたちに刃向って無事だった人はいないのです。よく覚えておきなさい」
立ち去る谷口先生。
「わたしたちを甘く見るんじゃないわよ」
捨て台詞を残し、それまでうなだれていた佐久間象子も谷口先生の後を追って去ってゆきました。
(以下次号)
松宮園生です。
日本食育大学を受験予定の諸君!
このあいだは模擬試験をやっていただいたが、今回は昨年の試験問題を紹介しよう。
ぜひチャレンジしてみたまえ。
◆◆◆国語・社会ミックス(100点満点)◆◆◆
以下の文章を読み、設問に答えなさい。
今年もあとわずかである。
いろいろあった1年だったが、お腹まわりが増えたのは我ながら情けない。
来年こそはダイエットしよう。
たしか来年の春から「特定検診・特定( a )」が義務化されると聞いている。
特定( a )の対象になったら、私生活にいろいろ干渉されて面倒らしい。
だからそれまでにお腹まわりを縮めないといけない。
いまは90センチあるから、干渉されないためにもなんとかしてこれをあと( b )センチ縮小しなければ。
…などと呑気なことを考えていたら、自宅に空き巣が入ってしまった。
窓ガラスにきれいに穴があいており、そこから鍵をあけて侵入したらしい。
セコムにしておけばよかったのだが、後の祭りである。
とにかく警察を呼ぶ。
ところが、待てど暮らせど警察はやってこない。
1時間も待ったろうか、ようやく警官が自転車でやってきた。
パトカーではなく、チャリンコでえっちらおっちら( c )やってきたわけである。
それも、キキキという甲高いブレーキ音のする自転車である。
「いやー、季節がら空き巣が多くて、手が回らんのですよ。遅くなりました」と中年の警官は言った。「ではまず調書を作りたいのでご協力お願いします。何を盗られましたか?」
「これです」わたしは待っているあいだに作成したメモを、警官に手渡した。
「恐れ入ります」警官は言った。「書きうつしますので、ちょっと待ってください」
「書きうつすの? そんなことしなくても『別紙』ということで添付しとけばいいんじゃないの?」
警官は目を丸くした。「いやあ、おっしゃる通りだ。お客さん、頭がいいですなあ。ひょっとして、東大出身ですか?」
「いや、東大出身じゃなくてもそれくらいは…。ていうか、わたしはお客さんではありませんが…」
「感銘しました」警官は言い、敬礼をした。「小官は市ノ瀬と申します。以後、お見知りおきを」
「はあ。山本です」
「では山本さん。盗られたものを順に教えてください」
「は? いま、メモを渡しましたが」
「そ、そうでした。はははは。この紙でしたね。なるほど、どれどれ…。主に、携帯電話と現金20万円、ですな。あとは年末ジャンボ宝くじが20枚と、映画のDVDですか」
「そうです。他にも大きいのがあるかもしれませんが、すぐに分かったのはこれだけです」
「なるほど。で、その携帯電話と20万円と宝くじとDVDは、どこにありますか?」
「は? 盗まれたわけですから、ここにはありませんが」
「そうですか。ここにはない、と…」つぶやきながら、調書に書きこむ警官。「ではまず携帯電話ですが、どうして持ち歩かずにご自宅に置いてあったのですか?」
「今日にかぎってたまたま置き忘れていました。悪用されるのが心配です」
「それは心配ですな。どこの電話会社ですか?」
「NTTドコモです」
「なるほど」調書に書きこむ警官。
「NTTコドモではありません」わたしは彼の書き間違いを指摘した。「そんな意味不明の子どもはいません。コドモではなくドコモですよ」
「おっと失礼。コモドでした」
「違いますってば。それでは大トカゲになってしまいます。ドコモですよ。ド・コ・モ」
「おっと失敬。ド・コ・モ…と」
「しっかりしてくださいよ、おまわりさん」
「頑張ります」そう言って彼はまた敬礼した。「現金ですが、どこに置いてあったんですか?」
「あれです。『20万円がたまる貯金箱』って書いてある大きなブリキ缶がありますよね。あれです」
「ゴキブリ缶、ですか」
「違います。ブリキ缶です」
「20万円がたまるって、そんな貯金箱があるんですなあ」
「見たことありませんか? 雑貨屋とかによく置いてありますけど。500円玉専用の貯金箱なんです。500円玉で満杯になったら、総額が20万円になるんです」
「ほお。で、缶切りで開いた形跡がありますな」
「缶切りで開けて、中身だけを盗っていったみたいなんです」
「中身は何だったのですか?」
「は? 中身は500円玉ですよ。いま言ったでしょう」
「あ、そうか。はははは。500円玉が、ジャラジャラと入っていたわけですな」
「そうです」
「ジャラジャラとね。…満杯だったのですか?」
「満杯でした」
「本当ですか? そんなこと言って、じつは半分しかなかったとか」
「し、失礼な。間違いなく満杯でしたよ。もう500円玉が入らなくなったので、2つ目の貯金箱に入れ始めたくらいなんですから」
「2つ目の貯金箱があるんですか?」
「ここにあります。犯人も2つ目があるとは気がつかなかったみたいで」わたしは冷蔵庫の奥に隠してあった2つ目の貯金箱を出してみせた。「こっちもすでに半分くらい入ってます。ほら、冷えてて重いでしょう」
「確かに、冷えててずっしり重いですな。半分くらい入っているということは、10万円くらいですかな?」
「そのくらいですね」
「ふむふむ。で、最初の貯金箱のほうですが、缶切りで開けられていますな。缶のまま持っていけばいいのに、犯人のやつ、わざわざ時間をかけて開いた。なぜだか分かりますか?」
「なぜなんですか? 教えてください」
「東大出身なのに、分からないのですか?」
「分かりません。ていうか、東大出身じゃないし」
「そうですか。まあ無理もありませんな。小官にもよく分からんのです。あとで署のほうに聞いておきましょう」
わたしはずっこけた( d )。
「山本さん、とおっしゃいましたな?」警官は言った。「プライバシーをお聞きするのは心苦しいのですが、調書に書かんといけませんので、山本さんご自身についてお尋ねします」
「はい。ていうか、わたしは山本ですけど」
「はあ。分かっておりますが。それが何か?」
「調書には山下って書いてありますよ」
「ありゃりゃ、本当だ。小官としたことが」
「しっかりしてくださいよ」
「しっかりします」また敬礼をした。「えっと、では性別をお答えください」
「は? 見てお分かりのとおり、男ですけど」
「本当ですか。最近は、見た目だけで判断つかない人が増えたもんですから」
「それはそうかもしれないけど」わたしはムッとした。「正真正銘の男ですよ」
「男なら、自分が男かどうかなんてそんな細かいこと、気にせんでください」
「は? 意味不明なんですけど」
「はははは。まあとにかく。年齢とご職業を教えてもらえませんか」
「41歳です。職業は、食育をしています」
「ショクイク? なんですかそれは」
「食べるという字に、育てるという字で、食育といいます」
「こうですか?」
「逆です。それでは育食(イクショク)です。いくらなんでも、そんな間違え方はないでしょう。わざとですか」
「いえいえとんでもない」敬礼。「で、その食育という仕事は、いったいぜんたい何ですか?」
「食育というのはですね。( e )」
「へえ! なるほど、よく分かりました。なんとまあ素晴らしい仕事をなさっておりますなあ。いやあ、若いのに大したもんだ」
警官がまた敬礼をした。
わたしは顔を赤らめた。「恐縮です」
「では署のほうに電話してまいりますので、しばらくお待ちいただけますかな?」
「分かりました」
いやー、立派なお仕事をなさっておられる、儲かりもしないのに感心感心、とつぶやきながら、警官は出ていった。
儲かりもしないのにというのは一言余計である。
が、全体的におだてられていい気分になったわたし。
だが、いつまで待っても警官は戻ってこない。
おかしいな、と思って窓の外を見ると、ちょうどそこに小型のパトカーが止まった。
現われたのは小柄だがちょいと色っぽい婦人警官である。
( f )によく似ている。
わたしは興奮して玄関に飛びだした。
「山本さん?」
「ハイッ! 山本です」
「××署です。ごめんなさい、遅くなっちゃって」婦人警官が上目づかいで言った。「空き巣が続いちゃってたいへんだったんです。でも一生懸命お世話しますから、許してくださいね?」
「ゆ、許します!」思わず気をつけの姿勢をとるわたし。「ていうか、お、お世話って何ですか?」
ふくらむ期待。
しかし突然、わたしは気がついた。
「さっきの警官は誰だったんだ?」
あわてて家の中を見回す。
やられた!
