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2007.06.19 21:47

ナチュロパシー

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食育の世界にご案内します。

◆◆◆

チーフの松宮園生です。

アメリカにはナチュロパシック・ドクターという専門家がいます。
食育と東洋医学を足したような領域のお医者さんです。
ナチュロパシック・ドクターについての詳しい説明はここをクリック。

シアトルにバスティーア大学という有名な大学があります。
ナチュロパシック・ドクターになりたい人が通う大学です。
日本人留学生もちらほらいます。

友人の1人、ドクター・ヨロオネが2年前、念願のナチュロパシック・ドクターのライセンス試験に合格し、昨年開業しました。

ナチュロパシック・ドクターのところに来るのは、
「病気を治したいが、西洋医学には頼りたくない人」
「病気ではないが、専門家の力を借りて病気予防をしたい人」
こんな人たちです。

ある日、
ターザン栄養学の大家チイタッタ先生(メディカル・ドクター)
ヨロオネ先生(新進気鋭のナチュロパシック・ドクター)
松宮園生(バウムクーヘン野郎)
3人で食事をしました。

食事中、チイタッタ先生は
「誰にどういう口実でここの食事代を払わせるか」
を考えていました。
ホントにそう考えていたかどうかは本人じゃないので分かりませんが、そうに決まっています。

その証拠に彼は一計を案じ、食後のデザートが終わったあたりでヨロオネ先生にこんな提案をしました。
「なあヨロオネ先生。今まで診たクライアント(=患者)のなかで、もっとも風変りなケースを比べてみないか。ただし、治った話だけだ。で、相手より風変りな患者の話をしたほうが勝ちだ。負けたほうは、勝ったほうの食事代を払う。審判は、マツミヤ、お前がやれ」
で、そういうことになりました。

先攻はチイタッタ先生でした。
彼は、ネスレという大企業と契約をしていたころの出来事を話しました。
その話は一度書いているので、ここでは省きます。
(その話について知りたい人は、ここをクリック)

チイタッタ先生の話に大笑いしたあと、今度はヨロオネ先生の番でした。
ヨロオネ先生は話しはじめました。

◆◆◆

ヨロオネ先生の診察室に、派手な格好の年配の女性がやってきました。

「今日はどうしましたか、ミセス・メープル?」患者に安心してもらうため、優しく話すヨロオネ先生。
「オナラがでるのよ、先生」と、ミセス・メープル。「オナラが出るんです」
「人間なら誰でもオナラくらいしますよ」
「わたしの場合は、1分に1度、オナラがでるのよ。1分に1度ですよ。昨日の朝からずっとこんな感じで」
「そうでしたか。それはお困りでしょう」
「ホントですよ。理由は分からないんですが、音も匂いもしないのがせめてもの救いですわ。これで音や匂いがしようものなら、恥ずかしくて外出できませんもの」
「はあ」
「なんとかしてください先生。オナラが出続けるなんて情けなくて、情けなくて」
「分かりました」ヨロオネ先生は何種類かの薬草を混ぜ合わせる処方箋を書き、ミセス・メープルに渡しました。「バスティーア大学の付属薬局にこれを渡してください。ハーブのサプリメントを処方しておきました。3日たったらまた来てください」

3日後、ミセス・メープルが眉をつりあげて診察室に入ってきました。

「先生。先生の処方したサプリメントを飲みましたよ。そしたら症状が悪化したじゃないですか」
「悪化しましたか?」
「そうですよ。オナラは相変わらず続いてます。1分に1度、出てます」ミセス・メープルはメガネの奥からヨロオネ先生をにらみつけました。「悪化したように見えるのは好転反応です、なんて怪しいことを言うんじゃないでしょうね」
「どう悪化したんですか?」
「音が出るようになったんですよ、今朝から。昨日まで音がしなかったのに。音が出るんですよ。どうしてくれるんですか。医療ミスですか」
「そうですか。それは良かった」
「なんですって?」
「ミセス・メープル。これであなたの耳は治りました」ヨロオネ先生は言いました。「次はあなたの鼻を治すハーブを処方しておきましょう」

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