G10 |
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長老 ![]() 投稿:415 |
穀物などの食料資源が値上がりし、焦っている国は日本だけではありません。 日本を含めた以下の国々は「G10(食料純輸入国グループ)」と呼ばれています。 自給率の低い国のことですね。 * 日本 * スイス * ノルウェー * アイスランド * 韓国 * 台湾 * リヒテンシュタイン * モーリシャス * イスラエル ↑ 全部で9ヶ国です。 もともと10ヶ国あって、1国(ブルガリア)が脱退したのですが、今でも「G10」と呼ばれているそうです。 |
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Re: G10 |
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長老 ![]() 投稿:2951 |
世界貿易機関(=WTO)の農業交渉では、ますます農産物輸出大国にとって都合のいい内容の採択が行われようとしています。たとえば「モダリティー」と呼ばれるもの。「保護削減の基準」と訳されます。簡単に言ってしまえば、食料輸入国の多くが「自国の農業なんてどうなっっちゃってもいいもん!じゃんじゃん輸入しちゃうもん!」と考えて輸入大国になっているわけではなく、なんらかの理由により輸入大国に「陥ってしまっている」のだということです。そして現状をこれ以上悪くしたくない、なんとか国内農業を活性化させたいと考えているのであり、それには「効率よく大量の農産物を作ることが可能な条件をそろえた国からの安い農産物の流入」を食い止めなければならない。そこで関税率を高く設定するなどの「保護政策」をとっている・・・その保護を削減する義務を食料輸入国側に負わせよう、というのが今行われている貿易交渉なのです。 自力で自国民の食料がまかなえない国は沢山あります。がその原因として・・・内戦や貧困など「保護するべき農業すらなく苦しんでいる国々」は支援や援助の対象ですから「G10」の国とは事情が異なるわけですね。「G10」の国々の顔ぶれをみれば農業以外の分野では、なかなか魅力的な国が揃っているわけです・・・いってみれば文明国なわけですね。が・・・気象条件だったり、政治だったり・・・農業がうまくいっていないわけです・・・ もちろん国民の意識の問題もあるでしょう。私達消費者も、自国の農業をないがしろにすることが、こんな大変な事態を招くなんて、想像していなかったのです。いえ、もっといえば「農業をないがしろにしている意識」すらなかったのです。ただ「好きなもの」を食べていただけ。それがこんな重大なことになろうとは。 今書いたように輸出大国なんて、たまたま現在「効率よく大量の農産物を作ることが可能な条件が揃っているだけ」なんです。いつどうなるかわからない。今輸出したいから、モダリティーを唱えているけれど、いざ条件が揃わなくなったら、さっさと輸出をやめるだけです。 この「モダリティー」の合意がなされるのは今年(=2008年)5月の中・下旬だろうと言われています。会議の場所はジュネーブです。 G10の国々はただ、嫌だ嫌だ、と駄々をこねているわけではありません。農業の多面性と自国における農業の価値を訴えながら(食料自給率は低いけれど、農業を軽視しているわけじゃないんだよ、というアピールをしているわけですね)「モダリティー」によって生じる新たな農業問題への対応を求めているのですが・・・なかなか・・・ このほどひらかれたG10農業団体会合にはJ全中、スイス、ノルウェー、韓国、アイスランドの5カ国が参加して、農業交渉の閣僚会議が行われるさいには、ジュネーブ近辺で再度会合をひらき2007年6月に採択した「全世界の農業者代表による共同宣言」を基に、新たな共同宣言をつくり、署名を呼びかけるそうです。 共同宣言しても署名を集めても・・・モダリティーの採決を阻止することは難しいかもしれない・・・あとは・・・国民が自国の農産物しっかりと選択し、いくら輸入しても売れない、という事実を作って対抗するしかないのでしょうか・・・ |
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2004年「シニア野菜ソムリエ」(旧呼称シニア・ベジタブル&フルーツマイスター)認定第1号。学生時代の専攻は生化学でNR等を取得しています。「農業、野菜&果物、栄養学、食育」を「話す/書く/作る」を通してお伝えします。お問い合わせはinfo.toyama@gmail.com |