10万円入りの、2つ目の貯金箱が消えていたのであった。
次の瞬間、すべての光が消えて真っ暗になった(←小泉八雲か!) ( g )
(完)
<第1問(60点満点)>
( a ) に入る漢字4文字を答えなさい(5点)。
( b ) に入る数字を答えなさい(5点)。
( c ) 「えっちらおっちら」は死語か。理由をつけて答えなさい(5点)。
( d ) 「ずっこけた」は死語か。理由をつけて答えなさい(5点)。
( e ) のなかに、適切な説明を100字以内で入れなさい(30点)。
( f ) に入る適切な有名人を答えなさい(5点)。
( g ) 「小泉八雲か!」このツッコミの意味を答えなさい(5点)。
<第2問(40点満点)>
この話の教訓は何か。「食育」という単語を必ず使用し、200字以内で答えなさい。
(なお、この話はフィクションです。主人公の山本光一と松宮園生とはマジでなんの関係もありません)
松宮園生です。
このあいだ仕事でニューヨークまで行って帰ってきました。
僕は西海岸住民ですので、ニューヨーク(東海岸)は3000キロのかなた。
行くのも大変、泊まるのも大変、帰るのも大変。
いろいろあってドエライ疲れました。
ニューヨークで出会ったベジタリアンの人からこんな話を聞いたので、ご紹介します。
<塀の中のベジタリアン>
僕の印象ではベジタリアンは(なんとなく枯れているので)犯罪をしないと思っていましたが、犯罪をするベジタリアンもたまいにはいるそうです。
ベジタリアン囚人は服役中でもベジタリアンを貫きたい人が多く、
「刑務所の食事をベジタリアン・メニューにしろ!」
とだいぶウルサイとのこと。
それまで肉食だったのに、服役中にベジタリアンに変わる囚人も増えているらしい。
(1)「自分を抑えられなかった」ために犯罪を犯した人は、本心では「自分を抑えたい」と思っている
(2)ベジタリアン・メニューに変えてみたら、「自分をコントロールしやすくなった」
(3)だから、これからは食事で自分をコントロールしたい
専門家の話ではそういう理屈だそうです。
刑務所からすると、
「なになに? ベジタリアン・メニューに変えたら、囚人が自分をコントロールできるようになってくれんの? 要はおとなしくなってくれるわけだな。そりゃあ、ありがてえ」
というわけで、喜んでベジタリアン・メニューに変える。
そんな傾向が出ています。
というわけで、
* 一般アメリカ市民があいかわらずジャンクフードにはまっている一方で
* 刑務所メニューはどんどんヘルシー化している
という不思議な現象が進んでおります。
刑務所のヘルシーメニューのランキングも公表されていました。
第1位:アイダホ州
(メニュー例)
* レンティル豆のメキシコ風パイに豆腐のパテを載せたもの
* 大豆ソーセージ入り野菜ラザニア
* 野菜のホットケーキ
* 野菜のビスケット
* 野菜のプディング
第2位:マサチューセッツ州(←僕の師匠のチイタッタ先生が住んでいます)
第3位:ペンシルバニア州
そんなことまで公表されている米国のベジタリアン文化。
なんだか奥が深そうです。
(参考記事)
「ベジタリアン・ババア」
「萌えトマト」
「ベジコン」
◆◆◆
話は変わりますが、僕の旅行悲話を聞いてください。
今回、ニューヨークに行くのに 直行便が満席だったのでシカゴ経由(シカゴで飛行機を乗り換えます)で行くことにしました。
西海岸からシカゴに行くときは、雷に気をつけなくてはいけません。
途中に、雷の多発地域を飛ばなくてはならないのです。
(たまに竜巻も発生します)
案の定、僕の載っていたシカゴ行きの飛行機も雷に行く手を阻まれまして、迂回したり旋回したりしているうちに、シカゴ(オヘア空港)への到着が大幅に遅れてしまいました。
乗り換えの飛行機(ニューヨーク行き)の出発まであと20分です。
「なんだ、20分あれば大丈夫じゃん」
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、いちどシカゴのオヘア空港に行ってみるよろし。
ビックリします。
ドでかい空港です。
あれは空港というより、ひとつの都市ですね。
地下鉄も走っているし、商店街もあるし。
飛行機をおりたときに、乗務員から
「お客さん、走ってください。乗り遅れないように」
と言われました。
荷物を抱えて全力疾走。
あっちを曲がりこっちを曲がり、地下鉄に乗ったり降りたりして、乗継便のゲート(搭乗口)にギリギリ間に合ったわけです。
搭乗口で僕は言いました。
「あのー。荷物を預けてあるんだけど、荷物の乗継は大丈夫ですか?」
「とにかくお乗りください、お客様。すぐに出発しますから」と、係員のオネエサンが言いました。「荷物はなんとかします」
で、言われたとおりニューヨーク行きの飛行機に乗りこみました。
最後の乗客だったようで、すでに機内は満席です。
みんながジロジロ僕を見ています。
窓側の座席に座りました。
ふー。
「お待たせいたしました。まもなく離陸いたします」
そういう機内アナウンスがあり、機体はゆっくりと動きはじめます。
(飛行機が離陸前や着陸後に地上を走ることを、英語では「タクシー」といいます。←トリビアでした)
なんとか乗ることができて一息つき、窓の外を眺める僕の目に、あるものが映りました。
エディー・バウアー製の僕のトランクです。
いまごろ届いたらしく、僕のトランクを抱えたオニイサンと、飛行機の荷物係のオニイサンとがなにやら会話をしています。
首をふったりしています。
どうやらこういう会話らしい。
「おーい。最後の荷物が到着したぞ。これを乗せてくれ」
「無理だよ、もう。飛行機はほら、もう動き始めている(タクシーしている)」
というわけで、飛行機は離陸しました。
僕は自分のトランクが置き去りにされるのを目撃したトホホな状態で、ニューヨークに向かったのでありました。
皆さん、メリー・クリスマス。
松宮園生です。
難関、日本食育大学を受験予定の諸君!(←死語)。
入試まであと2ヶ月ですね。
実力だめしの模擬試験にチャレンジしてみましょう。
◆◆◆国語(100点満点)◆◆◆
以下の文章は「食の世界のスーパーパワー その3」(松宮園生)からの抜粋です。よく読み、設問に答えなさい。
内科医チイタッタ先生は、かつてネスレ社と契約していました。
そのチイタッタ先生のところに、若いネスレ社員が青ざめた顔でやってきたそうです。
ネスレ社員が言いました。
「先生。僕って異常なんでしょうか?」
「何があったんですか?」
「胃腸がおかしいんです。このあいだニンジンスティックを食べたんですけど、トイレにいったらニンジンスティックがそのまま出てきました」
「ふむ。それで?」
「リンゴを食べたんですけど、そしたらリンゴがそのまま出てきました」
「ふむ。それで?」
「ドライヤーズ(アイスクリーム)を食べたんですけど、そしたらドライヤーズがそのまま出てきたんですよ! 心配でなりません。僕は何を食べたらいいでしょうか?」
チイタッタ先生は穏やかに言いました。「何も心配いりません。ウ○コを食べなさい」
<第1問(語彙力。20点満点)>
最後の伏字(○)にあてはまるカタカナ1文字を答えなさい。
<第2問(読解力。40点満点)>
「ドライヤーズ(アイスクリーム)を食べたんですけど、そしたらドライヤーズがそのまま出てきた」ときのネスレ社員の気持ちはどのようなものだったか。100字以内で説明しなさい。
