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2007.10.03 00:41

ヘクタールとエーカー

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松宮園生です。

これまで何度か登場した
「浮気農家のジョン・ソイビーン」。
アイダホ州のはずれでトウモロコシを栽培しています。

こないだ久しぶりに彼のトウモロコシ畑を冷やかしに
行きました。

前日に珍しく雨が降ったためにその日は水量調節をしなくてよかったらしく、仲間で飲もうということになりました。

飲んでいると、村いちばんのインテリ農家(自称コーネル大学卒)が話しかけてきました。
「なあ松宮。先週、世界中の農業ジャーナリストが日本に集まってどんちゃん騒ぎ(←死語)したのは知ってるか」
「どんちゃん騒ぎかどうかはともかく、日本に集まったのは知ってるよ」
「おれの友人が農業ジャーナリストやっててな。日本に行ったらしい」
「ふうん」
「驚いてたぜ」
「何が」
「お前の国って、人口が1億人いるくせに、食料の6割が輸入らしいじゃないか。大丈夫なのか?」
「さあね。でもそのお陰でアメリカの農家は儲かっているんだろ。あんたとか」
「それはそうだが…。あとさ、田畑が複雑にいりくんでるのにも驚いてたぞ」
「狭い国土だからね」
「農家1軒あたりの平均農地面積も小さいらしいな。2ヘクタールもないんだって?」
「バカにしてんのか」
「すまんすまん。そんなつもりはないんだが…」
「まあ、あんたから見たら妙な国に見えるかもな、日本は」
「2ヘクタールという数字が信じられなくてな。アメリカの農家の100分の1だぞ。そんな狭い土地で農業やってて、ビジネスとして成立するのか?」
「しないと思うよ」
「2ヘクタールって、何エーカーでござるか?」ジョン・ソイビーンが口をはさみました。
「5エーカーだ」インテリ農家が答えました。
「うぬぬぬ。驚きもうし候。確かに狭すぎるでござる」
(アメリカ人はヘクタールよりエーカーを使って面積を表現しています)

◆◆◆

その後、自分の農地がいかに広いかについての自慢話が始まりました。

インテリ農家が言いました。
「オレはコーネル大学を出てジャガイモを作っているがね、このあいだ畑の端から端まで歩いてみたんだが、まる1日かかったぜ」

浮気農家のジョン・ソイビーンが負けじと言い返します。
「測ったことはないでござるが、拙者のトウモロコシ畑には繁華街が5つ、あるでござる。それぞれたいへんに賑わっているでござるよ」

すると、今まで黙っていた太り気味の男が言いました。
「おやそうかい。じゃあ、おめえたちの畑と、おらのトラックはだいたい同じ大きさだな」

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