開発魚 |
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長老 ![]() 投稿:2847 |
「開発魚」・・・聞きなれない「魚類」の名前です。 昭和39年に113%という魚介類自給率のピークを迎えたあと、下がり続ける一方の「おさかな自給率」。 お魚の摂取量の減少が問題になる中、それ以上のスピードで現象し続けているのが「おさかな自給率」です。 養殖もし、栽培漁業に取り組んでも 自給率は減る一方。 その分輸入魚介類が増えるわけで 現在の「おさかな自給率」はカロリーベースで55%ほどです。 世界各国の経済発展やヘルシー志向の高まりにより魚類の需要が高まっている中 資源確保のため漁獲高の制限をもうけざるを得ない魚介類も増えて 魚類も穀類同様「お金さえ出せば買える」という状況ではなくなっています。 魚介類自体が不足しているのです。 お魚が食卓に上る頻度が減っていることは 健康的な日本型食生活推進の観点からも改善が必要なのですが 家庭で調理するお魚は減っても 回転寿司の大人気や中食、外食需要は好調で 「おいしい魚を安く、大量に欲しい」との声はむしろ強まっているのだそうです。 そこで・・・ 独立行政法人 水産総合研究センター 開発調査センターさんでは今 「世界中の海から、日本人の口にあう新しいおさかなを見つける事業」に取り組んでいます。 現在すでに「開発」した数は46種。たとえば・・・ *マグロ≠アカマンボウ *スズキ≠ナイルパーチ *カンパチ≠スギ *江戸前マアナゴ≠中国産巨大マアナゴ * 同上 ≠アンギーラ(ウミヘビ) *スルメイカ≠アメリカオオアカイカ などなど。 いずれも・・・黙ってだされれば、左側に並べた昔ながらの日本の味と区別がつかないようです。 多分みなさん、知らず知らずのうちに食べてます・・・ 例えばアカマンボウ。 「色の褪せたトロ」のような風情のこのお魚は「ネギトロ」に。 また・・・ちゃんとしたお店で食べるアナゴはシャリと平行にアナゴがのっていますが、安物だと斜めにスライスしたアナゴがのっていますよね。 この斜めスライス・・・固めでデカイ大アナゴやウミヘビを調理した証拠です。 また巨大なイカはペルーの港で早速、胴だけにされ(ゲソや白い巨大なエイかと見まがうほどのエンペラはその場で廃棄)送られてくるのですが・・・ スーパーマーケットの冷凍魚介類コーナーで売られている「ペルー産ロールイカ」ってありますよね・・・ あれがこれです。 ちなみにウミヘビ・アンギーラですが・・・ 日本では「マルアナゴ」というもっともらしい名前がついているので「アンギーラ」とは表示されないようです。アンギーラなどは20年前まではすてられていた魚介類だったのだとか。 食料増産は世界の命題ですから、 新しい食料を探し出しているこの事業は称賛されることはあっても、非難されることはないでしょう。 フードマイレージの問題は残るでしょうけれど。 ただ・・・表示だけはちゃんと行っていただき、ちゃんとお安く供給していただきたいものだ、とは思いました。 ツキナミな感想しかありませんけど・・・ 4月6日のフジテレビ「プレミアA」の報道を参考にさせていただきました。 どこにどんな「開発魚」が生息しているのかがわかる世界地図はこちらです。 「シルバーヘイク」のかまぼこだの 「アロツナス」のツナの缶詰もどきだの 「クサカリツボダイ」のヒラキだの・・・そういうのが食卓にのぼる日も近いかもしれません。 http://jamarc.fra.affrc.go.jp/kaigyo/kaiiki.htm |
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2004年「シニア野菜ソムリエ」(旧呼称シニア・ベジタブル&フルーツマイスター)認定(第1号)。学生時代の専攻は生化学でNR等を取得しています。「農業、野菜&果物、栄養学、食育」を「話す/書く/作る」を通してお伝えします。お問い合わせはinfo.toyama@gmail.com |
Re: 開発魚 |
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長老 ![]() 投稿:723 |
参考図書をご紹介します。 「似魚図鑑(にざかなずかん)」 http://astore.amazon.co.jp/shokuikuprodu-22/detail/4883808629 ![]() 「普段の食事で知らず知らずのうちに口にしている代用魚(開発魚)。ネタ本として食欲が減退するほど楽んでいただけることうけあいです!」 ↑ だそうです。 |
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