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松宮園生です。
今回はお笑いなしだス!
食育に関する新聞記事を読んでると、
「なんだかなー。平成なのに、しかも21世紀だというのに、
昭和っぽいことをやってるなー」
と思う記事もあれば、
「おっ。さすがだな」
と思う記事もあります。
<昭和っぽい記事の例>
■生きる力育む「食」を探求?○×町PTA研究大会で
第**回○×町PTA研究大会が*日、○×小学校で開かれ、集まった関係者100人が食育や学校・地域・家庭が一体となったPTA活動の推進に結束を強めた。
今年の大会主題は
「子どもの生きる力をはぐくむ食について考える。家庭・学校における食育のあり方」。
開会式では、△村※太郎PTA連合会会長のあいさつに続き、○×中吹奏楽部が「ブルースカイ」など4曲を披露した。
基調発表に移り、○×小の☆山×子養護教諭が
「児童生徒の生活習慣と健康等に関する実践調査研究」
と題し、アンケート結果から得られた町内の子供たちの様子を解説。
「○×町の児童生徒は、朝食は食べているが食事内容に課題もある」
「食事、睡眠を整えることが心の健康にもつながっているようだ」
などと述べた。
大会主題をテーマにグループ討議や全体会も行われ、参加者らは食生活について活発に意見交換していた。
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この記事、こういうところが昭和っぽいです。
* なぜ○×中吹奏楽部が「ブルースカイ」など4曲を披露したのかが分かりません。食育と何の関係があるの?
* 「食生活について活発に意見交換」って書いてあるけどさ、実際はみんなが無秩序に自説を披露して終わってるんじゃないの? だって「意見がまとまった」とは書いてないし。
* 要は、このイベント、何をしたかったの?
<21世紀を感じさせる例>
■“弁当の日”九州が最先端 大学生や父母らも企画 全国7割強の55件
子どもたちに弁当づくりを体験させることで、生きる力を身につけさせ、感謝する心を育てようという“弁当の日”の実践が九州で広がっている。
2005年3月末時点でゼロだった九州の実施件数は、この1年半で急増。50件を突破して、全国の7割強を占めるほどになった。
小中高校や教育委員会など教育機関が主体になるだけでなく、大学生が仲間を集めたり、父母らが企画したりと、「九州方式」ともいえる新たな流れも生まれている。
“弁当の日”は、受験勉強ばかりが重視され、生活の中から生きる力を学ぶことが軽視されている現状を危ぶんだ高松市立国分寺中学校の竹下和男校長(58)が提唱。
01年、香川県でスタートした。
九州では06年春、本紙の長期企画「食卓の向こう側」で紹介されたこともあって、8月末現在で55件までに増えている。
今年4月には、九州大学、西南女学院大学短期大学部、福岡教育大学の学生らが実行委員会をつくって、ワークショップ形式で開催、80人を集めた。
10月27日には、福岡県内の10大学の学生が協力し、300人規模に拡大した実施を予定している。
実行委員長の九大4年、有村恵さん(23)は、
「食を学ぶことで、私も周りもハッピーになる。この喜びを友だちに広げたい」
と意気込んでいる。
また、大分県日田市の地域と学校でつくる同市連合育友会母親部は
「食育は本来、家庭の問題。学校に任せるだけでなく、自ら動こう」
と、市内43の小、中学校に呼びかけを始めた。
3日、実施した同市立大明中学校では、個性あふれる弁当が並び、親子双方から「やってよかった」という声が上がったという。
竹下和男・高松市立国分寺中学校長の話。
「質、量ともに九州の実践が群を抜いている。学校や教育委員会主導でない九州の動きは画期的で、この方式が全国に広がってほしい」
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これはさすがだなと思います。
関わっている人たちがさまざまに創意工夫をこらし、この企画が広がっていく努力をしているなあと感じます。
◆◆◆
食育の講座とかイベントとか見てると、
* もっぱら「やる側」が楽しんでいるだけのケース
* ひとりよがりの価値観の押しつけ
そんな企画けっこう多いス。
たとえば前者の記事は、読む側からするとなんだかイベントの意味がよく分からなくて興醒めの感じがします。
後者の記事は、参加者の広い支持を受けるだけの魅力あるイベントだというのがよく分かります。
こういう記事を読むと、ほっとします。
マジメな話、本気で食育やりたいんだったらさ、
* イベントひとつやるにしても目的をちゃんと明確にしてさ
* 細部にもこだわった魅力あるプランを真剣に考える
そういう癖をつけてくれよー。
「ブルースカイ」の演奏なんかで場をごまかすのはやめようよ。
昭和っぽいイベントしか思いつかないのは、企画を真剣に考えていない証拠だと思います。
熱くなってすみません。
僕って、ダサイ企画とか手抜きイベントとか見ると、怒りがおさまらないタイプなので…。
(以下次号)