松宮園生です。
今回は農業系の話です。
就農センターというのが各都道府県にあると書きましたが、
農政局というのもありまして、
これは関東に1箇所、関西に1箇所、九州に1箇所、というふうに国内に数箇所あります。
先日ある農政局の友人から電話がかかってきまして、
「ガイジンさんに集まってもらって日本の農産物を紹介するイベントをしたいのだが、面白い企画はないか」
という質問でした。
この友人とは、よくアイデアを交換したりしてます。
えっ、それって、日本の農産物を輸出するってこと?
ちょっとビックリしました。
日本は食糧の自給率が低い国で、海外からたくさん輸入している国です。
だいたい60パーセントを海外から買っています。
シンガポールみたいにほぼ100パーセントを国外から買っている都市国家を別とすると、日本のこの数字は先進国のなかではダントツに高い数字です。
そんな国が、農産物の輸出なんてまさか、と思ったわけです。
でも調べてみたらこんなことが分かりました。
分かったことその1。
農林水産省は、農産物の輸出を奨励しています。
農林水産省のウェブサイトを見てみてください。
堂々と書いてあります。
分かったことその2。
海外で日本の果物はけっこう人気があるようですね。
たとえばリンゴ。
ヨーロッパではリンゴの「ふじ」がスーパーマーケットに普通に並んでいます。
値段はふつうの値段です。
でもヨーロッパの「ふじ」は日本の「ふじ」よりひと回り小さいので、ひょっとしたら名前は「ふじ」だけど品種は違うのかもしれません。
たぶん、日本で作っているのではないと思います。
海賊版、ですね。
驚くのはアジア。
台湾や中国の上海あたりではここ数年で大金持ちが増えましたが、
その大金持ちが日本の果物を好んで食べているようです。
日本のリンゴが1個1万円で売れたり、みかんも数千円という価格がついたりするとのこと。
(どの品種が売れているのかは不明です。勉強不足で…)
知り合いの中国人に聞いたら、日本の農産物はやはり美味しいのだそうです。
手塩にかけて丁寧に育てているからだと思います。
農林水産省もそこに目をつけたらしく、日本の農産物を海外に売ろうと頑張り始めたわけです。
そんなことをしたら日本の食糧の自給率はもっと下がってしまうのではないでしょうか?
大丈夫なのかな?
いや、でも、農家の人がそれで儲かって生活がうるおうのだったら、それはそれでいいのかもしれません。
1万円出しても欲しがる人がいるリンゴ。
そんなリンゴを作れる日本って、すごい。
このことの是非については、いろんな人のいろんな意見はありますけど、
まあこれからの日本はネギだのホウレンソウだのを中国から輸入し、
リンゴだのみかんだのを中国に輸出するわけです。