松宮園生です。
たとえばあなたが何かの試験に
合格したとしましょう。
それは食育講座の試験かも
しれませんし、野菜ソムリエの
試験かもしれませんし、
フードコーディネーターの試験
かもしれませんし、管理栄養士
の試験かもしれません。
その試験に合格すると、資格の
認定証がもらえますね。
同じように、会社が試験を受けて
合格したら認定証がもらえるもの
があります。
食べもの関係でいくつか
紹介しましょう。
食育をする人は、知っておいたほうがよいです。
たくさんあるので、国際的なものに限定します。
* GMP (Good Manufacturing Practice)
ジーエムピーといいます。
「適正製造規範」と訳されますが、なんのことやら分かりませんね。
製薬メーカーが欲しがる人気の認定です。
サプリメントのメーカーにも人気です。
工場ごとに認定を取るので、同じ会社でもA工場は認定があるのにB工場は認定がない、ということがあります。
この認定は、安全面を含めた品質管理がしっかりしている工場であることを示します。
皆さんが薬局で買う薬は、ほぼたいてい、GMP認定を取得した工場で作られているはずです。
* HACCP (Hazard Analysis and Critical Control Point)
ハサップとかハシップとかハセップとかいいます。
ハククプとは言いません。
訳語は「危害分析および重要管理点」。
またも堅苦しいスね。
なんとかしてほしいス。
もっとこう、
「食品安全を脅かす悪の軍団をシャットアウト認定」
くらいに砕けてくれないかな。
HACCP は食品メーカーのあいだで人気沸騰の認定です。
この認定は、食品の製造工程が安全で、不快な混入物(昆虫とか)や危険な混入物(バイ菌や金属片など)が入りにくくなっていることを示します。
GMP と同様、工場ごとに認定をとります。
加工食品を食べるときは、このHACCP認定を取っている工場で作られたものを選びましょう。
* ISOシリーズ
アイエスオーといいます。
イソというとたぶん失笑を買いますので気をつけましょう。
アイソという人もいますが、アイソは失笑をあまり買わないみたいです。
でも微笑ましいと思われる可能性がありますので、プライドの高い方にはお勧めしません。
ISOは認定の総合デパートです。
「ISO認定シリーズ」
というのがありまして、いろんな認定に番号をふっているんです。
ISO9000
はそのひとつ。
分野を問わずいろんな業界のメーカーが欲しがる認定です。
品質管理がしっかりしていることを示します。
食べ物の会社の場合は、食材を選ぶ基準がしっかりいているとか、そういうことです。
ISO14000
この数字が刷り込まれた名刺をもらったら、その会社は
「環境に気を遣っている会社」
だという意味です。
業界問わず、ひろくいろんな会社が欲しがる認定です。
ISO22000
これは比較的新しい認定番号です。
食品メーカーのあいだで徐々に人気がでてきました。
「安全な食品を作っているメーカーだ」
ということを表します。
合格するのがたいへんな認定ですので、合格した工場はエライです。
つまり、9000 は品質、14000 は環境、22000 は食品安全、と覚えていただければよいでしょう。
ほかにもいろんな番号がありますが、食べもの会社に関係しているのはこの3つが代表的です。
このISOは、国際標準化機構という組織がスイスのジュネーブにあり、ここが親分となっていろんな認定の「認定ルール」を作っています。
子分は世界中におりまして、実際に認定する仕事は子分どもが請負っています。
ISOの認定には4桁や5桁の数字がつくわけですが、数字のつけかたには決まりがないそうです。
なんで ISO9000 なのか、なんで ISO14000 なのか、なんで ISO22000 なのか、には理由がない。
じゃあどうやって数字を決めているかというと、サイコロをふってというか、鉛筆を転がしてというか、要はランダムに決めているようです。
そんなわけで、ランダムにやった結果、ISO22000 は途中まで 20543 という数字がふられていました。
しかし覚えにくいとクレームが来まして、四捨五入して 22000 になりました。
あれ?
四捨五入しても 22000 にはならないぞ…。
◆◆◆
今回はちょっとお堅い真面目モードで書きました。
(書いてて自分で居眠りしてしまいましたが)
ところで、先日こんなキャッチフレーズの SNS を見つけました。
「ISO ファンの集まる SNS です。ISO の話題で大いに盛り上がっています!」
↑
ISO の話題って、盛り上がるの?
ISO って、萌えるの?