食育の仕事をしてみたい人、必見!
人気「野菜ソムリエ」と「プロダクション・チーフ」が
食育の世界にご案内します。
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チーフの松宮園生です。
(前回の復習)
最初のプレゼンテーションは不本意な結果に終わった主婦のAさんでしたが、2度めのプレゼンテーションは大成功。
ついに念願の「食育デビュー」を果たしました。
彼女を変えた3つの魔法とはどのようなものだったのでしょうか…?
◆◆◆
Aさんの姉は広告代理店の仕事をしています。
3つの魔法はその姉から妹に授けられたものでした。
「大事なのは相手を知ること」
と、姉はいいました。
「あなたのプレゼンテーションを聞く相手はほとんどオジサン。オジサンがどんなプレゼンテーションを望んでいるのか、それを考えなさい。そしたらいろんなことが分かるわよ」
男社会をたくましく生き抜いた姉ならではの指摘でした。
姉は続けました。
「オジサンはね、表面は男女平等とかいいながら、心の底では主婦を軽く見てる。あなたはそこを利用しなさい」
主婦を軽く見ているオジサンを驚かせなさい、というのが姉の戦略でした。
オジサンを驚かせるポイント。
まず、
「サラリーマンのこと、けっこうよく分かってるねえ」
と思ってもらう。
つぎに、
「えっ、そんなことも知ってるの?」
と言わせる。
最後に、
「食育の話ではこの人には勝てないな」
と感じてもらう。
この3つがポイントだというのです。
最初の、
「サラリーマンのこと、けっこうよく分かってるねえ」
は、
「好感」をもってもらい、「共感」を生みだすということだそうです。
次の、
「えっ、そんなことも知ってるの?」
は、
「ビジネスの知識がある」ことを示すことだそうです。
サラリーマンは、ビジネス知識のある女性に弱いのです。
ただの主婦、と思っている相手の口から、ビジネスのキーワードが出てきたら、サラリーマンは仰天します。
このギャップが、成功を呼ぶのです。
(先入観と実体とのギャップが恋をまねく、というのに似てます)
最期の、
「食育の話ではこの人には勝てないな」
は、
「食育の現場」を知らないサラリーマンには食育はムリ。家庭や学校などの「現場」を知っている主婦こそが、食育の担い手になれる。ということをサラリーマンに思い知らせることです。
まとめるとこうなります。
「おれたちサラリーマンには、食育の現場はよく分からん。逆にこの人は食育の現場ことをよく分かっている。それにビジネスの知識もあるみたいだから、おれたちとも話が合う。じゃあ、この人にわが社の食育をお願いしよう」
こういうストーリーです。
なるほど、とAさんは思いました。
主婦のことを「ただの主婦」と思っているサラリーマンどもにはムカつきますが、そう思われているんだったらそれを逆手に取るだけです。
じゃあ具体的にはどんなことを話したら
「サラリーマンのこと、けっこうよく分かってるねえ」
「えっ、そんなことも知ってるの?」
「食育の話ではこの人には勝てないな」
という展開に持ち込めるのでしょうか?
そのヒミツは、次回にて。