<第3問(想像力。40点満点)>
このあとネスレ社員はどのような返事をすると思うか。あなたの考えを100字以内で述べなさい。
◆◆◆数学(40点満点)◆◆◆
<第1問(高次方程式。20点満点)>
Aさんの BMI は n (エヌ)です。Aさんの体重(kg)に 100 を足したら、ピッタリAさんの身長(cm)となります。さて、Aさんの身長・体重を n を使って表しなさい。
「そんなことどーでもいいよ」と思うかもしれませんが(いやマジで、どーでもいいんだけど)、たまには我慢して考えなさい。
<第2問(幾何学。20点満点)>
三角形ABCで、AB=AC とする。C から AB におろした垂線が AB と交わる点を H とするとき、「メタボリック・シンドローム」という言葉の意味を答えなさい。
◆◆◆理科(60点満点)◆◆◆
<第1問(知識の正確さ。各20点。40点満点)>
(1)ポリフェノールとは何か。100字以内で説明しなさい。
(2)賞味期限と消費期限の違いをせっかくだから100字以内で説明しなさい。
<第2問(好奇心。20点満点)>
マルチタイプ(さまざまな栄養素がミックスされている)のサプリメントで、女性向けのものには含まれているが、男性向けのものにはしばしば抜かれているミネラルの代表格はなーんだ。
2つ挙げなさい(各10点)。
◆◆◆社会(100点満点)◆◆◆
<第1問(食育活動の目的。各30点。60点満点)>
あなたは食育活動をすることで「誰に」「どんな」影響を与えたいとマジ考えていますか。
(1)「誰に」について、分かりやすく100字以内で説明しなさい。
(2)「どんな」については、
「いままで××だった(before)のが、わたしの力で××に変わる(after)」
という表現を用いて100字以内で説明しなさい。
<第2問(身のまわりの食育環境の把握度。各10点。40点満点)>
(1)あなたが住んでいる都道府県の食育推進計画はどのようなものですか。他の都道府県と比べて特徴が分かるように100字以内で説明しなさい。
(2)あなたが住んでいる市町村の食育推進計画はどのようなものですか。隣近所の市町村と比べて特徴が分かるように100字以内で説明しなさい。
(3)他国と比べて日本の食育の特徴は何か。またなぜそのような特徴が生まれたのか。あわせて100字以内で説明しなさい。
(4)食育基本法が制定されたのは2005年6月10日である。その日、あなたはどこで何をしていたかを答えなさい。(←テケテケ警察署からの出題です)
◆◆◆英語(100点満点)◆◆◆
<第1問(リーディング。50点満点)>
次の文章を訳しなさい。
Fruit and vegetables help set you up for a healthier lifestyle.
Best of all, there is so much variety to choose from, all year long, there's enough to keep even the fussiest eaters happy.
To get the best health benefits, your 5 A DAY portions should include a combination of a variety of fruit and vegetables.
That's 5 portions altogether, not 5 portions of fruit and 5 portions of veg.
Here are 5 great reasons to eat 5 portions of fruit and vegetables A DAY:
* They're packed with vitamins and minerals.
* They can help you to maintain a healthy weight.
* They're an excellent source of fibre and antioxidants.
* They help reduce the risk of heart disease, stroke and some cancers.
* They taste delicious and there's so much variety to choose from.
<第2問(英作文。各6点。30点満点)>
次の日本語を英語にしなさい。
(1) てやんでえ、地産地消は死語じゃなくて立派な現代語じゃんよ。
(2) ビタミンCは熱に弱いんだよ。そこんとこよーく考えて、調理すんだぞ。
(3) 日本食は世界でブームみたいなんだけど、何人(なにじん)だか知らないけど怪しげな寿司なんか作っちゃってさー、笑える。
(4) 当店ではこのたび、安心安全な食材にこだわり、メニューを一新しました。
(5) だからといって「今までは安心安全な食材にこだわっていなかった」という意味じゃねえぞ。
<第3問(英作文。20点満点)>
ガイジンから
「日本人は食事の前後に手をあわせてなにやらもごもご言ってる人が多いでござるが、ありゃいったいなんでござるか?」
という意味の質問を受けました。
その質問にたくみな英語で答えなさい。
◆◆◆
国語 100点満点
数学 40点満点
理科 60点満点
社会 100点満点
英語 100点満点
合計 400点満点
受験生予想平均点 150点
合格安全圏 250点
松宮園生です。
日本パクチー狂会
↑
ホントにある組織です。
僕は日本にいないので残念ながら活動には
参加できず、幽霊会員です。
世の中には
「男」
「女」
がいますね。
ほとんどの人ははどちからに属します。
「両方」
とか
「どちらでもない」
は、いるけれども少数派。
同様に、世の中には
「パクチー好き」
「パクチー嫌い」
がいると考えています。
「どちらでもない」
という中間の人はほとんどいないんじゃないかと思います。
「両方」
という人にはまだ出会ったことがありません。
要するに、パクチーは好き嫌いが明確に分かれやすい食材ではないでしょうか。
「日本パクチー狂会」
はパクチーを愛する人々による、健全な集まりです。
ただし僕自身は過激派でございまして、心のなかではひそかにこんなことを企画しています。
(1)「日本パクチー狂会」認定の政治団体、「日本パクチー党」を作る
(2)ザイオン共和国のモーフィアス大統領(ここをクリック)をそそのかし、資金援助をしてもらう
(3)総選挙に圧勝し、第1党となる。恐怖政治の始まり。
(4)高圧電流つき有刺鉄線で「パクチーの壁」を建設し、パクチー嫌いを隔離する
(5)パクチー爆弾を開発し、壁の向こう(パクチー嫌い地域)を爆撃する
(6)パクチー好き国家と「大東亜パクチー経済圏」を結成し、保護貿易を行う
(7)戦略パクチー兵器を開発し、非パクチー国家に侵攻する
(8)月面にパクチー前線基地を作り、太陽系支配の足がかりとする
(9)太陽系全域を手中に収めた後、冥王星を起点に銀河系進出を狙う
(10)銀河系の全惑星にパクチーを植えることを目的とし、行く手を阻む宇宙人たちを次々と撃破
(11)銀河パクチー帝国を樹立し…
はよ止めんかい!
