松宮園生です。
ひとくちに食育講師と言っても、生徒さんが大人である場合と
子どもである場合とではぜんぜん違いますよね。
僕自身のことを言いますと、学生のときに1回だけ学習塾で
算数を教えたことがありますが、やりにくかったなー。
子どもの前で話したのはそれきりで、以後、子ども相手の講座は
やったことがありません。
というわけで子ども向け食育講師について語るのは苦手ですので、ここでは大人向け食育講師について書きます。
大人向け食育講師にはいくつかタイプがあります。
ご紹介しましょう。
<昭和型講師>
昭和型講師には2種類あります。
(a)戦前型
笑わない。ギャグも言わない。
教科書をひたすら音読させるような授業を行う。
暗記・暗唱を重視する。
「食育百人一首」なるものを自分で考案し、その句を暗記するよう、生徒さんに要求する。
怒らせると、「貴様!」とか「おのれ!」とか言う。
↑
こんな人、いねーか。
(b)3丁目の夕陽型
おそるべき情熱の持ち主。あまりに暑苦しいので、地球温暖化の一因と疑われている。
食育の大切さを力説するのが得意。
「血圧高いんですけど、グレープフルーツがいいというのは本当ですか?」
なんて質問をされると、みるみる不機嫌になり、
「そんなことは重要ではありません。重要なのは食を大切にする心です。ちゃんといただきますを言ってますか?」
と一蹴する。
少々メタボ気味な女性が多い。
<平成型講師>
平成型講師にも2種類あります。
(a)旧・平成型
バブル期のメンタリティが抜けきれない。
食育とグルメをごっちゃにしている。
行ったことがないのに有名レストランの名前はよく知っており、しかも行ってないのに場所までちゃんと説明できたりする。
自分の価値観がないのでカリキュラムを作るのは苦手だが、カリキュラムを与えられると、なかなか上手にこなす。
意味なく自信たっぷりですが、そこがかえって優秀な先生に見えたりしてちょっとおトク。
声がカン高く、教室の壁とよく共鳴する人が多い。
「いまさら食育なんてねえ」と流行をコバカにする人もちらほら。
(b)新・平成型
今風なタイプ。21世紀型ともいいます。
全体的に自信がないのが特徴。
自信がないせいで、ひたすら勉強をつづける性質があり、いろんな食の講座を次々と受講している。
つまり、講師になったり、受講生になったりと立場がころころ変動する。
「まず受講生になり資格をとる」→「資格をとったら、その講座の講師に昇格」
という路線をたどる人が多い。
みなさんはどのタイプ? ←そんなこと言われても…。
◆◆◆
さて、子ども向け食育講師の話をしますと…
子どもはそもそも一定時間じっと座って人の話を聞くような生物ではありません。
ご自分の子どもの頃を思い出していただければ、想像がつくと思います。
(例外の方もいますが)
また、子どもはこちら(講師)の想定どおりに動いてくれることはめったにありません。
子どもは既成観念にとらわれていないので、質問だって意表をついていますよね。
たとえば稲(お米)の収穫の様子を見学するために田んぼに子供たちを引率したとします。
あわせて水田にいる生き物の観察とかもやったとします。
その後、子どもたちを集めて
「みんな。今日は楽しかった? 質問のある子、いるかな?」
なーんてやったとしましょう。
ある女の子が「はい」と手をあげました。
目のぱっちりした、モテ顔の女の子です。
彼女はこう言いました。
「先生。ここのおじさん、田んぼなんかやってても嫁が来ねえ、嫁が来ねえって何回も言うんですけど、どうしてあたしにばっかりそんなこと言うんですか?」
(以下次号)