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松宮園生です。
アメリカの農家さんのさわやかな日常の1コマをご紹介します。
◆◆◆
ボブが午前中の草刈を終え、バドワイザーを片手に一息ついていると、幼ななじみのジョンがそこを通りかかった。
ボブはぎょっとした。
というのは、ジョンが左の耳に大きなイヤリングをしていたからだ。
ジョンは古風な男だった。
イヤリングをするようなタイプの男ではなかった。
それがいまはイヤリングをしている。
しかも片方の耳だけ。
ファッションセンスでも変わっただろうか?
と、ボブは不思議がった。
なにより、似合っていなかった。
ボブはジョンに歩み寄り、こう言った。
「おい、なんだよその耳はよ。心境の変化でもあったか?」
「ほっといてくれ。たかがイヤリングくらいで騒がないでくれよ」
と、ジョンは恥ずかしさに赤面して答えた。
ボブはしばらく黙っていたが、好奇心にたえきれずにまた口を開いた。
「で、いつからイヤリングをしているんだ?」
「おれのトラックの中に、こいつが落ちててな」ジョンは答えた。「女房が見つけた。それ以来さ」
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