◆◆◆
パクチーは呼び名がいろいろあるのでヤヤコシイですね。
初めてパクチーを食べたとき、当時のガールフレンド(←たまにはいるんだよ!)から
「中国パセリ」
という食べものだと教わりました。
次のガールフレンド(←たまにはいるんだよ!)は同じものを
「パクチー」
と呼んでいました。
当時は
「タモリのボキャブラ天国」
という番組が始まったばかりで、芸人さんではなく一般視聴者からの投稿を紹介していたと思いますが、そのときに
「インパク知(ち)」
という言葉が使われてて、僕の頭のなかでは
「パクチー」
「インパク知(ち)」
がごっちゃになっていたものよ。
その次のガールフレンド(←たまにはいるんだってば!)は同じものを
「コリアンダー」
と呼んでいました。
当時、
「サラマンダー」
てな題名のB級SF映画をさかんにテレビで宣伝しておりまして、
「コリアンダー」と「サラマンダー」の区別があまりつきませんでした。
そんなわけ、あるかい!
その次のガールフレンド(←たまにはいるんです!)は中国語での読み方を教えてくれたのですが、
「サンツァイ」
だったか
「サンチャイ」
だったか
「チャンサイ」
だったか
「チャンツァイ」
だったか
なにかビミョーに違う発音だったか
どれだったか分からなくなりました。
↑
じつは今でも混乱しています。
調べるなり人に聞くなりすればすぐわかる話ですが、面倒なのでほったらかしです。
◆◆◆
さて、「日本パクチー党」の銀河系支配の第1歩として、東京は経堂というところに
パクチー専門料理店
ができたといううわさが、ザイオン共和国に拉致されている僕の耳にも入ってきました。
先月オープンしたそうです。
拉致されていますので、自ら食べに行くことができません。
誰か行ったことある人がいたら、様子を教えてください。
松宮園生です。
* 日本に食品を輸出したいアメリカ企業
* アメリカから食品を輸入したい日本企業
この両者の仲介をするのが僕の仕事です。
さて貿易って異なる国どうしの取引なわけで、
使う言葉が違いますよね。
ですので、コミュニケーションはいつも面倒です。
でも、そのほかにもいろいろヤヤコシイことがあります。
何がいちばんヤヤコシイかというと、買い手と売り手が何千キロも離れていることです。
そのせいでいろんな手間が生じます。
たとえば…。
◆◆◆
日本のテケテケ食品株式会社がアメリカのグーフィー食品株式会社に電話をしたとしましょう。
「グーフィー食品のギークです」
「ギークさん? こちらテケテケ食品の高橋です。おたくのドライフルーツを1000ケース買いたいんだけど、いくら?」
「2万ドルです」
「もう少しまかりませんか」
「では 1万9000ドルでいかがですか」
「よござんす。それでよろしく」
「お買い上げありがとうございます」
数日たちました。
「もしもし。テケテケ食品の高橋ですけど」
「グーフィー食品のギークです。先日はお買い上げありがとうございます」
「何言ってるんですか。待てど暮らせど荷物が来ないじゃないですか」
「ご注文の品はわが社の倉庫にちゃんと置いてありますよ。テケテケマークを貼ってありますから、すぐに分かります。いつでも引き取りに来てください」
「は? 引き取りに行かなくちゃいけないんですか? 運んできてくれるものだとばかり思ってました」
「おやおや。引き取りに来られるものだとばかり思ってました」
「あははは」
「あははは」
2人は親友になりました。
友情はいいけど、問題が残ります。
要は、売り買いするだけじゃなくて「品物を運ぶ」ことを考えなくちゃいけないわけです。
誰がどうやって運ぶのか。
これを決めないと、いつまでも「あははは」と笑い続けなくてはいけません。
「ではこうしましょう」ギーク氏が言いました。「わたしのほうで運送会社に電話しておきます」
「よろしくお願いします。ではさようなら」
「さようなら」
数分後、今度はギーク氏が高橋氏に電話をかけます。
「ハロー。グーフィー食品のギークです。高橋さんはいらっしゃいますか」
「高橋です」
「さっきはどうも」
「どうも」
「あのう。運送会社を手配すると言いましたが、で、どこに運ぶように運送会社に言えばいいですか?」
「あっ、うっかりしてましたね。あははは」
「あははは」
「えっと、ウチは千葉県袖ケ浦市にありますので、そのへんまでもってきてください」
「分かりました。そのように言います。さようなら」
「さようなら」
◆◆◆
「もしもし。テケテケ食品の高橋です」
「グーフィー食品のギークです。品物は届きましたか」
「何言ってるんですか。待てど暮らせど来ませんよ」
「それはお気の毒です。それが何か?」
「どうなっているんですか」
「どうなっているかと聞かれても…。先日運送会社が来まして、品物を引き取っていきましたよ」
「しかし現実に荷物が来ていないんです」
「それって悪いのは運送会社ですよね」
「それはそうですが、おたくから運送会社に文句を言ってくださいよ」
「えっ。おたくから言ってくださいよ」
「なんですと! そういえば、いざというときにどちらが運送会社に文句を言うのか決めてませんでしたね」
「そうですね。あははは」
「あははは」
2人の友情はさらに深まりました。
「じゃあ、こないだはギークさんに運送会社に電話してもらったので、今度はわたし、高橋のほうから運送会社に連絡することにします」
「よろしくお願いします、高橋さん。ではさようなら」
「さようなら」
で、高橋氏が運送会社に電話をかけます。
「もしもし。シロイヌ運送です」
「テケテケ食品の高橋といいます。アメリカのグーフィー食品にドライフルーツを1000ケース注文しました。それが運ばれてくるはずなんですが、どうなっていますか?」
