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チーフの松宮園生です。
アメリカの話をします。
マサチューセッツ州というところで内科の医師をやっている知り合いがいます。
仮に、ドクター・チイタッタと呼ぶことにしましょう。
ドクター・チイタッタは
「ポルトベローマッシュルーム」
という種類のキノコを愛する人物です。
ポルトベローマッシュルームは直径が10センチくらいあります。
(写真みてください)
2001年ころ、アメリカではこの食材がちょっと流行しました。
とくにイタリアンレストランで、いっとき定番の食材だったようです。
チイタッタ先生の住んでいる近所に、
「ポルトベローマッシュルームのガーリックソテー」
が絶品なレストランがあります。
というか、このレストランの近所に彼が引越ししてきた、というほうが正しいでしょう。
僕も何度かこの店で先生と食事をしました。
チイタッタ先生はサプリメントを山のように飲む人でもありました。
食事の後、30粒くらいのサプリメントを飲むのです。
はじめてその光景をみたとき、僕は目を丸くしました。
その様子をみて、チイタッタ先生は言いました。
「なにもそんなに驚くことはないよ。オレの友達はみんな、こんなもんだよ」
ドクター・チイタッタが食後に飲むサプリメントはこんな内容でした。
*マルチビタミン(いろんな種類のビタミンを錠剤1粒に凝縮したもの)
それ以外に、さらに
*マグネシウム
*クロム
*亜鉛
*マンガン
*セレニウム
*コエンザイムQ10
*イプリフラボン
*GLA(ガンマ・リノレイン酸)
「日本人はサプリメントは飲みません。飲んでも1粒とか2粒とかですよ」
と僕は言いました。
先生はすこし考え込んでいましたが、しばらくして
「オレを日本に連れていけ。セミナーを開いてオレにしゃべらせろ。日本人がもっとサプリメントを飲むように、オレが仕向けてやろう」
などと突然いいはじめました。
いやー、それって大きなお世話だと思いますよ。
と僕は言いたかったのですが、英語でなんていえばいいのか「とっさの一言」が分からずにもごもごしていると、チイタッタ先生はさらにこうつけくわえました。
「これはオマエがオレを日本に招待するんだからな。旅費はオマエ持ちだぞ」
「は?」
「飛行機はファーストクラスまでは気の毒だから要求しないから、ビジネスクラスでいいよ。それから、ここの勘定もオマエ持ちだ」
「は?」
さて、僕がこの強引なチイタッタ先生と知り合ってそろそろ5年になります。
この5年間、サプリメントに対する日本人とアメリカ人の反応の違いを意識することが多かったのですが、その違いがどこから来ているのか、ちょっとした理論を組み立ててみました。
名づけて、「ターザン栄養学理論」
どういう理論なのかは、次回(その2)にて説明します。
(今回は予告編で終わってしまった…)