松宮園生です。
(前回のあらすじ)
アメリカでは fat-but-fit (ファット・バット・フィット。
ちょい本格派デブこそ健康! というスローガン)
という言葉が流行っている一方で、
ダイエット産業も活況を呈しています。
アメリカでヒットしている5種類のダイエットを、
日本の戦国大名になぞらえて紹介するシリーズです。
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今回は「ウェイト・ウォッチャーズ」。
戦国大名でいうと、上杉謙信に該当します。
いま NHK で日曜夜にやってる「風林火山」では、Gacktが上杉謙信役をやっててなかなかカッコイイです。
上杉家は室町時代から続く、歴史の古い名家でした。
戦国時代には越後(新潟県)あたりを支配していましたが、もともとは室町幕府から任命されて「関東管領(かんとうかんれい)」という要職を担う家系だったのです。
関東管領というのは、関東地方では2番目にエライ人でした。
1番エライ人は「鎌倉公方(かまくらくぼう)」と呼ばれる人で、関東地方における室町将軍の代理役です。
で、2番目にエライのが関東管領。
要は、上杉謙信は歴史のある家柄だったということです。
ウェイト・ウォッチャーズも歴史のある家柄です。
まず、歴史があります。
ウエイト・ウォッチャーズは、「どうやって体重を減らすか」というテーマで人々がグループを作り、定期的に集まったのが始まりとされています。
いまから半世紀近く昔、1960年代のことです。
その過程でいくつか減量プログラムが誕生しました。
1978年にトマトケチャップで知られるあのハインツ社がこのプログラムを買い上げ、「ウエイト・ウォッチャーズ」という会社を作って子会社にしました。
1999年、それまでハインツの子会社だった「ウエイト・ウォッチャーズ」はついに株式上場を果たし、独立会社となりました。
いまでは、減量に役立つ様々なダイエット製品やサービスを世界30ヵ国に提供しています(日本をのぞく)。
次に、家柄もよいです。
イギリスの皇族に支持されているみたいです(全員かどうかは分からないけど)。
ウエイト・ウォッチャーズのダイエット方法は2つのプロセスに分かれています。
* 第1プロセス:3つのおもなプランから1つ選ぶ
* 第2プロセス:定期的に開かれるミーティングに参加し、モチベーションを高める
なお、痩せてる人はこのプランに参加するのを制限される場合があります。
3つのおもなプランというのは、
* フレックス・プラン:いろんな食品にポイントをつけ、ポイントを管理しながらダイエットを進めます。食事の質を制限しない代わり、ポイントにより量を制限します。
* コア・プラン:健康に良い食品を中心に食べることにより、ポイントを数えることなく食事を管理します。食事の量を制限しない変わり、質を制限するわけです。
* ターンアラウンド・プラン:これはある程度ダイエットに成功した人を対象とした、ライフスタイルを整えるプランで、8つのガイドラインにより成り立っています。2004年に開発されました。
フレックス・プランで食品にポイントをつけると書きましたが、このポイントのつけかたが凝ってます。
熱量(カロリー)とか脂肪の量とか食物繊維の量とかを調べ、ものすごく複雑な数式を使ってポイントを導き出すのです。
この数式は、特許になっています。
(以下次号)