「少々お待ちください。…ああ、それでしたら、ロサンゼルスの港に置き去りにされていますね」
「えっ、どういうことですか?」
「荷物が大きすぎて、コンテナに入らなかったのです」
「そ、そんな…」
「おまけに、置き去りにされた荷物を誰も面倒みないので、ロサンゼルスの港湾当局がカンカンに怒ってて、犯人には保管料金を払わせるからな! とすごい剣幕です」
「じゃあすぐ保管料金を払ってください」
「それはテケテケ食品さんに請求すればいいですか?」
「ウチが払うわけないでしょう。知りませんよ」
「知らない? でしたら、わたしどもも手の打ちようがありません。わたしどもが払う筋合いのものではないですから」
「コンテナに入らなかったのはグーフィー食品さんの手落ちです。グーフィー食品に請求してください」
「わかりました。少々お待ちください」
「シロイヌ運送の小早川といいます。高橋さんはいらっしゃいますか」
「高橋です」
「グーフィー食品に問い合わせましたが、保管料金を払うつもりはないそうです」
「なんですと? あなたはそれですごすごと引き下がってきたわけですか?」
「当然です。この問題はテケテケ食品さんとグーフィー食品さんの問題です。わたしどもの問題ではありません」
「わかりました。ではわたしのほうでグーフィー食品と話します。いずれにせよ、保管料金はさっさと払って請求書をグーフィー食品に送ってください」
「それはできません。グーフィー食品が払ってくれるというまで、わたしどもは何もできません」
「むむむ…」
で、高橋氏はふたたびグーフィー食品に電話をします。
「もしもし。テケテケ食品の高橋です」
「グーフィー食品のギークです]
「困るじゃないですか。運送会社に聞いてみたら、荷物はロサンゼルスの港に置きっぱなしだそうです」
「その話はシロイヌ運送さんから聞きました。保管料金を払えと言われましたよ。断りましたが」
「なんで断るんですか。支払ってください。そして早く荷物をコンテナに積んでください」
「それは運送会社の仕事じゃありませんか」
「それはそうですが、困ります。責任のなすりあいをしてたら、いつまでたっても荷物はロサンゼルスに置き去りじゃないですか」
「置き去りですね。まいりました」
「こういう場合、どっちに責任があるかを決めておけばよかったですね」
「ほんとですね。あははは」
「あははは」
「…あ、ロサンゼルスの港湾当局から電話が入っています。そのままお待ちいただけますか?」
「分かりました」
↓
1分たちました。
↓
「お待たせしました」とギークが電話口で言いました。「大変なことになりました。ロサンゼルスで暴風雨があって、おたくの荷物が海に流されてしまったそうです」
「ええっ!」
◆◆◆
テケテケ食品の高橋氏。
注文したドライフルーツ1000ケースを受けとることができるのか?
次号、乞うご期待!
(以下次号)
松宮園生です。
こんなメールをもらいました。
◆◆◆
はじめまして。
松宮先生の
「21世紀神様の悩み」
というシリーズが気に入っています。
神様と悪魔というテーマに触発されてこんな文章を書いてみました。
よかったら採用してください。
↓↓↓
神様と悪魔が、人間世界をあいだにはさんで食育チェスを始めました。
(先手)神様: 天地を創造し、大地にブロッコリー、カリフラワー、ホウレンソウなどの野菜を繁殖させ、人間が健康に長生きできるよう取りはからう(ただし、勢いあまって O-157 まで作ってしまった)。
(後手)悪魔: アイスクリームを作りだし、「トッピングにチョコレートはいかがですか?」というセリフを考えだす。人間の男は「チョコレート、いいねえ」といい、女はついでにコーラを注文し、2人とも体重が3キロ増えた。微笑む悪魔。
(先手)神様: 人間の男女がこれ以上太らないようにヨーグルトを創造し、アイスクリームの代わりに食べなさいと人間に命令する。
(後手)悪魔: ヨーグルトに味付けをするため、小麦から薄力粉を、サトウキビから砂糖を作りだし、両者を混ぜ合わせたものを人間に教える。女性さらに太る。
(先手)神様: 健康のためにもっとサラダを食べなさい、と人間に命令する。
(後手)悪魔: サラダにかけるサザンアイランド・ドレッシングと、脂のしみこんだクルトンを作りだす。人間の男女はさらにベルトを緩める。
(先手)神様: 人間がヘルシーなオイルを使うことを期待して、オリーブオイルをもたらす。
(後手)悪魔: 魚のフライと鶏のカラアゲを作りだす。人間はさらに太り、コレステロール値が上がる。
(先手)神様: 人間が体重を落とせるように、ジョギングシューズを創造する。
(後手)悪魔: ケーブルテレビと、チャンネルを変えるのにわざわざ動かなくていいようにリモコン作りだす。人間はテレビに夢中になり、体重増える。
(先手)神様: 脂肪分が低く栄養の豊富なジャガイモを人間にもたらす。
(後手)悪魔: ジャガイモをジャンクフードのポテトチップスに変貌させ、人間に教え込む。
(先手)神様: 「牛肉は食べたきゃ食べてもいいが、健康のために赤身のところだけを食べなさい」と人間に教える。
(後手)悪魔: マク○○○ドを作りだし、ハンバーガーの形で赤身の肉を人間に食べさせる。さらに「ポテトも一緒にいかがですか?」「Lサイズにしませんか?」というセリフも作りだす。生活習慣病がはびこる。
(先手)神様: 溜息をつき、食事指導プログラムや運動プログラムの作り方を人間に教え込む。
(後手)悪魔: 松宮園生にブログを書かせる。チェックメイト。
◆◆◆
なんで最後に松宮やねん!
