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チーフの松宮園生です。
日本・韓国・アメリカは何だかんだ言って政治的な価値観を共有している3国です。
この3国の、「食育」「保健指導」事情をカンタンに比べてみました。
(「食育」と「保健指導」は違う意味の言葉ですが、ここでは「健康増進の方法」という観点から同じように扱いたいと思います)
「食育」や「保健指導」という考え方がもっとも早くから一般に普及したのはアメリカです。
1977年に「マクガバン・レポート」と呼ばれる報告書が発表されて以来、アメリカでは食育や保健指導に関する法律が次々と整えられ、また民間企業が事業として積極的に取り組むようにもなっています。
重要なのは、これまで多くの企業が食育や保健指導に取り組んだ結果、
多くの成功
多くの失敗
を経験しているという点です。
その結果、
「どうしたら成功するのか、どうしたら失敗するのか」
の知識が蓄えられています。
日本はどうかというと、「食育」という言葉じたいは明治時代にすでに一部の専門家が使っていた記録がありますので、その意味ではアメリカよりも早かったといえます。
しかし当時の食育はまったく普及せず、成功の秘訣や失敗を防ぐノウハウなどが蓄積されるようなことはありませんでした。
その後100年のブランクがあり、近年になって「食育」という言葉があらためて注目されるようになりました。
2000年に「健康日本21」が発表され、
2005年に「食育基本法」が制定され、
2008年(来年)には特定保健指導の制度がスタートします。
「食育」「保健指導」の成功例・失敗例がこれからどんどん蓄えられていくことでしょう。
お隣の韓国はどうなっているでしょうか?
韓国は「伝統的な薬膳料理の国」として最近注目されています。
しかし国民の平均的な食生活の実態はわれわれが抱くイメージとは異なり、日本と同様に西洋化がどんどん進んでいます。
たとえば、韓国の青少年の4割以上は、ハンバーガー・インスタントラーメンといったファーストフード・加工食品を週3回以上食べています。
このように国民の食生活がどんどん西洋化してきているにも関わらず、まだ韓国では「食育」に該当するような活動はほとんど行われていません。
ただ、2005年に日本が「食育基本法」を定めたというニュースは韓国でも話題になったようで、
「韓国も食育に力を入れるべきだ」
という意見がぼちぼち出てくるようになりました。
このように、「食育」「保健指導」といった分野のノウハウがどのくらい進んでいるか、という切り口で言うと、大雑把には
アメリカ > 日本 > 韓国
といった進み具合だと思われます。
これはあくまで技術的なノウハウの蓄積という意味です。
もともとの食文化を比較するものではありません、念のため。
今回はここまで。
次回は、「韓国のゴルゴ13 イムさん」の話をします。