食育の仕事をしてみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。
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チーフの松宮園生です。
(前回までの復習)
流しの料理人ラザフォードの呼びだしでアラスカに向かった僕。
メタボ女性に阻まれながらも、タクアン航空のスケタロー社長(メタボ体型)が操縦する小型飛行機でようやくメトラカトラ島に到着します。
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その続きは追って書くとして、今日はちょっと閑話休題です。
ラザフォードがどんなに友情あふれるひどいやつかを説明します(笑)。
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日本人にはBとVの区別とか、LとRの区別とかがつかない、と言われます。
とくにLとR。
僕も区別がつきません。努力してるんですけど。
たぶん「脳」ではなくて「脊髄」レベルで英語を身につけないとできないのかもそれません。
ほんのたまにですけど、このことで流しの料理人ラザフォードにからかわれます。
こんなふうに。
(ラザ)「Love Me Tenderっていう歌、知ってるか?」
(松宮)「知ってるよ。こんな曲だろ? ♪(歌詞を歌う)」
(ラザ)「ワハハハ。オマエが歌ったのはRub Me Tenderだ。やっぱりオマエはホモだったな。攻めじゃなくて受けのほうのホモだ」
(解説)
どっちも「ラブミーテンダー」と聞こえますが、
Love Me Tender: 「優しく愛して」という意味です。
Rub Me Tender: Rubは「こする」という意味になります。
オトナはもうお分かりですね。
分からないオコチャマは、ご両親以外のオトナに教えてもらってください。
なんにせよ、からかわれた僕は怒り狂い、
「ヤマトダンジをからかいやがって。LだのRだの知るか。
こんど戦争するときは、てめーらメリケンを全員、叩き潰してやるからな」
という不穏な捨てゼリフを残して立ち去るのでした。
(このセリフ、英語で具体的になんと言ったのかは気にしなくていいと思います)
ところがです。最近たいへんなことが判明しました。
僕は査証(ビザ)というものをもらってアメリカで仕事しているんですけど、これによると、アメリカ政府は僕を軍隊に徴兵する権利を持っているんだそうです。
つまりですね、日本とアメリカが戦争した場合、僕はアメリカ軍に編入される可能性があるということで…。
「メリケンを叩き潰せねえじゃねーかよ!」
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その生意気なラザフォードを誘って、僕はいちど「ターザン栄養学」の大御所、チイタッタ先生のセミナーに出かけたことがあります。
食べるものに気をつけないと大変なことになる、という主旨のセミナーでした。
満員御礼の会場に、スーツ姿のチイタッタ先生は上機嫌。
ラザフォードと僕はいちばん前の席に座っていました。
「今日集まっておられる皆さんは、食べるもののことを真剣に心配されておられる。そうですね?」
と、壇上に上ったチイタッタ先生はおごそかに、マイクに向かって切りだしました。
「皆さんがご存知のように、いま、食の安全性が危機にさらされています。
どうやって育てたか分からない牛の肉。
市販されている飲み物には発がん性物質。
野菜だって安心しては食べられません。
それに、毎日飲んでいる水に、どんな種類の細菌がはびこっているか、誰も気がついていない!」
さらにチイタッタ先生は続けました。「しかし、何よりももっとも危険な食べ物があります。何年もかけて我々をむしばむ、危険な食べものです。何だと思いますか?」
問いかけられて しん、 とする会場。
聴衆を見まわすチイタッタ先生。
すると、驚いたことにラザフォードが手をあげました。
彼はいいました。
「オレの爺さんは今年で75歳なんですけど、先生。
この世でいちばん危険な食べものはウェディングケーキだと言ってました」
おあとがよろしいようで。