松宮園生です。
(前回までのあらすじ)
いまは行方不明になっている太刀槌タツオがまだ行方不明でなかったころ、
彼と僕は陰謀の都ロンドンにインド料理を食べるための出張をしました。
最初に入った店は「レッドフォート」という、ロンドンでも人気の名店でした。
食事を堪能した太刀槌タツオと僕。
シェフを呼んで料理を絶賛すると、シェフもニコニコ。
そこまでは良かったのですが、僕のひとことで雰囲気が一変しました…。
そのひとこととは
「ロンドン市内で、ほかのお勧めインド料理店を教えてくれ」
でした。
大男のシェフの顔がみるみる鬼のようになりました。
◆◆◆
しかしここで引き下がるわけにはいきません。
ビビりながらも、僕はつたない英語で言いました。
「はるばる日本からインド料理を食べるために来た。ロンドンに来たついでにインド料理を食べているんじゃないです。インド料理が目的なので、だから他の店にも行きたい」
するとシェフはポケットから紙切れを取り出し、ムスッとしたまま何かを書きつけました。
「これでいいか日本人」
差し出された紙には、店の名前と所在地が走り書きされていました。
全部で3店ありました。
太刀槌タツオと僕は礼を言い、レッドフォートを去ったのでした。
一件落着。
ではありません。
ロンドン到着初日というのに、じつは泊まるところがありませんでした。
(そのいきさつは前回を参照のこと)
「さて、どうしようか」と、太刀槌タツオ。
「んなこと僕に聞かないでくれよ」
「ホテルを予約しよう」
「どのホテルにする?」
「ガイドブック、持ってる?」
「持ってない」
「おれも持ってない。ガイドブックを買おう。本屋に行こう」
「本屋はどこ?」
「本屋がどこにあるかを知るためには、ガイドブックが必要だ。あるか?」
「ないってば。だから買いに行くんだろ」
「そうだった」太刀槌タツオは苦笑いしながら「さっきの店に戻って、近くに本屋がないか聞こう」
「そうしよう」
「じゃあ松宮、聞いてきてくれない」
「なんでまた僕が」
「そりゃお前、あの怖いシェフを丸め込んだ腕があるじゃないか。それにおれは今ちょっと腹が痛くてね。辛さにやられた。イテテテテ」
「ダメだよ嘘ついても。さっきはあんたのせいでこっちが貧乏くじを引いたんだから、今回はあんただ」
「ならジャンケンで決めよう」
「じゃあ3回勝負で」
「それって、先に3勝したら勝ちってことか?」
「違うよ、先に2勝したら勝ちだ」
「それじゃあすぐに決まってしまうじゃんか。5回勝負にしよう」
「3回でいいじゃん」
「5回だよ」
「3回で十分だろ」
「じゃ、3回にするか5回にするか、ジャンケンで決めよう」
「いいとも。3回勝負でいいよね?」
「何を言う。5回勝負にじゃないとダメだ」
「またかよ。だったらそれ自体、ジャンケンで決めよう」
「望むところだ」
「じゃあ3回勝負にするか、5回勝負にするかを、3回勝負で」
「それって、先に3勝したら勝ちってことか?」
…こんなバカな2人は放っておいて、話を進めましょう。
◆◆◆
結局、2人は本屋にたどりつき、ガイドブックを買ってホテルに手当たり次第に電話をし、「ベッド & ブレックファスト」と呼ばれる種類のアットホームなホテルに泊まることができました。
翌日。
さすがに朝食時から営業しているインド料理店はありませんでした(少なくとも当時は)ので、朝食はホテルで済ませました。
適当に市内観光をした後、2軒めの店「セッポイノーラン」にはランチタイムに行きました。
「セッポイノーラン」の前でタクシーをおりた太刀槌タツオと僕。
呆然と建物を見上げ、どちらからともなくつぶやきます。
「これって宮殿じゃないの」
「本物にしては小さいが…。夕べのシェフ、わざと値段の高そうな店を選んだんじゃねえの」
「入る?」
「そだな。まあとにかく入ろう」
外見は仰々しい宮殿のようでしたが、中はちゃんと飲食店仕様になっていました。
天井がたいへん高く、そのせいで高級感はバッチリです。
メニューは2センチもの厚さがありました。ほっとしたことに1品1品の値段は昨日の店とあまり変わらないレベルでした。
問題はその品数の多さです。
1ページに4つ、メニューが紹介されていましたが、
アピタイザー(前菜):6ページ
チキン:12ページ
マトン(羊):10ページ
魚介類:8ページ
野菜:10ページ
全部で46ページ。
ということは184のメニューがあるということです。
(加えてデザートが別途あるわけですが)
「中華料理屋かここは。どれを選べっちゅうねん」
太刀槌タツオが言いました。
自分で選べないなら、人に決めてもらうしかありません。
ウェイターを呼んでオススメを聞きました。
「全部です」
ウェイターが言いました。
↑
こういう答え方するウェイター、日本にもいるよね。
全部、食えるわけ、あるかい!
「仕方ない。松宮、任せたからお前決めてくれ」
「なんでだよ」
「そう言うと思った。自分が食べるものを自分で決められないのは、ガキの証拠だ」
「自分だってそうじゃん」
「ちげえねえ(←深川か)。例によってジャンケンで決めよう」
「じゃあ3回勝負で」
「5回勝負だよ」
「3回勝負で十分だろ」
「じゃ、3回勝負にするか5回勝負にするか、ジャンケンで決めよう」
「いいとも。3回勝負にするか5回勝負にするかのジャンケンは、3回勝負でいいよね?」
「それって、先に3勝したら勝ちってことか?」
…こんなバカな2人は放っておいて、話を進めましょう。
◆◆◆
いろいろ食べました。
「なんつうか」太刀槌タツオが言いました。「辛いだけで味がなくね?」
「あまりいい食材を使ってないんじゃない」
「ありうる」太刀槌タツオはスパイシーオニオン(生タマネギのスライスにカレーの味付けがしてあるもの)を食べながら辛さに涙を浮かべています。「店構えがゴージャスで金がかかってそうなのに値段が高くないということはだ、食材費を削っているな。あの野郎(昨日のレッドフォートのシェフのこと)やりやがったな」
本当に食材費を削っているかどうかは分かりませんが、そういう疑いを持つと食欲もビミョーに減退します。
一応、注文したものは全部食べました。
しかしそこはかとなく納得しきれない気持ちを抱えたまま、食事を終えたのは事実です。
というわけで、
「レッドフォート」
と
「セッポイノーラン」
との対戦は
寄り切りで「レッドフォート」の勝ち。
昼間の「対戦」は終了。
その後ふたたび市内観光をし、日が傾いたころに夜の「対戦」に向かったのでありました。
◆◆◆
後日談ですが、日本に帰って何ヵ月かたったころ、太刀槌タツオから電話がありました。
「なあ松宮。狂牛病って知ってるか」
まだ狂牛病が騒がれはじめて間もないころでした。
「イギリスの?」
「イギリスの。さっきテレビで特集してた」
「それで?」なにやら胸騒ぎがしてきました。「僕らはイギリスに行った。牛肉のカレーも食べた。それが良くないとでも…」
「いや、食べてる部位をよほど間違えなければ大丈夫らしいんだ。ただ、あそこでアレを食ったよな」思い出しました。
あそこというのはセッポイノーランのことで、アレというのは羊の脳のことです。
メニューに載ってない面白いカレーはないのか、と店に聞いたところ、「羊の脳のカレー」を試してみるかと言われ、チャレンジしたのです。
「脳は危ない部位だとテレビで言ってた」
「だってアレは牛じゃなくて羊じゃん」
「それがな」太刀槌タツオは厳かに言いました。「羊には口蹄疫とかスクレイピーとかいう病気があって」
「おいおい」
「羊の脳もヤバイかも」
僕はその場にへたりこみました。
太刀槌タツオは暗い声で言いました。
「狂牛病の潜伏期間は6年から12年だってさ」
(以下次号)
松宮園生です。
僕のオフィスは、オフィスというのもおこがましく、
実は机が1個と小さなテーブルが1個あるだけです。
ま、書斎ですね。
他社(仮にメキマン・パシフィック株式会社
と呼びましょう)のオフィスの一角を間借りしてます。
メキマン・パシフィックは日系の会社です。
従業員の半分は日本人です。
残り半分は英語の人ですけど、われわれ日本人のへんな英語には慣れっこになってまして、ダメな英語でも会話できてしまいます。
そんな環境にいるので、僕の英語はあまり上達しません。
せっかくアメリカにいるのに英語漬けではなく、半分くらい(いやもっと)日本語で過ごしているわけで、これでは上達するはずがありません。
しかも、僕の仕事は
「アメリカの食品を日本人に買ってもらう」
ことであり、
「日本の製品をアメリカ人に買ってもらう」
のではありません。
つまり
* アメリカ人は売り手
* 日本人は買い手(=お客様)
です。
ですので、日本人の僕が英語のセールストークを鍛える必要はないわけで。
↓
ぢゃあアメリカ人が日本語のセールストークを磨いているのかというとそうでもなく、彼らはあまり日本語を話しません。
「自分(アメリカ人)が売りにいかなくても、日本人(松宮みたいな)が買いにくる」
と思っているからだと思いますが。
その代わり、日本人のつたない英語・なまりのある英語を理解する努力をしています。
僕の英語は期待したほど上達してませんが、下には下があります。
昔つとめていたテケテケ商事なんかはアメリカ駐在員が帰国してTOEICという英語の試験を受けたら、笑っちゃうくらいひどい点数だったと聞きます。
ま、だからって自分も下手でかまわない、ということにはならないし、英語が上手くならないのを環境のせいにしちゃいかんなと僕も思います。
そう思い、努力はしています。
どんな努力をしているかというと、DVDを何度も見ました。
で、覚えた単語とか表現とかを翌日さっそく使ってみるのです。
毎日少しずつやってたら少しずつは話せるようになってきました。
よく、
「英語がうまくなりたかったら英語の彼女を作れ」
なんてエラソに講釈たれるオジサンがいますね。
マンガ「俺の空」じゃあるまいし、そんなにあっちこっちでカンタンに彼女なんてできるわけねえだろ!
