食育の仕事をしてみたい人、必見!
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食育の世界にご案内します。
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チーフの松宮園生です。
(前回の復習)
「食育基本法」という法律ができ、
厚生労働省
文部科学省
農林水産省
の3省が、それぞれ独自に食育活動を展開しています。
その様子を、1800年前の中国を舞台にした「三国志」になぞらえて解説します。
厚生労働省は、蜀(しょく)という国に
文部科学省は、呉(ご)という国に
農林水産省は、魏(ぎ)という国に
それぞれ、なぞらえたいと思ってます。
(ま、ムリヤリといえばムリヤリですけど)
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今回は、厚生労働省の食育です。
厚生労働省は、年間8億円くらいの予算で、食育を進めようとしています。
厚生労働省の食育は、目的が明快です。
なにを目的としているかというと、「メタボ対策」です。
国民の食習慣が「食育」によって変われば、メタボが減るかもしれない
メタボが減れば、病気になる人も減るだろう
病気になる人が減れば、医療費も減るだろう
こういう、明らかな目的があります。
また、メタボ対策は、個人の利益と国のもくろみが一致しています。
すなわち、
個人にとっては自分が健康になる
国にとっては医療費を減らせるかもしれない
ということです。
一致しているので、厚生労働省の食育に反対する人はいません。
三国志の蜀という国は、目的の明快な国でした。
この国の目的は、「滅びかけた漢帝国を復興させる」ことでした。
当時、「漢帝国を復活させる」というスローガンに正面から異議を唱える人はいませんでした。
つまり、厚生労働省の食育と、三国志の蜀は、よく似ているわけです。
厚生労働省の食育には、さらに
「科学的にしっかりした方法をとろうとする」
という特徴があります。
たとえば、厚生労働省は
「食育の基本は箸の使い方だ」
とは言いません。
肯定もしないし、否定もしません。
なぜなら、本当にそうなのか、そうでないのか、という科学的根拠がないからです。
(なにかを証明する科学的根拠のことを、「エビデンス」といいます。食育の仕事を目指す方は、この言葉を覚えておきましょう)
厚生労働省の食育には、3つの問題があります。
1つ。厚生省の食育活動に便乗して怪しげな健康法を商売にしようとする人が後をたちません。厳しい罰則が存在しますが、それでも健康被害は起きています。
1つ。厚生労働省の食育は科学的にしっかりした方法ではあるのですが、「分かっちゃいるけどやめられない」人にどう対処するかが、未解決です。以前述べた、「てやんでえべらんめえ型」ですね。タバコをやめられない人に、タバコの害を説いてもあまり効果がないのと同じです。
1つ。厚生労働省の食育活動には、専門的な知識が必要です。だれでもできるようなことではありません。したがい、担い手がなかなかいないのです。
担い手がなかなかいないという点は、三国志の蜀と共通しています。
蜀は人口の小さな国で、戦争の担い手(兵隊の数)に乏しい国でした。
ひとりひとりの兵士は、強かったのですが…
ここで、「担い手がいない」というところに注目してください。
担い手がいないということは、担うことのできる人にとっては大きな活躍の舞台になります。
食育の仕事を目指す方、いちど厚生労働省の食育について調べてみることをオススメします。
次回(その3)では、文部科学省の食育についてレポートします。