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2007.04.12 01:47

食育は英語で何というの? その5

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松宮園生です。

フード・ディバイドにちょっと関連する話をします。
硬い内容ですけど、ご辛抱を…。

まずフード・ディバイドの復習。
ヘルシーフードを食べる人はますます食べるようになり、食べない人はますます食べなくなった。これをフード・ディバイドといいます。
ナチュラル系のレストランが流行るいっぽう、脂たっぷりの大型ハンバーガーがバカ売れ。
これは先進国共通の現象のようです。

--------------

では本編。

カラダにいいと分かっていても、なかなかヘルシーフードを食べない人々がいます。
なぜでしょうか?
どうしたら、食べてくれるのでしょうか?

ノルウェー、アメリカ、フランスの食育専門家が、この問題についてそれぞれ論文を書いているのを発見しました。

(世の中にはいろんな論文があるんですねえ)


■まずはノルウェーの食育専門家、オスロ大学のベア博士の論文…。

ノルウェーにも栄養士さんが大勢います。
その栄養士さんのグループが知恵をしぼって、さまざまな「食育授業」を学校の教育現場で実施しました。
それこそあの手、この手を使って。

(日本では、「あの手」というのは紙芝居で、「この手」というのはカルタであることが多い。理由不明)

しかし、そうやって考えぬかれた子供向け食育授業ですが、じっさいにはあまり効果がありませんでした。

ヤケクソになったある学校では、「食育授業」というのを廃止してしまいました。
そのかわり、単純に、野菜や果物を教室で配りはじめたのです。

するとどうでしょう。子供たちはその日から野菜や果物をせっせと食べはじめました。
黙っていても配られるので、なんの抵抗もなくそのまま食べてくれるそうです。
これにより、子供たちの食習慣は大きく改善しました。

という話が、論文になっています。

(教訓: 大マジメに「食育授業」を考えた栄養士さんたちの立場は…?)


■次にアメリカの食育専門家、カリフォルニア州立大学のハーマン博士の論文…。

日本の農林水産省に該当するのが、アメリカでは USDA (米国農務省)です。
食育の仕事をしているとよく出る言葉ですので、食育に興味のある方は覚えておくとよいでしょう。

さて、USDA はアメリカ国民がもっと野菜や果物を食べてくれるよう、さまざまなキャンペーンをしていましたが、
あの手、この手を尽くしたなかでもっとも効果があったのは、ごく単純に
「野菜・果物」のクーポン券
を配ったことでした。

クーポン券をお店にもっていくと、野菜・果物がその場でもらえるわけです。
「せっかくタダなんだから」
といって人々はいそいそとお店にいき、クーポン券で野菜・果物をもらい、ついでに追加で野菜や果物を買うんだそうです。

以上がハーマン博士の論文です。

(教訓: 博士、これ、論文にするほどのものではないのでは…?)


■最後に、フランスのダーモン博士の論文…。

ダーモン博士がフランス国内を調査してまわった結果、
「フランス人の食生活は、所得が少ないほどヘルシーフードから遠ざかる傾向が強い」
ということが明らかになりました。
(→フード・ディバイドです)

このことからダーモン博士は、
「所得が少ないほどヘルシーフードから遠ざかるのはなぜか、ということを、政府は本気で調査するべきだ」(←それってアンタの仕事では…?)
「裕福な人もそうでない人も、等しくヘルシーフードが手に入るように、政府がなんらかの経済政策をうつべきだ」
と主張しています。

以上が論文の内容です。

(教訓: どうでもいいけど、ダーモンって、なんだか悪魔っぽい名前だなあ、と不謹慎なことを思うのは、僕だけ?)

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