◆◆◆
その、僕が居候しているメキマン・パシフィック株式会社ですが。
共用の本棚があります。
過去に駐在していた日本人が帰国する際に、日本から持ってきた本を残していったのが並べられています。
読みたい人は勝手に借りて、読み終わったら返します。
図書館みたいなものですね。
いろんな本が雑多にありまして。
マンガなんかもありますが、古いのばっかりです。
デビルマンとか。
かわぐちかいじの昔の作品とか。
ブラックジャックとか。
昔はエロ本(←死語)もあったようですが、セクハラ扱いされる危険性があるというので数年前に処分されたそうです。
誰が持ってきたのかわかりませんが、池波正太郎の本がたんとあります。
あるとき読んでみたらけっこうハマりました。
「鬼平犯科帳」というシリーズと、
「剣客商売」というシリーズです。
ほかにもいろいろシリーズがあるようですが、この本棚にあるのはそれだけです。
この池波正太郎という作家は食べもののことを非常にうまそに書く人で、空腹のときに読むと空腹ぐあいが倍になります。
いろんなレシピが作品のなかに出てくるのですが、なかでもツボにはまったのは
「一本饂飩(うどん)」。
親指ほどの太さの、一本の長いうどん。
どくろを巻いて、ざるに盛られています。
それを、ユズ・擦りゴマ・ネギの入った濃いつけ汁で食べる。
…だそうです。
旨そうです。
食べたいです。
これ、池波正太郎ファンのあいだでは有名な食べものだそうで、こんど帰国したら食べたいと思っています。
でも、どこで食べれるのかな…?
松宮園生です。
■食育のイメージって、ちょいレトロ感ありますよね。
こんな人(↓)を育てたいというのが食育の目的のようです。
* 朝ごはんは手作り和食
* 心をこめていただきますを言い
* テレビを消して家族団らんで食事をし
* 米を愛し
* さびれゆく日本の農業の未来を心配する
↓
良いこと言ってるんだけど、でもやっぱしこれ、昭和だよなあ。
■食育でやってることって、レトロ的なもの多いすよね。
* カルタ作り会
* 紙芝居発表会
* 田んぼや畑で農業体験
* 標語コンテスト(※)
* 「食育するぞー。食育やるぞー。エイエイオー!」と気勢を上げただけで終わる集会
↓
やっぱしこれ、昭和のイベントだよなあ。
(※)日本政府認定の、公式食育標語が3つ存在しています。ホントだよん。
「語りあおう その日のでき事 食卓で」
「好き嫌い しない子 強い子 元気な子」
「いただきます ごちそうさまは 愛言葉」
■食育に燃えてるオバチャンって、昔っぽい感じしません?
* 体型がちょっとメタボ
* 女は家庭料理ができなきゃダメだと思ってて
* しつけの話は大得意
* でも食文化の話はあまりできず
* 栄養学はさっぱり分からない(カタカナ読めない)
* 「食育って大切だよね」とすでに思っている人の集会で「食育の大切さ」を熱弁するのが癖
↓
やっぱしこれ、昭和のオバチャンだよなあ。
いまどきの人は、引くよね。
自治体主催の食育会議みたいなところで、こういうオバチャンが熱弁をふるっているのを、自治体の人がうんざりした顔で聞いている。
(しまった、人選間違えた…)
そんな場面、何度か目撃しております。
なぜうんざりしているかというと、食育会議で「食育の大切さ」を熱弁されても、会議はなにも進まないからです。
■話を戻します。
ということは、食育のキーワードは「昭和の価値観」か?
だとすれば、昭和の食育のテーマソングには演歌がイチバン。
食育演歌の歌詞を作りましたので、だれか節をつけてください。
CDが売れたら、印税はこのように配分しましょう。
* 作詞者:売上の4パーセント
* 作曲者:4パーセント
* 歌手:2パーセント
avex trax さん、よろしくお願いします。
(ちなみにこのパーセントは、業界標準です)
◆◆◆
「食育冬模様」
(イントロ)
メタボに悩むあの人を救いたい。
ファーストフードに依存する子どもたちを救いたい。
過疎に悩む農村を救いたい。
それが日本の妻。
それが日本の母。
それが日本の人の道。
北国の雪は斜めに吹きすさびます。
でもわたしは負けない。
愛する人のために、心をこめて歌います。
「食育冬模様」
お聞きください。
(↓歌詞はここから↓)
あなたお米はありますか
大根白菜鍋料理
食べてもらえぬ手作りレシピ
涙こらえて送ります
あなたひとりで食べちゃダメ
家族団らん豊富な話題
食は心の登竜門
地産地消で風邪知らず
あなた都会は好きですか
田舎暮らしはイヤですか
農村風景守るため
熱く語るよいつまでも
女心に冬の海
あなた会いたい恋模様
女心に冬の海
あなた食べてね恋料理
◆◆◆
どうも最近、疲れてるせいか、羞恥心が薄れてきた気がします。
松宮園生です。
年末年始にアメリカ旅行の予定のある方、必見!(か?)。
外来語なのにカタカナどおり発音してもなんだか通じにくい
英単語がいろいろありますね。
アレ?
なんで通じないの?
そんな事例を、食と健康に関係したところでいくつか紹介します。
■サプリメントを買うためにスーパーマーケットに行ったとき。
「サプリ」
→通じません。察しのよい相手は分かるかもしれませんが。
「サプリメント」
→単語としては通じますが、じつは違う意味になります。
「ダイエッタリー・サプリメント」
→正解。こう言えばビタミンとかミネラルとかのサプリが買えます。
余談になりますが類似の例で
「セレブ」
は通じにくいです。
(日本人慣れした察しのよい人は分かるかもしれませんが)
「セレブリティ」
と言えば通じます。
■アンチエイジングのサービスを受けたいとき(なんか特殊な例だけど…)。
「アンチ・エイジング」
は、相手によって通じますが、通じないことも多い。
「アンタイ・エイジング」
と言えば通じます。
これも余談ですが、同じように、トーナメントの準決勝のことを
「セミ・ファイナル」
とカタカナ表記しますが、このまま発音しても察しの悪い相手には通じにくいです。
「セーマイ・ファイナル」
のほうが通じます。
■「エキナシア」は、風邪のひきはじめによいとされるハーブです。
ポピュラーなハーブで、ドラッグストアなどには当たり前のように置いてあります。
ですが実際には
「イカネイジア」
と発音されています。
■「ビタミン」は、あまり通じません。
「バイタミン」
と発音したら通じます。
■通じるか通じないか試したことはありませんが、飲食店のメニューに「ソフトドリンク」と書いてあるのを見たことがないので、「ソフトドリンク」という言い方は通じない可能性が高い。
「ソフトドリンク」
とは言わず、
「ビバレッジ」
というのが普通です。
■ベトナム料理を食べたくなって(アメリカのベトナム料理は悪くないです)、誰かに
「近くにベトナム料理店ないですか」
と質問する場合、
「ベトナム」
と発音しても通じにくいかも。
「ビエッナム」
なら通じます。
「エ」にアクセントを置いてください。
なお、「ナム」だけでも通じる場合があります。
■日本酒が飲みたくなったら
「ジャパニーズ・サケ」
で通じます。
ただしメリケン(アメリカ人のこと)どもはよく
「ジャパニーズ・サキ」
と発音しています。
■「オーガニック」
「オ」にアクセントを置くと通じない場合が多い。
「ガ」にアクセントを置くと通じます。
■「ミネラルウォーター」
通じることもあります。
通じない相手には
「スプリングウォーター」
と言い換えてみましょう。
■「コーラありますか」という聞き方はあまりしません。
察しの悪い相手だとこう聞かれても何のことかわからないかも。
通じない場合は
「ペプシまたはコークありますか」
という聞き方(具体的にブランド名を言う)をしてみましょう。
類似というか正反対の例ですが
「ホッチキス」
は通じません。
ホッチキスは会社の名前です。
「ステイプラー」
と言わないと通じないです。
■「ケチャップ」
たぶん通じます。
もちっと英語っぽく言いたければ
「キャッチアップ」
と発音してみましょう。
■「マクドナルド」はおそらく通じません。
「ミクダーナルズ」
と発音します。
「ダ」にアクセントを置きます。
(「ミ」にアクセントを置く流派もありまして、前者は「表アメリカ人」、後者は「裏アメリカ人」に多いとか少ないとか…)
■チョコレートのゴディバ
確認したことはないんですけど
「ゴディバ」
とは言わずに
「ゴダイバ」
と発音するのがメリケン式だと思います。
■ティラミス(もともと英語じゃないけど)は
「ス」にアクセントを置きます。
かつ
「ティラミスー」
と最後を延ばします。
類似の例ですが
「カフェラッテ」(これも本来は英語じゃないけど)
は
「テ」にアクセント。
「カフェラテー」
と延ばします。
ただし、
「ラ」にアクセントを置いて
「カフェラッテ」
と発音している人を目撃したことがあります。
両方あるようですね。
「カフェラテー」が甲賀流
「カフェラッテ」が伊賀流
なのかも。
■キッチンつきのホテルに泊まったので野菜炒めでも作ろうと思い、スーパーマーケットに行ったとします。
「ピーマンはどこにありますか」
こう聞いても、はほぼ間違いなく通じません。
「ピーマン? 誰それ?」
と聞き返されます。
「グリーン・ペッパーはどこにありますか」
と言ってください。
ピーマンは英語ではないので。
■スーパーマーケットで豚肉を買いたいとき、豚肉は「ポーク」ですから
「Where is pork (豚肉はどこ)?」
と尋ねるようにしましょう。
「Where is pig (豚はどこ)?」
だと、養豚場に連れていかれます。
または黙って鏡を手渡される場合があります。
松宮園生です。
僕自身がベジタリアンというわけではないけど、
ベジタリアンには興味があるので
ときどきそういう話を書きます。
西暦2000年(今から7年前)の時点で、
アメリカにいるベジタリアンの数は
570万人と推定されていました。
あれからベジタリアンの数も増えているように
見えますので、今頃は600万人とか700万人
とかいるんじゃないかと思ってます。
ただし一言でベジタリアンといっても、
* 厳密に植物性のものにこだわる人
* キホン植物性だけど、たまには肉を食べたりする人
などいろいろいまして、分類するといくつかの「階級」に分かれます。
(詳しい話はここをクリック)
いずれにしてもベジタリアンの数はアメリカに数百万人いるわけで、それだけたんといますと、
「ベジタリアン文化」
みたいなものも形成されちゃいます。
たとえば
* 商業ベースに載るようなベジタリアン雑誌が発行される
* ベジタリアン専門の出会い系サイトが生まれる
* ベジタリアン専門店が流行る
ようなことが起きています。
「VegNews」
というメジャーなベジタリアン雑誌があります。
「ベジニュース」と発音するのか「ベグニュース」と発音するのか知りませんけど、だいたい全米で10万部くらい発行しているようです。
この雑誌は年に1度
「ベジタリアン賞」
というものを発表しています。
毎年やってまして、受賞するとそこそこ名誉です。
今年(2007年)の受賞はこうなっています。
レストラン賞:「スパイラルディナー & ベーカリー」(テキサス州フォートワース)
商品賞:「ナソダ」(完全オーガニックのドレッシング)
パティシエ賞:ハンナ・タイさん
ビール賞:「メイトビザ」
料理本賞:「The Joy of Vegan Baking」
ブログ賞:エコラッツィー
ショップ賞:「ザ・センシュアル・ビーガン」
セレブ賞:レオナルド・ディカプリオさん
レオナルド・ディカプリオを除けば、日本にはなじみのない人や物ばかりですけど、もし皆さんのなかに遠からずアメリカに旅行とかする予定がある人がいたら、
* 「たまには美味しいベジタリアン料理店でも行ってみたい」と思ったら、上記の「スパイラルディナー & ベーカリー」に行ってみるとか(遠いか)
* 「料理好きの友達への土産に気の利いたものを買いたいな」と思ったら、上記の「ナソダ」ドレッシングを買ってみるとか、
* 「家の本棚に英語の料理本でも飾りたい」と思ったら、上記の料理本を買ってみるとか、
ま、よかったらそんな感じでどうぞ。
注目はベスト・ショップ賞の「ザ・センシュアル・ビーガン」で、ベジタリアン専門の(=動物性を一切使っていない)コンドームとか、そのテのものを売ってます。
東京は原宿の「コンドマニア」をご存じの方がいたら、あれのベジタリアン版だと思ってください。
今回はこんなところで。